ひろプリに野良猫系キャラを入れてみた   作:獅子河馬ブウ

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今回は遂に2人が出会います。


第88話 遂に邂逅、ベリィベリーとひかる

あげはがプリキュアとなりらんこに黙って虹ヶ丘家へ住もうとして八つ当たりという名の制裁を受けたその翌日。らんこはベリィベリーの部屋におり下着姿で顔が真っ赤で息を荒くし、全身汗だくになって床に敷かれたマットに倒れている。側にはベリィベリーが彼女の身体を舐め回す様に見つめていた。

まさか、とうとうガールズラブのタグが働いて一線を超えてしまったのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだらんこ、マッサージの感想は?」

 

「ええ、最高に気持ちよかったわよ」

 

そんな訳無く本当はただベリィベリーにマッサージをして貰っただけであった。実は前回、というより一昨日の戦いにてらんこは激しい戦闘により全身筋肉痛となってしまったのだ。その痛みに苦しんでいるらんこをベリィベリーが秘伝のマッサージを行ったお陰で完全とまで行かないがある程度筋肉痛が収まった。それに加えてらんこは体の血行も促進して肉体と精神快楽を体感出来ていた。

尚、部屋の外にはましろがおりベリィベリーが怪しい動きをしないか扉の隙間から部屋の中を観察している。

 

「さぁ、お次はメインのオイルマッサージだ」

 

「確か前々からやってみたいって言ってたわね。楽しみにしているわ」

 

初めて体験するオイルマッサージにらんこは興味津々だ。対してベリィベリーもらんこの期待に応えるべく自身の煩悩は消し去りマッサージを行おうとする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

などという事は無く、自身の爆発しそうな下心を曝け出そうとしていた。

 

(ああ、オイルまみれになって肌がテカるらんこの姿を想像しただけでそそるな)

 

ベリィベリーはこれからやるオイルマッサージであられもない姿になるらんこを妄想して口から涎が垂れかけていた。

 

「では少し待っていてくれ。ヨヨ殿から特別に調合して貰った特製マッサージオイルを貰ってくるからな」

 

そう言うとベリィベリーは部屋を出てヨヨの元へと向かった。因みにましろはオイルに何か変な物を仕込まないかとベリィベリーの後をこっそり着いていく。

そして、1人部屋に残されたらんこは仰向けになって天井を見つめてぼそりと呟く。

 

「それにしても…本当に色々あったわ」

 

思い出すのは一昨日の出来事だ。あげはの実習先でバッタモンダーが襲来し罠に嵌ってしまったスカイ達の分まで戦い、最中であげはがプリキュアへと覚醒。彼女と一緒に戦ったまでは良かったが、かつて圧倒的な力で猛威を振るった並行世界からやってきた強敵。ゼインやキメラングが乱入してくるという非常事態に陥ったりと文字通り色々あったのだ。その際にらんこが1番肉体共に精神的に疲労が溜まったため、気絶してしまう。その後、ベリィベリーとシロップによって虹ヶ丘家へ搬送される事となったのだ。

 

(そのお陰で私の人気がまた下がるかと思ったんだけど)

 

保育園から姿を消した事でキュアツイスターの人気が更に下がるかと思ったが、どうやらそうはならなかったようなのだ。今も不思議に思いつつもソラから聞かされた自分が居なくなった後の保育園での出来事を思い出す。

 

──────────

 

らんこがシロップとベリィベリーによって虹ヶ丘家へ搬送されている間、スカイ達は避難から戻ってきた園児達に囲まれていた。

ランボーグが居なくなった事で保育園に平和が戻り、その平和を取り戻してくれたヒーローであるプリキュア達に園児達は尊敬の眼差しと感謝の気持ちを伝えているのだ。

 

「あれ、こっちのお姉さんは新しいプリキュア?」

 

「きれえ〜」

 

「へ?あ、ああ、そうだったね。皆んなとは初めましてだもんね」

 

今日初めてプリキュアとなったあげはもといキュアバタフライに園児達は興味津々で見つめている。対してバタフライはキュアバタフライとして初めて会う事を思い出すと自己紹介を始める。

 

「皆んな初めましてだね。私は新しくプリキュアになったアゲてひろがるワンダホーのキュアバタフライだよ。今後とも応援よろしくねー!」

 

「「「「よろしくね〜!」」」」

 

バタフライはノリ良く自己紹介をして園児達とあっという間に仲良くなる。彼女は元から実習生としてここの園児達と仲良くなっている為、あっという間に園児達の心を掴む事に成功する。

 

「流石バタフライ!もう皆んなと仲良くなってますね」

 

「そりゃ、最強の保育士を目指しているからね」

 

「これが大人としての余裕ですか…」

 

自分達より子供達の扱いが上手いバタフライにスカイ達も尊敬の眼差しを向ける。そんな中1人の園児がある事に気がつく。

 

「あれ、そう言えばキュアツイスターがいないよ」

 

「ベリィベリーちゃんもだよ」

 

すると園児達は最初ランボーグと戦ってた時にいた筈のツイスターとベリィベリーがこの場にいない事に気がつくとプリズム達も悩ましい顔を浮かべる。此処で正直に気絶して帰ってしまったなんて言えば、ただでさえ人気があまり無いツイスターが更に人気が減ってしまう危険がある。その事を懸念し3人は誤魔化す方法を考えたが、その答えが出る前にスカイが話してしまう。

 

「ツイスターなら先程の戦闘により気を失ってしまったのでベリィベリーさんと先に帰りましたよ」

 

「「す、スカイ!?」」

 

「えるっ!?」

 

「ちょっ!?そんな事を言ったら…!」

 

「え?……あっ!」

 

スカイが正直に事情を話してしまった事でプリズム達は慌てた表情を浮かべる。スカイも己の失言に気付き咄嗟に口を押さえるが時既に遅しである。

 

「ええ、ツイスター負けちゃったの?」

 

「スカイ達はちゃんと勝っているのに」

 

ツイスターが気を失ったと聞いて園児達はツイスターが戦いに負けたのだと勘違い落胆した表情を浮かべる。

 

「それは違います!ツイスターは負けたのではありません激しい戦いが終わって疲れて倒れてしまっただけですよ!」

 

「そうだよ!寧ろツイスターは私達以上に戦っていたよ!」

 

「僕達敵の罠に掛かってしまって動けなかった時に彼女は僕達の分戦ってくれましたよ!」

 

「スカイ達の言う通りだよ。皆んなはツイスターは弱いイメージを持っているかもしれないけど、あの子は私達の中で一二を争う程の強さを持っているんだ。ただ、その分戦いで私達を守るために無茶しちゃって。それで私達の代わりに傷つくから弱いって誤解しちゃうんだよ」

 

「ちゅいすたーちゅよい!」

 

ツイスターの事を悪く言われたスカイ達は園児達に誤った認識を正そうとそれぞれツイスターの事を語る。しかし、ランボーグが保育園で暴れた際に避難していた園児達は彼女の活躍を見ていない。そのため、スカイ達の発言が信じられず贔屓している様にしか聞こえなかったのだ。

 

「ええ…でもやっぱり信じられないよ」

 

「うん、ツイスターっていつも怪我してるしね」

 

その結果子供達はスカイ達の言葉が信じられずツイスターの評価が再び低くなりつつあった。スカイ達もどうすれば信じて貰えるのか頭を悩ます。エルもツイスターの悪く言われた事で泣き出しそうになるとそれを慌ててスカイ達が宥めようとする。

 

「「それは違うよ!」」

 

『えっ?』

 

その時、ツイスターが弱いと言う意見を出していた園児の発言を否定する声がその場に響き渡る。一同は誰が言ったのか気になり聞こえた方へ振り向くと其処にはたけるとひかるが怒った顔を浮かべていた。

 

「「た、たける君!?」」

 

「「ひかる君!?」」

 

スカイ達は2人が声を上げた事に驚いた。ひかるは良いとしてたけるは少し前まで皆んなと同様にツイスターを弱いと評価していた。それが何故ひかると同じくツイスターを擁護したのか園児達にはわからなかった。

 

「皆んな聞いて!僕たち此処でプリキュアの戦いを見ていたの!」

 

「その時俺たち怪獣の攻撃にやられそうになったけどツイスターが助けてくれたんだ!」

 

「え、それって本当?」

 

「ツイスターが助けてくれたの?」

 

2人の話を聞いて園児達は驚きつつも2人に耳を貸した。

 

「僕とひかる君が怪獣にやられそうになった時ツイスターが助けてくれたんだ」

 

「その所為でツイスターは背中を怪我しちゃったけどバタフライと一緒に最後まで戦ってたよ」

 

その発言に園児達は再び驚く。ツイスターが怪我を負った状態でランボーグと戦ってたという事実に。最初は半信半疑だったものの、2人は実際に現場にいたので、2人の発言なら本当なのだろうとようやく信じることとなる。

 

「2人ともありがとうございます」

 

「私たちも嬉しいよ」

 

「仲間であるツイスターを庇ってくれてありがとう」

 

スカイ達はたけるとひかるが園児の皆んなからツイスターの事を擁護してくれた事にお礼を言う。

 

「でも、たける君は少し前までツイスターは弱いって言ってなかった?」

 

「うん、僕は最初キュアツイスターは口が悪くていつも怪我するから弱いって思ってた。でも、ツイスターが僕たちを怪獣の攻撃から自分の身体が傷ついても助けてくれた姿を見て……強くてかっこいいって思ったんだ」

 

たけるの発言にバタフライは驚いた。少し前までツイスターの事を弱いと思っていたたけるは己の身が傷ついても倒れずたける達を守ろうとするツイスターの姿を見た影響で彼は心が成長したのだと理解する。

 

「(ふふ、らんこちゃんのお陰だね。)ありがとう、たける君」

 

「へへっ、勿論バタフライもかっこよかったよ」

 

バタフライはたけるの頭を撫でると彼も嬉しそうな顔を浮かべる。

こうして、たける達のお陰もあって園児達のツイスターの評価は少しではあるものの改善されたのであった。

その後、スカイ達はまだ実習が残っているバタフライと別れて虹ヶ丘家へ帰ると其処で休んでいるらんこに園児達の評価が変わった事を伝えたのだ。

 

──────────

 

その話を思い出したらんこは薄らと笑みを浮かべる。自身は周りには人気なんて気にして無いと言っていたが、やはりその内心では少しではあるものの、気にしていたのだ。なのでその評価が少しばかり良くなった事が顔では隠せてなかった。そして、何よりも1番嬉しかったのは子供のひかるだ。彼もたけると同様に他の園児達のツイスターへの評価の改善に協力してくれた。その事がらんこは自分の馴染み深いひかるとは別人ではあるが、とても嬉しかった。

 

「それにしてもあのひかるは…可愛かったなぁ…」

 

そう呟きながら子供のひかるの姿を思い出すらんこ。今回出会った子供のひかるは別世界の雷田ひかるとは別人である。しかし、それでも髪の色や顔は自分のよく知る彼と瓜二つな事もあり同一視してしまう。同時に少し前、並行世界のひかるに帰り際にキスをしてしまった事が脳裏を過ぎると心臓の鼓動が激しくなると顔が赤く染まっていく。

 

「ううっ////…やっぱりあの時の事が頭から離れないっ!」

 

らんこはつい勢いではあるもののひかるにキスをしてしまった己に後悔して持っていたタオルで顔を覆い、マットの上をゴロゴロと転がっている。すると突然部屋の扉が開く音がする。

 

「べ、ベリィベリーもう戻ってきたの!?べ、別に私は何も変な事はしてないわよ!」

 

らんこは慌てて先程の事が見られてないか心配になりつつも咄嗟にマットにうつ伏せになって誤魔化す発言をする。

 

「さあ、オイルを持って来たんならさっさと始めちゃって!」

 

らんこはそう言って後ろに立っているであろうベリィベリー?に半端催促する形でマッサージを要求するが、一向にマッサージが始まる気配がしない。それに不思議に思ったらんこは振り返って背後に立っているベリィベリー?へと話しかける。

 

「ベリィベリー……どうしたの?マッサージはしな…い……の……?」

 

らんこは振り返ってベリィベリー?に話かけるが途中で言葉が詰まってしまう。

何故、らんこは言葉が詰まってしまったのか。それは其処にいるのはベリィベリーだと思っていたが、それとは全く違う人物が立っていたからである。

 

「ら、らんこさん////」

 

「……え……ひかる?」

 

そう。其処に居たのは並行世界に居る筈の雷田ひかるであった。らんこはひかるがこの場にいる事に思考が停止し、暫くして何故彼が此処に居るのだという疑問が生まれる。すると、彼女の考えに察したのかひかるが答える。

 

「い、いやさ、なんか目の前にらんこさんのいる世界へのトンネルが現れたから通ったら…その、この部屋の前に居たんだ」

 

「そ、そうなんだ…」

 

ひかるからここまで来た経緯を聞いてらんこは先程ひかるの事を激しく考えた事が原因で自身がひかるを呼び出してしまった事を理解する。

 

「あ…あとさ、らんこさん…その…せめて何か着てくれないかな?」

 

「へ?……あ」

 

ひかるの発言にらんこは理解する。先程からひかるが妙に落ち着かず顔を赤面にして極力こちらへ視線を向けずに目を逸らしている事。そして先程までマッサージを受けてた事で今の自分の格好は下着オンリー、つまりはブラとパンツしか着てない状態だったのだ。それに気がついたらんこは顔が真っ赤になり目がぐるぐると回っていき、精神が激しく不安定な状態となってしまう。

 

「き…きゃあああああああああああああああっ!!!!」

 

『らんこ(ちゃん)(さん)!?』

 

「えるっ!?」

 

らんこはまるでサイレンの様な大きな悲鳴を虹ヶ丘家中に響き渡したのだ。それを聞いた虹ヶ丘家の住人はらんこに何かあったのかと思い一斉に悲鳴の発生源へと向かいだす。

 

「らんこぉっ!!!一体どうしっ!?って、誰だ貴様は!?」

 

「うわっ!?いや、貴方こそ誰!?」

 

1番先に部屋へやって来たのはベリィベリーだ。彼女は部屋の中にいる下着姿のらんこが身体をタオルで隠しながら顔を真っ赤にして悲鳴を上げた事と見知らぬ少年の姿を確認。同時にベリィベリーの中にある青の護衛隊の洞察力が一つの答えを導き出した。

 

「貴様ぁ…私が部屋を留守にしている隙を見計らってらんこを襲おうとするとは許せんっ!!!」

 

「ご、ごk「問答無用!」あだっ!?」

 

「ちょ、ベリィベリー!?」

 

ベリィベリーはひかるの言い分を聞かず飛び掛かるとあっという間に取り押さえてしまう。らんこはベリィベリーを止めようと声をかけようとした瞬間、廊下から大きな足音が聞こえてくるとソラ達も遅れて入ってくる。

 

「らんこさん一体何が!?」

 

「まさか、ベリィベリーさんにとうとう襲われたの!?」

 

「ベリィベリーさん今までは見逃して来ましたが今度という今度は許しませんよ‼︎」

 

「ねぇ、ましろんと少年は何でベリィベリーちゃんがこの騒ぎの原因の前提で言っているの?」

 

「える?」

 

ましろとツバサが先程の悲鳴からしてとうとうベリィベリーがらんこを襲ったのではときめつけ、それを隣で聞くあげははエルと共に不思議そうな顔を浮かべる。

 

「おっ、お前達よく来てくれた!実はらんこを襲おうとした怪しい奴をとっ捕まえたぞ!」

 

「何ですって!?一体誰ですか!?その怪しい奴とはって、えっ!?」

 

「どうしたのソラちゃんって、ええっ!?」

 

「お二人ともどうしたんですかそんな反応をしてって、うええっ!?」

 

「みんなさっきから様子が変だよ。一体誰なのらんこちゃんを襲おうとした奴って…あああっ!?」

 

「えるっ!?」

 

ベリィベリーによって拘束された人物の顔を見てソラとましろに続きツバサ達も驚きの顔を浮かべる。

 

「「「「ひ、ひかる君(さん)!?」」」」

 

「えるる!?」

 

「え……何だその反応は?ひょっとしてお前達はこいつの知り合いなのか?」

 

ベリィベリーは自分が取り押さえたひかるをソラ達がまるで知り合いを見る様なリアクションをする事に困惑の表情を浮かべている。

 

「ええ、其処にいるひかる君h「あ、あのさ…」らんこさん?」

 

ソラがひかるについてベリィベリーに説明しようとした時、らんこが話に混ざり恐る恐る口を開く。

 

「ひ、ひかるの事については後で説明してくれない?…そ、それよりも…着替えたいから全員部屋から出てってほしい////」

 

『あっ』

 

恥ずかしがるらんこの発言に一同はらんこが下着姿である事を思い出し、彼女の言われた通り部屋から出て行ったのだった。

 

──────────

 

その後、らんこは服を着るとリビングで待っているソラ達の元へと向かう。しかし其処ではベリィベリーが怪しい奴を見る様な眼差しをひかるに向けており、ひかるはとても気まずそうな顔を浮かべる。

 

「それで……この変態は何者だ?」

 

「へ、変態って…ベリィベリーさんそれは違いますって」

 

「そうだよ。ひかる君は変態じゃ無いよ」

 

完全にひかるの事を変態呼ばわりするベリィベリーにソラとましろは弁解すると顎に手を当てて少し考える仕草を見せる。

 

「…わかった。では、変態ではなく不審者と呼ばせてもらう」

 

「い、いや、私たちは呼び名を変えて欲しくて言ったわけじゃなくて…!」

 

変態では無く不審者と訂正するベリィベリーに悪者扱いするのはやめてほしいとましろが訴えるが、ベリィベリーはそんな彼女の発言に呆れた表情を浮かべる。

 

「お前は何を言っているんだ?お前達がこいつと一体どういう関係かは知らないが、プリキュアが5人とこの私がいる警備が強いこの家に侵入を悟らせずにらんこがいる私の部屋へとやって来たんだぞ!しかもその時らんこは私が下ご…じゃなくてマッサージの最中で下着姿の状態だったんだぞ!」

 

((今、下ごしらえって言いかけた!?))

 

ベリィベリーの発言にましろとツバサは驚愕する。もしもひかるが来てなければらんこはベリィベリーに口からではとても言えない如何わしい事をされてたのではと考える。

一方でひかるはベリィベリーをじっと見つめていた。

 

(この人がベリィベリーさんか…)

 

実は以前、ベリィベリーに関してはらんこが自分の世界にやってきた際に彼女の事を話していたのだ。そして今の様子を見る限り彼女もまたらんこの事を恋愛として好きな人物…つまり自分にとっての恋のライバルであると理解していた。

 

「まぁ良い。それでこいつは結局何者なんだ?」

 

ベリィベリーはひかるについて何者かと問うとらんこが答えようとするがその前にひかる本人が答える。

 

「あ、俺の名は雷田ひかるです。此処とは違う別世界のソラシド市に住んでいるらんこさん達の友達です」

 

「別世界だ?突然何を言い出すかと思えば…って、ちょっと待て!雷田ひかるだと!?」

 

「え?お、俺の名前に何か?」

 

ひかるは突然自身の名前を聞いて驚いた顔を浮かべるベリィベリーに困惑の表情を浮かべる。

 

「どういう事だ?その名前はあの子供の名前だぞ。何故お前がその名を名乗っているんだ?」

 

ベリィベリーはひかるの名前を聞いて先日の保育園実習にてツイスターのファンである園児の存在を思い出し、その子と同じ名前に不思議に思っているとらんこが口を開く。

 

「同じも何も其処にいるひかるはこの前の保育園の時にいた子供のひかるの別世界の存在よ」

 

「なんだと!?」

 

らんこに言われてベリィベリーはひかるの顔をじっと見つめる。確かに髪型は異なるが顔つきは子供のひかるが大体10年くらい経てばこれくらいの顔つきになると理解する。

 

「確かに保育園にいたひかると顔が似ている…だがなぁ…」

 

顔つきが似ているからって別世界の存在ひかるだと証明するにはイマイチ判断材料が足りない。そのためベリィベリーは疑うが、らんこ達が嘘をついているようには思えなかった。

 

「まぁ、取り敢えずそいつが別世界のひかると信じよう」

 

ベリィベリーがひかるを別世界の人間であると信じて貰えた事に一同は一安心して胸を撫でおろす。ひかるは自分を手助けしてくれたらんこにお礼を言う。

 

「ありがとうらんこさん。お陰で助かったよ」

 

「か…勘違いしないで!これ以上の面倒になる事は嫌だったから仕方なく…そう、仕方なくやったまでよ////」

 

(んん?)

 

らんこの反応を見てベリィベリーは訝しむ。普段のらんこは他者にお礼を言われた際に照れ隠しをする事はあるが、何やら普段と違って顔を真っ赤にするとひかるとは視線を合わせようとしない。というより先程から何故かひかるに目を合わせる事に極力避けている様に見える。

 

「おい、別世界のひかる。お前らんこに何かしただろう」

 

「え?何かって…何を?」

 

突然ベリィベリーかららんこに何かをしたと疑惑を持たれたひかるはキョトンすると質問の意味がわからず聞き返す。

 

「惚けるな。先程かららんこの様子がおかしいんだ。それもお前が来てからだ。もし、ただの友達ならこんな反応はせん!だが今のらんこの姿は普段でも見ないぞ!お前は絶対…いや、確実に何かしただろう!」

 

「「えっ!?」」

 

ベリィベリーの指摘にらんことひかるは声を揃えて驚く。その姿にソラ達は互いに話し合う。

 

「そういえば…なんか前と雰囲気が違う気が…」

 

「確かにおいしーなタウンの時よりも心なしか2人の距離が近い気がするね」

 

「僕たちが知らない所で何かあったんですかね?」

 

らんことひかるの掛け合いはあまり見る機会が少ないソラ達にとっても2人の関係に何か変化が起きた事は察した様だ。

 

「ははん…そう言う事ね」

 

「える?」

 

一方であげはは何かを察したのか2人を見て何やらニヤニヤとした表情を浮かべ、エルはあげはの表情の意味が理解できず首を傾げる。

 

「さあ吐け!雷田ひかる!貴様はらんこと何をした!?メアドの交換か!?それともボディタッチか!?はたまた一緒に食事したのか!?」

 

「いや、なんか随分と小さくない?」

 

先程からベリィベリーの質問に思わずツッコミを入れるらんこ。するとあげはがらんこに声をかける。

 

「ねぇ、らんこちゃん私だけに教えてよ。ひかる君と何があったのさ?」

 

「な、何でも無いわよ!ほ、本当に…にゃんでもにゃい////」

 

(あ、これ間違いなくすんごいことがあったわ)

 

らんこの反応からして間違いなくただ事では無い事が自分達の知らぬ間にあったとあげはは確信する。

 

「さあ、いつまでも隠し通せると思うなよ!男なら素直に吐け!」

 

「…わかりました。正直に話します」

 

「ば、馬鹿言うんじゃ!」

 

らんこはひかるが自分と何があったのか話そうとするのを見て止めようとするが、ひかるは口を開く。

 

「実は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事故とはいえ、らんこさんの裸を2回見ました」

 

「「「「ええええええっ!?」」」」

 

「よし、即刻処刑だ」

 

「「「「うええええええっ!?」」」」

 

らんこの裸を今回とは別に2度も見たと聞いてソラ達は驚くもそれを聞いたベリィベリーが処刑宣告した事に更に驚く。

 

「ま、待ってくださいベリィベリーさん!」

 

「処刑ってそんな物騒な事をしないでよ!」

 

「そうですよ!本人も事故だって言っているんですから!」

 

「ええい!離せ!離すんだ馬鹿者ッ!!!」

 

ひかるへ襲い掛かろうとするベリィベリーをソラ達3人が止めに入り、ベリィベリーも必死で抵抗する。

 

「な〜んだ。もうちょっと大きなことでもあったのかと思ったのに〜」

 

「いや、何を期待してたのよあげは姉さん?」

 

あげはだけ期待外れだと言わんばかりの顔を向けている事にらんこは呆れた顔を浮かべると次はひかるに近づいて話しかける。

 

「全く…驚かせるんじゃ無いわよ」

 

「ご、ごめん…でもさすがにらんこさんにキスして貰ったなんていえないからさ」

 

「「「「「……え?」」」」」

 

「ば、馬鹿っ!言っているじゃない!?」

 

「あっ!」

 

ひかるの発言にエルを除くその場の全員が固まる。そしてらんこはひかるがうっかりバラした事を指摘し、ひかるも咄嗟に自身の口を塞ぐが手遅れであった。

 

「ら、らんこちゃん…き、キスってどういう事…?」

 

「え、ど、どういう事って!?」

 

「どのタイミングでキスをしたのか聞いているんですよ!」

 

「ま、まさかお二人がそんな関係になっているとは…!」

 

「ちょ、あんた達近いわっ!」

 

らんことひかるがキスをしたと知ったソラ達は2人を囲んで詰め寄る。

 

「ねぇねぇひかる君、キスをしたってどっちの方なの?頬っぺたかなそれともぉ〜?」

 

「ほ、頬っぺです!この前帰り際にらんこさんが俺にキスをしてくれました‼︎」

 

「へぇ、帰り際に頬っぺにキスってやるじゃん!でもお姉さん的には頬っぺよりもマウストゥマウスの方が良いな」

 

ニヤニヤしながらひかるに当時の状況を聞き出し良い空気を吸っていた。すると、らんこは周りを囲むソラ達の視線に耐えられなくなったのか声を上げる。

 

「か、勘違いするんじゃ無いわよあんた達!あ、あの時のキスは…わ、私を助けてくれたお礼でしたものよ!べ、別にひかるとは…こ、これっぽぽっちも……れ、んあいなんて…!」

 

───────

 

『違う!俺はらんこさんの事が好きだから助けに来たんだよ‼︎』

 

『……ふえっ!?』

 

───────

 

『す、好きって何言ってんのよ馬鹿!こ、こんな時に巫山戯た事を「巫山戯てなんていない‼︎俺はらんこさんの事が本当に大好きなんだよ‼︎」ひゃっ!?だ、だいしゅき!?』

 

───────

 

「あぁ……うう////」

 

「ら、らんこちゃん?」

 

恋愛なんて無いと言おうとしたらんこであったが、この前キメラングに捕らわれた際にひかるからのカミングアウトが脳裏を過ってしまい否定する事が出来ず、真っ赤になった顔を両手で隠してしまう。それを見たましろは完全に脈ありと理解する。

 

「ほう…貴様はらんこにキスを貰ったのか」

 

『っ!?』

 

その時、その場に物凄い低い声が響き渡った事に何事かと振り返るとベリィベリーが無表情でまるで氷の様な冷たい眼差しを自分達に向けていた。

 

(や、やばい!絶対ベリィベリーさん怒っているよ!)

 

(不味いです!ただでさえ裸を見ただけで処刑宣告していたからキスだと何をしでかすか分かりませんよ!)

 

こちらも同じくらんこ大好き(恋愛的)なベリィベリーがひかるがらんこにキスを貰ったと聞いて間違いなく処刑よりも恐ろしい事を仕出かすのではとましろとツバサは不安を覚えているとベリィベリーが口を開く。

 

「…ひかるよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良かったな、らんこからキスを貰えて♪」

 

「「「「「あ、あれ?」」」」」

 

「え?」

 

てっきりキスを貰った事による嫉妬で怒りを爆発させるかと思えば何故かとても清々しい笑顔を見せてひかるに話しかけている。その様子にましろ達は一安心を覚える。

 

「どうやら、無用な心配だったみたいだね」

 

「ええ、ベリィベリーさんも流石にらんこさん達の恋路を邪魔する程の邪な心は持ってないみたいですね」

 

ベリィベリーがひかるを祝った事に自分達の考えは杞憂に終わったと思っているとベリィベリーはひかるに近寄る。

 

「ふふふっ、ところでひかるよ。この虹ヶ丘家には変わった仕来りあるのだが付き合ってくれないか?」

 

「へ、仕来り?」

 

「「「「「ん?」」」」」

 

ベリィベリーの発言にひかる以外の全員は首を傾げる。

 

「ましろ、あんたの家って仕来りなんかあったの?」

 

「い、いや、私の知る限り知らないな」

 

「私も存じません」

 

「僕も…」

 

「える」

 

「じゃあ、ベリィベリーちゃんの言う仕来りって…?」

 

この家に住むましろ達はベリィベリーの言う仕来りなど全く知らない様子だ。そうなると彼女の発言はどういう意味なのだろうかと不思議に思っていると、ひかるは唖然としつつもその言葉に乗る。

 

「えっと、よくわからないけど、俺で良かったらその仕来りに付き合いますよ」

 

「そうか…そう言ってくれると助かるぞ!」

 

ひかるの返事を聞いたベリィベリーはとても良い笑顔を浮かべる。

 

「それで一体俺はどうすればいいんですか?」

 

「ああ、簡単な事だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この家に足を踏み入れた男性は去勢してもらう!

 

「え…う、うわあああああああっ!?」

 

「「「「「えええええっ!?」」」」」

 

ベリィベリーの発言にひかるは呆気に取られているとその隙に彼女は何処からとも無く1m程もある巨大なハサミを取り出しひかるへと向けた。ハサミを向けられたひかるは驚きのあまり後ろに転げる。そしてそれを見たらんこ達は驚きの声を上げる。

 

「ちょ、ベリィベリー何をやろうとしているのよ!」

 

「決まっているだろう!こいつのナニをちょん切る!つまり去勢だ去勢!」

 

「「ひえっ!?」」

 

去勢をすると聞いて対象になっているひかると同じ男性のツバサは咄嗟に股間を手で隠そうとする。

そして、ベリィベリーは驚きのあまり腰を抜かして動けないひかるに去勢を行おうとジャキンとハサミに音を立てながら某ホラーゲームの鋏男の様に近づくがソラとましろが彼女を取り押さえる。

 

「いや、ベリィベリーさん!ましろさんの家の仕来りなんて嘘をついて何とんでもない事をしようとしているんですか!?」

 

「そうだよ!やめてよ!」

 

「離せ‼︎こいつはらんこの裸を3度も見た上にキスをしたんだぞ‼︎そんな性欲の怪物を放置する訳にはいかん!」

 

「いや、性欲の怪物って…」

 

ひかるの事を性欲の怪物と呼んでいる事にましろは思わず呆れた表情を浮かべると同時に数日前から部屋でらんこの事を考えて自家発電(意味深)しているベリィベリーにおまいうな眼差しを向ける。

 

「というかそのハサミは何処から持ってきたの!?」

 

「勿論ヨヨ殿から借りた‼︎」

 

「何でお婆ちゃんはそんな物まで持っているの!?」

 

薄々感じていたが巨大な鋏の出所は案の定ヨヨから借りてた事にましろは思わずツッコミを入れる。と言うより何故ヨヨは今回の巨大な鋏と言いたい焼きメーカーやその他色んな物を所持しているのかましろは疑問を抱いた。

一方であげはは先程のベリィベリーの発言からして気になる事があった様で彼女に話しかける。

 

「あのさベリィベリーちゃん。その仕来りからすると少年も去勢しないといけない感じ?」

 

「ちょ、何を言っ「勿論、此奴の後はツバサも去勢予定だ!」て、ええええええっ!?」

 

何故自分も去勢対象にされていた事にツバサは思わず声を上げる。

 

「ま、待ってください!何で僕まで対象なんですか!?僕らんこさんに対して下心を抱いた覚えはありませんよ!」

 

「惚けるな‼︎貴様もらんこに色目を使っていた事があっただろう‼︎」

 

「い、色目って、僕はそんな事した覚えは無いですよ!」

 

ベリィベリーに自分は関係ないとツバサは訴えるもベリィベリーはツバサがらんこに色目を使ったと言うが、ツバサ自身そんな記憶は一切無い。

 

「忘れたとは言わせんぞ!スカイランドで貴様は自分の両親の目の前でらんこに抱きついて猛アピールをした事!それ以来私は貴様を許さんっ‼︎」

 

「い、いや、あれはそんなつもりでやった訳じゃなくて!」

 

「信用できるか!日頃らんこに抱きしめられている貴様に説得力など皆無だろ!」

 

「だからそれは好きでやってるんじゃありませんって!」

 

まさかのスカイランドでの出来事を未だに根に持っていた事にツバサは驚き半分と呆れ半分を抱きつつも誤解を解こうとするも一切信用してくれない。

そんな様子にあげはは軽くため息を吐きベリィベリーに話しかける。

 

「わかった。このままじゃ埒が開かないから取り敢えずひかる君には罰を受けてもらう事にしよう」

 

「「「ええええええっ!?」」」

 

「えるっ!?」

 

「ちょ、ちょっとあげは姉さん!?」

 

「何を言っているんですかあげはさん!?」

 

まさかあげはがひかるに罰を受けさせると言う発言に一同は驚きの声を上げる。

 

「よくぞ言ったあげは!ではさっそk「でも、私が思うに罰はらんこちゃんにして貰った方が良い思うんだ」…うーん、言われてみたら確かにその方が良いかもしれないな」

 

即刻去勢を考えていたベリィベリーだったが、あげはの発言に一理あると考える。

 

「しかし、具体的にどうしろと?」

 

「まぁ、安直にだけどひかる君がらんこちゃんに一回だけ何でも言う事を聞くって言うのはどう?」

 

「何でもか…わかった。こいつの始末はらんこ…お前に任せるとしよう」

 

「え、私が!?」

 

ベリィベリーはあげはと相談した結果、ひかるの罰はらんこに任せる事にすると決め、らんこはまさか自分がひかるに罰を与える事に驚きの声を上げる。

 

「あのぉ…俺に拒否権は?」

 

「別に拒否しても構わん…ただし、それが正しい選択とは限らんぞ

 

「いえ、らんこさんから罰を受けさせてもらいます‼︎」

 

巨大な鋏を見せられたひかるはらんこからの罰を受ける事を選んだ。厳密に言えば選ばずにいられなかったのであった。

 

「あのさ、別に私は気にしてないから罰なんてやらなくても…」

 

らんこ自身はひかるに対して別に嫌な事はされたつもりは無く、裸を見られたのも全て事故である為気にしておらず遠慮しようとする。

 

「でもさ、らんこちゃん。このままだとひかる君はベリィベリーちゃんに何をされるかわからないよ。此処は彼を救うつもりと考えて…それにひかる君に何でも一回だけ好きな事を出来るチャンスだよ」

 

「何でも…好きな事…」

 

あげはの言葉を聞いてとひかるに視線を向ける。

 

(ひかるに…何でも好きな事が出来る…)

 

心の中で先程の言葉を反芻すると色々と妄想が浮かび上がり思わず片唾を飲み込むと意を決して口を開く。

 

「…決めたわ。ひかるにする罰をね」

 

「おお、それで何を命令するんだ?去勢か?それとも去勢か?」

 

「去勢一択じゃないですか!?」」

 

「ベリィベリーさんは話が進まないから少し黙ってて!」

 

口を挟んでくるベリィベリーにソラ達は注意をすると、らんこは再び口を開く。

 

「私がひかるにする罰は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つ、次の休みの日……わ、私の…お、お出かけに…つ、…付き合いなさい…!」

 

「え?…お出かけって」

 

「フフフッ、成る程お出かけか。らんこも中々残酷な罰を与えるな……って、ええええええっ!?」

 

「「「おおおおおおっ!!!」」」

 

顔を赤くしながらひかるにする罰を口にするらんこにベリィベリーは思わず目がひん剥きそうになるくらい驚き、ひかるも罰の内容がらんことのお出かけにキョトンとなる。そしてソラ達は興奮した声を上げる。

 

「ら、らんこ!それの何処が罰なんだ!?寧ろそれが罰だとしたら私が代わりに受けたいぞ‼︎」

 

「良いじゃんベリィベリーちゃん。それにひかる君の処遇はらんこちゃんに任せるって言ったのはベリィベリーちゃんだよ」

 

「うぅ…で、でも…!」

 

ベリィベリーは今更自分の言った事に後悔する。こんな事なららんこにひかるに罰を与えるなんて任せなければ良かったと後悔する。

 

「と、兎に角よ…これは罰なの罰!あ、あんたは次の休みの日にわ、私とふ、2人っきりにな…なって、私が行きたい所にい、嫌でも付き合ってもらう…わよ…!」

 

若干テンパリながらもらんこはひかるに念を押して罰という前提で自分と付き合って貰うと忠告する。それに対してひかるは目をパチクリとさせる。

 

「え…ら、らんこさん…い、良いのか?それが罰で?」

 

「え?…だ、駄目なの?」

 

ひかるの発言からして自分の願い…では無く罰を受けられないのかと思い、らんこは悲しそうな表情を浮かべる。

 

「そ、そんな事無い!寧ろ喜んでその罰を受けるぞ!」

 

「そ、そう…な、なら今度の土曜日よ!今更嫌だって言わせないから!この罰は嫌でも受けて貰うから!」

 

口では強気な事を言うらんこであるが、ひかるが自分の罰に付き合ってくれると聞いて嬉しそうな表情を浮かべる。

こうして、次の土曜日にひかるはらんこの罰という名のデートに付き合う事となるのであった。

 

(己ぇ…雷田ひかるぅ…!私とらんこの間に挟まろうとするなど、絶対に許さん…!お前とらんこのデートは絶対に潰してやるからな…!)

 

そして、ベリィベリーはタダでさえ赤い瞳を血走らせながらひかるを睨みつけ、内心物騒な事を考えるのであった。

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