ひろプリに野良猫系キャラを入れてみた   作:獅子河馬ブウ

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第140話 シャララボーグの決着

プリズム達がバッタモンダーをやな感じー!にさせていた頃、その近くにある場所ではプレシャスとベリィベリーのコンビがシャララボーグとの戦闘を繰り広げていた。

 

「やああああああっ!!!」

 

「はああああああっ!!!」

 

接近戦を得意とするプレシャスは間合いを詰めて拳で連打するのに対してその背後からはベリィベリーによる電撃球でシャララボーグへと襲い掛かるがシャララボーグはマントを盾にして防いでしまう。

 

『ランボーッ!』

 

「っ!」

 

そしてシャララボーグは攻撃を防いでいる隙にもう片方の手をプレシャスに伸ばして捕まえようとする。対してプレシャスは突然の事に対応できずにそのまま捕まりそうになる。

 

「そうはさせん!」

 

『ランッ!?』

 

しかし、そこへベリィベリーが電撃をプレシャスを捕まえようとしたシャララボーグの手に命中させるとシャララは怯んでしまう。

 

「ありがとうベリィベリーさん!」

 

「気にするな。それよりも攻撃を続けるぞ!」

 

電撃によって怯んでいる今がチャンスだ。2人はシャララボーグへ再び突撃する。

 

「喰らえーっ!」

 

「2000キロカロリーパーンチッ!!!」

 

ベリィベリーの電撃と共にプレシャスはシャララボーグへ渾身の一撃を叩き込もうとする。

 

『ラン、ボオオオオオオグッ!!!』

 

「うわっ!?」

 

だが、先程まで怯んでいたシャララボーグは剣を振り電撃とプレシャスの一撃を相殺する。そしてパワー負けしたプレシャスは吹き飛ばされるもベリィベリーの隣に着地する。

 

「わ、私のパンチが効かないなんて…!」

 

今まで戦ってきた中で上位に該当するシャララボーグの強さにプレシャスは驚きを隠せずにいた。対してベリィベリーは当然だと言わんばかりに頷く。

 

「流石シャララ隊長、ランボーグと化しても強い…いやランボーグにされた事で強化されたのか?」

 

以前からシャララと共に任務をこなしてきたベリィベリーは彼女の強さを把握していたが今回ランボーグにされた事でキュアプレシャスを追い詰めている事に苦い表情をうかべる。先程も普通のランボーグなら電撃で怯みプレシャスの一撃がモロに入ったが、シャララボーグはベースとなるシャララの戦闘能力が強く影響し怯んでも1秒足らずに復帰してプレシャス達の攻撃に対応できたのだ。

これが試合とかであれば興奮するが生憎これは試合ではなくる戦いだ。下手をすれば命を落としかねない状況なのだ。

 

(私もプリキュアに変身出来ていれば…!)

 

自分がプリキュアであったなら。そんなもしもを考えてしまうのも無理はない。ベリィベリーは実力的に並の人間より強い。しかし、それでも単身でランボーグを倒すなんて出来ず、プリキュアと比べれば実力に差がある。自分にもっと力があればと嘆いているとシャララボーグが動き出す。

 

『ランボーッ‼︎』

 

「ベリィベリーさん危ない!」

 

「なっ、しまった!?」

 

剣を振って襲い掛かってくるシャララボーグにプレシャスは跳んで避けようとする。しかしベリィベリーは考え事をしてしまって跳べずそのまま剣の餌食にされてしまう。

 

『ランボォーッ!?』

 

『ランッ!?』

 

「「…え?」」

 

しかし、そこへ新たにランボーグが飛んできてシャララボーグに衝突し、シャララボーグもぶつかった衝撃で剣の軌道が大きくずれてベリィベリーに当たらず空振る。

 

「な、なに?何が起きたの!?」

 

「あれはランボーグ?何故…ここに?」

 

突如と飛んできたランボーグとそれに巻き込まれて地面に倒れるシャララボーグにプレシャス達は固まってしまう。そこへもう1人誰かがやってくる。

 

「プレシャス!ベリィベリー無事か!?」

 

「「フィナーレ!」」

 

ランボーグに続くようにその場に現れたのはフィナーレであった。2人はよく分からないが危機を救ってくれたのは彼女のおかげだと考えたが同時にある疑問が浮かぶ。

 

「あれ、フィナーレって確かツイスターと戦っているグランさんの所へ行ってたんだよね。なんで此処に?」

 

「そうなのか?いや、だとしても何故お前はランボーグと戦っているんだ?」

 

プフィナーレはグランと共にツイスターと戦っていなければおかしいと2人は思っているが、今その状況は大きく変化しているのだ。

 

「すまない。あのランボーグはパラサイアが召喚して私が戦っていたんだ」

 

「パラサイア…って、誰?」

 

「お前はグランと共にツイスターと戦ってたんだろ」

 

2人はツイスターの現在の状況を把握しておらずフィナーレの口から出たパラサイアの名前に首を傾げる。

 

「それについて説明したいところだが、今はランボーグの方を優先させて欲しい。話はそれからだ」

 

『『ランボーグ!!!』』

 

フィナーレが視線を向けた先にはシャララボーグとランボーグが立ち上がり、ランボーグはペットボトルミサイルを数発飛ばしてきて、プレシャス達は避ける。

 

『ランボッ!』

 

「うわっ!」

 

「「くっ」」

 

だが避けた所をシャララボーグが剣を構えて突っ込んできたがその際は身を翻して避け、切り裂かれずに済んだのだ。

 

「なんで奴だ。ランボーグ同士で協力するとは…!」

 

普段はランボーグは複数体で戦う所はなく基本的に単独で戦うイメージがあったが合流して初顔合わせにと関わらず自分達に負けないチームワークを発揮されるとは思いもしなかったのだ。

すると再びランボーグが身体にある取り出し口からペットボトルではなく、今度は大量の缶を放ってくる。

 

「また来るよ!」

 

「任せろ!」

 

迫り来る缶にベリィベリーは強力な電撃を放ち全て撃ち落とす。だがランボーグは缶を大量に吐き出している最中に一回りデカい缶を取り出すと激しく振りベリィベリーの真上に投げだす。投げ出された缶は飲み口が開くとそこから勢いよく液体が降り注いでくる。

 

「ベリィベリーさん危ない!」

 

「うおっ!?」

 

間一髪プレシャスが飛び出してベリィベリーを突き飛ばすと先程までベリィベリーが立っていた地面に液体が命中するとジュワジュワと音を鳴らしながら溶かしていく。

 

「なっ!?まさか酸か!?」

 

缶の中身が強力な酸にベリィベリーはギョッとする。もしもプレシャスが突き飛ばしてくれなかったら自分は酸の雨を浴びて全身が溶けてしまっていたかもしれないと嫌な想像をしてしまう。

 

『ランボォーグ!!!』

 

「「っ!」」

 

更にベリィベリーの思考を遮るかのようにシャララボーグが剣を振り翳しながら迫り来て2人は逃げようとするもそれより先に剣が振り下ろされる。

 

「そうはさせない!」

 

「「フィナーレ!」」

 

だがそうはさせまいとプレシャス達の前にフィナーレが立つとシャララボーグの剣をクルーミーフルーレで受け止める。しかしそこへランボーグがペットボトルミサイルを放った。

 

『ランボーグ!!!』

 

「「「うわああああっ!!!」」」

 

全員の意識がシャララボーグに向いていた事でペットボトルの存在に気付かず3人はまともに喰らってしまう。

 

「ぐぅ…くそっ!」

 

「こんなに強いなんて…!」

 

「ランボーグ同士が協力すると此処まで厄介だとは…!」

 

3人は立ち上がろうとするもダメージが思ったよりも大きく中々立ち上がれなかった。そんな状況をシャララボーグ達は見逃すはなく剣から斬撃とペットボトルを放つ。3人は逃げる所か防御も出来ずその場に大きな衝撃音と共に爆煙が舞う。シャララボーグ達は勝利を確信し倒れているプレシャス達を確認しようと剣で煙を団扇の様に仰いで煙を吹き飛ばした。

 

「…あ、あれ…痛くない?」

 

「何故だ…あれ程の攻撃を受けたら大怪我は間違い無いのに」

 

「これは…一体?」

 

『『ランッ!?』』

 

其処には確かにシャララボーグ達の攻撃を受けたプレシャス達がいたが彼女達の身体は傷ついている様子はなかった。一体何故傷を負わなかったのか疑問に思っているとプレシャス達の前に見覚えのある蝶とパンの形をした盾があったのだ。

 

「この盾って…」

 

「間違いない…!」

 

自分達を助けたのは誰なのかプレシャス達は察するとそこへ2人の人物がプレシャス達の前に降り立つ。

 

「プレシャス!フィナーレ!」

 

「ベリィベリーちゃん大丈夫!?」

 

怪我を負ってあるプレシャス達を心配そうに駆け寄り、先程シャララボーグの攻撃から守ったのはスパイシーとバタフライであった。

 

「バタフライ…か。その様子だとそっちは終わった様だな」

 

「うん、スパイシーのおかげでね。って、それよりも3人とも怪我してるじゃん!直ぐに治してあげるよ!」

 

ミックスパレットを取り出したバタフライは3人の怪我を治そうとするがシャララボーグはそれを妨害しようと動き出す。だが、それを止めようとする者が現れる。

 

「バリバリカッターブレイズ‼︎」

 

「ひろがる!ウィングアタークッ!!!」

 

『ランボッ!?』

 

飛んでくる斬撃に加えて火の玉と思わせる橙色の光がシャララボーグへと襲いかかってきて、シャララボーグは大きく後退するとそこへヤムヤムとウィングが立ちはだかる。

 

『ランッ、ボオーグッ!!!』

 

「「はああああああっ!!!」」

 

シャララボーグが駄目ならこっちはどうだと言わんばかりに今度はランボーグが大量の缶を放つがその攻撃も飛んできた光弾の嵐によって防がれる。

 

「どうやら間に合った様だな」

 

「うん、他の皆んなも合流したみたいだね」

 

そして今度はブラペとプリズムも合流する。ブラペはバタフライによって回復中のプレシャスを見て駆け寄る。

 

「大丈夫かプレシャス?」

 

「うん、大丈夫だよ。さっきまで怪我をしてたけどバタフライのおかげでこの通り」

 

そう言って今は元気だとアピールする様に動くとそれを見てブラペは安心するが同時に何やらモヤっとした感覚に見舞われる。そんなブラペにフィナーレが近づく。

 

「俺がもっと早く合流出来ていれば自分がプレシャスを治せたのに…と思っているんじゃないのか品田ぁ」

 

「なっ、変な想像をするな!」

 

まるで心の声を代弁するかの様に小声で呟くフィナーレのにやけ面にブラペは声を荒げて否定する。そんなやり取りにプレシャスは首を傾げ、スパイシーとヤムヤムは彼女の鈍さにやれやれと言わんばかりの表情を浮かべる。

一方でベリィベリーはプリズム達と話し合っている。

 

「すまないなバタフライ、皆んな。私が不甲斐ないばかりに」

 

「ううん気にしなくていいよ」

 

「そうだよ。ベリィベリーさんだって頑張っているよ」

 

「それに相手はシャララ隊長ですからただでさえ戦いづらいのに強いから仕方ないですよ」

 

落ち込むベリィベリーにプリズム達が励ましている。ベリィベリーが落ち込むのも仕方ない。幾らシャララボーグが強いとはいえ他の面々が先に戦いを終わらせてこの場に集結した事に自分と他の皆の力量の差がある事実を嫌でも突きつけられて自信を喪失している。

取り敢えず話題を変えようとバタフライは目の前の問題に話を移す。

 

「それでどうする?これだけの人数がいれば勝てると思うけど…」

 

この場にスカイとトール、それとツイスターはいないがそれでも大人数がいる。更にはデリシャスパーティ♡プリキュアはメンバーが全員揃っている為、大技であるライト・マイ・デリシャスを使えて恐らく勝てる筈だが、それに伴ってある問題がある。

 

「でも、相手はシャララ隊長が入ったランボーグだから下手に技を決めたら中にいるシャララ隊長にどう影響が出るかわかりませんよ」

 

そう、それはシャララボーグのベースとなっているシャララの存在だ。今まで戦ってきたランボーグはどれも身の回りの道具を使っていたが今回は中に人間が入っている。いつも通り浄化技を使ったらどうなるかなんて前例はない為、下手に浄化技を使えない。一体どうしたら良いかとウィングは頭を悩ませているとそこにベリィベリーが声を上げる。

 

「その事に関してだが、シャララ隊長を救い出す事が出来るかもしれないぞ」

 

「えっ、本当ですか!?」

 

「それって何なのベリィベリーさん!?」

 

捕らわれたシャララを救い出す算段があるベリィベリーにプリズムとウィングは問い詰める。

 

「ああ、あくまで推測なんだが。バタフライ、先日ツイスターがシャララ隊長をランボーグの中から安全に助け出す方法について覚えているか?」

 

「え、うん。けど結局それは有耶無耶になってツイスターが具体的になにをしようとしていたのかわからなかったけど」

 

先日の戦いでツイスターからベリィベリーと共にシャララボーグからシャララを救い出す作戦があると聞かされて行動したがスカイの妨害でそれは失敗に終わり結局分からず終いであったのだが。

 

「その事だが、私はツイスターが何をしようとしていたのか大体察しが付いている」

 

「マジで!?」

 

「マジだ。だからその為にはお前に協力して貰うぞブラックペッパー!」

 

「えっ、俺!?」

 

いきなり名指しされた事にブラペは驚く。一応側にいた為大体の話は聞いていたがそれでも何故ブラペが指名されたのか分からなかった。

 

「お前の技、ペッパーミル()()()()()キックはツイスターのツイスターストライクとよく似ているからそれが重要だ」

 

「ペッパーミル()()()キックな。まぁ、確かに似ているが俺の技を使ってどうやって中にいるシャララって人を助けるんだ?」

 

「ああ、それはだ『ランボーグッ!!!』っ!」

 

しかし、そこへ良い加減待てなくなったシャララボーグ達が剣を振って襲いかかってくる。一同はシャララボーグ達の攻撃を避ける。

 

「やはり待ってくれないか、まぁ良い。兎に角だ!私達は隊長達の動きを止める!そしてその間にブラペは隊長に技を決めろ!」

 

「はあっ!?良いのかよそんな事をして!?」

 

先程までシャララの身を案じていたのに容赦無く技を決める様に促すベリィベリーに思わずブラペはツッコミを入れる。

 

「大丈夫だ。これはツイスターが元々考えた作戦だ!ツイスターは絶対心配しない!信じてくれ!」

 

「お前…はぁ、仕方ねえな!という訳だ。俺がペッパーミルスピンキックを決める。だからお前達はランボーグの動きを止めてくれ!」

 

「「「「わかった(わ)(よ)!」」」」

 

プレシャス達はブラペの言葉に頷くとシャララボーグに向かって飛び出す。しかし、それを自販機ランボーグがペットボトルを放ってプレシャス達に襲いかかってくる。

 

「「「はああああっ!!!」」」

 

しかし、飛んできたペットボトルをプリズム達が弾き飛ばして防ぐ。更に間髪を入れずに缶を大量に放つがベリィベリーが電撃を放ち撃ち落とす。

 

「こっちのランボーグは任せて!」

 

「貴女達はシャララ隊長を!」

 

「ありがとう!」

 

自販機ランボーグを引き受けてくれるプリズム達にプレシャス達はお礼を言うと改めてシャララボーグへと突撃する。

 

『ランボーグ‼︎』

 

「させない‼︎」

 

振り下ろしてくる剣にスパイシーはバリアを貼って防ぐとその隙にヤムヤムが腕を胸の前に交差させる。

 

「バリバリカッターブレイズ!」

 

斬撃を飛ばすがシャララボーグはそれをマントで防御する。だが、ヤムヤムの攻撃で足元が疎かになってしまいそこをプレシャスとフィナーレが狙う。

 

『ランッ、ボッ、ボッ、ボッ!』

 

2人がスライディングを決めてシャララボーグに足払いをするとシャララボーグはバランスを崩してケンケンをする様に後退していく。そしてそれを見たヤムヤムは王手をかけようと切り札を呼び出す。

 

「出番だよ!」

 

口に指を入れて指笛を鳴らすと空から大きな音と共に巨大な影がシャララボーグを覆う。シャララボーグは一体それは何なのか上に視線を向ける。

 

「オオーンッ!!!」

 

『ランボッ!!?』

 

空からシャララボーグを襲いかかってきたのはウィングとヤムヤムの活躍により洗脳が解かれたワシオーンだ。解放後、上空を飛んで様子を見ていたがヤムヤムの合図に反応してシャララボーグに奇襲をかけ、自身の脚でシャララボーグを地面に押さえつける。

 

「凄いよヤムヤム!デカい鳥さんを操れるなんて!」

 

「へへっ、まあね〜」

 

ワシオーンに指示を出すヤムヤムにプレシャスは褒めると褒められたヤムヤムは鼻の下を指で擦って得意気な笑みを浮かべる。

 

「よくやった皆んな!後は任せろ!」

 

ワシオーンによって取り押さえられている今が好機と判断したブラペは高く飛び上がると己の身体を回転させる。

 

「行くぞ!ペッパーミルスピンキック!!!」

 

『ランッ!?』

 

回転しながら急降下するその蹴りはランボーグの胴体に命中する。ブラペの蹴りを受けたシャララボーグはもがくがワシオーンが抑え込み何とかその場に止めていく。対してブラペはシャララボーグの胴体の上をベイゴマの様に回転するが一向に削れる様子はない。

 

「くっ、俺じゃあ力不足か?」

 

自身の蹴りで削れない胴体を見てブラペは諦めそうになるがそこへプリズムがブラペの真上を飛ぶ。

 

「2000キロ、ミキサーパンチッ!!!」

 

「プレシャス!?」

 

普段の2000キロカロリーパンチに回転を加えたプレシャスはそのままブラペに続く様にシャララボーグの胴体に攻撃をする。

 

「ブラペ!私も協力するよ!」

 

「プレシャス…ふっ、心強えなあっ!!!」

 

隣にプレシャスが一緒にシャララボーグの胴体を削ろうとする。こんなシチュエーションにブラペの心は昂り更に激しく回転する。プレシャスも負け時と更に回転をしていくと身体を回転してドリルの様に削っていきシャララボーグの身体を形成するアンダーグエナジーを押しのけながら突き進む。

そしてランボーグの中に取り込まれたシャララの姿が露わになる。

 

「見つけた!ブラペ!」

 

「ああっ‼︎」

 

プレシャスとブラペはシャララに向かって手を伸ばすと彼女の腕をそれぞれ掴み引っ張り出した。

 

「やったあー!」

 

「2人とも凄いわ!」

 

「救出作戦最高だな!」

 

プレシャス達の手によって救出されるシャララの姿を見て安心する。そしてシャララというコアを無くしたシャララボーグは形が変化してマントと剣が消滅して弱体化する。

 

『ランッ、ボオーグッ!!!』

 

「ブラペ!」

 

「しつこいな!」

 

ランボーグはシャララを取り戻そうと腕を伸ばし、プレシャスとブラペはシャララを守ろうとするが。

 

「オオーンッ!!!」

 

『ランッ!?』

 

そこへワシオーンが動き出す。ワシオーンは自分の主人であるシャララを守ろうと脚でランボーグを掴むと空を高く飛ぶ。そしてそのままプリズム達が戦っている自販機ランボーグに向かって投げ込んだ。

 

『『ランボオオオッ!!?』』

 

「うわっ!?なに!?なんなの!?」

 

「どうやら作戦が成功した様だな」

 

飛んできたランボーグを見てベリィベリーはシャララの救出に成功した事を確信する。そして丁度シャララを抱えたプリズム達が駆けつける。

 

「皆んな、シャララさんを助け出したよ!」

 

「ありがとう!さぁ、ウィング行くよ!」

 

「はい!遠慮は入りません!」

 

シャララが救出出来たら後は残ったランボーグには退場を願おうと言わんばかりにウィングとミックスパレットを構えたバタフライが動き出す。

 

「行くよ!全ての色を一つに!レッド!イエロー!ブルー!ホワイト!混ぜ混ぜカラーチャージ!」

 

再びバタフライはパレットにある全ての色を混ぜ合わせると虹色のオーラが筆から放たれそれがウィングの真上から降り注ぎ彼は巨大な火の鳥へと変身してバタフライが背に乗り込みランボーグ達の真上を飛ぶ。

 

「プリキュア!タイタニックレインボー!アタークッ!!!」

 

火の鳥から巨大なプニバードへ変身したウィングは一気に急降下してランボーグ二体をその圧倒的な質量で潰した。

 

『『スミキッター』』

 

浄化されたランボーグは元の自販機、そしてシャララを素体と使っていたランボーグはシャララが抜けた事で何も残さず消滅する。

 

「ふぅー、これにて一件終了ですね」

 

「うん、だけどもう一仕事しなきゃね」

 

そう言うとバタフライは視線を後ろに向けるとそこには先程までランボーグの素体とされ気を失っているシャララと彼女に声かけを繰り返すベリィベリーの姿があった。

 

「シャララ隊長!シャララ隊長!わかりますか?ベリィベリーです!」

 

「うっ…ぅぅ」

 

ベリィベリーの呼び掛けに対して呻き声を漏らすシャララだが、一向に目を覚さない。彼女の頭を覆っていた洗脳ドローンは取り外したが数日間ランボーグにされていた事で身体がアンダーグエナジーに犯されているから目を覚さないのだろう。

 

「どうしよう。どうやったら目が開くの?」

 

「アンダーグエナジーは私達じゃ専門外だし」

 

「俺の回復の力も効くかどうか怪しそうだしな…」

 

困っているベリィベリーにプレシャス達も彼女の力になりたいが自分達ではあまり役に立たなそうな事に頭を悩ませているとフィナーレが提案する。

 

「ならここはヨヨさんに任せた方が良いと思う」

 

「あっ、それが良い!」

 

フィナーレの提案にプレシャス達はそれだと指摘すると早速シャララを虹ヶ丘家に運ぼうとするがその前にバタフライが動く。

 

「待ってここは私に任せて。2つの力を一つに!イエロー!ブルー!癒しの力、アゲてこ!」

 

筆から放たれる緑色の癒しの光がシャララの身体に浴びるとシャララは重い瞼をゆっくりと開く。

 

「うっ…ううん。こ…ここは?」

 

「シャララ隊長!!!」

 

目を覚ましたシャララにベリィベリーは涙を流しながら思わず彼女の身体を抱きしめる。

 

「ベリィベリー…心配をかけたな」

 

自身に抱きつくベリィベリーの頭を優しく撫でるシャララ、そんなシャララに自分も甘えて欲しいとワシオーンも顔を寄せ、シャララはもう片方の手でワシオーンの顔を撫でる。

 

「良かった…ミックスパレットの力が効いて」

 

「ありがとうバタフライ」

 

「これで目的の半分は達成出来ましたね」

 

無事シャララとワシオーンの救出に成功した事にプリズム達は喜ぶも同時に後もう一つ自分達がやる事を思い出す。

 

「それで残すはツイスターだけど」

 

「そういえば結局フィナーレは何でツイスターじゃなくてランボーグと戦っていたの?」

 

「ああ、実はな」

 

一同にランボーグと戦う事になった経緯を説明しようとすると近くの建物が破壊される。

 

「な、なにっ!?何が起きたの!?」

 

まさかここに来て新手かと一同は思わず警戒を強める。すると破壊された建物から4人の人影が出てきてぶつかり合いそのまま地面へと降り立つ。

 

「あ、あれってツイスター!?」

 

「いや、よく見てください!なんかもう1人ツイスターが居ますよ!」

 

「どうなってんのこれは!?」

 

プリズム達の目の前にはツイスター…の身体を操るパラサイアと彼女の霧の力で生み出された分身を見て驚きを隠せないでいた。

 

「ねぇ、ツイスターと対峙している方も2人いるよ」

 

「あれは……えっ、スカイとトール!?」

 

そしてパラサイアと現在戦っているスカイとトールの姿を見て一同は余計に困惑するのであった。

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