King And Hearts~鍵を待つもの~【完結】 作:かすてらホチキス
ヘラクレスはクラウドを担いでいるのでミッキーがケルベロスの目を引きつけ、彼の攻撃の範囲内におびき出している。
たまにケルベロスに攻撃をしてみるが、頭が高くて当たってもダメージは無いに等しい。
「くっ、手強いなぁ~」
息を整えながらミッキーが言った。
「あいつは冥界の番犬だ、そう簡単に倒れてはくれないよ」
「冥界――。なんでそんな重要な生き物がこんな所に?」
ハートレスではなさそうだけどなんか似たような感じがする。
あれ?
足下が暗い?
「……ぅわっと!」
ミッキーが思わず飛び退いた瞬間、足下から黒い炎が吹き上がった。
真っ黒い炎を眺めはっと気づく。
「あ~~! コレ私が前に覚えた技じゃん!」
ドッペルゲンガーを見たような勢いで、思わず黒い炎を見て指を指し叫ぶミッキー。
ミッキーの権謀ぶりに横にいたヘラクレスがかなりビックリする。
この時ヒカリはミッキー口調がどこかへ言ってしまっていた。
「そうだ!」
ミッキーはケルベロスに背を向け走り出した。
「ごめんヘラクレス。ちょっと抜ける!」
「かまわないけど?」
「ありがとう! すぐに来るから」
ヘラクレスは彼の変貌ぶりに唖然とするがすぐにケルベロスに視線を戻した。
彼はすぐに帰ってきた。
彼ではなく彼女に戻って。
長い髪をはためかせ、赤いリボンを頭の上で綺麗に結び。
さっきまでの印象がないとは言わないが――。
「お待たせ!」
ヘラクレスにそう言って不適に微笑むあたりが、さっきの彼から見たらかなりの変貌ぶりだ。
「さぁて……」
ケルベロスの方を向く彼女はさっきの笑顔にかなりの凄みを利かせている。
「闇の炎か、私の炎か、どちらがすごいか見せてあげるわ!」
彼女が両手をバッと前にかざすと杖が出現した。さっきまで彼が持っていた武器に似ているとヘラクレスが思った。
彼女の周りが淡く輝き出した!
半眼で何かに集中している彼女に何か大きな力を感じる。ケルベロスの咆哮とともに彼女の真下の地面が漆黒の影を落とす。
「遅いっ!」
彼女の叫びと同時にケルベロスの立っている地面が真っ赤に輝く。
「プロミネンスファイア!」
(ドオォン!)
火山の噴火のごとく炎がケルベロスの真下から吹き上がった。巨体が跳ね上がり大きな音を立てて倒れた。
「うっわ~。やっぱ、魔法はロックセプターの方が、すごい」
その直後、黒い炎がヒカリに直撃し彼女の体が空中に吹っ飛ぶ。
地面に体を打ち付ける瞬間。
(ポンッ)
「あ、ありがとうヘラクレス」
ヒカリを片手でキャッチするヘラクレス。
「それを言うのなら逆だよ、こっちが驚いたよ」
彼女を地面に降ろすとグラリと地面にへばるヒカリ。反対にケルベロスはゆっくりと立ち上がった。さっきの魔法のせいでかなりヒカリにご立腹のようだ。
「ごめん。私、もうダ――」
「ちょっと待ったぁ――!」
ソラ、ドナルド、グーフィ―がケルベロスに立ちはだかる。
「ここは俺たちに任せとけって!」
ヒカリがソラ達に向かって口を開こうとしたが、いきなりヘラクレスに担がれた。
「分かった! 任せたよ」
三人にそう言ってヘラクレスは医務室に向かった。
☆
「い、いいの? ソラ達に任せて?」
「大丈夫さ、さっきの君の魔法がかなりの大ダメージのようだから、それより」
「それより?」
「ごめんね、コイツのせいでまたお姫様だっこ出来なくて」
コイツとは言わずもがな左に担いでいるクラウドの事だ。
「まだ、その事考えていたの?」
がっくりとさっきよりも脱力するヒカリ。
「僕はなんてったってHEROだからね☆」
ヘラクレスが白い歯を輝かせてヒカリに笑った。
「そう言えば君の名前、聞いていなかったね、もちろん女の子の方のだけど」
「……ヒカリ、です」
しばらく迷ったがHEROの彼になら構わないだろう。
「ヒカリ、か……じゃぁ彼の方の名前は何で決めたの?」
「私が超えたい、相棒の名前」
目を閉じてヒカリが静かに言った。思わず微笑んでいた。
ハークさんに担がれたいと思ったケロベロス戦闘前。でも一緒に戦ってみたいの両方共にするには大会離脱の選択しか無かったという。
そして、クラウドさんは主人公の名前をココで盗み聞きしています。次回、ここスキ機能使うしかないくらい好きを詰め込んだお話です。独断偏見だけど。
オリンポス大好きなんです。皆さんもそうでしょう?
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興味無いね。
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やり込みました(私はそうでも無い
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あの人とバトルなんて、妄想が捗る
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原作はハデス様推しなんで同意
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勝利時の決めポーズ良いよね
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それよりオリ主の乱入話はよ