研究者の悪魔奇譚   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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D-4:デイブレイク

「ああ…イルマ君も来てくれたんやね。ならええ」

 

そしてキリヲは機械に向かって歩き出す

 

「この魔具は魔力の増幅ができるってのはしっとるな?」

 

「は、はい…先輩…何をするつもりですか?」

 

その声に少し体を震わせてからキリヲは振り向き、

 

「ぶっ壊すんよ。この学校ごと、な?」

 

「んなこたぁさせるわけねぇだろうがよ!」

 

話している間にジャスティティアで蹴りをつけでやろうと振りぬくが、それはバリアによって阻まれる。

 

「さっきまでのとは違うで。魔力を集中させとるからな」

 

「チィッ…ハァ。こりゃ俺じゃ無理だな」

 

「そうやろな。一応君は危険人物として警戒しとったんやから」

 

キリヲは先ほど壁を破った時とは違う、だいぶ余裕を感じる態度で反応する。

 

「最悪の手段じゃあるが、白夜と溶ける愛を開放しようか…」

 

そして俺は自分の腹を引き裂き、

 

「来い!白夜!溶ける愛!!」

 

腹から、白い翼に包まれたものとピンクの半液体的存在が飛び出した

 

<><><><><><>

 

白夜と共に十一体の使徒が登場し、溶ける愛も内部に幾つもの骨が浮かぶ、長い腕を持つ巨大な粘液の塊へと変わる。

 

「白夜は波動で援護!できれば敵個体のみに当たるように!」

 

《[エエ。簡易的にこの場所一帯の生命体を信者として認め、波動が入らないようにしました。問題はありません]》

 

白夜はプカプカと空中に浮きながら反応し、それに俺はうなずく。

 

「溶ける愛は入間を眷属にしないように!一応アイツも級友だからな!」

 

「分かったー!」

 

そして俺は武器を失楽園に持ち替え、輝く腕輪を装着してキリヲに殴りかかる。

 

「グッ…何ッやねん…これぇ!!」

 

キリヲはバリアを無関係に貫通する白夜の波動に悪態をつき、球をバリアで包んで逃走を図る。

 

「キンザ君!」

 

そしてイルマが声を出し、それに俺が反応している間にキリヲはその場を去ってしまう。

 

「チィッ!イルマテメェ!お前あっちの味方なのか⁉」

 

「ち、違うけど…このままだと先輩が死んじゃいそうだったし…」

 

イルマの平和ボケした頭にはイライラする。L社じゃ死者は当然。戦争演習で死に近い奴が出たこともある。

 

「ああいうのは死んでも治んねぇクズ野郎ってのだ!少なくとも花火取り返した後ならともかくこのタイミングで声かけてくるな!」

 

「分かってる!分かってるから命は奪っちゃダメなんだよ!!」

 

イルマの平和ボケしているとは思えないような顔つき。ある程度の修羅場は超えてきているのであろうかおに少し驚きながらも、俺は無言でうなずく。

 

「…もう話してる時間はないな…行くぞ!」

 

俺が走るのに合わせてイルマも走ってアミィ・キリヲを追うのであった。




[謝、№3の時に追加し忘れていたため新たなアブノーマリティが追加されます。]

カウント・ザ・アブノーマリティ!

今登録されているアブノーマリティは?

【たった一つの罪と数百もの善】【ペスト医師】【罰鳥】【狂研究者のノート】【オールアラウンドペルパー】【審判鳥】【知恵を欲する案山子】【溶ける愛】【輝く腕輪】【熱望する心臓】【蓋の開いたウェルチアース】【白夜】

のZAYIN3、TETH3,HE2,WAW2,ALEPH2の計12体!

残りの登録数は98体!

<><><><><><>

イルマに関してはこういうのが適切かと思ったのでこういう風にしたけど…あとキリヲが直哉とちょっと混じっちゃった感がある。
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