「君、怪我はないかい?」
「おおお、オールマイトだ!」
あのNo.1ヒーロー オールマイトが今目の前に。あまりの出来事に涙がでてきた。
マンションの前に下ろしてもらった俺はオールマイトに怒られた。
「君自ら飛び降りただろ! あのまま落ちていたら死んでいたぞ!」
「すみません、でも俺死にたくて」
「自殺志願者か、、、いや私こそ君の気持ちを無視して怒ってしまった。申し訳ない」
オールマイトはテレビで聞いていたいつもの声より優しい声で俺に話してくれた。
「だが君には死んで欲しくないと心から思うよ。だから私と約束をしよう! もう自殺はしないと」
「わかりました。オールマイト、実は俺ずっとあなたに憧れてたんです。でも俺の個性はヒーローになれるどころか呪いみたいなもので、もうヒーローは諦めてます。でも、それでも、、、
俺の事を助けてくれてありがとうございます! 一生忘れません!」
実際オールマイトは俺の人生全てを救ってくれた訳じゃない。だけどこの暗い夜の中、俺を見つけて助けてくれた。それだけで嬉しくて申し訳なくなる。
「お礼は大丈夫さ! 私はヒーローだから人助けは当たり前だ! それじゃあ約束だぞ!」
少しの準備体操を終えると彼は大ジャンプをして夜の街に消えていった。
「今後とも応援よろしく!」
彼の笑い声が町中に響いた。
人生が変わった瞬間だと思った。彼はこれからもヒーローとして皆んなを救うのだろう。
俺も変わらないといけない。
そう思った。例えヒーローにはなれなくても、人生を諦めてはいけない。オールマイトのおかげで俺の人生は救われたんだ。
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4月、高校生活が始まった。登校する準備が終わった俺は玄関の扉を開ける。
「ヒカル、学校頑張ってね! 母さん応援してるから!」
母さんは泣きそうになりながら俺を元気づけてくれた。長い間俺のわがままを聞いてくれてありがとう母さん。
「うん、行ってきます」
桜が満開になっているこの季節。俺は新しく少し遠い高校に行く事を決めた。
キララギ高校、偏差値は普通の高校。筆記受験しかなく結構簡単だった。
事前に配られたプリントで自分の教室についた俺はドアを開けた。
皆知らない人ばかり、これから仲良くなれるだろうか。そんな不安が湧いてくる、だけどそんな時はオールマイトを思い出して勇気をつける。彼だってヴィランと戦っているんだ。俺だって前に進まなきゃ。
「あのぉ、通ってもいいですか?」
ドアの前にずっと立っていたことに気づいてなかった俺はすぐにどいた。
「すすみません! 邪魔でしたよね! どうぞどうぞ、、、リコ?」
「もしかしてヒカル君?」
◯キャラ設定紹介
転田 ヒカル 15歳 誕生日7月25日 個性「性転換」
黒髪の少女(少年)ずっとオールマイトが大好きだった。クール系の美人。元は明るい性格だったが小学校の悪口や陰口で自己肯定感が著しく低い。実は心の底ではリコの事が好きだったが彼女の言葉に傷つき病んでしまった。好きなゲームはスマ◯ラ。
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