C-1:空になる財布と溶ける愛
「フンッフフンッフフーン!」
「あっ!この服雑誌で見たやつだ!」
「アイ!離れるなよ!」
「あっ…判ったー!」
やぁやぁ皆さんこんにちは。
俺はただいま、溶ける愛と一緒に服のショッピングにきている。
ちなみに溶ける愛には適当に俺の私服と母さんの持っているスカートを着せてみている。
正直、肌の色に合ってないからさっさと買わないとな。
「アイー!この店はいるぞ!」
「ウン!」
そして俺が入ったのは、人間界でいうユニ〇ロやG〇的存在の店。
魔界全土に店を展開している、「カフィト」だ。
カフィトは会員制であり、人間界のコ〇トコやらのような仕組みになっている、服の専門店だ。
「へぇー、こういう服もいいかもな」
もちろん、会員制であるだけのことはあり、高級どころから安物まで幅広く置いてある。
それも、だいぶ安く。
「アイ。こんな服なんてどうだ?」
俺は、肌の桃色が映えるように、なんとなくだが色相環の補色を思い出して、黒に近い緑色のスカートを見せる。が、
「ウーン…どうかなぁ…」
溶ける愛からは不評である。
[管理人。私が選びましょうか?]
え?いいの?
[はい。私ならば魔界全土のネットワークにアクセスしてリアルタイムにトレンドを見ることができるので、管理人よりは少なくともいいものを渡せるかと]
…ひどい言い草ではあるが、妥当ではあるか。
じゃ、開放するから。
[分かりました。感謝します]
イイっていいって!
そして俺は、アンジェラが出られるように腹を裂くと、アンジェラが出てくる。
「…フゥ。ここが現世ですか。空気が少しよどんでいますね」
「まぁ結構ここ都会の方だしな」
「そうですか…では溶ける愛。私についてきてください」
そこで固まっていた溶ける愛に声をかけると溶ける愛は意識を取り戻す。
「はっ!…うーん…」
「行ってもいいぞ」
「ウン!じゃあ行ってくるね!」
「俺は自分用の男物選んでるから。アンジェラは選び終わったら連絡してくれ」
「承知しました」
「じゃあまた後でー!」
溶ける愛が手を振りながら離れていった。
さて…俺は、これとこれでいいっか。
俺は適当に黒地のパーカーと黒いズボンを選んで、レジで待つのだった。
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「オーイ!こっちこっち!」
溶ける愛たちも選び終わり、俺が見つけたので呼ぶ。
「あっ!管理人!」
「管理人。服の選択は完了しました。会計は5はいきますね」
…エッ?
「…それって万?千?」
「万です」
「ガッデム!」
アー財布が空になる音ー
そうして、俺の財布をいけにえに6着ほどの服+下着を買って帰るのだった。