呪いの王inキヴォトス転生   作:Uruto

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アウラ「ユメ先輩はもういないじゃない。」

アウラ「服従させる魔法(アゼリューゼ)」

ホシノ「アウラ、お前の前にいるのは……」

『キヴォトス最高の神秘だ。』

ホシノ「アウラ自害しろ。」






アウラ様は無事死刑になりましたとさ…

あ、アンケート設置したので答えて頂ける嬉しいです!



vol.1 対策委員会へようこそ!

〜アビドス自治区〜

 

「ここ何処だよ…」

 

“…完全に迷っちゃったね。”

 

「いや…どうすんの?」

 

“…どうしよう?”

 

バタッ…

 

「あ、ダメだこれ。」

 

“止まるんじゃねぇぞ……”

 

希望の花〜♪

 

「何でこんなことになったのやら…。」

 

久しぶりにきたらもう道順なんて分かんねぇわ。

 

「あぁ…お腹へった……」

 

バタッ…

 

こうなったのは…あの一通の手紙……

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜シャーレ・執務室〜

 

「ハァ〜!!!仕事多すぎで、お(ハーブ)生えますわww」

 

“ついに悠二がイカれちゃった……。”

 

「いや、この書類の山の前に正気でいれと?」

 

“確かに…量明らかおかしいもんね。”

 

「…ハァ、昨日から何とか捌けてるけど、せめてあと1人来たら違うのに……。」

 

“あ、来るよ。”

 

「……え?」

 

ガチャ…

 

?「こんにちわ〜、連邦生徒会・統括室から手伝いに来ました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……マジかよ。」

 

ユメ先輩「シャーレ所属補佐官に配属になりました!ユメって言います♪」

 

数奇な運命って、こう言うことを言うんだろうな……

 

ユメ先輩「よろしくね♪えーと……」

 

「あ、『虎杖悠仁』っス、ヨロシク!」

 

ユメ先輩「……どっかで会った事ある?」

 

ギックリ!

 

「……いや?気のせいなんじゃないですかね?」

 

ユメ先輩「ふーん……ま、そっか。ごめんねぇ、少し昔の後輩に雰囲気が似てたんだ〜。」

 

「♪〜( ´ε`;)ゞ フ、フ~ン」

 

“ユメは一応ここの専属になるんだ。役職的には派遣監査員かな?仕事の軽減の為に、ってリンちゃんがね。”

 

「 (¬ε¬)フ〜ン 」

 

ユメ先輩「ヨロシクね〜虎杖くん♪」

 

「あ、悠二でいいゼ☆」

 

ユメ先輩「じゃあ悠二くんで!」

 

「よろしく、ユメ先輩!」

 

ユメ先輩「…え、えと……悠二くんの方が先輩じゃないかな?」

 

「あ……まぁ、こっちの方が呼びやすいし、ユメ先輩の方が年上じゃない?」

 

ユメ先輩「あ、そっか!じゃ、そう呼んでね♪」

 

「う、うん!」

 

あっっぶねぇぇッ!!!

 

やらかすとこだったぜ……。

 

”あ、そういえば……“

 

「……どうかしたん?」

 

“ユメに聞きたいことがあってね。”

 

ユメ先輩「わ、私!?な、何でしょう?」

 

“そんなに大した…いや、もしかしたら大したことかも?”

 

「もったいぶらずに教えてくれ〜よ。」

 

“いや、シャーレに来てからいろんな生徒たちからお悩み相談が来るんだけど……”

 

「…。」

 

まさか……な?

 

“……アビドス高等学校から救援要請が来ててね。”

 

マジかよ、もう来るの!?

 

「へ、へぇ〜…。」

 

ユメ先輩「私の、出身学校ですね……。」

 

“だから何か知らないかな〜?って。”

 

「あ〜、とりあえずその内容教えてもらっていいですかいな?」

 

“あ、うん(日本語がおかしい。)”

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

連邦捜査部の先生へ

 

 

こんにちわ。私はアビドス高等学校の奥空アヤネと申します。

 

今回どうしても先生にお願いしたいことがありまして、こうしてお手紙を書きました。

単刀直入に言いますと、今、私たちの学校は追い詰められています。

それも地域の暴力組織によってです。

 

こうなってしまった事情は、かなり複雑ですが……。

どうやら私たちの学校の校舎が狙われているようです。

 

今はどうにか食い止めていますが、そろそろ弾薬などの補給がそこを突いてしまいます……。

このままでは、暴力組織に学校を占領されてしまいそうな状況です。

 

それで、今回先生にお願いできればと思いました。

 

先生、どうか私たちの力になっていただけませんか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おぉう……これはまたヤバそうな話で。」

 

“こうなっている事情を知らないかなって思ってね。”

 

ユメ先輩「……なら、あの事を話さないといけません。……私の、後輩のことも。」

 

「…無理しなくてもいいんだぜ?」

 

ユメ先輩「…そうやって、芯のある優しいところもあの子に凄い似てるんだぁ……。」

 

「へ、へぇ〜…。」

 

“まぁ、ここじゃ何だし、ファミレスでも行こうか。”

 

ユメ&悠二「「あ、先生の奢りで。」」

 

“ウ、ウグゥ……そう言うところは揃うんだから…。”

 

ユメ先輩「……♪」

 

「…。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

〜ファミレス『サイゼリー・ヤ』〜

 

”それで、悠二似の後輩って?“

 

ユメ先輩「……その前に、アビドスについてどれほどご存知ですか?」

 

「ぼちぼち?」

 

“すまないけど、全くないね…。”

 

ユメ先輩「まぁ、大昔は栄えてた土地なんですけどね。今は砂漠化が深刻で、借金も9億を超え、私の頃は全生徒を合わせて三人でした。」

 

“九億!?3人!?”

 

「…マジか。」

 

ユメ先輩「…そう言う反応になりますよね。そのころは、私と、ピンク色の髪が可愛いホシノちゃん、そして……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユメ先輩「……『如月スクナ』くん、悠二くんと同じヘイローの無い男の子でした。」

 

“悠二と同じ男の子……ちなみにキヴォトスに男って……”

 

「ロボとワンコを除けば俺と………あと、その子ぐらいだな。」

 

“マジか〜……そのスクナくんってどんな子?”

 

ユメ先輩「……とっても優しくて、イケメンで、強くて………多分、キヴォトス最強でした。」

 

“……マジ?”「……マジ?」

 

ユメ先輩「…マジです。」

 

“はぇ〜……(凄いなその子……最強か〜。)”

 

「ほぇ〜……(俺ユメ先輩からイケメソに見られてたのか……いや、ユメ先輩?)」

 

ユメ先輩「…。」

 

“それで……その子は?”

 

「…あ。」

 

それは、不味いですよ!

 

 

ユメ先輩「……2年前、亡くなりました。」

 

 

“!……ごめん、ユメ。”

 

ユメ先輩「いえ……気になさらないで大丈夫ですよ。」

 

“…本当にごめんね?”

 

ユメ先輩「…先生が気になさらなくても、いずれ話すことでしたし…。」

 

「……いずれ?」

 

ユメ先輩「…あ、話の続きですね!」

 

“……本当に無理してない?”

 

ユメ先輩「してない……と言えば嘘になりますけどね…。」

 

「……ゆっくり話してみてくれ。あ、あと敬語はいらんぞ。先生にもね。」

 

ユメ先輩「……はい。…その子は雰囲気も性格も悠二くんに似てるんです。」

 

「へぇ〜…そうなんだ。」

 

あれ?おかしいなぁ……この2年で少し変えたはずなんだが。

 

ユメ先輩「ある日、私はもう1人の後輩のホシノちゃんと喧嘩しちゃいまして…」

 

「……あらら…」

 

”…仲直りは?“

 

ユメ先輩「…しました。でも、ホシノちゃんはとっても繊細な子なんです。もしかしたらまだ負い目を感じてるかもしれません。」

 

“……そっか。”

 

ユメ先輩「……それで、私は家出…いや、学校出?しちゃって、それで『カイザーPMC』の警備兵が砂漠にうろついてるのを見たんです。」

 

ユメ先輩「それで……聞いたんです。カイザーが砂漠の奥に基地を建ててる事と、砂漠のお宝を探してるって。」

 

”…お宝?“

 

「…自治区に勝手に?」

 

ユメ先輩「…はい、なので後になって調べてみたら、アビドスの土地が今使ってる校舎以外は全てカイザーの土地だったんです。」

 

「…。」

 

”!それはどういう……?“

 

「前の……会長かなんかが借金の担保にしたとかか?」

 

ユメ先輩「……はい、その通りです。」

 

”!“

 

「……カイザーが悪い噂を流して人を流した。それで収入が減って学校運営が難しくなったって所をか。」

 

ユメ先輩「……恐らくそうです。借金元もカイザーでしたから……でも、問題はその後でした……。」

 

「…あと?」

 

ユメ先輩「……砂漠の奥地に『何か』が居るって言われて…それで私……」

 

”……まさか?“

 

ユメ先輩「……はい、そのまさかです…。そのまま砂漠の奥に行って私は、『アイツ』に出会ったんです。」

 

”…アイツ?“

 

ユメ先輩「…信じられないかもしれないけど、白くて、シャーレのビル並にデカくて長い……化け物に。」

 

”……白色の大蛇。“

 

ユメ先輩「そして、そいつに襲われた私を……」

 

ユメ先輩「……スクナくんが助けてくれたんです。」

 

”…。“

 

ユメ先輩「……それで気を失った私を、ホシノちゃんが砂漠の入り口で見つけたんです。」

 

ユメ先輩「……そのすぐ後、私たちはスクナくんを助けに、砂漠の奥まで行きました。」

 

「…!(…こっち来てたの!?)」

 

ユメ先輩「でも、その時……いくらアビドスでも類を見ない程の大きな砂嵐が来て…」

 

ユメ先輩「……近くの砂に埋もれた元の本校舎の中でやり過ごしてスクナくんを捜索しました…。」

 

”…。“

 

ユメ先輩「……後日、ヴァルキューレ警察や各学校の人達が一緒になって捜索してくれました。」

 

ユメ先輩「……それでも見つからず、3週間後にヴァルキューレ警察が突然手を引いた事をきっかけに、皆んなが捜索を諦めました。」

 

「…。」

 

ユメ先輩「……それでも私たちは懸命に探しました。最後まで手伝ってくれた子も居ました。」

 

”……その子は?“

 

ユメ先輩「結局最後まで名前は聞けませんでしたが…たしか〜……あ、狐の面を付けていました!」

 

”…狐の面?“

 

「…。(まさか…)」

 

ユメ先輩「まぁ、その子は暴れて捕まっちゃったんですが……。」

 

”…。“

 

「…。」

 

ワカモォ……

 

ユメ先輩「……それでその後は後輩も来て、私はホシノちゃんやスクナくんと違って弱いから…必死に勉強したんです。」

 

「……?」

 

ユメ先輩「キヴォトスのトップに上り詰めて、スクナくんを殺したカイザーPMCに復讐してやる……って。」

 

”…ユ、ユメ?“

 

ユメ先輩「絶対に…絶対に許さない……社会的に…」

 

 

 

『殺す』

 

 

 

「…辞めろ、ユメ先輩。」

 

ユメ先輩「…え?」

 

「…その感情は、生きているかもしれない彼にとっても、君にとっても、呪いになる。」

 

ユメ先輩「……呪い?」

 

「あぁ。俺はその子にあったことは無い。でも、彼は復讐の為に君を生かしたわけじゃ無いと思う。」

 

『分かってますよッ!!!』

 

”…!”

 

ユメ先輩「…そんな事……とっくの前に分かってますよ………」

 

ユメ先輩「…実際に殺したのは白蛇だって……スクナくんは望んで無いって……」

 

ユメ先輩「…でも……私には…これしか……」

 

「……なにも復讐するなとは言っていない。」

 

ユメ先輩「…え?」

 

「復讐は何も生まない……本人が望んでいないのなら、死者への弔いにも成りはしない。」

 

“…。”

 

「…でも、それを除けばたった一つだけ意味がある。」

 

『復讐は自分の運命への決着をつける為にある。』

 

ユメ先輩「…!」

 

「まぁ、これはとあるスタンド使い(やつ)からの受け売りなんだがな。」

 

「…少しでも迷いがあるのならやめた方がいい。それは君と君の周りの子達の人生の重みになる。」

 

ユメ先輩「…。」

 

「でも、その迷いが晴れたんだったらしたら良いだろう。」

 

「……少なくとも、そんな状態でキヴォトスで重要なシャーレで仕事はしてほしくない、そんだけだ。」

 

「ウチは『働く皆んなに福利厚生を。生徒の皆んなに幸福な生活を。』がモットーだからな。」

 

“……え?何それ初めて聞いたんだけど!?”

 

「そりゃあ、初めて言ったからねぇ〜。」

 

ユメ先輩「……うん、分かった。」

 

「!……それで?」

 

ユメ先輩「…復讐はする。でも、私がふと気持ちが途切れた時、『あぁ、今スクナくんに会えたら、スクナくんにも見せたいな』って思って、それでのうのうと生きてるカイザーの連中が憎くても、『関係ない、全部白蛇のせい』なんて言い訳したく無い。」

 

ユメ先輩「私にとっても、ホシノちゃんにとっても、大切だったスクナくんを間接的に殺したアイツらを、スクナくんの守ったアビドスを害するアイツらを、私は許せない。」

 

ユメ先輩「……少なくとも、私は『生き様で後悔はしたく無い』から。」

 

“…ユメ。”

 

ユメ先輩「その道で幸せになれるかなんて分からないし、もしかしたらただ虚しいだけかもしれない。」

 

ユメ先輩「それでも、私は自分にウソを付いて苦しんで生きたく無いし、スクナくんもそれは望んでないと思う。」

 

「……良い答えだ。迷いも断ち切れたみたいだし……」

 

“じゃ、行ってみますか。”

 

ユメ&スクナ「「……え、何処へ?」」

 

“何処って……決まってるでしょ!アビドスだよ。”

 

「え?でもあの書類のタワーどうすんの?」

 

“…あ。”

 

ユメ先輩「もぉ〜行き当たりばったりなんですから。」

 

“め、面目無いなぁ……。”

 

ユメ先輩「……分かりました!あの書類は私でどうにかします!その代わり……」

 

”……その代わり?“

 

ユメ先輩「……アビドスを、お願いします!!」

 

“……分かったよ。任せて、ユメ。”

 

スッ…

 

ユメ先輩「…あ。」ナデナデ…

 

“……あ、ごめん。嫌だった?”

 

ユメ先輩「…あ、いえ。……ありがとうございます。」

 

“大丈夫だよ〜♪”

 

ユメ先輩「…。(…スクナくんもよくやってくれたっけな。先生……何だかお母さんみたいだな。)」

 

「…。(先生はこの神の手のナデナデでいろんな生徒を堕としたのか………あれ?でも、女先生の場合はどうなる?)」

 

“さてと……じゃあ、明日行くから準備しに帰りますか。”スッ…

 

ユメ先輩「……あ。」シュン…

 

「そうすね。」

 

まぁ……チッチャイコトハ、キニシナーイ(笑)。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜次の日のシャーレ・正面玄関〜

 

“じゃ、行ってくるよ。”

 

ユメ先輩「砂漠なので気を付けたくださいね〜。」

 

「にしても…俺が残らなくて良かったのか?」

 

ユメ先輩「大丈夫です!これでも私、連邦生徒会・統括室の次席行政官なんですよ?」

 

「…へ?次席って事は……No.2!?」

 

マジか……ユメ先輩そんな頑張って勉強して、そこまで登り詰めたのか…。

 

「オイ、先生。覚えとけよ?」

 

“いや、別に黙ってたわけじゃないよ!?”

 

「とんでも無いお偉いさんに自論説いちゃったじゃねぇか!?恥ずいわ!!」

 

“まぁ、普通にかっこ良かったし良いんじゃ……”

 

「空飛ぶロリコンに言われたく無いッ!!」

 

“いや、酷っ!!”

 

ユメ先輩「あはは…まぁ、今更そんなに畏まらなくても大丈夫だよぉ〜。」

 

「はぁ…まぁユメ先輩が言うんなら良いんですけど……。」

 

ユメ先輩「…ねぇ、悠二くん。」

 

「…はい?」

 

ユメ先輩「悠二くんって、『二代目鬼神』とか『呪いの王』って言われてるでしょ?」

 

「あ、知ってたの?」

 

ユメ先輩「リンちゃんから聞いててねぇ〜。」

 

ユメ先輩「それでね、先代の『鬼神』ってスクナくんの事なんだ。」

 

「……マジか。」

 

ユメ先輩「あれ、あんまり驚かないね?」

 

「…まぁ、キヴォトス最強ならそうだろうな〜と。」

 

ウソだが。

 

ユメ先輩「…頼んだよ、私の代わりに、アビドスのこと。」

 

「……おうよ!あ、お土産は期待するな。」

 

ユメ先輩「ふふっ…分かったよ〜♪」

 

ユメ先輩「あ、遭難しないよう気を付けてくださいね♪」

 

先生&悠二「“……え?”」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜☆回想終わり☆〜

 

チーン…

 

「…。」

 

“…。”

 

「…やべぇ、死にそうな程に腹が減った…。」

 

「先生、生きてっか?」

 

“……シニソウ。”

 

…シロコが来る前に先に死が迎え来るわこれ。

 

「…仕方ない、ヨイショっと……」

 

“…あ、ありがとう。”

 

「…これは見なかったことにしてくれよ。先生。」

 

『▫️』

(フーガ)

 

『天道』

 

”……天道?“

 

「よっこら戦闘体制。」

 

ヒョイ…!

 

“……え?浮い…て…?”

 

「多分空腹による幻覚だろう、そうだきっとそうに違いない。」

 

“…悠二は忍者か魔法使いかい?”

 

「忍者か魔法使い?いや……俺は…」

 

『…呪術師だ。』

 

“…そうか、頑張ってきたんだね。ヨシヨシ…”

 

ナデナデ…

 

「……いくら生徒とはいえ、年頃の男にそういうことはするもんじゃ無いぜ。」

 

“ふふっ、案外シャイなんだね。”

 

「今から地面とハグするか?」

 

“……遠慮しとこうかな。”

 

「…む、あれは。」

 

……水色のロードバイク…間違いない、Bianchiだな。

 

「……屋根をつたってきたことにするか。」

 

さてと…

 

「よっこら銭湯上がりは牛乳っと。」

 

シロコ「ん…私はコーヒー牛乳派。」

 

シロコ「ん…あなた誰?」

 

「俺は『虎杖悠二』今ちょっと学校に向かってたんだけど、迷っちまってな。」

 

シロコ「ん、この先にはうちの学校しかない…」

 

「お、じゃあ案内してくれ!」

 

シロコ「…後ろの人は?」

 

「ん?あぁ、ロクな準備もしなかった可哀想な大人の末路だよ。」

 

“こんな遭難するなんて思わないじゃん…”

 

「そうかい…まぁ、俺もそんなに食料を準備してないかったからなぁ…。あ〜お腹減った……」

 

シロコ「ん、ちょっと待って…ハイ。」

 

「ん?エナドリ?」

 

シロコ「ライディング用なんだけど……今はそれぐらいしか持ってなくて。でも、お腹の足しにはなると思う。」

 

シロコ「今コップを……」

 

「いただきマンモス。」

 

グビッ…

 

「びゃあ゙ぁ゙゙ぁうまひぃ゙ぃぃ゙ぃ゙!!!やっぱり遭難後の水分は体に染みるなぁ〜。」

 

シロコ「あ…それ……」

 

「ん?どした?」

 

シロコ「……ううん、何でもない。……気にしないで。」

 

「あ、エナドリありがとね。」

 

シロコ「ううん……気にしないで。見た感じ、連邦生徒会からきたみたいだけど…お疲れ様。」

 

“うぅ……水……”

 

「あ、やっべ全部飲んじゃったわ。」

 

“うぅ……”ガクッ…

 

「あ、しんだ。」

 

シロコ「ん、学校はすぐそこ。付いてきて。」

 

「よろしく頼む。」

 

「自転車は……」

 

シロコ「ん…これ、1人用。」

 

「…だよね。」

 

このままだとガチで先生死ぬしなぁ……しゃーない。

 

「よし、えーと…」

 

シロコ「ん、私は『砂狼シロコ』よろしく、悠二。」

 

「よろしく、シロコ。じゃ、ちょっと良い?」

 

シロコに手を出す。

 

シロコ「ん…?」スッ…

 

ヒョイ!

 

シロコ「……!?///」

 

ん…ありのまま、今、起こったことを話す。

私は悠二に手を差し伸べられたので手を置いた。

そしたらいつのまにか、悠二の顔がものすごく近いの。

 

ん、つまり………お姫様抱っこ状態!?///

 

ん……何を言っているのか分からないと思うけど、私も何をされたのか分からなかった…

頭がどうにかなりそうだった…(恥ずかしくて。)

 

「…大丈夫?シロコ?」

 

シロコ「ん、うん…大丈夫///」

 

「そう…?」

 

シロコ「…あ、えっと…さっきまでロードバイクで走ってたから……そこまで汗だくってわけじゃ無いんだけど……///」

 

「ん?大丈夫×2キニシナーイ。あと、普通に良い匂いするぜ?」

 

むしろ役得だろうな……キヴォトスに来て良かったぜ☆

 

シロコ「ん///そう?」

 

「じゃあ、このままアビドス高等学校行きますか。」

 

シロコ「ん、こっちの方向なの。」

 

シュンッ!!

 

シロコ「…………え?速……」

 

「大丈夫…?」

 

シロコ「ん……。」

 

ん…自転車よりも段違いで早い……ん?

 

シロコ「ん、そういえば自転車は?」

 

「左手でフレーム持ってる。先生は大丈夫?振り落とされない?」

 

“も、もうちょっとスピードを……”

 

シロコ「ん、私が腕握っとく…。」

 

「お、ありがと。じゃ、飛ばすね。」

 

ビュンッ!

 

“あぁぁぁ^〜〜じぬ〜〜〜っ!!”

 

「まだ余裕そうだな。」

 

“いや、どこが!?”

 

「お、元気出てきた?」

 

“くっ……ユメの件伝え忘れてたからってこりゃないぜ…。”

 

シロコ「ん、ユメ先輩の事しってるの?」

 

「…え?」

 

”え?もしかして…“

 

「あのポムポムプリン(ユメ先輩)、連邦生徒会に入ったこと言ってねぇのか?」

 

”ポムポムプリンて……バレたら殺されるよ?“

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜シャーレ・執務室〜

 

へくち!

 

ユメ先輩「ん〜…風邪かなぁ?」

 

リン「いや、今のくしゃみだったの?」

 

ユメ先輩「あ、そういえばもうそろそろ先生たちがアビドスについてもおかしくない時間だね、リンちゃん♪」

 

リン「そうですね……って、誰がリンちゃんですか!!」ペシッ

 

ユメ先輩「う、うへぇ〜…デコピンしないでよ〜。」

 

リン「全く……一応私の方が立場が上なんですよ?」

 

ユメ先輩「良いじゃないの、減るもんじゃ無いんだから♪」

 

リン「ハァ……全く。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜アビドス校門前〜

 

シロコ「ん、もうついた…。」

 

「…。」

 

懐かしいな……。

 

スッ…

 

シロコ「ん///」

 

「ん?あぁ、ごめん。」

 

自転車とシロコを降ろす。

 

「さて、案内と先生に水の補給を頼む。」

 

シロコ「ん、こっち。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜アビドス生徒会兼対策委員会・教室〜

 

シロコ「ただいま。」

 

セリカ「おかえり、シロコせんぱ……い?」

 

セリカ「うわっ!?何っ!?その後ろの男とおんぶしてる女の人誰!?」

 

ノノミ「わあ、シロコちゃんが大人と男の人を拉致してきました!」

 

アヤネ「拉致!?もしかして死体!?てことは、共犯!?シロコ先輩がついに犯罪に手を……!!」

 

セリカ「みんな落ち着いて、速やかに死体を隠すわよ!体育倉庫にシャベルとツルハシがあるから、それを……。」

 

シロコ「…。」

 

”…やあ?“

 

全員「「「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」」」

 

シロコ「いや……普通に生きてる大人だから。うちの学校に用があるんだって。」

 

アヤネ「えっ?死体じゃ、なかったんですか……?」

 

セリカ「死体じゃなくて…お客さん?」

 

シロコ「そうみたい…。」

 

”こんにちワンコ!“

 

「お疲れサマンサー!」

 

ノノミ「わぁ、びっくりしました。お客様がいらっしゃるなんて、とっても久しぶりですね。」

 

アヤネ「そ、それもそうですね……でも来客の予定ってありましたっけ……?」

 

”『シャーレ』の顧問先生です、よろしくね♪“

 

「はい、ソノツキソイデース(棒)」

 

全員「「「!!」」」

 

アヤネ「……え、ええっ!?まさか!?」

 

セリカ「連邦捜査部『シャーレ』の先生!?」

 

ノノミ「わあ☆支援要請が受理されたのですね!良かったですね、アヤネちゃん!」

 

アヤネ「はい!これで……弾薬や補給品の援助が受けられます。」

 

”あ、そういえば悠二。補給品どうしたの?“

 

「あ、ちょっと待って……」ガチャ…

 

一旦部屋から出る悠二。

 

全員「「「…?」」」

 

セリカ「……まさか忘れてきt…」

 

ガチャ…

 

「あ〜、おっもいなぁ〜これ。」

 

”……え?どっから出したのこの量?“

 

アヤネ「1、2、3、……弾薬だけでもかなりの量有りますよ!?」

 

「いや〜マジ疲れたわ〜(棒)」

 

セリカ「どっどっから出したのよ、コレ!?」

 

シロコ「ん、こんなの私と会った時は持ってなかった。」

 

「HAHAHAwww、すり替えておいたのさ!!」

 

”いや、何と!?“

 

「いや〜、マジシャンがマジックのタネを教えるかね?普通。」

 

シロコ「ん、ずるい。」

 

セリカ「ケチね、教えなさいよ!」

 

「わぁーお、反感いっぱい。」

 

アヤネ「ま、まぁまぁ……これで定期的な補給が受けられるんだから良いじゃ無いですか。」

 

ノノミ「そうですね〜☆」

 

アヤネ「…あ、早くホシノ先輩にも知らせてあげないと……って、あれ?ホシノ先輩は?」

 

セリカ「委員長は隣の部屋で寝てるよ。私、起こしt…」

 

ガチャ…

 

ホシノ「ふわあぁぁぁ……眠いよぉ〜、まだ起きる時間じゃないのに〜、みんな何を大騒ぎしてるのさぁ〜。」

 

セリカ「あ、ホシノ先輩。」

 

「お、おはよう……えと…ホシノ。」

 

ガバっ!!

 

全員「「「!?」」」

 

ぎゅぅぅぅ…

 

「えと……これは一体?」

 

なんか……押し倒されて抱きつかれてるんだが…?

 

え、もう気付かれたの?

 

ホシノ「……ねぇ。」

 

「ヒャ、ヒャイ!」

 

ホシノ「……キミ…名前は?」

 

「…い…『虎杖悠仁』です…。」

 

ホシノ「…そっか、ごめんねぇ〜おじさん知り合いかと思って勘違いしちゃった。」

 

「お、おうよ……大丈夫だぜ、ブラザー。」

 

ホシノ「…。」ジー…

 

アヤネ「あ、あのー……ちなみにその勘違いされた方って…」

 

ホシノ「ん〜?あ〜おじさんの昔のコレだよコレ。」

 

「ん?これ?」

 

そう言って、右手のグーに小指を立てるホシノ。

 

「…何だそれ?」

 

セリカ「…は?せ、先輩!?」

 

アヤネ「…?どっ、どういうことですか?」

 

ノノミ「アヤネちゃん知らないんですか?小指を立てるとパートナーって意味になるんですよ〜☆」

 

アヤネ「…パっ、パートナーっ!?」

 

シロコ「ん、知らなかった。」

 

ホシノ「まぁ、昔別れたんだけどねぇ〜。まぁ、おじさんにも春があったのだよ〜。」

 

「…。」

 

ヤベェ……心臓痛くなってきた。

 

「……ん?なんか来たな。」

 

”…?“

 

ホシノ「…!」

 

ズダダダダッ!!!

 

セリカ「じゅ、銃声!?」

 

アヤネ「わわっ!?武装集団が学校に接近してきています!カタカタヘルメット団のようです!」

 

シロコ「あいつら……!!性懲りもなく!」

 

「あ〜……めんどいし、みんなここにいていいよ。」

 

”え?悠二?それはどういう…?“

 

「あぁ、俺が全部片付けてくるわ、じゃ。」

 

アヤネ「き、危険です!!」

 

「まぁま、見ときんしゃい!『鬼神』の伊達じゃねぇぜ?」

 

ホシノ「…待って!なんできみg……「チャオ☆」」

 

シュンッ!

 

セリカ「はやっ!?」

 

アヤネ「窓から見てください!!もう校門前にいますよ!?」

 

シロコ「ん、やっぱり速い……。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜校門前〜

 

ヘルメット団A「あぁ?誰だお前?」

 

ヘルメット団B「さっさと、どk…」

 

ドガァァンッ!!

 

ヘルメット団A「…。」シュゥゥゥ…

 

「ヘルメットしてて良かったな。気絶だけで済んだぞ。」

 

「じゃ、次。行ってみようか?」

 

ヘルメット団B「こ、攻撃し…」

 

「遅いな。」ドガァッ!!

 

ヘルメット団B「…。」チーン…

 

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セリカ「…。」

 

アヤネ「…。」

 

シロコ「…ん、すごい。」

 

アヤネ「…殺戮ですね。」

 

ホシノ「…。」

 

似ている……あの戦い方。

 

『スクナ』に…

 

ノノミ「…すごいですね〜♧」

 

ホシノ先輩はやっぱり『スクナ』さんと比べてるんでしょうか…?

 

私の目からしても、ヘイロー無しであの並外れたスピードと規格外のパワーはそうじゃ無いかとも思わせてしまいます…

 

でも……。

 

”凄いな……悠二、あんなに強かったんだ。“

 

アヤネ「え、先生はご存知なかったんですか!?」

 

”まぁ、書類仕事の素早さしか見たことなかったかな…。“

 

ノノミ「先生、あの子はどんな子なんですか?」

 

ホシノ「!…先生!」

 

”う、うん。“

 

ホシノ「悠二が言ってた『鬼神』って、どう言うこと?」

 

”あ〜、あの子二代目の『鬼神』って言われてるらしいいんだ。“

 

シロコ「ん……『呪いの王』」

 

セリカ「あれが……あの!?」

 

ホシノ「へぇ……あれが。」

 

『スクナ』の子供とか言われてたなぁ〜……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……ちょっと話をしようかな。』

 

 

 

 

 

 

 

次回「vol.1 悠二って、すごーい!」

 




いや〜、今回のおじさんは怖いなぁ……
それはそうと、次書くの、もしかしたら番外編になるかも?
ワカモのやつをまず書こうかな…

「番外編 厄災の狐」

みたいな?
まぁ、本編か番外編かは明日の私に聞くとするか……

以下ネタバレ注意↓



















アリウスの皆様をアビドスに編入させようかな……

アリウス生は特にあの土地に思い入れないだろうし、あとアリウス生って人数もそんな居ないだろうし…
名前を捨てることで過去の因縁(いざこざ)に終止符を撃つって事でも良いかもな……。

あ、とある方の動画の反応集見て思いついたナリ。
まぁ、この小説も何処かのドブカスの小説を書いていらっしゃる方のを見て思いついたんですがね。

スクナだと、どう正体がバレる?

  • ホシノかユメ先輩が気づく、うへぇ〜
  • ワカモがさり気なくバラす♡
  • 仮面が割れてバレる
  • 自分からバラす
  • 先生がペロる<レロレロレロ…
  • ん、取り敢えず撃つ。
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