私気づいた。銃より拳のほうが強いんじゃないかって。 作:まっしろたまご
「ゆ、勇者パーティーですか?」
「はい!アリス達のパーティーには前衛職の勧誘が急務です」
成程。完全に理解しましたよ。そういえばゲーム開発部ってみんなミドル以降の立ち位置ですね。
「しかし、なんで私を急に?」
「それは……ホノカがレベルカンストのガチ勢でソロプレイヤーだからです!」
「そ、それをどこで……?!」
「拳闘士や格闘家のモデルがいないかと先生に聞くとホノカについて教えてくれました!」
うわ。点と点が繋がりました。
というのも、入院中暇で暇でやってみたんですよTSC2。その中の『拳闘士』っていうキャラが最速でワンパンできるっていう壊れキャラで……おそらくモモイの突っ込んだ即死ノベルゲー要素であんま役に立ちませんでしたがそういえばあのキャラも緑髪ロングのメカクレだったような。
「TSC2を作るときに……成程……」
「私達のゲームをやってくれたの?!」
「あっやべ口が滑った」
そうじゃないですか。アリスがいるのにサイバーピンクがいないことがあるだろうか、いやない。(反語)
まあいいや。(投げやり)
どうやらこの世界のアリスはクソゲー漬けで人格を再構成されているみたいです。ミレニアムプライズにも出品してましたし、一章は無事っぽいですね。やったぜ。
「パーティー加入……は構いませんが、一つだけ質問に答えてください」
「もちろんです!!」
「……あなたは何者か。これからもあなたとして存在すると誓えるか……答えてください」
「アリスはアリスで……勇者です!それはずっと変わりません!」
「いい返事ですね」
あまりの陽のオーラで消滅してしまいそうです。眩しすぎるぜアリスちゃん。
さて。言質は取れました。最終編やパヴァーヌ編二章で関わることができるかどうかは分かりませんが一応ね。もしもの時にストッパーになればそれはとっても嬉しいなって。
「アリスちゃんにお姉ちゃん……迷惑そうだし帰るよ」
「えぇ〜?せっかくプレイヤー見つけたのに勿体無いよ〜!!」
「アリスは満足です!!」
「じゃあ帰るよ〜……ウタハ先輩達に場を譲らないと……」
モモイを引きずって去っていく途中、ミドリは『ご迷惑をおかけしました』と一礼していきました。すごいしっかりしてますね。才羽の卑しい方とか言ってすみませんでした。
いやはや。嵐が如きゲーム開発部。パヴァーヌ編二章の健闘を祈ります。さて話は終わりました本題に戻りましょうウタハさんにごめんなさいです。
「あの……ウタハさん……」
「なんだいホノカ……」
「壊しちゃってすみませんでした……」
「いや、彼はいずれ廃棄される運命だった。にも関わらず誇りを持って死ぬことができて感謝していることだろう」
ロボですよね??武士か何かなんですかあのロボは。
「それより、だ。なかなかに興味深いデータがとれたよ。やはり君には感謝しないといけない」
「と、取れたんですね……それはこちらからもありがとうございます……?」
「さぁ!今のデータを元に早速シューズの改良だ!!やることは山ほどあるよ!!」
「……ウタハ先輩。燃えてる……」
「まぁね。一度のフィードバックでここまで凄まじいデータが出るのはそうそうないからね」
陽のオーラで焼かれそうになったと思ったら今度はウタハさんの燃え盛るやる気で焦げそうです。怖いなぁ離れとこ。
これで身体測定(?)は終わりでよさそうですし、あとは適当にぶらついて帰りましょうか。
「オイ。何帰ろうとしてんだ?」
「ヒエッ」
どうも。ヤンキーに絡まれた風音ホノカです。怖い。
「ネ、ネルさんじゃないですかぁ。ご無沙汰しております……」
「ウチからも呼び出し送ってたはずなんだが……行ってなかったか?」
「ド忘れしてました……」
うわぁん!よりにもよって一番忘れちゃいけないのを忘れていました!きっとこれからシメられちゃうんです!、やはり人生は辛く悲しいものなんですね!!うわぁん!!
「に、煮るなり焼くなりお好きにどうぞ……」
「そうか。じゃあアタシの後について来い」
オイオイ死ぬわ私。墓は建てて欲しいですね。あ〜樹木葬とかもいいかも……C&C怖いですって……