【完結】黄金郷のヒーローアカデミア   作:紅葉紫苑

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黄金郷赫奕の極みに達し

 そして、リミットの1ヶ月半が経った。

 

 作戦決行当日。

 青山優雅の囮が成功して……オール・フォー・ワンが連れ出されて予想通り大量の(ヴィラン)が溢れ出てくる。

 しかし、それを手をこまねいて待っている訳がない。

 

 個性伸ばしで更なる限界を幾つも超えて……遂に25kmという超遠距離より黄金操作を放てるようになった。

 故に大群制圧、面での制圧に最も適したヒーローが居る。

 鈴のように響き渡る凛とした決して聞こえるはずの無い声音が敵味方問わず包み込んだ。

 

滅びし原初の黄金郷(エル・ドラード)

 

 タルタロスからの脱獄囚や最上位(ハイエンド)脳無を含め(ヴィラン)の大多数、およそ9割を黄金の彫像に変えた事を黄金から流れてくる情報の洪水で知覚するアウルム。

 アウルムは黄金化から逃れた者達、脳無3体、オール・フォー・ワン、荼毘、死柄木弔、トガヒミコを即座に黄金の彫刻へと変えようとするも死柄木弔の崩壊がそれをさせない。

 

 それを見た皆は第2段階に駒を進める。

 

 誘導檻(ラビュリントス)に封じ込めて確実なる分断を行う。

 

 分断作戦まで到達したのを黄金から流れ込んでくる情報で知覚し天空舞う黄金郷への道(エルドラド・ロード)を辿って即座に移動を開始する。

 目的地は宙へと浮いて黄金で煌めく球形に包まれている雄英高校。

 

 ワープゲートを通り1人中空へと投げ出される死柄木弔。

 辺りを見まわすが其処は目が痛くなる程の黄金で形作られていた。

 

 刹那の一瞬だけ黄金が歪み人が猛烈なスピードで空を舞って来た。

 そしてアウルム・ミダスティアが黄金に煌めく大量のガンケースを持ちながら叫ぶ。

 

「ハッハッハ‼︎ 死柄木弔‼︎ 他のヒーローが居ると思ったろう? 残念‼︎ 君は私と死ぬまで踊り明かすんだ‼︎ 此処が私達の(・・・)棺桶(・・)さ‼︎ さぁさ‼︎ 3度目の対談だ‼︎ 今度はお互いに時間を気にせず語り明かせる‼︎ 共に語って踊って殺し殺されよう‼︎ 死んだり死なせたりしよう‼︎ さぁグラスを持って乾杯をしよう‼︎ 史上稀に見るクソゲーの始まりだ‼︎」

 

 そう叫びアウルムはその背中に担いだガンケースを開けて中に入っているモノ全てを黄金化させて操作する。

 グロック18C、30丁。

 MP5、60丁。

 HK433、45丁。

 AA-12、40丁。

 マクミランTAC-50、10丁。

 その全てが黄金化されており破損や弾詰まり(ジャム)の可能性がない、そして黄金という尽きることの無い資材を弾薬としている。

 アウルムが空間を軽く撫でるだけで黄金が生み出されるのだから。

 

 アウルム・ミダスティアの真骨頂は黄金化させた物を自由自在に操作できる事。

 そして、黄金化した物に触れた物からも黄金の侵蝕が可能という事。

 それを踏まえているからこそ……投げナイフなどで射程外の相手をも対処出来るようにしてきた。

 

 しかしながらナイフでは対処できない相手も一定数存在する、ならばどうするか……答えがこれだ。

 大量の銃器を操作しながらアウルムは不敵な笑みを浮かべて死柄木弔へと中指を立てる。

 

「言ったろ⁉︎ クソゲーだって‼︎」

 

 しかしアウルムの黄金は決して死柄木弔に届く事はない。

 崩壊が黄金と拮抗しているが故に、アウルムはその手で直接触れるしか死柄木弔を黄金化する方法は無い。

 

 死柄木弔から見ても同じであった。

 ある程度までは崩壊が届くが逆に言うとある程度までしか届かない。

 故にオール・フォー・ワンで個性を奪い取りその後に崩壊させて殺すしかない。

 死柄木弔は苛立ちのあまりつんざくような声量で叫ぶ。

 

アウルム・ミダスティアァァァァァァッ‼︎」

 

 怨嗟が濃縮された様な声音で、絶望が圧縮された様な声音で、悪意が圧搾された様な声音で、邪気が凝縮された様な声音で、呪詛が凝集した様な声音で、それら全てが泥の様に纏わり付く様な声音で、ひび割れんばかりの、狂乱の叫びを上げる死柄木弔。

 

 対するアウルムは不敵な笑みを浮かべて再度中指を立てて煽る様に語る。

 

「ハッハッハ‼︎ そんなに真っ赤になるなよ‼︎ Noob‼︎ クソゲーの押し付け合いは今に始まった事じゃないだろ⁉︎」

 

 そう告げて全ての銃を死柄木弔へ向けてワンマガジン全て撃ち込む。

 全弾避けられるがそんなのは想定済み、死柄木弔の手がアウルムの頭蓋に触れる刹那……ライオンをモチーフに形作られた黄金の獣が死柄木弔の腕を食い千切りその鋭い爪が煌めく四肢を振るう。

 超再生で回復されるがそんなのは織り込み済み。

 アウルムは語る。

 

「ここはね、私の、私による、私の為の黄金郷だ……エルドラードの伝説を知っているだろう? 黄金郷を追い求め決して入ってはいけない土地に、哀れにも迷い込んだ人の話しさ、生きて出られた者は居ないとされている……何が言いたいかと言うと……君はもう此処から出れない、私が黄金郷の管理者だ‼︎ 」

 

 そう告げて黄金郷のワッケーロ、ガーディアン、コンキスタドールを大量に生み出す。

 砲火を避けつつ100体近くいる黄金で形作られた獣や盗掘者や騎馬隊の攻撃をオールマイト全盛期級のスピードで避けてアウルムへと接近しその頭蓋に触れようとしたが直前でその手が止まる。

 

「アウルム・ミダスティア……お前、内臓どころか全身を黄金化したな⁉︎ 触れられても崩壊しないように、触れられても個性を奪われない様に‼︎」

 

 そう叫ぶ死柄木弔に対してアウルムは不敵な笑みを浮かべて告げる。

 

「そりゃあやるさ、私の『黄金』は君に対する解答だ、崩壊で壊れず、オール・フォー・ワンに奪われず……エンデヴァーの炎へ触れても個性が取れないだろう? ならば黄金に触れたとて個性が盗られる訳はない」

 

 アウルムは一先ず安堵する、賭けには勝った……と。

 何せ黄金と一体化した自身の肉体がどう判別されるかはオール・フォー・ワンにしか判らない……そのまま個性を奪われる可能性すら大いにあった。

 しかしそれをされなかったと言う事はそう言う事だ。

 マガジンを交換して次弾装填し再度撃発する。

 

 黄金に煌めく銃弾が死柄木弔の肉を抉り血を撒き散らすが超再生で再生される。

 

 永遠と続くクソゲーの始まりであった。




死柄木弔はアウルム・ミダスティア1人で抑えている為に死柄木弔を空中の棺に押し留める為にかなりの人材が必要であったのが緩和され本来配置される人材達は全員トガヒミコや荼毘、オール・フォー・ワン、脳無の方へと向かっています


感想・ブクマ・特に評価。飢えております。  低評価をもらったら少し傷つきますが、傷も創作のプラスになることはある(私の場合です)。でも無評価=虚無は創作のマイナスにしかならないッス(私の場合です)!  なので、無言で投げれるので、ぽちぽちっと☆を頂けると嬉しいです。多い分には困りませんよ‼︎

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