迷宮都市に〈憤怒の罪〉が迷い込むのは間違っているだろうか   作:俺っちは勝者の味方ー!

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そういえばこういう系統のクロスオーバー少なかったなあ…
 ↓
よっしゃ書いたろ! ←今ここ

いつかダンまちか七つの大罪、どちらかのソシャゲで正式にコラボして欲しいという願いも込めて投稿した()



プロローグ

 

 

 ───『英雄』とは何か?

 

 

 それはまさしく答えの存在しない命題だ。

 

 一騎当千と謳われ、数多の敵を蹴散らす豪傑、

 傷を負った者に癒しと安らぎを齎す治癒師、

 類稀なる才能(センス)を以て民衆を先導する勇者、

 ……平穏を蝕む癌を人知れず滅殺する暗殺者など──数え出したらキリがない。

 

 人の数だけ個性があるように、英雄像もまた千差万別。史上初めての功績を残した人物を『英雄』と称える者もいれば、誰の目も届かないところで確かに活躍する人物を『英雄』と捉える者もいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 では、もしも…英雄志望の少年が()()と邂逅したその瞬間(とき)、彼は一体何を思うのだろう?

 

 

 これは──透き通るような憧憬を胸に己が『理想』を掴み取らんとする英雄未満の冒険者と、愛する者のために全てを賭して運命に打ち勝った大罪人の出会いの物語。

 

 

 

 ───────────────

 ────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜Side:????〜

 

 

 

 ───闇が、蠢く。

 

 本来、決してこの()()に存在してはならないはずの不条理が目を覚ました。

 

 

 地の底から響くような咆哮に込められるは、憎悪と怒り。()()の心は自身を⬛︎⬛︎に封じ込めた王への復讐に燃えていた。

 

 鋭い目つきで周囲を一瞥すると、両の手首に嵌められた鉄球(おまけ)付きの手枷をジャラリと鳴らし、辺り一帯をなぎ払う。

 …刹那、深緑に染まっていた森の木々は根こそぎ刈り取られ、そこに住んでいた動物たちも生き絶える。

 

 鮮血と肉塊が宙を舞い、芳醇な死の香りが辺りを包み込む。余りにも(むご)い光景を作り出した()()は尊い命を奪ったことを歯牙にも掛けず、もはや原形を留めていない肉を手にして貪り喰らう。

 

 

 ───しかし、足りない。

 

 

 単なる血肉程度では()()の飢えが満たされることはなく、寧ろさらなる欲求不満を誘発した。

 

 

 ───()()()()()()()()

 

 

 そう思い立つが早いか、()()は鉄球を引き摺りながらのっそりと歩み出す。

 おそらく自分が抜け出せた影響だろう…微弱ながらも⬛︎⬛︎に繋がる門の反応があちらこちらから感じられる。これを利用してやらない手はない。

 

 そうしてついに、()()は口元を三日月状に歪めながら、その場を後にした。…見るも無惨な死の爪痕を深々と残して。

 

 

 

 

 英雄たちの邂逅が迫る裏側で、迷宮都市(オラリオ)に未曾有の脅威が刻一刻と忍び寄る。

 

 ───其は許されざる者にして

           王の遺した負の遺産。

    『神殺し』を悲願と掲げし反逆者なり。

 

 

 




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