ひろプリに野良猫系キャラを入れてみた   作:獅子河馬ブウ

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第127話 復讐

ツイスターの放った竜巻は動けないソラに向かって襲い掛かり、そのままソラは竜巻に呑まれそうになる。

 

「ソラさんッ‼︎」

 

だが、その直前にウィングが飛び出すと竜巻よりも早く動いてソラ元に行く。それから彼女を抱えて救出し、竜巻はウィングがいなくなった1秒後にソラのいた地面を大きく抉って消失する。それを見たバタフライは胸を撫で下ろし安堵の息を吐く。

一方でツイスターは竜巻がソラに当たらなかった事に不満そうな顔を浮かべてソラを助け出したウィングに声をかける。

 

「…私の邪魔をするなんてどういうつもりかしらウィング?」

 

「邪魔するに決まっているじゃないですか!?貴女が今何しようとしたかわかっているんですか!?ソラさんを攻撃しようとするなんて!」

 

思わず怒鳴り声を上げるウィング。先程は何とかソラを助けられたが、もしウィングが動くのが遅れたらソラは大怪我じゃ済まされない事になっていたのだ。その事を理解しているのかとツイスターに問い詰めるが彼女は無表情で答える。

 

「それがどうしたの。そんな奴絶交したからもう友達でもなんでもない。ただの目障りな存在よ」

 

「なっ、本気ですか!」

 

いくら洗脳状態にあるとはいえツイスターがソラの事を友達じゃないと言ったことが信じられなった。ソラとツイスター(らんこ)の間には互い意見をぶつかり合い喧嘩を(一方的に)してきたが最終的には仲直りして育んできた紛れもない友情が存在していた。だがそれをあっさりと手放したツイスターにウィングは信じられなかった。

 

「ウィング、取り敢えずソラを渡しなさい。そいつにはきついお仕置きをしないと気が済まないから」

 

「そうはいきませんツイスター。貴女が怒る気持ちは理解出来ます。確かにソラさんは貴女に不意打ち同然の攻撃をしました。それでもソラさんに仕返し…いや、手を出すのは間違っています」

 

ソラの身をこちらに引き渡す様に言ってくるツイスターにウィングは拒否する。その際に細くなった目で睨みつけられ一瞬たじろぐが直ぐに睨み返す。

 

「これは最後の警告よ。そいつから離れなさい」

 

「離れません!」

 

一歩も引かないウィングを見てツイスターは悲しげな表情を浮かべると軽く息を吐きウィングを睨む。

 

「警告はしたからねっ!」

 

そう言うとツイスターは一気にウィングへと距離を詰めて風によるドリルを纏った右腕を突き出す。それを見てウィングはソラと共に咄嗟に後退して避ける。

 

「逃げるんじゃないわよッ!」

 

逃げるウィングを追いかけるツイスターはまるでフェンシングの様に連続で右腕を突き出していく。対してウィングは後退しながら連続の突きを避けていくが、ソラを抱えた状態だとやや動きが鈍ってしまう。そのため次第に攻撃は身体を掠っていった。

 

「くっ、このままじゃソラさんに攻撃が当たる」

 

自分の身体はプリキュアである事から一般人と比べて頑丈でツイスターの攻撃が命中しても多少は大丈夫だろう。だけど抱えているソラは今変身してない為当たれば大怪我をしてしまう。それならと地面を蹴り空を飛ぶ。

 

「だから逃げるんじゃないってのッ!」

 

上空を飛ぶウィングに向かって右腕を突き出すと再び竜巻が襲い掛かるがウィングはそれを避ける。ツイスターも諦めず彼へと連続で竜巻を放つが、それらは全て避けられてしまう。

 

「チッ!何で当たらないのよ‼︎」

 

普通なら沢山撃ち込めば一つくらい当たってもいいのにそうはならない。これは相変わらずツイスターの不運が招いた事に見えた。しかし、それは違う。それはウィングが風の流れを読んで冷静に竜巻を避けていたからなのである。

 

(まさか航空力学で学んだ風の流れを此処で活かすことになるなんて…)

 

まだプリキュアに成る前の頃、ウィング(ツバサ)は空を飛ぶ為に毎日航空力学について学んだ。その中にあった風の流れについて勉強したお陰でツイスターの放つ竜巻の動きを読み何処を飛べば巻き込まれずに済むか判別できる様になったのだ。最もそれがランボーグではなくツイスターとの戦いで発揮されるとは彼自身思わなかっただろう。

一方でツイスターはこれ以上は無駄と判断し次の攻撃に移ろうとする。

 

「だったらこれはどうよ!」

 

するとツイスターは右腕に纏わせていたドリルを消失させると再び白い霧が集まり今度は両手に纏わりつくとまるで巨大な拳に変化する。

 

「デカっ!?いや、それ以前に先程のドリルもそうでしたが自由に色んな物を作れるんですか!?」

 

「その通りよ!喰らいなさい!」

 

霧で出来た拳をウィングに向かって放つがウィングはこれを簡単に避けてしまう。だが、そこでツイスターの攻撃は終わらず拳が無くなったら再形成して再びウィングに向かって放つという繰り返しの作業を行っていく。

 

「いい加減落ちなさい‼︎」

 

「しまっ…がっ!?」

 

下から飛んでくる白い拳にウィングは必死に避けるが脚に命中しバランスを崩してしまいソラと共に落下していく。そして地面にぶつかる直前ソラだけは何とか守ろうと彼女の身体を抱きしめ、自身の身体をクッション代わりにしようとする。

 

「ウィング!ソラちゃん!」

 

「ば、バタフライ!」

 

しかし地面に衝突になりそうだった時、バタフライが一気に駆け抜けてウィング達を纏めて受け止めた事で衝突を免れた。

 

「大丈夫2人とも」

 

「ええ、僕は大丈夫です」

 

足を攻撃されたが其処まで大きなダメージは無く歩行に支障は無いようだ。だがソラは攻撃は当たらなかった物の虚ろな目は変わらずブツブツと独り言をして未だに自分の世界に囚われている。

 

「兎に角ウィングはソラちゃんを少し離れた所に連れて行って…いや、今のソラちゃんを下手に遠くに置いたらそれはそれで危険だから工事現場の入り口でお願い」

 

「わかりました。でも、バタフライは?」

 

自分がソラを連れて行く間バタフライは何をするのか問うと一瞬、悩ましい表情を浮かべるが腹をくくり覚悟を決めた表情を浮かべる。

 

「今度は私がツイスターを止めるよ」

 

「わかりました。すぐに戻りますのでお気をつけて」

 

「だから逃げるなって言っているでしょ!」

 

その場から離れようとするウィングをツイスターは追いかけようとするが其処にバタフライが立ち塞がる。

 

「そこを退いてバタフライ。今の私は腹の虫が治らないから邪魔すると怪我するわよ」

 

「まぁ、そうカッカしないで。確かに怒るのも無理ないよ。だってお腹に大きな痣なんて出来たら文字通り腹を立てる物だよね。まぁ、ここは一度冷静になって美味しいアップルパイを摘みながら話し合おうよ」

 

今はソラを安全な場所に連れていく時間を稼ぐ。また出来れば大好物なアップルパイを出せばツイスターの食欲に刺激されてソラに対する怒りよりもそちらへ意識が向いてくれるかもと思ったのだ。

 

「ふざけないで。そんな交渉に私が応じるとでも思っているの?」

 

「だよねー」

 

しかし、やはりというべきか今のツイスターは話に応じてくれなかった。もしも小腹が空いていればワンチャンあったかもしれないとバタフライは残念に思いつつも意識を切り替える。

 

「なら、あんまりしたくないけど実力行使をするね」

 

「言っておくけど今の私は力が満ち溢れているの。バタフライでも勝てる可能性は低いわよ」

 

「忠告ありがとう。でも悪いけど可愛い妹が非行をしようとするのを止めるのがお姉ちゃんの役目だからね」

 

そう言うとバタフライは戦いの構えを取る。対してツイスターも再び両手に霧を纏わせる。

 

「失礼な事を言わないでよ。私のは非行じゃなくてちゃんと仕返しする正当な権利があるから非行とは言わないわ」

 

「まぁ、痛い思いをしてやり返したくなる気持ちは分からなくないよ。けど、それが本当に正しいと思っているの?」

 

今のソラへの復讐が正しいのかと指摘されるとツイスターは無言になり己の拳を見つめ瞳を閉じる。

 

「……私は前に虐めを受けた時は仕返しなんてせず、ただ耐えてその虐められる毎日を過ごしていた。仕返しをやるなんて意味が無いと思ってた……でもっ!」

 

「消えっ!?くっ!」

 

一瞬ツイスターの身体が霧の様に散り散りになり消えた事にバタフライは驚くも瞬きをした瞬間、目の前に霧が集合しツイスターの姿になるとバタフライに殴りかかりバタフライも咄嗟に腕を交差して防御する。

 

「今は違う…何せ仕返しを…復讐をやり遂げられると思ったらこんなに胸が踊るのよ!こんなの初めてよ‼︎

 

「ぐっ、うわあああああっ!!!」

 

赤く光る狂気的な瞳を向けられたバタフライは恐怖を感じ力が緩んでしまう。その影響でツイスターに殴り飛ばされると地面に着地。直様追撃を仕掛けてくるツイスターに投げキッスを放ちツイスターは防御する間も無くその身で受けて爆発に巻き込まれる。

 

「当たっ!いや、違うっ!」

 

一瞬攻撃が命中した事に喜びかけるも直ぐに表情は変化し、背後に向かって回し蹴りを放つと其処にはツイスターがいつの間にか立っておりバタフライの蹴りを受け止める。

 

「反射神経はまぁまぁね。けど、片足を取られちゃったら身動きは取れないなんて考えなかったの?」

 

そう言うとツイスターはバタフライの顔に向かって手を向けると其処に風が収束していく。それを見たバタフライは危機感を感じて逃げようとするが、片足をしっかりと掴まれてしまって逃げ出せずにいた。

 

「ちょっ、タンマタンマ!」

 

「タンマは無しよ。吹き飛びなさい!」

 

バタフライの要望を聞かずそのまま身動きの取れない彼女に向かって収束した風を放とうとする。

 

「ちょ、まっ、待ってえええええっ!なんてね」

 

「なっ!?」

 

しかし、その直前にバタフライは地面に着いているもう片方の脚で風を溜めていたツイスターの手を蹴り上げた事で風は天高くへと飛んでいき消失する。

 

「もう一撃っ!」

 

更にバタフライは蹴り上げた脚をすかさず戻すと地面に体が落下する前にツイスターの腹部に向かって蹴りを入れようとする。ただ、その蹴りをツイスターは直ぐに先程風を放とうとした手を戻すと受け止めてしまった。これによりツイスターが完全にバタフライの動きを封じ込める。するとギロリと言わんばかりにツイスターはバタフライを睨みつける。

 

「バタフライ…あんた、よりにもよって大怪我をしているお腹に蹴りを入れようとしたわね」

 

「え?…あっ、ご、ごめんね!お詫びに後で正露丸をあげる…じゃ駄目?」 

 

「駄目に決まっているでしょうがあああああああああっ!!!」

 

絶対許さんと言わんばかりにバタフライの両足首を脇の下で挟み込んだツイスターはジャイアントスイングを行い。遠心力によって回転もより強力になっていき勢いがついてきた所にバタフライを放すと彼女は遠くへ吹き飛ばされる。

 

「くっ、まだだよ!」

 

だが、バタフライは宙返りをして体勢を立て直すと迫り来るツイスターに投げキッスを放とうと唇に指を添えるが先程のやり取りを思い出す。

 

「(いや待って、これだとまた爆煙で姿を消して死角から襲いかかってくる)それならこれだよ!」

 

何か思いついたバタフライは数十枚の小型バリアを作るとそれを掌に乗せ忍者の手裏剣の様にツイスターに向かって撃ち込んでいく。

 

「バリアを小さくして武器として飛ばしてくるって中々の発想をするわね。でも、そんな物私に通用しないわ!」

 

迫り来るバリアにツイスターは臆する事なく突撃をし、バリアはツイスターの身体をすり抜けたのだ。

 

「ええっ!?またさっきの様に!?」

 

「ええ、そうよっ!」

 

「があっ!」

 

バタフライは驚いている隙にツイスターによって腹部を叩き込まれてしまい、彼女は地面に叩き落とされる。それと同時にツイスターはマフラーの一部を千切るとバタフライ目掛けて飛ばして彼女の両手と両足首を縛り身動きを取れない様にする。

 

「ぬ、抜けないんですけど!」

 

「当たり前よ抜け出せない様に固定したんだから。それにバタフライの場合はミックスパレットって厄介なアイテムを持っているから暫く気絶して貰うわよ」

 

ツイスターはバタフライに向かってトドメを刺さんと言わんばかりに再び手を向けて収束した風を放とうとし、それを見たバタフライは慌ててマフラーから抜け出そうと必死にもがくが抜け出せずにいた。

 

「じゃあ、今度こそふきt「ひろがる!ウィングアターック!!!」んなっ!?」

 

バタフライに攻撃しようとした時に目の前にオレンジ色の閃光、もといウィングが突撃をしてきてツイスターは咄嗟に後退する事で命中を避けた。

 

「ウィング!」

 

「危ない所でしたねバタフライ。待っていてください今すぐ助けてだしt「そうじゃなくて前!前見て!」え?おわっ!?」

 

バタフライの警告に一瞬理解出来ず取り敢えず前を振り向くといつの間にかツイスターが懐まで潜り込んでおり、ウィングの顎に向かってアッパーを決めようとする。彼はそれを咄嗟に回避した事で攻撃はギリギリ掠める程度で済ませた。

 

(脳が…揺れ…!)

 

ただしその一撃はあまりにも強力であったが為、掠ったのみでも脳震盪が起きてしまったウィングはバランス感覚を崩して地面に膝をつく。

 

「あら、来て早々もうおしまいかしら」

 

「ま、まだです!」

 

脳震盪で足がふらつき吐き気を感じるがウィングはそれを耐えつつも立ち上がりツイスターに向かって駆け出し飛ぶ。

 

「ひろがる!ウィングアターック!!!」

 

先程は不発に終わったが今度こそ当てると言わんばかりにウィングはツイスターに向かって突撃する。だが、今のウィングは脳震盪によりコンディションは良くない。それによってウィングアタックのスピードも普段と比べて低下。ツイスターにとってこれを避けるのは簡単だ。

 

「あら、それで私に攻撃しようとするつもりなの?だとしたら舐められたものねっ!!!」

 

「ぐっ、あああああああっ!!!」

 

迫り来るウィングにツイスターは上半身を後ろに反る事でウィングアタックを回避し其処からオーバーヘッドキックの要領でウィングに蹴りを叩き込む。蹴りを入れられた事でウィングは吹き飛ばされてしまう。

 

「オオオンッ!?」

 

「うおっ!なんだって、ウィング!?」

 

そして偶然にもウィングが吹き飛ばされた先にはトールと戦闘するワシオーンがおり、ワシオーンは死角から飛んできたウィングに顔面が衝突し地面に崩れ落ちる。対して戦ってたトールも突然の出来事に驚きを隠せないでいた。

 

「あら、悪いわね。巻き込むつもりは無かったけど運悪く当たっちゃったわ」

 

「ツイスター…」

 

気を失っているワシオーンに軽く謝罪するツイスターを見るトール。改めて彼女の姿を見るがやはり見た目の色が変わっただけでなく洗脳により性格も変化している事にトールは歯を食いしばる。

トールにとってツイスターは自分の掛け替えの無い大事な彼女だ。そんな彼女が洗脳され次々と友達に手を出すという尊厳破壊を目の当たりにするトールは我慢の限界に来ていた。

 

「さて、ウィングとバタフライは動かない事だしそろそろソラに仕返しを「いい加減にしろツイスター!」…はぁ、なによトール」

 

邪魔者は居なくなりいざソラに仕返しに行こうとするが其処にトールが呼び止めた事にツイスターはうんざりした表情で彼を見つめる。

 

「幾ら洗脳されているとはいえウィングとバタフライを攻撃して、挙げ句の果てにソラさんに手を出すのはやめろ!」

 

「なによ。攻撃すると言っても私はソラにお腹を殴られた仕返しがしたいだけよ。それにウィング達に関しては邪魔するから仕方なく火の粉を払ったまでよ」

 

自分は悪くないと言いたげな態度なツイスターにトールは一瞬唖然となるも直ぐに彼女に対して目を細める。

 

「何よその目は?まさかあんたも私の邪魔をするつもり?」

 

「…正直にいえば俺はツイスターに手を出したくない…けどなぁ!止めないと後で後悔するのはツイスターだ!だからこそ絶対に止めてやる!」

 

全身から青白いオーラを放ちツイスターのこれ以上の仲間達への暴行を止める為にトールは動き出すのであった。

 

─おまけ─

 

これはもしもの世界線。洗脳されているツイスターがもしもバタフライの説得時に小腹を空かしていたらの世界線である。

 

ウィングがソラを安全な場所へ避難しようとしてそれを逃さんと言わんばかりに追いかけようとするツイスターの前にバタフライが立ちはだかる。

 

「そこを退いてバタフライ。今の私は腹の虫が治らないから邪魔すると怪我するわよ」

 

「まぁ、そうカッカしないでよ。確かに怒るのも無理ないよ。だってお腹に大きな痣なんて出来たら文字通り腹を立てる物だよね。まぁ、ここは一度冷静になって美味しいアップルパイを摘みながら話し合おうよ」

 

ウィングがソラを安全な場所まで連れて行く時間を稼ぎたいバタフライは正直交渉に応じないと思い半分冗談のつもりでツイスターを説得しようとする。ツイスターもあまりにもふざけた説得内容に怒り出すだろうとバタフライはそう思って彼女を見る。

 

「アップル…パイ…」

 

「あれ?」

 

するとどうだろうか。アップルパイと聞いて一瞬ツイスターは動きを止める。それを見たバタフライは予想外の反応に目を見開く。

 

(もしかして…意外とイケるかも)

 

ソラを安全な場所まで連れていく時間稼ぎの目的であったが、ツイスターの食欲が洗脳された状態でも変わらずあった事でひょっとしたらこのまま対話で解決出来そうだと思っている。

 

「(なら、一気に畳み掛ける!)そうだよツイスター!大好きなアップルパイだよ!シナモンがたっぷり入ったアップルパイにヨヨさんのハーブティーを飲んでさお腹を満たそうよ!そうすればお腹の痛みも吹っ飛んで幸せになるよ!」

 

「アップルパイ…ハーブティー……幸せ…」

 

希望を見たバタフライはツイスターを説得しようと好物のアップルパイの話をするとツイスターはバタフライの言った言葉を反芻して反応をする。

 

『幸せゲットだよ』

 

誰だこいつ?

 

洗脳されている状態にも関わらず相変わらず頭から知らない声が響いてきたツイスターだが暫く地面に顔を俯いた後、バタフライに視線を向ける。

 

「……ハーブティーじゃ無くてロイヤルミルクティを要求するわ」

 

「交渉成立!」

 

こうしてバタフライの交渉技術により見事ツイスターの胃袋を掴む事に成功して取り敢えず血生臭い争い事は一時中断となりツイスターは小腹を満たす事になったのだ。尚、ソラに対する恨みが消えたかどうかは定かではなかった。

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