東方有無録   作:印鑑

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…弾幕?ああ、気弾ね。

「…『相手の能力を無効化する程度の能力』だって!?」

 

「…ええ、そうよ。」

 

 

オッス!オラ紀流!

どうやら、俺は凄まじい能力を持っているらしい。

『相手の能力を無効化する程度の能力』との事だ。

…そんなに凄いのか?俺は二人に聞いてみる。

 

 

「…凄いも何も、相手の能力を無効化出来るのよ!」

 

「まさに無敵の能力…凄いな…」

 

 

この二人がここまで言うのだから、多分凄いんだろう。

何か気分良くなってきた。

 

 

「ちょっと試しに能力を使ってみたいんだが…。」

 

「私達に対してって事?別にいいわよね、魔理沙。」

 

「ああ、構わないぜ。」

 

「じゃあ、一旦外に出ましょうか。私達の能力なら、外に出た方が分かりやすいわよ。」

 

 

俺達は外に出た。

俺の前方約3メートルに、霊夢と魔理沙が並んで立つ。

 

 

「さあ、祠弥。あなたの能力、見せてみなさい。」

 

「こっちの準備は出来てるぞ~!」

 

 

…じゃ、やってみますか。

 

 

~数分後~

 

 

・俺の能力について分かった事

 

効果範囲はそんなに広くない(相手一人or自分一人が限界)。

つまり、大勢の人の能力をいっぺんに無効化したりは出来ない。

 

無効化出来るのは相手の「能力」のみ(攻撃を受け止める、出来なくする等は不可能)。

ただし、相手の攻撃が能力によるものなら無効化可能。

 

 

…結論。そこまで強くは無かった。

いや、そんなことはどうでもいい。俺が今知りたいのは…

 

 

「何だか凄いんだか凄く無いんだかよく分かんない能力だな。」

 

「弾幕は消せないのね。」

 

「…その弾幕ってのは何だぁ?」

 

「「えっ?」」

 

「…えっ?」

 

…何なんだその顔は。そこまで驚く事かぁ?

何せ能力使ってたら二人がいきなり無数の光る気弾?を撃ってきたので、

もう少しでパニックを起こしそうになったのだ。

 

 

「…なあ、一応俺この世界の住人じゃ無いんだぞ。」

 

「あ、そっか。」

 

「じゃあ、今度は私が説明するか。

弾幕ってのはな…まあ一度見たから分かるかもだが、光る弾だ。

能力持ちの…というよりは霊力を持ってさえいれば、誰にだって撃てるんだ。

但し、練習は必要だけどな。」

 

「…そういえばあんたは最初、弾幕撃てなかったわね。」

 

「それが普通だ!霊夢は最初から霊力を馬鹿みたいに持っていたから、

たった五歳で妖精を何体も倒せたんだろ!?」

 

「…………。」

 

「そのどや顔止めろ!」

 

 

はい。また謎のワードが出て来ました。

 

 

・今回のワード

霊力、妖精

 

 

…霊力はなんとなく分かるが、妖精って何だよ。

いや、妖精が何なのかぐらいは知ってるぞ。羽生えた小人だろ?

 

 

「…そうだ。折角話題に上ったし、祠弥も弾幕撃って見たくない?」

 

「はい…。」

 

「おっ、いい考えだな。じゃ、霊夢。早速祠弥の霊力がどのくらいか確認してやれよ。」

 

「分かったわ。」

 

 

そう言った後、霊夢はまた俺の頭に手を置いた。

が、すぐに離した。

 

 

「ん?霊夢、どうしたんだ?」

 

 

あれ?何かやな予感が…

 

 

「霊力量…たったの5…」

 

「5!?そこらの妖精でももっと持ってるぞ!?」

 

 

これはひどい。妖精以下ですか…人生終わったな…。

 

 

「…ま、まあ気にする事無いぜ祠弥…私も最初はそのくらいだった。」

 

 

魔理沙が俺を慰める。

 

 

「…霊夢は?」

 

「え?霊力量?だいたい一万くらいだったわよ。」

 

「何て奴だ…」

 

 

お前はブロリーかよ。

可哀想だが、所詮俺はクズなのだ…

…と、ここまで来て俺は思い出した。

この世界に有無を言わせず俺をほっぽりこんだ、神様との会話だ。

 

 

     紀流回想中…

 

 

「…ドラゴンボールの技を使えるようにするって出来るか?」

「朝飯前さ♪但し威力とかは君次第だけどね♪」

 

 

…そうだった。俺は「ドラゴンボール」の技が使えるのだ。

 

 

「…撃てるかもしれない。」

 

「「えっ?」」

 

 

二人が同時に首を傾げる。

 

 

「弾幕。多分撃てるわ。」

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