ひろプリに野良猫系キャラを入れてみた   作:獅子河馬ブウ

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第141話 パラサイアinツイスターの決着 前編

プリズム達がシャララの救出した直後に近くの建物を破壊しながらパラサイア達とスカイ達はその場に現れる。

 

「くっ、また関係のない建物が…」

 

「あんにゃろ!今誰もいないからって建物を次々とぶち壊していきやがって…!」

 

視界の端に崩れ落ち残骸となる建物を見てスカイとトールは心を痛める。当然の事だがスカイとトールは建物を自分から進んで破壊するなどはせず周りの被害を考えながら戦っている。対してパラサイアはそんな物お構い無しにスカイ達を攻撃する度に凡ゆる建物や地面を壊していく。

 

「どうした、先程までの力が無いぞ。まさか周りの事を一々気にして戦えないのか?だとしたらこの私は倒せないぞ」

 

煽りながら攻撃してくるパラサイアに2人は悔しそうな表情を浮かべる。

 

「ツイスターの身体を使って街を破壊するなんて許しません!」

 

「俺もだぜ!謝っても許さねえぞパラサイア!!!」

 

「生憎私は許されるつもりはさらさらないっ!」

 

そう言うとパラサイアは右腕を霧で変化させ自身の身長の一回りや二回りも大きな剛腕にするとスカイ達に向かって叩きつけるが、スカイとトールは左右に避けて攻撃を避ける。だがそこにパラサイアは己の分身に目配らせをすると分身はスカイに向かってボウガンの矢を撃ち込む。

 

「なんのっ!スカイランド神拳、二指真空把!」

 

対してスカイは飛んで来たボウガンの矢を人差し指と中指で挟むとそのまま投げ返すと言った某世紀末の救世主の様な芸当を披露する。対して分身は投げ返された矢を避けるとそのままスカイに接近して肉弾戦を始める。

 

「スカイ!今助ける!」

 

「その前にこの私と戦ってもらおうか!」

 

スカイを助けに行こうとするトールだが其処へパラサイアが立ちはだかり霧で槍を作って襲い掛かる。

 

「そらそらそらそらッ!」

 

「うおっ、ちょっ、あ、やべっ!」

 

連続突きにトールは何とか避けるがうっかり躓いて倒れてしまいその隙をパラサイアは逃さず彼の胸に向かって槍を突き立てようとする。

 

「胸に穴を開けてやる!」

 

「た、タンマ!なんちゃって、喰らうかよっ!!!」

 

咄嗟に手を地面に付けるとそれを軸にして回し蹴りを放ち槍を宙に吹き飛ばす。

飛んで来た槍をトールは回避して一気に間合いを詰めてパラサイアの顔に拳を振るう…だが顔に当たる直前にトールの拳は止まる。

 

「どうした?顔を殴るんじゃないのか?それともこの身体が貴様にとって大事な人間だから傷つけたくないのか?」

 

「ぐっ…!」

 

幾らツイスターが操られているとはいえ自分の好きな人の顔を傷付けるのは躊躇をしてしまう。そんな彼にパラサイアは拳銃を向ける。

 

「だとしたらその甘さが命取りだ!」

 

「げっ!?」

 

飛んでくる弾丸にトールは咄嗟にオーラを纏うと避け、パラサイアの背後を取ろうとする。だがパラサイアはトールが背後に回るのを予測しており霧で斧を作るとそれをトールに投げ付ける。だがトールは飛んでくる斧を避けるが彼の背後にいた分身はそれを手に取りトールの背中目掛けて振り下す。

 

「させません!」

 

『ッ!』

 

「スカイ!?」

 

しかしそうはさせないとスカイがトールの背後に入り振り下ろされたハンドアックスを白刃取りで受け止める。

 

「はああああっ!!!」

 

そのまま引き寄せると分身の顎にアッパーカットを決めて吹き飛ばす。だが、分身もやられっぱなしでいる訳がなく持っていたボウガンをスカイに向けて矢を放とうとする。

 

「はあっ!」

 

『ッ!?』

 

矢を放たれる前にスカイは分身の元に向かって跳び、そのままムーンサルトをする様にボウガンを蹴り飛ばした。更に吹き飛ばされて身動きが取れない分身に向かってスカイは拳に力を込めて飛び出す。

 

「ヒーローガール!スカイパーンチッ!!!」

 

『ーーーーッ!!!』

 

分身の胴体に向かって強力な一撃を叩き込むとそのまま地面に叩きつける分身はその一撃に耐えられず霧で構成されてた身体が維持できず言葉にできない断末魔と共に消滅する。

 

「…本物では無いといえ…やはり……」

 

己の拳を見て悲しそうな表情を浮かべるスカイ、どうやら分身とはいえツイスターと同じ顔の人物を倒してしまった事はあまりいい気分になれなかった様だ。更にいえば先日ツイスターにスカイパンチをした時と殴った感触が似ている所為か尚更だろう。

そんなスカイにトールは彼女の気持ちを察したのか軽く肩を叩く。

 

「ありがとうよスカイ!お陰で助かったぜ」

 

「トール…いいえ、気にしないでください!ヒーローは助け合う、お互い様ですから!」

 

今度は仲間を助けられたという事を実感出来たスカイは気持ちを改めてトールと共に残ったパラサイアに向き合う。

 

「成る程、分身の耐久性に関しては大体把握出来た。協力を感謝する」

 

「強がりを言いやがってこれ二対一だ。いい加減観念しろ」

 

「その通りです。ツイスターの身体から出ていってください!」

 

続いてパラサイアをツイスターの身体から追い出そうとスカイ達は同時に飛び掛かり戦闘を続ける。

そんな光景をプリズム達は驚きの表情を浮かべながら見ていた。

 

「スカイが何でここに!?」

 

「スカイランドに帰った筈では…?」

 

「いや、スカイもそうだけど何でトールがいるの!?まだツイスターが正気に戻ってない…筈だよね」

 

「一体…どうなっているんだ?」

 

この中でフィナーレ以外全く状況を飲み込めていない。いや、フィナーレはスカイが途中で参戦した事は存じているが少し目を離しただけでトールまでもやってきた事は存じていない為、彼女も困惑の表情を浮かべる。

 

「おやおや皆んな集まっている様だね」

 

「その声は!」

 

そんな時に聞き覚えのある声が後ろから聞こえてきて全員は背後を振り返ると其処にはローズマリーに背負って貰っているグランの姿があった。

 

『グラン(さん)(ちゃん)!』

 

『キメラング!』

 

「はい、デリパ組名前が違うよ。私はグランだからね」

 

「あと私もいるわよ」

 

名前を間違えるデリパ組に訂正しながらやってきたグランはローズマリーの背中から降りると一同の前に立つ。

 

「グランさん教えて!何でスカイが来ているの!?」

 

「はいはい落ち着いて、そんな急かさなくても教えてあげ…あれ?」

 

プリズムにスカイが来ている訳を話そうとしたグランであったが世界が回る様な感覚に見舞われ…否、足の力が抜けてそのまま地面に倒れそうになる。それを見たプリズムが慌ててグランを受け止めようとするがそれよりも先に誰かがグランの身体を受け止める。

 

「大丈夫か?」

 

「まさか…君が助けるとはねシャララ隊長さん」

 

グランの身体を受け止めたのはシャララであった。彼女はこれまでグラン…厳密に言うとキメラングによってワシオーン共々監禁され、その上先程までランボーグにされていたのだ。その為、グランを助けた事に彼女自身驚いている。だがグランはそれを悟られない様にいつもの様にニヤニヤとした笑みを浮かべてシャララに問いかける。

 

「ああ〜困ったなぁ。今の私は全然身体に力が入らないよ。だから君の腕の中から抜け出す事が出来ないけどどうする?」

 

「成る程、つまり私が仮にお前の首を絞めても抵抗出来ないと言うこか」

 

『しゃ、シャララ隊長!?』

 

物騒な言葉が出てきた事に一同はギョッとする。現在グランの生殺与奪の権理を握っている状態となったシャララに一同は不安を募らす。今までの事を考えたら恨み言の一つや二つ、又はグランの身体を更に傷つけるなんて事をするのではと考える。

 

(シャ、シャララ隊長…)

 

ベリィベリーはシャララは元敵であり今は怪我人であるグランにそんな事をする筈が無い…そう思っていたが脳裏にこの前の出来事が過ぎる。

 

『お前が!お前のせいでお前のせいで‼︎私は…らんこさんを!』

 

「………」

 

グラン(キメラング)の口車に乗せられて復讐の鬼となりかけたソラの存在を思い出したベリィベリーはシャララも同様の事をするのではと嫌な想像をしてしまう。そうならない為にもシャララを説得しようと声をかける。

 

「あ、あの、シャララ隊長!恐縮ですが其処にいるグランは見たところ怪我人です!ですから先ずは傷の治療を行うべきだと思います!」

 

上司であるシャララに意見をするのは勇気がいることだ。それでも自分の正義を貫く為にベリィベリーは緊張しながらもシャララに提案をする。そんな提案を聞いたシャララだが「フッ」と笑みを浮かべる。

 

「安心しろ。私はこいつを傷つけるつもりはない。そんな事をしたら私達の正義を踏み躙る行為だからな」

 

「しゃ、シャララ隊長…!」

 

シャララの言葉を聞いてベリィベリーは目を輝かせる。己の正義を貫く為にかつて敵であったグランを治療しようとする姿勢にベリィベリーは感激する。

その間にシャララはバタフライにグランの治療を頼み、グランの身体は回復する。

 

「ほほう、これがミックスパレットの回復の力か、一瞬で傷と体力が回復するとはね。感謝するよバタフライ」

 

「ううん気にしないで当然の事をしただけだから」

 

すっかり痛みと倦怠感が無くなったグランは首をコキコキと鳴らし軽く咳払いをするとプリズムに向き直る。

 

「さて、改めましてだがスカイが戻って来れたのはツイスターと仲直りする為らしいよ」

 

「え、ツイスターと仲直り?」

 

「ああ、どうやら彼女の中である程度決心がついたみたいなんだよ。それで今あーやって迷い無く戦っているんだよ」

 

「そ…っか…」

 

それを聞いてプリズムは複雑な心境を抱く。本当ならスカイはメンタルが回復するまで休んでいて欲しく、その間に自分達がツイスターとシャララ達を助けたかったのだ。その為此処へ来る前にヨヨに頼んでソラ(スカイ)宛の手紙を書き休んでいて欲しいと伝えようとしたのたがグランの作戦の都合上書いている余裕はなく仕方なく断念したのだ。

 

(でも、ソラちゃんが立ち直った事は喜ぶべきだよね…)

 

戦う事をスカイが決めたのならプリズムは彼女の意思に尊重して何も言わず、寧ろ再び戦う意志を決めた事を前向きに捉えた。

一方でウィングとバタフライはトールの件について聞いていた。

 

「それでトールの方はどうやってこちらに?」

 

「彼についてはツイスターの放つ波長を私が再現した事で彼もこちらへ来れる出来たんだよ」

 

「え、なんかさらっとすごい事をしてない?」

 

「そりゃ私は天才だから、こんな事は朝飯前って奴だよ♪」

 

ドヤ顔をして己の科学力を誇るグランにウィング達は呆れた顔を浮かべる。そんな中プレシャスはある事を思い出す。

 

「所でフィナーレ、貴女が私たちと合流した時にパラサイアって言ったけどそれってなんなの?」

 

「ああ、そいつこそがツイスターを乗っ取っている黒幕だ」

 

「えっ、どういう事!?」

 

突然フィナーレの口から語られたツイスターを操っている黒幕の存在を明かされた事にプレシャスやその場にいた殆どの皆はすぐに理解できなかった。そんな中、フィナーレの代わりにグランが答える。

 

「君達は私がキメラングだった時に偶に口調と雰囲気が変わる事があったのを覚えているかい?」

 

「え、それって…あの時の」

 

雰囲気が変わったと聞いて思い出すのはヨヨの畑にてキメラングがヨヨと接する中で豹変してヨヨに手を掛けようとした事だ。あの時はグランの洗脳が解けるかと思ったら人格がより残忍な物へと変化し普段のキメラングとは違った為、違和感を覚えたのだ。

 

「そうさ。その時私の身体を使ってヨヨを抹殺しようとしたのがパラサイアで現在ツイスターの身体の主導権を握りスカイとトールと戦っているのが奴さ」

 

『なんですって(だって)!?』

 

グランの口から出た事実にフィナーレとローズマリーを除く一同は思わず声を荒げる。

 

「ちょっと待って、確かグランちゃんって50年もハイメットに洗脳されてたって言ったじゃん!実際はそのパラサイアって奴に身体を操られていたって事!?」

 

「そもそもそのパラサイアって何者なんですか!?」

 

「奴はアンダーグ帝国の住人だ。しかも自分の事をアンダーグ帝国No.3って自称するくらいの実力はある」

 

更にNo.3と聞いて思わず息を呑む一同。今までバッタモンダーやターボマンといった敵と対峙してきたがNo.3の実力はどれ程の差があるか想像出来ない。

 

「奴と戦ったが悔しい事に私1人では敵わなかった」

 

「フィナーレがそんな事言うなんて…!」

 

デリパ組の中で実力者であるフィナーレが敵わないと聞いてスパイシーは驚く。

 

「じゃあ今戦っているスカイとトールは勝てるんですか!?」

 

「み、見た感じ2対1だから数としては有利だからきっと勝てるよ!」

 

「果たしてどうかな?」

 

不安になっているウィングをフォローするようにバタフライが言うが、そこにグランが口を挟み一同にスカイ達の戦闘を見るように促す。

視線の先には分身が消えてスカイとトールがパラサイアと戦っている。一見すれば人数の差でスカイ達の方が有利に見える。

 

「「だだだだだだっ!!!」」

 

「ふっ、はあっ!」

 

高速の打撃をするスカイ達に対してパラサイアはそれを冷静に捌いていく。だが数の差に加えてスカイ達はオーラによる強化でパラサイアを追い詰める。そして2人は同時にパラサイアの両腕を弾く。

 

「「此処だ!はあっ!!!」」

 

ガラ空きとなった胴体に向かってスカイ達は同時に拳を叩き込むと衝撃音が響き渡る。これならパラサイアに大きなダメージが入ると2人は確信する。

 

「な、なに…!?」

 

「これは…どう言う事ですか…!」

 

しかし攻撃したスカイ達は自分達の拳に伝わってくる感触に表情が変化する。本来感じるのは人間の柔らかい弾力であるのだが、そんな感触は感じない。それどころか拳はパラサイアの身体の1cm手前で止まってそれ以上先に突き出せずにいた。

 

「残念だったな。なかなかの一撃だったが私のこのプロテクターを壊せなかった様だな」

 

「プロテクターだと?」

 

すると日差しがパラサイアの身体に当たると全身を守る様に透き通った膜の様な物が存在していた。

 

「な、なんですかこれは!?」

 

「まさかお前強化ガラスを…いや、プリキュアである俺たちの一撃を受けたのにヒビが一つも入らない上に全身を覆う強化ガラスって存在するのか?」

 

力に自信がある自分達の力を持ってしても壊れない謎の膜にスカイ達は困惑する。

 

「これはツイスターの基本能力である風を操る力を応用して作った風のプロテクターだ」

 

「か、風だって!?」

 

謎の膜の正体は風である事と同時にパラサイアは霧だけでなく風も操っている事にトールは驚く。今まで風の力を使ってない事でてっきりホワイトツイスターの姿では風の力は使えず霧の力しか操れないと思っていたのだが、思い返してみれば工事現場での戦いでも戦意が喪失したソラに向かって竜巻を放っていた事を思い出す。

 

「私が霧の力ばかり使っていると思って風の力は使えないと思い込んでいた様だが、決めつけは良くないぞ。私はこれからこいつの身体で生きていくつもりだからな。こいつの持つ力の全てを100%以上に使い熟していくからこれくらいは当然の事だ」

 

「「くっ…!」」

 

悔しそうな顔を浮かべるスカイとトールにパラサイアは愉快そうに笑みを浮かべる。

だがそこへパラサイアにある異変が起きる。

 

『決めつけちゃダメ!』

 

誰だこいつ?

 

「んん?なんだ…今の声は?」

 

「えっ、声?」

 

「何言ってんだ?」

 

突然何処からとも無く声が聞こえてきた。まるで1999年に女子高生であるにも関わらずドラマやアイスのCMなどで人気な売れっ子俳優と思わせる様な声にパラサイアは思わず周囲を見渡した。しかし、当然周囲にはスカイとトールしかおらず不思議そうにする。

 

「よく分かんねえけど隙ありだ!ひろがる!トールハンマーッ!!!」

 

周囲に視線を向けたパラサイアに向かってトールはすぐさま雷のハンマーを作ると振り下ろす。そのまま強力な雷の塊をパラサイアに向かって叩きつける。

 

「甘いな」

 

そのままパラサイアは避けられずに喰らうかと思いきや突然パラサイアの姿が消えてトールハンマーは不発に終わる。スカイ達は姿を消したパラサイアに驚き辺りを見渡す。

 

「きえ、グアッ!?」

 

「スカ、があっ!?」

 

パラサイアを探そうとするも、突然2人は何かに攻撃されて地面に叩きつけられる。

 

「な、何処から攻撃g「何処を見ている!」ぐあっ…!」

 

周囲を見渡してパラサイアを探すが周辺にはその姿が見当たらなく、更にパラサイアの攻撃を四方八方から受けてしまうスカイとトール。そんな2人にパラサイアは姿を見せない状態で語り出す。

 

「これは風のプロテクターの応用だ。身体に纏う風の密度を変えて屈折率を変化させ姿を消す事が可能だ」

 

「く、くっせつりつ?」

 

「おいおい、それってワ◯ウやセ◯バーの奴じゃねえか!」

 

あまり聞き慣れない屈折率と聞いてスカイはピンと来なかったが、トールは前に見たアニメの知識、と言うかまんまアニメ通りの理論に思わずツッコミを入れる。

パラサイアはこのまま透明を続けて一方的に嬲ってやろうと考えた瞬間だ。

 

『くくくく、くっせつりつ!?』

 

『いつものあんなじゃない!?』

 

『ポチッ!?』

 

誰だコイツら?

 

「ええい!だから何なんださっきから!誰だ私に語りかけているのは!?」

 

再び聞こえてきた謎の声、今度は名探偵の片割れの少女や齢222歳の科学担当の先輩と最後には時間を超えそうな妖精らしき3種類の声がパラサイアの頭の中に響き、思わず透明化を解除して周囲を警戒する。

そんなパラサイアの行動にスカイ達は不思議そうな顔を浮かべるも直ぐにハッとなる。

 

「まさか、パラサイアに乗っ取られたツイスターが抵抗をしているんですか?」

 

「なんだって!?…いやきっとそうに違いねえ!ツイスター頑張ってくれ!」

 

事情を知らないスカイ達からして見ればこの状況はツイスターがなんらかの抵抗をしてパラサイアの動きを止めている様に見えるのだが、実際は違うんだよなぁ。もし事実を知ったらシリアスの空気が一気に崩壊しそうになるので知らない方がお互いの為である。

 

「姿を見せないか…なら、姿を見せないのなら無理やり引き摺り出すまでだ!」

 

そう言うとパラサイアは霧で双剣を作り出すとスカイ達の方に向き直る。

 

「誰なのかは知らないが、恐らくスカイ達の仲間なんだろう。なら、コイツらの身が危険になれば間違いなく出るだろうな!!!」

 

「「っ!」」

 

存在しない敵を引っ張り出そうと双剣を地面に引き摺り激しく火花を散らしながらスカイ達へと突っ込んで剣を振り翳すのであった。

 

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