ひろプリに野良猫系キャラを入れてみた   作:獅子河馬ブウ

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本日2話目の投稿となりますが今回から漸くコラボらしくなっていきます。
それではコラボ第5話をどうぞ。


第80話 力の使い方と再び現れる正義の使者

「キュア…」

 

「「バタフライ!」」

 

ドームに閉じ込められているスカイ達は自分達の新たな仲間…あげはが変身した姿に目を輝かせる。

 

「あげは先生が…」

 

「プリキュアに!?」

 

たけるとひかるも自分達の先生であるあげはがプリキュアへ変身した事に興奮が隠せないでいた。そして、ツイスターとベリィベリーも同様に興奮する。

 

「これがあげは姉さんの……プリキュア…!」

 

「行け!あげは…いや、キュアバタフライ!お前の実力を奴等に見せてやれ!」

 

「ばたふらーい!」

 

「了解、まっかせて!」

 

バタフライは彼女達から応援を貰うとバッタモンダーに視線を向ける。

 

「けっ!変身したからって調子に乗るなよ!お前なんてカチンコチンに凍らせてやる!っておい、いつまで埋まっているんだ!?早く出てこい!」

 

『パ……パオオオオオングッ!!!』

 

ランボーグはバッタモンダーの苛立ちに答えるように瓦礫の山から出て来ると目についたツイスターのマフラーを地面に捨て、バタフライに向かって鼻から強力な冷気を放つとバタフライは跳んで避ける。しかし、前のスカイ達みたいに加減を間違えて物凄く高く飛び上がってしまう。

 

「んな、高っ!?」

 

『パオッ!?』

 

バッタモンダーとランボーグは高く飛び上がるバタフライを見て思わず目がひん剥きそうになる。一方でバタフライも己の跳躍力に驚いていた。

 

「すごっ!?皆んないつもこの力をコントロールしてるの!?」

 

まさか少し力を入れて跳んだのにまさか此処まで高く上がるとは思っても見なかったバタフライは以前、ましろがキュアプリズムへ初めて変身した時に力を制御出来てなかった事を思い出す。

 

「バタフライ落ち着いて!」

 

「先ずは自分の力を把握して下さい!」

 

「それからある程度己の力にブレーキを掛けてください!」

 

初変身で力をコントロールしきれてないバタフライにスカイ達はアドバイスを送る。

 

「オッケー!アドバイスありがとう!」

 

スカイ達にお礼を言うとバタフライは地面に降り立ちランボーグに向かって戦いの構えを取る。

 

「はんっ!だったら力をコントロールする前に倒してやるよ!」

 

『パオオオオンッ!!!』

 

ランボーグはバタフライに向かって氷柱を飛ばしていくとバタフライはそれを受け止めようと両手を重ねて突き出すと蝶の形をしたバリアが出現して氷柱を防いだ。

 

「なにぃっ!?」

 

『パオッ!?』

 

まさかのバリアの出現にバッタモンダーとランボーグは驚きの声を上げる。一方でスカイ達も同様に声を上げている。

 

「バリアだよ!」

 

「キュアスパイシーと同じバリアを作る事が出来るんですね!」

 

「凄いです!バタフライ!」

 

自分達には今まで無かった防御の力を持ったバタフライにスカイ達は興奮している。一方でバタフライはバリアを消すと自分の両手を見つめる。

 

「成る程ね。段々と私の力がわかってきたかもっ!」

 

まるで玩具箱の様に自分の力が次々に明かされていく事にバタフライは更に自信が湧いて来ると、一気にランボーグに距離を詰めて回し蹴りを喰らわせる。しかし、それはランボーグが自身の鼻で防いだ。

 

『パオン…グウウウウウウウッ!!!』

 

「え、きゃあああっ!?」

 

『バタフライ‼︎』

 

鼻を使ってバタフライを弾き飛ばすと彼女は遠くへ吹き飛ぶかと思われた。しかし、バタフライは近くの木の先端に掴まる事で遠くへ飛ばさずに済み、彼女はほっと一息吐く。

 

「今だランボーグ!キュアバタフライに攻撃だ!」

 

『パオングウウウウウウウッ!!!』

 

「ヤバっ!」

 

バッタモンダーはそれをチャンスと見てランボーグへと指示。ランボーグはそれを受けて木に掴まっているバタフライに向かって冷気を放つ。バタフライは木から木へと飛び移って避けるが、飛び移った先の木から大きく軋む音が響き渡るとバキッという音が響き渡く。

 

「きゃあっ!?」

 

『バタフライ‼︎』

 

着地した木の枝が折れた事でバタフライは地面に落下。その際に彼女はどうにか着地する事に成功して難を逃れた。

 

「どうした、やっぱりその変身は見掛け倒しか?」

 

「ううん、まだまだこれからだよ!」

 

バッタモンダーはバタフライに煽り言葉を掛けるがバタフライは焦る様子はなく余裕の表情で答えるとバッタモンダーは舌打ちをする。そして、その光景を見ていたベリィベリーは不安そうな顔を浮かべる。

 

「やっぱり、初変身で強化したランボーグを相手に1人は厳しいか…!」

 

今まで強化してきたランボーグを相手にしてきたベリィベリーだが、初戦闘になるバタフライにとって少し荷が重い相手だと思ってた。

 

「こうなったら私g「待って…ベリィベリー…」ツイスター?」

 

自分も戦闘に参加しようとしたベリィベリーだが、その前にツイスターが止める。

 

「バタ…フライは……わ、わたしが……はぁ、た、助ける…!」

 

「な、なにいっ!?」

 

ツイスターの言葉にベリィベリーは驚きの声を上げてしまう。

 

「何を馬鹿な事を言っている!?今のお前は身体に氷柱が刺さって血も大量に流れているんだぞ!?そんな状態で戦うなんて無理だ!」

 

「そ、そうだと…ふぅ…しても…っ、仲間の…あげはねえ…さんの…ピンチはほ……けない…!」

 

ベリィベリーが説得しようとするがツイスターは先のバタフライことあげはと同様に引き下がるつもりはない。

 

「だ、だい…じょうぶよ……わ、私だ…って、強化すれ……ぐっ!」

 

「っ!?こ、これは…!?」

 

ベリィベリーは驚きの表情を浮かべる。突然ツイスターの衣装が黒く変わったかと思いきや、緑色に戻ったりと点滅するかの様に変化を繰り返すのだ。

 

「おい、何だこれは!?ツイスター…お前の身体に何が起きている!?」

 

「ご…めん……ちょっとこれに関して……まだ…いう……勇気は…!」

 

明らかに異常な様子のツイスターにベリィベリーは不安な顔を浮かべる。

 

「兎に角だ!今のお前を戦いに参加させられない。バタフライはこの私に任せてお前はプリンセス達と共に──」

 

共にいろとベリィベリーがツイスターに向かって言おうとした時だ。

 

サイクロン!マキシマムドライブ!

 

「ん…何だ今の音は?」

 

またしてもどこからとも無く聞こえてきた音にベリィベリーは辺りを見渡し、上の方から何か音が聞こえ上に視線を向けると真上から緑色の風が襲いかかってきた。

 

「なん、うおおおっ!?」

 

突然の風に驚くもベリィベリーはその風に弾き飛ばされてしまい、地面に倒れ伏してしまう。

 

「いつつ…ハッ!つ、ツイスター!?」

 

側にツイスターがいない事に気がつくともしやと思い、先ほど自分がいた所を見るとそこには緑色の旋風に閉じ込められるツイスターの姿があった。ベリィベリーはツイスターを助けようと旋風へ突っ込もうとした瞬間だ。突如とツイスターを閉じ込めていた旋風は消え、ツイスターが解放される。

 

「おい、大丈夫かツイスター!?」

 

「…あれ、これは…痛みが……ない?」

 

ベリィベリーに話しかけられたツイスターは自身の両手を握ったり開いたりを繰り返し、さらには先ほどまで刺さっていた氷柱が消え身体の痛みや血を多量に流した事による不調が完全になくなって気分がとても良かったのだ。

 

「これなら…バタフライを助けられる!」

 

「お、おい、ちょっと待って!先ほどの風でどういう訳かお前の身体は治った様だが明らかにおかしいぞ!」

 

ツイスターは先ほどまで傷ついた身体が癒えた事でバタフライへ加勢しに行こうとするが再度ベリィベリーに止められてしまう。

 

「あの黒い姿もそうだが、先ほどお前の身体を癒した謎の風の正体は分かっていないんだぞ!ひょっとしたら戦っている最中突然身体が不調を起こして倒れるかもしれないんだぞ!」

 

確かにベリィベリーの言う通りだ。今のツイスターは先ほどの謎の風で身体が癒えた。しかしひょっとしたら後から身体にとんでもない悪影響が出たりするかもしれない。また、身体に蓄積されたアンダーグエナジーが限界を超えて理性を失い暴走する…そんな可能性があるのだ。

 

「…それでもよ。私は…仲間を助けたいの!あんたとバタフライ…あげは姉さんが無茶をしてまで私を助けた様に!」

 

「っ!…お、お前…」

 

ツイスターの目は先ほどあげはが彼女を助けようとしたい一心の目と全く同じな事にベリィベリーは驚きの表情を浮かべる。そして、何秒か経った後、彼女はため息を吐く。

 

「……お前たちは揃いも揃って頑固だな。仕方ない、行け」

 

「え、いいの?」

 

「お前の代わりに私が行っても良いが、現状お前が行ってきた方が勝つ確率が高いからな。私はその間にプリンセスと子供達の側にいよう。バッタモンダーの事だからまた子供達を利用するかもしれないからな」

 

「ベリィベリー……ありがとう!」

 

ツイスターはベリィベリーにお礼を言うと彼女はバタフライを助けに駆け出した。

一方でバタフライは飛んでくる氷柱や冷気を避けていくが、その表情は焦りが浮かんでいた。

 

「どうした?変身した時の自信はどこいった?」

 

「くっ、まだちょっと力に慣れてないのっ‼︎」

 

挑発してくるバッタモンダーにバタフライは眉を顰めつつ投げキッスをすると蝶の形をしたエネルギーが飛んでいきランボーグに命中する。しかし、これはランボーグにとって大したダメージになってない様だ。

 

「ちょっと自信無くすんですけど…」

 

自分の攻撃が全く通用しない事にバタフライは段々と自信を無くしかける。普段からツイスター達の戦いを遠くから見てきた彼女も自分がプリキュアに成れた事からランボーグを倒せると思っていたが、現実はそう上手く行かず苦戦を強いられていた。

 

「さあ、ランボーグ!そいつをやっちまえ!」

 

『パオングウウウウウウウッ!!!』

 

2本の氷柱が大きく膨張するとそのままバタフライに向かって発射する。

 

「こんな物!」

 

対してバタフライは飛んでくる2本の氷柱を防ごうとバリアを出すが、バッタモンダーはそんなバタフライにニヤリと笑みを浮かべると指を鳴らした。すると2本の氷柱はそれぞれ4本…合計で8本に分離するとバリアを避けバタフライへ襲い掛かる。

 

「しまっ!?」

 

バタフライは自身に迫る氷柱を見て今からバリアを貼っても間に合わないと思い、腕を交差させて防御の姿勢を取った。

 

「はあああああっ!!!」

 

その時、風を纏ったツイスターがバタフライの前に現れると迫り来る8本の氷柱を破壊。

 

「大丈夫バタフライ!?」

 

「つ、ツイスター!?何で…て言うか身体大丈夫!?」

 

「お、落ち着いて!か、肩が痛いって!いだだだだっ!!!」

 

ツイスターの両肩を掴んで問い詰めるバタフライ。対してツイスターは彼女は思わず悲鳴をあげ、バタフライもハッとなり「ご、ごめん」と言って彼女の肩から手を離す。

 

「それで…大丈夫なの?さっきまで怪我をしていた筈なのに…!」

 

「大丈夫よ。それよりも先ずはあのランボーグを倒すのが先よ」

 

ツイスターはバタフライからランボーグへ視線を向けると構えを取る。だが、そばに居るバタフライは何か思い詰めた表情を浮かべ構えを取ろうとしない。

 

「バタフライ?」

 

「ごめんね…カッコ悪い所を見せて…」

 

「え?」

 

バタフライの言葉にツイスターは呆気に取られる。対してバタフライは口を開く。

 

「最強の保育士の力を見せるって、言ったのにこんな無様な姿を晒して…」

 

自分もプリキュアになったからには大人として皆んなにカッコいい姿を見せるつもりがランボーグに苦戦して更には先ほどまで怪我をしていたツイスターに助けて貰うと言う事になってしまった事にバタフライは自身を情けないと思っている。

 

『そんな事無い(よ)(です)!』

 

「える!」

 

「…え?」

 

だが、それをバッタモンダー達を除くその場にいる一同が否定する。

 

「バタフライはカッコいいですよ!」

 

「そうだよ頼りになるし!」

 

「困った時に僕たちを助けてくれる!」

 

「敵を前にして引かない勇気がある!」

 

「あげは先生は最強だよ!」

 

「それに優しいし!」

 

「ばたふらい、ちゅよい!」

 

「私もバタフライ…あげは姉さんがプリキュアになって、とても嬉しいよ」

 

「み…皆んな…!」

 

ツイスターだけで無くスカイ達やたける達、そしてエルがバタフライはカッコ悪いとは微塵も思っていない。それを聞いてバタフライは驚きの表情を浮かべる。

 

「ハッ…何を言っているんだい?其処にいる彼女はあんな啖呵を切ってランボーグ相手にk「フンッ!」え、うおあっ!?」

 

バタフライを馬鹿にしようとしたバッタモンダーだが、其処へツイスターが以前の様にバッタモンダーの足元にバトン形態になったテンペストバトンを突き刺さした。

 

「ちょっと其処黙りなさい…とにかく此処にいる皆んながバタフライの事を誰もカッコ悪くも無様なんて思ってないよ」

 

「ありがとう…でも、私はプリキュアとしての力を使いこなせて無いし…」

 

皆んなから応援されるが先ほどまでの自分の力が通用しない事を気にしておりイマイチ自信が湧かないバタフライ。そんな彼女にツイスターは話しかける。

 

「だったらもう一度想像して見て…最強の保育士を目指す自分の姿…其処からの過程、幼虫から蛹…そして蛹から羽化した蝶の様に!」

 

「蛹から羽化した蝶……」

 

その言葉を聞いてバタフライの脳裏には数々の記憶が過ぎる。最強の保育士を目指すまで過程は決して楽な物では無い。だが、其処まで至るには様々なら努力をしてきて今日に至る。

 

「…ありがとう。お陰で自信が出てきた」

 

「前に私が辛い思いをしていた時に話に乗ってくれたしね。これくらいはさせてよね」

 

バタフライはツイスターにお礼を言うが彼女は謙遜な態度を見せる。一方でバッタモンダーは足元に突き刺さったテンペストバトンを引き抜き、放り投げる。

 

「お前ら!俺の事を忘れやがって!ランボーグ行け!」

 

『パオングウウウウウウウッ!!!』

 

再び膨張させた氷柱を放つと分裂してツイスターとバタフライに襲い掛かる。

 

「此処は私g「待って、私に任せて!」バタフライ?」

 

ツイスターの前にバタフライが立つと自身の唇に指を添える。

 

「またそれか?そんなチンケな攻撃が通用する訳ないだろ!」

 

「チンケな攻撃ね、果たしてどうかなっ!」

 

そう言ってバタフライは迫り来る氷柱に投げキッスを放つと蝶のエネルギーは先ほどと比べて一回りも二回りも大きくなり其処から10、いや30と言った数に分裂して氷柱を相殺するとそのままランボーグへ襲い掛かる。

 

『パオオオオオングッ!?』

 

「んな!?嘘だろ…何で突然こんな力が…!」

 

先ほどまで効いていなかったバタフライの攻撃がランボーグに大きなダメージを与えた事にバッタモンダーは衝撃を受けた。

 

「フッフーン、これが私の本来の実力だよ。じゃあ、ツイスター。一緒に行こう!」

 

「うん、勿論よ!」

 

バタフライの言葉にツイスターは強く返事をすると共にランボーグへ駆け出す。

 

「くっ、突然風向きが変わりやがった。ランボーグ絶対に勝てよ!」

 

『パオオオオオオオオオンッ!!!』

 

迫り来るツイスターとバタフライにランボーグは冷気と氷柱を同時に放つが2人はそれを涼しい顔を浮かべて避けていき距離を詰めると、それぞれ左右に別れツイスターはバトンを回収。バタフライはその先に落ちていたマフラーを手に取るとカウボーイの如く振り回しつつランボーグの足に目掛けて投げ、4本の足を纏める。

 

『パオッ、パオッ!』

 

「お、おい、ランボーグこっちにって、ぎゃああああっ!?」

 

4本の足を纏められた事でランボーグはその巨体を支える事が出来ずバッタモンダーの方へ倒れてしまいバッタモンダーは辛うじて下敷きにならなかったが、衝撃で吹き飛ぶ。

 

「よし、行くよツイスター!」

 

「オッケーバタフライ!」

 

バタフライとツイスターは互いに返事をするとランボーグの真上に高く飛び上がり、足を構える。

 

「「プリキュア!ダブルキック!」」

 

『パオンッ!?』

 

2人の強力な蹴りがランボーグに決まり、その巨体は再び宙を舞い地面に倒れ伏す。

 

「う、嘘だろ!?あんな奴に俺のランボーグが…!」

 

地に倒れ伏すランボーグを見てバッタモンダーは絶望の表情を浮かべる。

 

「さあ、ツイスター。アゲアゲで決めよっか♪」

 

「うん!」

 

再び2人は高く飛び上がるとツイスターは全身に風を纏い、バタフライは足元に大きな蝶型のバリアを召喚する。

 

「ヒーローガール!ツイスターストライクッ!!!」

 

「ひろがる!バタフライプレス!!!」

 

ツイスターはドリル状に回転し、バタフライはバリア目掛けて蹴りを放ちそのままランボーグ目掛けて急降下する。

 

「や、ヤベッ!ランボーグ早く立って迎え撃て!」

 

『パオッ、パオオオオオング!!!』

 

ランボーグは足に巻かれたツイスターのマフラーを何とか解くと牙と鼻の中心にエネルギーを貯めると真上にいる2人を撃ち落とすべくエネルギーを放とうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、どこからとも無くエネルギー状の矢が飛んできてランボーグが貯めていたエネルギーを撃ち抜き暴発させる。

 

『バオオオンッ!?』

 

「え、えええええっ!?な、何だ!?何で爆発したんだよ!?」

 

バッタモンダーにとっては突然爆発したにしか見えず焦りの表情を見せる。一方でツイスター達も突然暴発したランボーグを見て不思議な顔を浮かべる。

 

「何が起きたのかしら?」

 

「わかんない。でも…」

 

「「これはチャンス!はあああああああっ!!!!」」

 

2人はそのまま急降下しそれぞれの浄化技をランボーグに喰らわせるとランボーグは爆発し、その前にツイスターとバタフライが降り立ちハイタッチをする。

 

「やったわね。バタフライ」

 

「ツイスターもね、これにて一件落着…ってあれ?」

 

バタフライは勝利のガッツポーズをするが目の前の土煙が晴れるとそこにはボロボロであるがランボーグがまだ健在していた。

 

「ちょっと、そこは初回限定で必ず倒される物でしょ!」

 

「バタフライ。そんな物あったら苦労しないわよ」

 

バタフライの言葉に呆れるツイスター。やはり強化したランボーグは合体技じゃないと倒せないのかと思い悩むとバッタモンダーが口を開く。

 

「ど、どうやら倒せなかった様だね。それなら今度はこっちから行くよ!」

 

『パオオオオオング!』

 

ランボーグはボロボロの身体を庇いつつもツイスターとバタフライに氷柱を発射するが2人はそれを避ける。

 

「どうするツイスター?」

 

「そうね…」

 

バタフライから何か作戦は無いかとツイスターに声を掛けると彼女は口元に手を当てて考える。

 

(やっぱり私が強化した状態でランボーグを浄化するしかなそうね)

 

強化すればランボーグを浄化出来る可能性があるがアンダーグエナジーがまた身体に蓄積して苦痛を味わう事になる。しかし其処は割り切るしか無いと思いツイスターは強化を使おうとする。

 

「どうやらお困りの様ですね」

 

『ん?』

 

その時、その場に新たに聞く声が聞こえた事に一同は声が聞こえた方へ振り向くと其処には黒をベースに紫と白の模様が入ったアタッシュケースを片手に持つ青年が立っていた。

 

「あの人は……誰?」

 

バタフライは初めて見る顔の青年に首を傾げる。一方で隣にいるツイスターは信じられない物を見る様な目で青年を見つめた。

 

「嘘でしょ…何であいつが…!?」

 

「ツイスター?」

 

隣で酷く動揺するツイスターにバタフライはどうしたのだろうと不思議に思う。一方でスカイ達とベリィベリーはその青年の顔には見覚えがあった。

 

「あ、貴方は!?」

 

「桜井…!」

 

「侑斗さん!?」

 

「何故、お前が此処に!?」

 

其処に現れたのは以前河川敷の帰り道に出会った桜井侑斗と名乗った青年だ。何故彼が此処にいるのか4人は不思議でしょうがなかった。

 

「この間振りですね皆さん、何やらお困りの様ですから助けに参りました」

 

「あれ、ひょっとして…我々の正体がバレてます!?」

 

「そ、そんな訳…って、言いたい所だけど…」

 

「あの口ぶりからしてバレているっぽい……ですよね」

 

侑斗の様子からして自分達の事がバレていると察したスカイは慌てふためく。それを他所にベリィベリーは侑斗に話しかける。

 

「助太刀してくれるのは嬉しいが、相手はただの人間では歯が立たん。悪いが逃げてくれ」

 

「ご心配には及びません。こう見ても私は力に自信がありますので」

 

侑斗にこの場から去る様に言うベリィベリーだが、侑斗はこの場から去ろうとする意思はない様子だ。

 

「いや、誰だか知らないけど幾ら力に自信があってもランボーグにh「何であんたが此処にいるのよ!?」つ、ツイスター?」

 

侑斗を説得しようとしたベリィベリーだが途中話に割り込んだツイスターを見てベリィベリーは驚きの表情を見せる。今のツイスターは何故か侑斗を仇をみるかの様な憎しみの眼差しを向けているのだ。

 

「どうしたのツイスター。あの人と何かあったの?」

 

バタフライはツイスターを宥めつつどうして今にも侑斗に飛びかかりそうな顔をしているのか不思議に思った。

 

「久しぶりですねツイスター、ちょっと苦戦していた様なので少し手助けをさせて頂きました」

 

「手助けって…まさか、あのクワガタや風は!?」

 

ツイスターは侑斗の言葉の意味を理解する。対して侑斗はクスリと笑みを浮かべる。

 

「ご察しの通り、スタッグフォンとバットショットにそれぞれヒートメモリとサイクロンメモリを装填して陰ながらあなた方のサポートをしました」

 

そう言うと機械のクワガタ…スタッグフォンはたける達から離れ侑斗の手元に行き、更に彼の側にはバットショットが飛んでいる。

 

「ついでに言えば先程もランボーグがよからぬ事をしたので妨害させて頂きました」

 

「何だと!?おい、何処のどいつかは知らないがふざけた真似をしやが…ヒエッ!?」

 

バッタモンダーは侑斗に文句を言おうとしたが、まるでゴミを見るかの様な眼差しを向けられ思わずビビってしまう。

 

「そっか、じゃあ今までお兄さんが助けてくれたんだあr「バタフライ!こんな奴にお礼なんて言っちゃダメ!!!」つ、ツイスター本当にどうしたの?さっきから本当に変だよ」

 

バタフライは先程から様子のおかしいツイスターに不思議に思い話しかける。一方でツイスターは睨みつつ口を開く。

 

「あんた…偽名を名乗ってまで一体何しにきたのよ!?」

 

『ぎ、偽名!?』

 

ツイスターの発言に一同は思わず偽名という言葉に反応する。目の前の青年は以前会った時は桜井侑斗と名乗っていたがそれが偽名だと知り、更には先程から警戒するツイスターを見て一同はその青年を怪しむ。対して青年は誤魔化す事なく自分の正体を明かし出す。

 

「その通り。私の名前は桜井侑斗ではありません。本当の名前は善井正義です」

 

「え、善意…正義?」

 

「それって…」

 

「まさか、あの時の!」

 

桜井侑斗…否、善意正義の名前を聞いてスカイはかつて自分達の前に現れ、圧倒的強さを見せた白き戦士の姿が過ぎる。

一方で正義は白いベルト…ゼインドライバーを取り出すと腰に装着し、右手には白い板状のアイテム…ゼインプログライズキーが握られている。

 

「そして、またの名をゼイン…仮面ライダーゼイン」

 

ゼイン!

 

ゼインプログライズキーのボタンを押すとキーが展開し、更に彼の背後には都心の風景が映る青い光球とファンタジー世界の映る光球が浮かび上がる。

 

「変身」

 

ドライバーにキーを挿入すると光球が一体化して高速道路のタイムラプス映像が流れ始める。正義の身体には白い装甲とマントが装着される。

 

ゼインライズ!ジャスティス!ジャッジメント!セイギ!ゼイン!

 

salvation of humankind

 

此処にかつて並行世界からやってきた悪意を根絶する正義の使者が再びツイスター達の前に姿を現した。

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