研究者の悪魔奇譚   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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B-3:ブーストされる恐怖

「よぉやくだ…」

 

俺は腹を開いて、案山子の破片を収容する。

 

「ッたく…面倒な奴だったな…」

 

「ねーねーキンザー」

 

腹を縫合して閉じると、溶ける愛が話しかけてくる。

 

「なんだぁ?」

 

「私って服着てないじゃない?」

 

「……確かに」

 

「それってここで大丈夫なことなの?」

 

「…だめだな」

 

うん。だめだ。意識したらなんかヤバイ気がしてたから目をそらしてたけど…」

 

「だからね?服を買ってほしいの!」

 

「今ここでいうことかぁ⁉それぇ⁉」

 

マジでさぁ…ここ先生いるじゃん!上の階から見下ろしてる生徒会の奴いるじゃん!俺の方が恥ずかしいのよ!

 

「ウン。早めに言っておかないと忘れるかもだし…」

 

「そう…か…ヨシ!今週末適当に俺の服でも着せてショッピングに行くか!」

 

「うん!」

 

で、話は戻そう。

 

「じゃぁ先生。とりあえず鎮圧は成功しました」

「よかったですね!たぶん俺が収容しないとこいつ∞に回復するんで学校中の生徒と教師、全員脳吸われて死んでましたから!」

 

「今の流れで行くんですかぁ⁉」

「というよりなんでそんな危険なものが…」

 

それはぁー…

 

[おそらく管理人の魔力が混入した結果でしょう]

 

ファッ⁉誰⁉

 

[申し遅れました。私は【アンジェラ】管理人用のAIです。よろしくお願いします]

 

アンジェラ⁉

 

[ええ。WAW以上の存在が3体以上収容されたため解放されました]

[これからは管理人を脳内からサポート。またはこの世界に開放してサポートもできますがいかがいたしますか?]

 

あぁーー…どうしy「オーイ。大丈夫ですかぁ?」

 

先生に呼ばれる。

 

「え、あぁ…はい。大丈夫です。さっきのアレですが、本来はあれより弱いはずなんです」

「ですが、おそらくは俺の魔力が混入したことにより、クラスが一つ上がる形で強化されたのかと」

 

先生は俺の話にうなずきながら。そして適度にメモを取って聞き入る。

 

「よくよく考えてみれば、敵対してないから気にしてませんでしたが、使い魔にしている溶ける愛…つまりコイツの強さも正直一段階上がっています」

 

溶ける愛に指をさすと、ニパー。と笑うが、そのまま俺は話す。

 

「とりあえず、俺の方でもよくわかってないので…何かわかったら報告します」

 

「ふいっ!分かりましたぁー!」

 

そうして、その日の授業は終わるのだった。

 


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