レンゲ=ツルギ=青春沼の苦労人
ホシノおじさん=五条=ぶっちぎりに南に行きたがる人達
レンゲ=カズサ=カヨコ=ミサキ=ミミナナ=加湿器
実に透き通ってるなぁ…(白目)
ユメ先輩「うへぇ〜、暇だなぁ…。」
ホシノ「そう思うんならこっちの書類手伝ってください。」
ユメ先輩「う、うへぇ……スクナく〜ん!!!」
ホシノ「スクナならもう自分の分は終わらせて
ユメ先輩「うへぇ!?早いなぁ〜…。」
ホシノ「…そうですね。(まぁ、ホントはスクナに多めに外の見回り任してるんだけど…。)」
ユメ先輩「…ねぇ、ホシノちゃん。」
ホシノ「何ですか先輩?言っておきますが、午後ティーは午後以外飲むのは許しませんよ?」
ユメ先輩「う、うへぇ!?ホシノちゃんエスパーか何かかなぁ!?おじさんびっくりしたんだけど!!」
ホシノ「元気そうですね。あ、こっち追加の書類です。」ドサッ
ユメ先輩「うへぇ!?…アビドスってこんなに書類仕事があるような学校だったっけ?」
ホシノ「…まぁ、大体はスクナがよその地区で暴れるのと、その後処理としてヴァルキューレから送られてくる確認書とかですよ。」
ユメ先輩「う、うへぇ…スクナくんいくら何でもハッスルしすぎだよぉ…。」
ホシノ「……まぁ…そうですね。(1人でキヴォトスの犯罪率2000%抑えてるし…と、いうかこの前1000%突破したばっかじゃなかったっけ?)」
ユメ先輩「うへぇ〜…あ、そうだ。知ってる?ホシノちゃん〜。」
ホシノ「…今度は何ですか?」
ユメ先輩「フッフッフッ、じゃじゃん!」パサァ…
ホシノ「…何ですか、コレ?」
ユメ先輩「えっー!知らないの?『アビドス砂祭り』のポスターだよ!?」
ホシノ「…そんな昔の話なんて興味ないですよ。」
ユメ先輩「え〜?でも、スクナくんと、ホシノちゃんとでさ!みんなでまたやってみたくない?『アビドス砂祭り』」
ホシノ「…それより目の前の書類をどうにかしたらどうです?」
ユメ先輩「あ〜聞こえな〜い!聞こえな〜い!!」
ホシノ「ハァ…。あなた生徒会長ですよね?もうちょっと頑張ってくださいよ…。」
ユメ先輩「え〜…良いじゃんちょっとくらいねぇ?」
ブチッ…
…。
今思うと、この日は
“何か”がおかしかったのだろう。
…いや、成るべくして成ったのだろう…。
なにせ…あの『鬼神』の近くにずっといたんだ。
圧倒的存在感、それに恥じぬ強さ、強者を貶し、圧倒するその態度……
当時の私はそんな『鬼神』を『スクナ』と重ねることができなかった…
だけど…そう、今なら分かる。彼は『次元が違う』と。
…。
だからこそ……因果が巡ったのだろうか……?
「…そんなの、絶対に……」
『…絶対に認めない』
ホシノ「…何ふざけたこと言ってんだ。」
ユメ先輩「…ヒョ?」
ホシノ「生徒会長ならもっと真面目にしろよッ!!」
ユメ先輩「!」ビクッ…
ホシノ「…もっと
ユメ先輩「あ…ポスター……」
ホシノ「!…あ………」
ユメ先輩「……もう、ホシノちゃん何て…嫌いっ!!」
バンッ!
珍しくドアを叩き開けて出て行く先輩の姿。
ホシノ「…。」
……そこからは記憶なんてなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜アビドス砂漠〜
ザッザッザッ…
ユメ先輩「…。」
ユメ先輩「……喧嘩なんていつぶりかなぁ。」
ユメ先輩「…仲直りの仕方も忘れちゃったなぁ……。」
ユメ先輩「…。」
…荒野には、誰もいない。
ユメ先輩「…。」
ユメ先輩「『アビドスの為』っか……。」
ユメ先輩「…そういえば、この辺最近カイザーの連中が彷徨いてるってホシノちゃん言ってたなぁ…。」
ユメ先輩「……少し、パトロールしようか。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜アビドス砂漠・奥〜
ユメ先輩「……!」サッ…
…咄嗟に岩山に隠れて正解だった。
カイザー兵A「…ハァ。」
カイザー兵B「…本当にこの辺は暑いなぁ。なんでこの辺に基地なんて構えてんだよ。」
ユメ先輩「(基地!?)」
カイザー兵A「…まぁ、正式には採掘場だがな。」
カイザー兵A「何でも、この辺には古代のお宝が眠ってて、それを掘り出してるんだとよ。噂だがな。」
ユメ先輩「(…お宝?)」
カイザー兵B「へぇ〜、んでも『アイツ』がウロチョロしてるせいで採掘より防衛に人員割いてんじゃ、元も子もねぇじゃねぇか。」
カイザー兵A「…まぁな。でも、『アイツ』は最近まで大人しかったのに何でまた急に活発化したんだか…。」
ユメ先輩「(…一体何のことだろう?)」
カイザー兵B「大体4月ぐらいだったよな?アイツがまた暴れ始めたの。」
カイザー兵A「あー、確かそんくらいだったな。」
ユメ先輩「(4月……4月?)」
4月にあったこと…ホシノちゃんと……
『スクナくん』がウチに入った事ぐらいかなぁ?
カイザー兵B「…んで、こんな離れたとこ警備しろなんて、何の意味があんだよ…。」
カイザー兵A「さぁな?まぁ、アイツが最近現れるのは砂漠の『もっと奥』だろ?」
カイザー兵B「ま、確かに安全だわなw」
ユメ先輩「(……『もっと奥』か…。)」
タッタッタッ…
カイザー兵A「…ん?なんか聞こえたか?」
カイザー兵B「あ?気のせいだろ?暑さで
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜アビドス砂漠・もっと奥〜
ユメ先輩「…この辺かなぁ?」
ユメ先輩「……やっぱりただの噂かなぁ?」
ユメ先輩「…帰ろっか。」
「グギャァァァァァーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
ユメ先輩「!?」
ゴゴゴゴゴ…
ユメ先輩「地響き…一体何!?」
ビナー「ゴギャァァァーーーッ!!!」
ユメ先輩「…白い蛇?」
ブンッ!
ユメ先輩「…危ない!」ダッ
ドガァァァン!
ユメ先輩「……デカすぎでしょ、尻尾。」
『恐怖』を感じて無かった?
いや、むしろ感じ過ぎているからこそ、自分でも驚くほど冷静だった。
ユメ先輩「…どうする?」
武器は持ってる。盾と拳銃。
倒す?拳銃で?ホシノちゃんやスクナくんでも無いのに?そんなの……
絶対に無理
ユメ先輩「ハハハ……。」
プツッ
…その言葉が出た瞬間大事な“何か”が切れた気がした。
私の身体の…
決定的に大事な“何か”が……
「…。」
「……ん。」
……生きてる?
「んっ………」
……動かない。
「…。」
……少しだけ目が見える…とてもボヤけて。
赤い液体……それが自分の血とわかるまでそう時間はかからなかった。
目の前には例の白蛇……。
「………ハハ。」
「グギャァァァァァッ!!!」
…とても、とても、遠く聞こえた。
「………最後に…」
……砂祭り行きたかったなぁ。
ごめんねホシノちゃん、スクナくん…。
………こんな……頼りない先輩で。
…いるはずの無い、声
ガキィィィィィーーーン!!
?
「…少し痩せました?先輩。」
…いるはずの無い。
だってキミは、私なんか……
ユメ先輩「…なん…で…」
「ん?何でって、そりゃあ…」
『先輩はもう家族だから』
「……じゃ、だめですかね?」
ユメ先輩「……バカッ。」
やべぇ、今一瞬ファミパンおじさんが見えた…。
「ま、帰ったら説教ですかね。」
あ、反転術式かけとこ。
ユメ先輩「……んんっ……うん、ま…た……」
…気絶したかな?
「さてと…」
ビナー「グギャァァァァーーーー!!!」
『……味見、と言った所だな。』
『解』
ズガァァァン!!
ビナー「グギャァァァァァッ!!!!」
『…まさかこれで終わりでは無いだろうな、ビナー?』
ビナー「!」ゾワッ!
ビナー「グギャァァァァッ!!!」
「!」
『大道の劫火』
ミサイル…か……
「フフフッ…」
『▫️』
『
呪力を流すは、『ざる』
『
ビナー「!?」
俺の前に霧ができ、そこで全てのミサイルが止まる。
『解』
ドガァァァン!!!
「…今のうちだな。」
ユメ先輩の周りに円陣を描き、地面に手を突く。
呪力を流すは『
『
バシュッ!!!!
「…大体学校の近くだな。」
ギュオオオオォォォォッ!!!!
「…!」
凄まじい呪力……いや、神秘出力と言うべきか…。
これを受けたらひとたまりもないな…。
「ま、当たればな。」
避けるのは容易い…
「だが…」
『せっかく興が乗ってきた所だ……』
『オマエの得意で
『▫️』
『
ビナー「…!?」
「なに、
『火力勝負といこう』
ビナー「!」
『構えろ』
ビナー「グギャァァァァ!!!」
『アツィルトの光』
『烈火』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜アビドス自治区・校舎近辺〜
タッタッタッ…
ハァハァ…
ホシノ「…どこ、行ったの?」
ドガァァァン!!!
!?
ホシノ「何ッ!?」
ユメ先輩「…。」
ホシノ「…先輩!?」
ホシノ「……!先輩!先輩!」
嘘………。
ホシノ「…起きてよ、起きてよッ!!ユメせんぱぁあああああーーーーーーーーーーいッ!!」
「んあっ……」
ホシノ「…先輩!!」グスッグスッ…
ユメ先輩「……あ…ホシノちゃん。」
ホシノ「先輩ぃいい!!!よがっだぁぁああ!!」
ユメ先輩「……よしよし、もう大丈夫だよ。」
ホシノ「うぅ……グスッ…」
ユメ先輩「…。」ポンポン
ホシノ「…どこ行ってたんですか。」
ユメ先輩「え〜と……たしか、アビドス砂漠に行って…」
ユメ先輩「カイザーから話を聞いて…もっと奥に……」
ホシノ「カイザーっ!?…アイツらが先輩をッ!!」
ユメ先輩「あ〜違う!違う!えっと、砂漠の奥にね。でかい蛇がいたの。」
ホシノ「……へび?」
ユメ先輩「うん、校舎よりもデカくて、白くて、ミサイルとか、口から破壊光線を撃ってくるの。」
ホシノ「……そう言う夢を…見たわけではないですよね?」
ユメ先輩「違うよ!この目でしっかり見たもん。」
ホシノ「…ハァ、砂漠の奥にそんな奴が……と、いうか先輩はどうやってここに?なんかふっ飛んできたように見えたのに、怪我の一つも見えないんですけど…。」
ユメ先輩「あぁ、それはぁ…スクナ……くん…が………」
ホシノ「…先輩?(何でスクナ?)」
ユメ先輩「……スクナくんっ!!」ダッ!
ホシノ「先輩!?ちょっと!?」
早い!?…いつもより、確実に!!
ホシノ「待ってください先輩!!スクナがどうかしたんですか!?」
ユメ先輩「スクナくんが……スクナくんが、今その白蛇と…戦ってるっ!!」
ホシノ「なっ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜アビドス砂漠・もっと奥〜
…そこらじゅうにガラスができている。
「まるでガラスの惑星……そうは思わんか、ビナー?」
ビナー「グ、グリュウゥゥゥ……」
「フフッ…今日は雲がかからない良い夕陽だ……」
『おかげで、オマエの痴態もよく見える…。』
熱と斬撃で立っているのがやっとの様だな。
「フッ、せいぜい神もこの程度か。」
シュゥゥゥゥゥーーー……
「!ほう……再生か。」
神秘は反転術式と似た、
神である以上、再生も訳ないと言うことか…。
『いいぞ〜白蛇。ほら、頑張れ頑張れ。』
『俺が飽きるまで何度でも付き合うぞ?』
ビナー『グゴガアアアァァァァーーーーーーーッ!!!!』
「ほう…!まだ抗うか、
ドゴオォォンッ!!
「む?」
砂に潜った?それで起こる砂嵐は『界隔』で効かないが…
ズドドドドッ…
反応が三つ…五つ…九つ……増えている?
「…フフッ。」
なるほど……そう言う魂胆か。
分身か、はたまた不発弾のミサイルかは分からんが…ビナーの神秘が複数反応地中にある。
ドゴゴゴゴッ!!!
「さらにミサイルも撃ってくるかッ!!」
随分と小癪な手を使う…
『▫️』
『
『
ピタリ…とミサイルは寸前で動きを止める。
「『解』」
『蜘蛛の糸』
ズババババババッ!!!
「さて…次は的当てといこう。」
『▫️』
『
『天道』
“壁”を作り、それを床にして階段のように登る。
「さてと、ビナーくんは…」
「…どこかなぁ?」
『屠血』
『赤血操術-刈祓』
ズパァァァァン!!
いくつもの鮮血の槍が降るッ!!
…が、
ドゴォォン!
「ふむ……どうやらミサイルをあえて不発にして地中に残すことで囮にしているな?」
神秘も込めてて分かりにくいな…
「百斂-穿血」
キィィィィィィィーーン!!!!!
ドゴォォン!
「…手応えなし。ふむ……こうチマチマとやっていてもキリがない。」
『少し、乱暴しようか』
『▫️』
『
呪力を流すは、『
『
キィィィィ……ドガァァァン!!!
ビナー「グギャアァァァァッ!!!!!」
「フッ、活きが良いのが釣れたな…」
『まな板の上の魚……その鱗ごと剥いでやる。』
『領域展開』
『伏魔御廚子』
ズパパパパパパパッ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜アビドス砂漠・奥〜
タッタッタッ…
ホシノ「先輩!本当にこっちなんですよね!?」
ユメ先輩「うん!って、アレ見てッ!!」
ホシノ「!?」
ホシノ「何…アレ……!?」
アビドスはビナーのせいで特別砂嵐の多い地域である…
…がしかし、それでも類を見ない大きさの砂嵐が今目の前で起きている。
ホシノ「…竜の巣。」
まさにそう呼ぶしかない津波のような砂嵐が、今こちらに向かってきている。
そう理解した瞬間…彼女は覚醒した。
ホシノ「先輩…先輩?先輩っ!!」
ユメ先輩「ふえぇっ!!な、何!?」
ホシノ「今すぐ避難しますよ!!」
ユメ先輩「でも、スクナくんがッ!!」
ホシノ「…ッ!!アイツがあそこにいるんですか!?」
ユメ先輩「……そんな、スクナくんッ!!!」
ホシノ「…ッ!」ギリッ…
どうする!?どうする!?
スクナを助ける?いや、そもそもあの砂嵐で生きて……
『死』
……いや…嫌ああァァァァーーーッ!!!!!
ユメ先輩「…ちゃ…ん……ホシノちゃん!!!」
ホシノ「…ハッ!」
ユメ先輩「…逃げよう。」
ホシノ「…でもッ!」
ユメ先輩「…私も今すぐあそこに行きたい。」
ホシノ「…ならッ!」
ユメ先輩「…でも、行ってどうするの?」
ホシノ「え…?」
ユメ先輩「…私たちはスクナくんより弱い。行っても…足手纏いになる。」
ホシノ「ッ…なら、スクナが死んでもいいんですかッ!?」
ユメ先輩「嫌だッ!!!」
ホシノ「…ッ!」
ユメ先輩「……でも…今の私たちじゃ……」
ホシノ「グッ…。」
ユメ先輩「……それにスクナくん、私を助けた時にいったの。『先輩ももう家族だから』だから助けたって…。あの子の思いを無駄にしちゃいけ…ない……グズッ…」
ホシノ「…分かりました、先輩。この辺に元アビドス本校舎の廃墟があるので一度そこに身を隠して、その後……探しましょう!」
ユメ先輩「……うん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後……彼は見つからなかった。
アビドスはもちろん、ヴァルキューレや、その他の個人達も合わせればかなりの多くの捜索隊が出た。
が、結果は変わらなかった。
そして、2年の月日が流れた……
「よっ☆」
黒服「誰だオマエは!?」
「そうだなぁ…『虎杖悠仁』だ。」
次回「vol.0,5 エピローグ」
スクナだと、どう正体がバレる?
-
ホシノかユメ先輩が気づく、うへぇ〜
-
ワカモがさり気なくバラす♡
-
仮面が割れてバレる
-
自分からバラす
-
先生がペロる<レロレロレロ…
-
ん、取り敢えず撃つ。