「え?撃てるの?」
「多分な。」
「「えええええ!?」」
オッス!オラ紀流!
俺は全くと言っていい程霊力を持っていないことが判明。
一瞬絶望したが、ドラゴンボールの技を使える(と神様に言われた)事を思い出した。
この力があれば十分弾幕の代わりになるんじゃね?
「本当に撃てるの!?」
「大丈夫だ、問題無い。」
何か凄いフラグを建てたような…気のせいか。
「ほう…大した自信だな祠弥…」
魔理沙、顔が獲物を見つけた狼だぞ。止めろ笑うな。怖い。
「じゃあ、私と勝負だぜ!」
はい、フラグ回収~。
ちなみに言って無かったが、魔理沙が撃ってきた弾幕に俺は全弾ぶち当たりました。
速度と威力がおかしい。
…霊夢、何とか言ってやってくれ。
「…良いんじゃないかしら?」
ちっきしょおおおおお!!救いは無かった!
「じゃ、使用スペルカードは二枚!
先に相手に二回被弾させた方の勝ちだ!」
「それじゃあ、よーい…」
「…スペルカードって何d(ry」
「始めっ!」
おーーーーーい!!!
「先手必勝!」
その言葉と同時に、魔理沙は無数の弾幕を出してくる。
小さな七色の星形弾だ。綺麗だが、当たると痛い。
…って冷静に分析してる場合じゃねえっ!死ぬわ!
「逃げるんだよぉおおおおお!」
俺は全力ダッシュで逃げる。自慢じゃないが、足の速さには自信があるからな。
「…速っ!本当に霊力ほとんど無いのかよ!?」
え?魔理沙が驚く程俺って速いk(ガンッ!)
…木に激突しました。原因・前方不注意。
「…。」
「…。」
…うん。二人の目線が痛い。
霊夢が必死で笑いを堪えているのが分かる。魔理沙も同様だ。
何とかこの場を取り繕わないと…よし、とりあえず…
「…笑うな!命が惜しかったら笑うな!」
れいむと まりさの がまんが とかれた!
少女爆笑中…
「…………。」
「あはは…あ、ごめん祠弥。つい…」
霊夢の方が早く笑い終わった。魔理沙はと言うと…
「…はははははははははははははhaげほっごほっ…!」
…まあ、なんとなく予想はしていた。にしても笑い過ぎだろ…
「…じゃあ、続けるぞ。」
「いwいwぜwっw」
この野郎…その笑いをすぐに消してやるぞ…。
俺は手を後ろに引き、力を溜める。
…よし、チャージ完了。覚悟しろよ…魔理沙!
「あだだだだだだだだだだだだっ!」
俺は両手を前に突き出す。それと同時に、俺の手から青い気弾が次々と発射される。
「はははははは…えっ?」
魔理沙が気づいた時には、滅茶苦茶な量の気弾が彼女に襲いかかっていた。
「おっと危ない!」
魔理沙は素早く箒を使って急上昇する。
咄嗟の事で反応が遅れたが、そこは魔理沙。一発、それもかするだけに被害を抑えた。
「ちっ、当たったのは一発だけか…」
「…危ね~、何とか一発だけで済んだ…。」
「判定が面倒だから、魔理沙が一回被弾した事にするわよ。」
魔理沙は祠弥の気弾がかすった所を見る。
…少し焼き焦げていた。もしもまともに喰らっていたら…
「…ちょっと侮ってたな。」
魔理沙は気持ちを引き締める。祠弥は本気なのだ。
やはり、ちゃんと相手をしよう。
「スペルカードの発動を宣誓するぜ!」
「!?」
遂に出たか、謎のワード「スペルカード」!
さあ、どんな物なんだ?直訳すると「呪文券」だが…
俺が見ていると、魔理沙は懐から一枚のカードを出した。
…何か某王様と某社長が戦うマンガに出てきそうなカードだな…
「魔符『スターダストレヴァリエ』!」
魔理沙が高らかに叫ぶと同時に、さっきとは比べ物にならない程大量の星形弾が
俺に向かって飛んでくる。
おお凄い、だが当たらなければどうという事はない!
俺は再び猛ダッシュで避けようとする。だが、甘かった。
走ろうと後ろを向いた途端、星形弾が列を成して襲いかかってきた。
「ナニィ!?」
サイヤ人の王子みたいな声を出す間もあればこそ、星形弾はどんどん接近してくる。
その内の一つがモロに背中を直撃した。一瞬意識が遠のき、そのまま前に倒れる。
「祠弥、一回被弾。残り被弾回数、両者共に一回。」
霊夢の至って冷静な声に俺の意識は引き戻された。と同時に星形弾を避ける。
危ない危ない…。だがこのままだとまたあっという間に被弾して負けるだろう。
仕方ない、一か八かだ。俺はある技を頭の中でイメージする。
…あれ?これって技か?大丈夫か?
「このまま押し切ってやる!」
魔理沙の気合いと連動するかの様に、前よりも更に速く、スピードの増した星形弾が俺を襲う。
俺は意識を集中させ、思いっきり地を蹴った。さあ、成功するかっ!?
「…なっ!?」
魔理沙が驚く。それもそのはずだ。
何故なら俺は今、魔理沙よりも高い場所に要るから。つまり…
「『舞空術』、大成功♪」
…空を飛んでるってことだ。
「…さあ、第二ラウンド始めっか!」