それではコラボ最終話をどうぞ。
一同の前には正義が変身するギーツの新たな姿…ギーツコマンドフォーム・ジェットモードが現れる。
「な、なんだいそのかっこいいアーマーは!?」
「これが私の現状最強の姿、仮面ライダーギーツコマンドフォームです」
ギーツの新しい姿を見てキメラングは目を輝かせているとギーツは装甲に突き刺さる剣を引き抜くと空を飛翔する。
「あなた方は巻き添えを喰らいたくなかったらその場から離れなさい!」
「全く、時間を稼いであげたというのにお礼も言わず美味しいところだけを持っていこうとするなんて…腹が立つわね」
ギーツの発言にツイスターは気に食わず悪態を吐くとスカイが話しかける。
「ツイスターそれよりもプリズムとウィングが動けない今、2人をを連れて一旦離れましょう」
「そう言われると…仕方ないわね。それに迎えも来たようだし」
ツイスターは視線を上に向けるとベリィベリーが乗るシロップが丁度こちらへやって来ると一同は飛び乗って離脱する。
「おいおい、勝手に逃げるんじゃ無いよ!」
キメラングは離れていくツイスターを追いかけようとメタルリーバードを動かすが、ギーツが待ったをかける。
「おっと、そうは行きませんよ」
「ぐおっ!?」
突如としてメタルリーバードの死角からギーツが持っていた剣…レイジングソードで切り裂いたのだ。
「いきなり死角からの攻撃って殺意高くない!?」
「そうですか?しかし、戦いという物に卑怯も何も無いでしょう。互いの力、技術を出し惜しみなく使うのが正解じゃないですか?」
「おっと、痛い所を突いてくるね。それなら全力を持って君を相手してあげるよ!」
キメラングはそう言うとメタルリーバードの両翼から羽型のミサイルをギーツに向かって大量に撃ち込むもギーツはジェットモードの機動力により全て避けると翼の付け根に向かってレイジングソードを振る。
「ハアッ‼︎」
「ぐおっ!?め、メタルリーバードの強固な翼が!?」
翼が片方切り落とされた事によりメタルリーバードはバランスを崩して落下。キメラングはどうにか空中で踏み留まってろうとする。
「落ちるなら最後まで落ちる物ですよ!」
「うおおおおおおおおっ!?」
しかし、ギーツによって残った翼も切り落とされてしまうとメタルリーバードは真下にある地面へと落下。その後ギーツも地面に降り立つ。
「さて、トドメと行きましょう」
REVOLVE ON!
ベルトを回転させるとギーツの装甲は上下入れ替わり、翼が腰へ2丁のキャノン砲が肩に背負った状態コマンドフォーム・キャノンモードへと変化。そのキャノンをメタルリーバードへ向け、右側のバックルのボタンを押す。
LOCK ON
キャノンの照準を合わせると両肩の砲台にエネルギーを貯まっていく。それからギーツはバックルのレバーを操作した。
COMMAND TWIN VICTORY
その直後、2丁のキャノン砲から貯まったエネルギーが一気に放出されてメタルリーバードに向かって行った。
「ククク、素晴らしいアーマーだね。でも、私も奥の手は持っているよ!」
そう言うと操縦桿に刺さっているブーストバックルとミラージュペンを捻るとメタルリーバードの全身の装甲が剥がれると巨大な大砲が露わになる。
「受けてみな!デスメットキャノン!!!」
メタルリーバードが隠していた大砲から放たれる強力なエネルギーとギーツの放つエネルギーはぶつかり合ってせめぎ合う。
「ぐっ…あちらの方が威力が大きい…!」
「そらそらどんどん押して行くよ!」
するとパワーはメタルリーバードが上なのか、仮面越しに辛そうな表情を浮かべるギーツ。キメラングの方はそんな彼に追い討ちを掛けるかの様にデスメットキャノンの出力を上げてどんどん追い詰めていく。
「ハーハハッ!!!どうやら前回のリベンジが果たす事が出来そうだ!あの時の屈辱を今晴らさせてもらうよ!」
そう言うとキメラングはトドメを刺すと言わんばかりに出力を最大限まで高めようとした時だ。
「「エクストリーム!」」
「ツイスターズ!!!」
「ぐおおおおおっ!?」
「なにっ!?」
その時、キメラングの斜め上から聞き覚えのある声が聞こえた瞬間、青と緑と白のエネルギーがメタルリーバードを襲い、ギーツは反射的にエネルギーが放たれた方向を見ると、そこにはシロップに乗り込むツイスター達が合体技であるエクストリームツイスターズを放っていたのだ。だが、ツイスター達3人はボロボロである為、ウィングとバタフライとベリィベリーに身体を支えて貰っている状態だ。
「言ったでしょ、あんたに美味しいところを持ってかれると腹が立つって!」
「ふっ、美味しいところを持って行くつもりはありませんが、感謝します!」
ツイスター達のアシストによってデスメットキャノンの出力が下がった事でギーツは感謝を述べると再びベルトをレバー操作。それにより自身のキャノン砲の出力を上げて一気にデスメットキャノンのエネルギーを粉砕。そのままメタルリーバードの胴体を貫くとメタルリーバードは全身の所々に電気や炎が漏れ、大爆発を引き起こした。
そして、ギーツの側にツイスター達が降り立つとスカイは燃え盛るメタルリーバードを見て恐る恐る話しかける。
「ひょ、ひょっとして……キメラングを殺しちゃったんですか?」
「私としてはそうであって欲しいですが……奴はあそこに居ますよ」
ギーツはスカイの質問に答える様に近くのコンテナな向かって指を刺すと所々ボロボロで痛々しい姿のキメラングがコンテナに寄りかかって立っていた。
「ふぅー…ふぅー……い、今のは流石に死ぬと思ったよ…でも、ミラージュペンとこれさえ有ればまだ戦える…!」
そう言って取り出したのはブーストバックルだ。どうやら爆発の間近で回収に成功していた様だ。それを見たツイスター達は警戒の表情を見せる。ただ、そんな彼女達とは対照的にギーツはどこか余裕のある態度を見せ、キメラングに話しかける。
「そんなあなたに特別に忠告しておきましょう。…そのブーストバックルを直ぐに手放せばこれ以上痛い目に遭わずに済みますよ」
「何を言っているんだい?こんな素晴らしいアイテムを簡単に手放す馬鹿が何処に…ぶべっ!?」
何処にいるとキメラングが言いかけた時だ。ブーストバックルが1人でに起動するとキメラングの顔面に突っ込むと彼女は吹き飛び、ブーストバックルは何処かへ飛んで行ってしまった。それを見た一同はポカンとした表情になる。
「え……何よ今のは?」
「ブーストバックルは一度使うと強制的に使用者の側から離れていく仕様となっているんですよ」
ツイスターの疑問にギーツは答える。どうやら強力な力な分連続の使用を避ける為の安全装置が働いた様でキメラングの顔面に当たる事故が起きたものの彼女の手から強制的に離れた様だ。
そして、キメラングはゆっくりと立ち上がって一同を睨む。
「く、屈辱だよ…私がこんな間抜けな姿を晒すなんて…!」
「それが悪意ある者の最期の一つという物ですよ。なに、介錯は私がしますから安心してください」
「あっ、待ちなさい!」
キメラングにトドメを刺そうとギーツが動き出し、突然の事にツイスター達は少し遅れて動くもギーツを止められず。ギーツはそのまま動けないキメラングをレイジングソードで切り裂こうとした。
「キメランラン」
「なにっ!?」
呪文を唱えたキメラングはその場から消えるとギーツの持つレイジングソードは空振って周囲を見渡すと声が響き渡る。
「今回は中々のデータが取れた。…プリキュアの諸君とゼインにその他。君達には感謝するよ。それではまた次に会おう」
「「誰がその他だ(ロプ)!」」
その他呼ばわりされた事にベリィベリーとシロップは思わず声を上げるもキメラングの返事は無く更に気配も消え、彼女はこの場から去ったのだと理解する。そして、それを理解したツイスター達はほっと一安心するが、何故かギーツはツイスター達にレイジングソードを向ける。
「さて、悪意あるものがこの場から去ったからには我々の戦いの続きをしましょうか」
「ええっ!?つ、続きってまさか!?」
「無論、ましろさんを賭けた戦いです」
ギーツはどうやらプリズムをまだ諦めていなかった様でツイスター達と戦う気は満々らしい。
「ちょっと!もうプリズムを狙わないんじゃなかったの!?」
「私があなた方と共闘したのはあのキメラングという者が厄介だったので仕方なく共闘したまででましろさんを諦めたなんて一言も言ってませんよ」
「あっ、言われてみたら確かにそうでした!」
スカイの言葉に一同は思い出した。ギーツこと正義は色々あってツイスター(混乱)によってビンタで強制的に共闘を了承したが、肝心のプリズムの件だけは一向に解決してなかったのだ。
「上等よ…あんたがその気ならこっちもプリズムを守る為、全力で戦って──」
と、その時だ。ツイスターの身体から何かがポロリと落ちてそれにベリィベリーが気づく。
「ん?おい、ツイスター何か落としたぞ」
「へ?」
声をかけられたツイスターはベリィベリーの方に振り返ると彼女の手に持っている物に気がつく。
「あれ、それって…」
「確かキメラングがツイスターに付けた…」
「チョーカー?」
「いや、確か首輪だよね…?」
ベリィベリーの手にはキメラングが善意でツイスターの身体にあるエネルギーを透析する首輪であると一同は気がつくと、それを聞いたベリィベリーは動揺を見せる。
「く、首輪だと!?己っ‼︎あのヘルメット女ぁ‼︎ツイスターを自分の物だと独占アピールのつもりか!?なんと羨ま…じゃなかったいかがわしい奴だ!」
「いや、その首輪はそんな意図は無い…筈ですよね?」
「いや、其処は断言出来ないのかロプ?」
自信のないウィングの発言にシロップは呆れた顔を浮かべる。
「ええい!こんないかがわしい首輪なんてこうだ!」
そう言ってベリィベリーは首輪を放り投げると電撃で消し飛ばしたのだ。
「ああっ!!!あんたなに勿体無いことをしてくれ……ってあれ?」
『つ、ツイスター!?』
ベリィベリーに文句を言おうとしたツイスターだが、突如と全身に力が抜けると地面に倒れそうになってしまう。それを見たスカイとプリズムが咄嗟に受け止めるものの、そのままツイスターの変身が解かれてしまう。
「ら、らんこちゃん!?」
「だ、大丈夫ですか!?」
突然らんこの変身が解かれた事にスカイ達は驚き心配の声を掛ける。
「ち、力が…入らない……あと、全身が筋肉痛で痛いんだけど…!」
「ちょ、大丈夫らんこちゃん!?」
どうやら先程までの激しい戦闘に加えてアンダーグエナジーと悪意のエネルギーをその身で受けた事にらんこの身体はスカイ達と比べて大きな肉体的疲労が生じてしまった様だ。
「なにっ、筋肉痛だと!?それなら私のマッサージで直ぐに身体の痛みをほぐして痛みを快楽へ変えてやるぞ」
「ちょっ!?あ、あんた……この場でマッサージって辞めな…って、無理矢理服を脱がそうとしないで!」
「ベリィベリーさんらんこさんの痛みを和らげたい気持ちは分かりますが無理矢理は駄目ですって!」
「ええい離せ!らんこの柔肌を触らせろぉっ!!!」
やや暴走気味のベリィベリーはらんこの服を無理やり脱がそうとしたがスカイに取り押さえられてしまう。そんな彼女をプリズム達は呆れた表情や苦笑いを浮かべるのであった。
(ふむ、これはどうしたものか…)
一方でギーツは先程まで一触即発の雰囲気だった筈が何故か急に場の雰囲気が180度変化し、ギーツもこの状態で戦うのにやや苦手意識を覚える。普通なら目的の為なら多少の雰囲気は目を瞑っても戦おうとするが、どこか懐かしく覚える光景に戦う気力が薄れていった。
(そういえば私の高校生活やましろさんの家で彼女達と生活していた時もこんな感じに騒がしかったですね…)
今ではもう味わう事の出来ない思い出が脳裏に蘇っていくとギーツは次第に持っていたレイジングソードを地面に降ろす。その直後、カツンと音が響き渡るとスカイ達はハッとなりギーツの方へ向き直る。
「っ!そ、そうでした!今はこんな事をしている場合じゃありません!」
「みんな!プリズムを守るよ!」
スカイとバタフライの掛け声にらんこを除く一同は戦いの構えを取る。一方でギーツはレイジングソードを地面に向けたまま何故か一向に構えようとしない。
「あれ、どうしたんでしょう?」
「なんで…あいつは剣を構えないんだ?」
何処と無くやる気を感じさせないその姿に疑問を覚えるもそれは罠かもしれないと警戒をしているとその場から着信音が響き渡り、一同はその音が何なのかと警戒すると、ギーツが腰から自身のマークが入ったスマホを耳に当てる。
「私です」
「なっ、これから戦うっていうのにスマホなんて…!」
「ふざけてますよ!」
戦いが始まる間近で誰かと暫く通話するギーツの姿に一同は苛立ちを覚えるもプリズムに支えて貰っているらんこだけは何やら不思議そうな顔をしてギーツの様子を見守っている。
「はい…致し方ありませんね…わかりました」
「漸く終えましたね」
「全く、緊張感がない奴だ」
そう言うとギーツは通話を終えてスマホを片付けるとそれを見たスカイ達は再び戦いの構えを取る。
「皆さん。残念ですが今私の世界で少しトラブルが起きた様なので今回はこの辺で帰らせて貰います」
『……え?』
しかし、いきなり帰ると言い出したギーツの発言に一同は目を丸くする。一方でギーツの側には灰色のカーテンの様な物が現れると其処に向かって歩き出す。それの中に入る直前、彼は変身を解除して振り返る。
「それでは皆さん…またの機会が有ればお会いしましょう」
そう言うと正義は別れの挨拶を告げると灰色のカーテンに入り、カーテンごとその場から姿が消えた。同時に正義がゼインの能力によって作り出された空間が解け、元いた保育園に戻ってきた。
一同は元の保育園に戻って来れた事が分かるとその場で座り込む。
「ふぅー…疲れましたぁ…」
「い、一時はどうなるかと思ったよ…」
スカイとプリズムの言葉に一同は同意する。最初はバッタモンダーの操るランボーグ。次はゼインとの戦いに最後はキメラングと彼女の操るメカといった具合の連戦を強いられるとは思わなかった。加えてバタフライに関しては初戦闘にも関わらず連戦をしたのはスカイ達と比べるとかなりの酷であった。
「取り敢えずゼインが元の世界に戻ってくれた事は良かったですね」
「うんうん、お陰でプリズムが連れて行かれずに済んだ事だしね」
「全くだ。奴に電話が掛かって来なかったらどうなっていたことやら」
もしも電話が掛かって来なかったら戦いが起こっていただろう。その結果はどうなった事やらあまり想像したくないと一同は思っていると、1人体力が無くなり筋肉痛により地面にうつ伏せに倒れるらんこはゆっくりと口を開く。
「それは違うと思うわ。多分だけどあいつに電話なんて掛かってなかったと思う」
『えっ!?』
らんこの発言にスカイ達は驚きの反応を見せる。
「な、なんで電話が掛かってないって分かるんですか!?」
「そうだよ。だって思いっきりスマホの着信音が鳴ってたし」
スカイ達はまさかスマホの通話の件は嘘で本当は正義が自分の意思で引いたとは信じがたかった。
「私も確信は無いわ。でもあいつは最後の方は私たちと戦う気力が無かった感じがしたのよね…」
「気力が無い?」
らんこの発言に些か疑問を覚えるウィング。あれほどプリズムに執着していた正義が自分から進んで諦めるなんてあまり想像も付かない。
「それにあいつは筋を通すって言って私に自分を殴るのを強要させたり…何かしらの心境の変化があったんじゃないのかしら…」
「そう…だといいね」
実際正義は本当に元の世界でトラブルがあったのか、はたまたらんこの言う通り心境の変化が起きたのか分からない。何しろそれを知る方法は存在しないのだから。だが、出来たら心境の変化であって欲しいとらんこは思った。
「さて、それよりも誰か私を運んでくれない?そろそろエルや園児達が戻っt「えるーっ!」
その時、らんこの声を遮るかの様に遠くから聞き覚えのある声が聞こえて一同は声が聞こえた方へ振り向くとスリングに乗ったエルがこちらに向かって飛んできたのだ。どうやら自分達が居なくなった事を心配して今にも泣き出しそうだ。
「うわわっ!?え、エルちゃん!私たちは大丈夫ですよ!」
「ごめんねエルちゃん心配掛けて」
「何とか帰って来れましたよプリンセス」
「そうだよ。みんな無事だから大丈夫だよ」
スカイ達はエルを悲しませないために安心させようとすると次第に表情も穏やかになっていくが、らんこの姿を見た瞬間表情が一変する。
「にゃ、にゃんこーっ!?」
「え、エル…わ、私は大丈夫よ…だからそんな取り乱………」
「ら、らんこさん?」
「どうしたの?」
エルを心配掛けまいとらんこが彼女に声を掛けるも途中で言葉が止まった事に一同は不思議に思い彼女の顔を覗いてみると白目を剥いて気絶していた。
「「「「ら、らんこ(ちゃん)(さん)!?」」」」
「にゃんこーっ!」
「お、おい、しっかりするロプ!」
この後、シロップによってベリィベリーの付き添いで先に虹ヶ丘家へ運ばれていくと治療を受ける。その間にスカイ達はその場に残ると戻ってきた園児達のフォローをし、その場に居ないツイスターとベリィベリーを何とか誤魔化す事に成功するのであった。
──────────
保育園の一件から翌日、虹ヶ丘家に大量の荷物を持ったあげはが訪れ、また泊まりに来たのかとソラ達はあげはに聞いてみると彼女はあるニュースを言い出した。
「今日からこっちに引っ越してきちゃった」
「「「えっ!?」」」
あげはの発言にソラ達は驚きの声を上げる。
「この度私もプリキュアになった訳じゃん。だからさソラちゃん達みたいに一緒にいた方がいいでしょう?勿論最強の保育士も目指しているから保育士とプリキュア両方頑張っちゃうからこれからよろしくねー♪」
「アゲッ!」
プリキュアになった他に実習先の保育園も虹ヶ丘家に近い事からあげはは此処に住む事になり、虹ヶ丘家に住む一同にテンション高めな挨拶をするとエルはノリ良く返してくれるが、ソラ達3人は返事をしなかった。
「あれ、3人とも聞こえなかった?今日から一緒によろしくねー♪」
「え…ええ」
「わ、わぁ…あ、あげはちゃんがウチに住む…う、うれしいなぁ…」
「そ、そう…ですね…」
「いや、テンション低っ!?」
明らかにテンション低めなソラ達にあげはは思わずツッコミを入れる。
「ね、ねぇ、さっきからなんか皆んなアゲアゲじゃなくてサゲサゲな感じだけど、何かあったの?」
「い、いや…大した事ではありませんが…」
明らかに何か言いづらそうな顔をしているソラにあげはは疑問符を浮かべていると、ましろが恐る恐る話しかける。
「あ…あのさ、あげはちゃん…確認だけど引っ越す事はらんこちゃんには伝えてあるの?」
「らんこちゃんに?…いや、どうせだったららんこちゃんにはサプライズで次此処にきた時に驚かせたいからまだ秘密にしようと思ってね」
そうすればらんこの驚く顔が拝めるだろうなとあげはは楽観的なことを考えていると、ツバサは僅かに言いにくそうな顔をしつつも話す。
「あげはさん…今の内に謝罪の言葉を考えた方が良いですよ?」
「え、謝罪?」
ツバサの発言に首を傾げるあげは。何故謝罪の言葉を考えなければならないのだろうと疑問に思う彼女はどう言う意味なのかとツバサに詳しく聞こうとする。
「ねぇ、謝罪の言葉ってどうい「あげはねぇさん…」へ?…ええっ!?」
リビングの方から聞こえてきた声にあげははリビングへ繋がる扉に視線を向けると其処にはベリィベリーに背負って貰っているらんこが恐ろしい顔を浮かべながら涙を流しながら何やら暗いオーラまで放ちながらこちらを見つめていた。
「信じていたのに…絶対あげはねえさんはわたしと同じだと思ってたのにぃ〜!」
「と言う訳であげは、お前に恨みは無いがらんこの八つ当たりを大人しく受けてくれ」
そう言うとベリィベリーはらんこを背負った状態であげはへと近づいていき、ソラ達は巻き添えを喰らいたく無いのかささっと壁に寄ってあげはまでの道を譲るとベリィベリーはゆっくりとあげはの元へ近づいていく。
「ちょ、ちょ待って皆んな!ら、らんこちゃんにベリィベリーちゃんもストップストップ!黙ってた事は悪かったから謝るよ。でも、サプライズのつもりでやろうとして悪気は一切無いよ。うん、一切無い!だからお願い止まってくださいらんこちゃんって、ぎゃああああああああああああああっ!!!!」
こうして、再び来訪したゼインとの戦いが終わった翌日に虹ヶ丘家生活初日にらんこに住む事を黙っていたあげはは仲間外れにされたと思われたらんこに制裁を喰らう事となったのであった。
と言うことで今回でコラボは最終話となりました。長い期間お付き合い頂きありがとうございます。ikkunさんもご協力ありがとうございました。
次回から本編へ戻って行きます。