リゼ・ヘルエスタ
「あ、あの……」
「なんですか?」
「…き、きょうってあったかいよね」
「そうですね。少しずつ温かくなってきますね」
「…………」
「ちょっと…撫でて欲しいなぁ~~なんて」
リゼ・ヘルエスタは隣を歩いている男のことをチラチラ見ている。
「分かりました」
「………///」
撫でられている、リゼ・ヘルエスタはとても幸せそうな笑顔を浮かべている。
「これでいいの?」
「…い、いいです。もっと…お、お願いできますか?」
「いいですよ」
それからリゼ・ヘルエスタが満足するまで撫でるのは続いた。
――――――――――――
アンジュ・カトリーナ
「ねぇ、ねぇ…」
「なんですか?」
「もっと構ってよぉ~~」
「もうちょっと待ってくれませんか?あと少しで仕事の方がひと段落するので」
「アンジュより仕事が大事なの!?ねぇねぇ!!」
「…アンジュの方が大切だよ」
「そうだよね。だったらもっとアンジュのことを構ってよ!」
「わ、わかりましたよ、それじゃ何をして欲しいんですか?」
「じゃあまずは…頭を撫でて」
「仕方ありませんね」
すると男はアンジュの頭を優しく撫でた。アンジュはとっても気持ちいい良さそうな顔をしている。
「気持ちいい~~」
「そうなんですか?」
「うん!とっても気持ちいい!キミはマッサージとかの方が向いていると私は思うんだよね」
「…向いていないですよ」
「向いていると思うけどなぁ…」
「そんなことないですよ」
話をしながら撫でていると…少しずつ男は撫でる手を止めた。
「そろそろいいですか?」
「だめ!だめ!アンジュはまだ満足してへん!!」
アンジュが満足するまで1時間以上の時間が掛かったのだった。
戌亥とこ
「ねぇ、構ってくれへん」
「え…いいですけど……」
「どうしたん?そんな驚いた顔して」
「だ、だって…戌亥さんの方からそんなことを言ってくるなんて一度もなかったので」
「そうだっけ…。私はいつでもあんたに構って欲しいと思ってるよ?」
「…え…?」
「…好きな人に構って欲しいと思わない人なんていないんじゃない。もちろん、私もあんたに構って欲しいよ」
「………///」
「恥ずかしがってる、あんたも可愛いよ」
「………///」
戌亥とこに囁かれて…男の方の顔はもう真赤だ。人間は恥ずかしいとここまで顔が赤くなるのかと思ってしまうぐらい。
「…それで構ってくれるん?」
「あ、はい…喜んで…」
「それはよかったわ。構ってくれへんかったらちょっといたずらしちゃうところだった」