「オラァッ!」
「エイッ!」
ンだぁッ!?硬てぇ!これWAWクラスあるだろォ!
なぜ…?案山子くらいジャスティティアと溶ける愛なら簡単に殺せるはずだが…
「痛っ!」
「チィッ、考えてる暇はないか…あとで調べさせてもらうぞッ!」
ヴンッ!ギギギギギンッ!
「ッシャァ!多重ヒット!」
「溶ける愛!お前は後衛で球撃ってろ!」
「わかった!」
そして溶ける愛はうしろにすこし下がって球を打ち出す。
「フゥー…行くぞッ!」
ギギギギギンッ!
もう一度多重ヒットを出し、知恵を欲する案山子を袈裟に斬る。
「チエ…ヨコセェ…イイアタマァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”!!」
汚い…いわば不協和音的な叫び声を出しながら案山子は先ほどまでよりも早く右手を振るってくる。
「ッルセェ!こちとらテメェが邪魔なんじゃボケェッ!」
右手をギリギリで切り落とすが、そのまま慣性で俺の方に飛んでくる。が、
「フイッ!帰ってきましたよぉ!」
当たる寸前で植物によって絡めとられる。
「先生ナイス!」
「戦況はどんな感じですかぁ?」
「敵はHEクラスのはずなんですが、なぜかWAWクラスの攻撃性能と速度を持っています。右手は切り落としたので攻撃回数は下がっていますし、たぶん怒りで攻撃も単純になるかと」
「分かりましたぁ!早めに倒しましょぉー!」
そして俺はもう一度溶ける愛が相手をしてくれていた案山子に向き直る。
と、粉が頭上から降ってくる。
「ゲキカラ草の花粉ですよぉ!スピードとかがいろいろと上がるので!」
「ありがとうございます!」
俺は人飛びで案山子まで近づき、
「これでェ…終わりだッ!」
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギンッ!!
悪魔になってからひそかに練習していたクラウドの技、【凶斬り】を叩き込むのだった。
とある職員のレポート
[Scarecrow Searching for Wisdom(F-01-87、知恵を欲する案山子)は、藁の帽子をかぶって項垂れた案山子の姿をしたアブノーマリティです。]
[脱走中の知恵を欲する案山子は500ポイント程のHPを持ちます。
また、標的とした職員を追って施設内を徘徊します。
鍬を使った近接攻撃で5ポイント程のBLACKダメージを与えます。]
変更
[Scarecrow Searching for Wisdom(F-01-87、知恵を欲する案山子)は、藁の帽子をかぶって項垂れた案山子の姿をしたアブノーマリティです。]
[脱走中の案山子は1000ポイント程のHPを持ちます。
また、標的などは関係なく見境なしに周りの脳を吸う即死攻撃を行います。
鍬を使った近接攻撃で10ポイント程のBLACKダメージを与えます]
[以上により、危険度クラスをHEからWAWへと変更します]
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[お疲れさまでした。明日の作業をお待ちしております]
…俺は、PCをシャットダウンして閉じた。