私気づいた。銃より拳のほうが強いんじゃないかって。 作:まっしろたまご
確かに存在した記憶を思い出し、関係のよろしくない学園のトップと会談(?)し、黒服との密会をした帰り。
濃密な一日を過ごした風音ホノカです。くたくたです。
いや、疲れちゃいました。さすがにフィジカルで心労はどうにもなりません。そんなわけでご飯はカップ麺。お風呂は明日の朝でいいでしょうこんな時間に来る人なんていないでしょう。来ても居留守使ってやります。
ええ。ホント疲れましたよ。カップ麺の三分で寝ちゃいそうです。アッちょっと待って意識!意識が!!アーーッ!!!!
昼間も見たバルコニー。またここですか。うわ。めんどくs……んっんん!!何でもないですよ!!
「またあなたですか。どうも」
「ああ。久し……くはないか。姉とは会えたようだね」
「耳速くないですか?今日の昼間ですよ?」
「君が帰った後カオリが嬉々として報告にきてね。最近彼女はなぜか私の夢に干渉してくるんだ」
「え、普通に怖くないですか?」
「ああ。普通に怖い」
なんなんですか
何でそのあとすぐ寝られるんですか?クリーチャー?
「そんで、昨日の今日で何の用ですか」
「ああ。端的に言うのであれば、そろそろ起きようかと思ってね」
「え?」
「え?」
はい。未来が変わりました。目的地周辺になります運転お疲れ様です。じゃ、無いです何言ってるんですかこの人は。
お姉ちゃんといいいじってくるミカさんと言いトリニティ上層部は突拍子のなさで決まってるんですかね?じゃなきゃおかしいですよ。さすがに最近ストーリーに過干渉が過ぎたかもしれません。
閑話休題、事態は急を要します。なんてったってエデン条約編が丸々ひっくり返りかねませんからね。というかひっくり返られたら未来知ってるアドが死にます。切実にやめていただきたい。
あ、でもエデン条約編ひっくり返してみんなでちゃんと話合わせればいい感じにまとまるのでは?でもこれは希望的観測にすぎませんし……何なら希望的観測でバッドエンドスチルに突っ込んでも何も不思議じゃない。
あ~~~~~~カスです。何がカスって、前にセイアさんに行動を起こすほうが云々の説教をしちゃったんですよね。逃げ道ないじゃないですか。
戻れば一つ。進めば二つ。そして私はミッ〇マング〇ーブ!男気を見せようじゃないですか!
「い、いいですね。積もる話もあるでしょうし、一度ティーパーティーの皆さんと顔を合わせておいては?」
「そうしたいのも私はやまやまなんだが……生憎とそうはいかなくてね」
確変来ましたね。これでまだ引きこもっていただければ正常なエデン条約を始められます。なんて思ってますけど私ただの畜生ですねこれ。
「私はこの状態になる前、何者かに襲撃を受けてね。うかつに動くわけにはいかないのだよ」
「知ってます。アリウスの連中ですよね?」
「え?」
「え?」
あ、そっかぁ。襲撃受けたってだけで、相手が誰かもわかんないのか。アズサが名乗るなんてヘマやらかしそうにないですし。
閃きました。これ、アズサにネタバレすればいいのではないでしょうか。
補習授業部の序盤、あの子は自分が人殺しだからってアリウスとの関係を割り切れずにいたんですよね。たしか。ええ。うろ覚えの記憶では。
なら、安心してサオリお姉さんと相対できるように……補習授業部の一員になれるように取り計らってあげればいいのでは?
勝利の方程式、来ちゃいましたね。
「あ~いや、すまない。君も『見える』んだったな。すっかり忘れていたよ」
「問題ないです。サラリと言いましたしね。前回。それで、わざわざ起きるって私に宣言しに来たわけじゃないですよね?」
「全く。もう少し歓談に興じてもいいじゃないか。姉に似て聡いのはいいことだが、会話を楽しもうという気概をだね―――」
セイアさん名物のお説教だ。生お説教。これってミカさんにだけ向けられるんじゃないんですね。わーすっごい。何言ってるのか分かりません。
え、えっと……これ、夢が覚めるまでに終わりますよね?