出来損ないの星空   作:じょうじょうじ

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外見イメージはvtuberの天○こ○ろをイメージしてます


惚れ薬

 

「はい、これクラス名簿」

 

「ありがとうございます」

 

しずね先生から受け取って開くとクラス全員の顔写真に…タカミチからの注釈が書き添えられていた。

 

(あ、この人はさっき見た女の子)

 

出席番号○番 星羅 空帆

天文部

近衛家の食客

 

(キレイな子だったな)

 

綺麗な青の髪といいどこか浮世離れした雰囲気の少女だったとネギは思った

 

「キンチョーしてきました…」

 

そして自分を勇気づけドアを開けたネギの頭に黒板消しが降ってきた

 

 

 

 

 

 

 

あのあとネギくんすぐさま魔法を解き黒板消しに当たったあと派

手にイタズラに引っ掛かっていた

 

その結果アスナ以外の生徒からは不審に思われずにすんだようだ

…まあアスナはかなり怪しんでいて、今も授業中のネギくん、ネギ先生にちょっかいをだし続けてるけど

 

放課後になると2-Aではネギ先生の歓迎会を行おうということになり急ピッチで準備が進められていた。

 

「おい、星っ子」

 

「それ私を呼んでる?」

 

振り返ると呼んでいたのはエヴァンジェリン・Aマクダネルさん

 

「あの教師、隠す気があるのかないのかどっちなんだ?」

 

「私に言われてもなあ…」

 

タカミチに言われたからには頑張るけどさあ…

 

そんなこんなで準備が終わった頃にあれ?そういえばネギ先生は?という空気になってきたところで買い出しに行ったアスナがネギ先生と帰ってきた。そのおかげでつつがなくお祝い会は行われていった。

途中抜け出したアスナがネギ先生に言い寄って?いたことが発覚したのは些細なことだろう!タカミチに露骨に読心術を使っていたことに比べれば!

隠す気あるんですかー!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ん!…さん!ソラホさん!」

 

 

「うーん…もうちょっとだけ…」

 

「ソラホさん!!!」

 

「わひゃあ!」

 

大声に飛び起きて立ち上がると目の前には頬を膨らませたお子さま…ネギ先生がたっていた

 

「授業中に寝たら駄目ですよ!」

 

「あはは…すいませーん」

 

周囲からの視線も恥ずかしくそっと席につく

 

「ではこの英文を和訳してみてください!アスナさんはできなかったので」

 

「余計なこというな!」

 

アスナが騒ぎ立てているが…何故か制服を脱いで下着姿でいそいそと制服を着ている?

しかし今はそれどころではない

嫌な汗が流れる

 

「え~…えーっと…」

 

ネギ先生の視線が痛い

 

「もしかしてソラホさんも…要するにバカなんですか!?」

 

「うぐぅ!?」

 

年下の子供からの容赦のない一言が胸を突き刺した

 

 

「空帆さんは天文部なんよー。それで夜の天体観測にかまけてるせいで昼間の授業はほとんど寝てるんやー。」

 

「それは言わないでぇ…」

 

顔の熱さに机に突っ伏してしまう。穴があったら入りたい!

決めた!ネギ先生のいる3学期だけは授業を寝ずに受けよう!

歳上の威厳を示してやるからな…!

 

 

 

 

「今日の授業は散々な目に遭った…」

 

気を取り直して夜の天体観測の為の準備を進める

といっても魔法を使えば望遠鏡要らずなのでそこまで大荷物にはならないのだが

天文部には千鶴も入っているが半分部室で寝泊まりしている空帆とちがって週に一度の部活動として天体観測をするぐらいだ

つまり勉学を犠牲にして行っている普段の天体観測は空帆の趣味であって部活ですらないのだが…

 

 

「よし!準備完了!」

 

まだ教室でたむろしているクラスメイトがいれば混ざりにいこうと部室をでる

 

「あ!危ないですー!!」

 

「うええ!?」

 

出た瞬間に誰かとばったり衝突してしまう

 

「いてて…ってネギ先生?」

 

「だ、大丈夫ですか!?すいません怪我とか…」

 

「ん、大丈夫だよネギ先生。でも廊下は走っちゃ駄目だよ?」

 

「すいません…」

 

『ネーギー先生ー!!』

 

「は!?」

 

どこかから大勢がネギ先生を呼ぶ声が響く

ビクッとして立ち上がるネギ先生

 

「誰かに追われてるの?」

 

「そそそうでした!?すぐ逃げないと!」

 

急いで立ち去ろうとするネギ先生の腕を掴んで引き止める

 

「ソ、ソラホさん!?」

 

動転するネギが少しおかしくて笑ってしまう

 

「ここ、天文部の部室なんだ、事が収まるまで隠れようよ。そのまま逃げ続けてもそのうち追い付かれちゃうよ?」

 

地鳴りのような足音が近づいてくる

 

「そ、そうですね!?」

 

一も二もなく頷いたネギ先生の手を引いて部室に戻る

そしてドアを見えなくして音漏れも防ぐ魔法をかける

 

「『ウィステル・ソラテル・アステール』…これでよし」

 

ネギ先生が目を丸くする

 

「ま、魔法!?ソラホさんも魔法使いなんですか!?」

 

「ふふーん、ただのバカではないのだよ!」

 

おおー、と拍手するネギ先生にニコニコしてしまう

 

「ま、とりあえず好きにくつろいでよ、ネギ先生?今紅茶を淹れるね」

 

「助かりました…」

 

ソファーに座って脱力するネギ先生

どうやらここにくるまでに中々の逃走劇を演じてきたらしい

簡単に淹れた紅茶をネギ先生の前において私もソファーに…ネギ先生の隣に座る

 

「え?」

 

「どうしたのネギ先生?」

 

「ち、近くないですか?向かいのソファーとか…」

 

「うーん、なんとなく?駄目かな…」

 

何故かここを離れる気になれない

 

「だ、大丈夫です」

 

「ふふふ」

 

ネギ先生の隣に座っているだけでなんだかいい気分になる

胸がポカポカしてるみたい

 

「ネギせんせー?」

 

「な、なんですか」

 

「ふふ、呼んでみただけー」

 

ちょっと困ってるネギ先生も可愛いなぁ…

抱き締めたくなってくる

 

「ソラホさん!?」

 

 

気がつくとソファーの上でネギ先生を押し倒していた

 

「ネギ先生…僕を…確かめて?」

 

ドキドキする。指を絡めてる。顔が近づく

 

「確かめるって…「なにやっとんじゃー!!」」

 

突然ドアが蹴破られる音にビクッとして我に返る

 

「アスナさん!?」

 

アスナはそのままの勢いでボクを抱えてネギ先生から引き離す

 

「ア、アスナ!?どうして…」

 

いきなりアスナに抱えられ動転する空帆だったが冷静さを取り戻すと先ほどまでのドキドキが引いてくる

それに従って先ほどまでの行いが思い起こされる

あ、あんなことなんで!?

 

「う、うぁ」

 

顔が熱い、頭がクラクラしてくる

 

「ち、ちょっと空帆!?」

 

お、押し倒して!?キ、キスしようと…!

 

「うきゅ…う」

 

あまりの羞恥に頭がオーバーヒートした空帆の意識は闇に飲まれていった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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