アーキバスの一般AC乗り(休止)   作:ルビコーン

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chapter1
7日目


am6:00

 

雪降る大地からおはようございます。

朝っぱらからグリッド135で残骸漁りをしている訳ですが...いやサボりじゃないっすよ?

 

なんでも最近この辺りで戦闘があったらしく、うちでよく任務受けてくれてる独立傭兵のモンキー・ゴートくんがこの辺りで消息を絶ったとの事。

普段ならこんな捜索しないんだけどこの近くは解放戦線の縄張りで俺と同じランク圏外とはいえあいつがそう簡単にやられるとは考えにくいんだそう。

噂ではベイラムの陰謀だったり解放戦線が新兵器を導入したとかそんな話ばかりだったけどあてになる情報はなさそう。

 

そんな訳で昨日ペイターから夜ご飯を餌に派遣されたわけなんですがなかなかに難航してるんだよね。

だって相当大きな戦闘だったのかあちこちに残骸があってACの反応を見つけるだけでも一苦労、レーダーとかで探すのに専念してくれるオペレーターがいれば話は別かもしれないけど俺に担当がつくわけも無いのでね、頑張って手探りで探しますよ。

 

まぁその合間にいい感じのデータがあったら抜き取ってオールマインドに送ったり使えそうなパーツがあったらこっそり頂いたりしてるわけですけどね、郊外ならわざわざ取りに来ないだろうし回収ヘリ呼ぶのも楽だからさ。

というわけで剥ぎ取り...じゃなくてモンキーくん探し張り切って行きましょう!

 

 

 

am8:00

 

あれからかれこれ2時間近く探してるわけだけどなかなか見つからんな、町の中心部にいるとしたら厄介だなぁ...

解放戦線とはいえMTに囲まれたらやばいし警戒されたら残骸回収出来なくなっちゃうし。

 

何より残骸たちのデータに残ってたあのバカでかいヘリコプターが出たら勝てる気がしない。

何あれ?ミサイルやらキャノンであちこち爆撃して出てきたMTとかACをガトリングで滅多打ちにしてたんだが?

あんなのうちの兵器には無いし多分だけど惑星封鎖機構の代物だろう、この町の建物が崩壊してたりあちこちにMTやらの残骸があるのは間違いなくあれのせい。

 

スキャンの索敵範囲を最大にしてるから避けられるとは思うけどもし見つかったら多分俺もあそこの残骸たちの仲間入りをすることになる。

一応前回と同じ戦闘用のアセンは組んであるけど残念ながらあんなのと戦える技量なんて無いのでね、大人しく逃げましょう。

 

8時を過ぎたあたりから解放戦線のMTが増えてきた気もする、無線を盗聴して確認してみても先程より会話も増えている。

そろそろ撤退してもいいかな、結構ログも集まったしパーツもあのヘリのせいかほとんど原型をとどめてないものばかりではあったけどFCSとかギリギリ売れそうなBAWSの《ETSUJIN》も拾えたから割と満足している。

 

モンキーくんには悪いけどこのエリアでの反応消失はさすがに助けようがない、郊外は結構しっかりと探し歩いたからおそらくモンキーくんがいるのは街の中心、仮にヘリの攻撃を生き延びていたとしてもその足で解放戦線兵から逃げ切るのは厳しいだろう。

 

ペイターにはさっきヘリのデータ含め報告しておいたしそろそろ帰還指示が来るだろう、3日後には壁の偵察だし今回はあくまでモンキーくんの捜索だからあんなヘリがいるとなればさすがのペイターも撤退させてくれるだろう。

 

ーーーーーー通信「PayPayター」ーーーーーー

 

噂をすれば通信が来ましたね。

 

「もしもし?」

 

『こちらはV.VIII ペイター、まだ生きていたようで何よりです』

 

「生き残ることには定評があるのでね」

 

まぁスキャンをガンガン使って敵を補足した瞬間逃げるって言うのを繰り返しているだけなんだけど。

基本これをしとけば高速で近づいて来ない限りは逃げ切れるしバレることは無い、戦闘でも補足して撃って索敵範囲外に逃げるを繰り返せば基本俺みたいなやつでも4脚MTにダメージくらいなら入れられる。

まぁこれやってると相手もスキャン使い始めるから普通に位置バレして反撃食らうからやるなら手短に決着をつけよう。

 

『送ってきた戦闘データの機体を照合したところ惑星封鎖機構の大型武装ヘリで間違いありせんでした』

 

「やっぱり...?」

 

『惑星封鎖機構の《AH12 HC HELICOPTER》、多連装ミサイルと4連装ランチャーによる爆撃と機関砲による弾幕は厄介ですね、フレアも搭載していると考えるとあなたではほぼ太刀打ちできないでしょうね』

 

「ですよねぇ〜」

 

有効射程ギリギリで撃ってもフレアで回避されちゃ意味ないし最大打点のグレネードの射程に入るまで下手に近づいて木っ端微塵になるのも嫌だ。

俺もポンポンQBとかできるんならパルスブレードとリニアライフルで応戦できてたかもしれないけど冷静に考えてこの町のACやらMTをボコボコにできるようなやつだよ?俺勝てるわけなくね?

 

『モンキー・ゴートの捜索については切り上げて構いません、あれがいるのなら原因は明らかですし』

 

「やったぜ」

 

さすがはペイター、ここであのヘリ落としてこいとか言わないあたりまだ良心が残ってるんだなぁと安心する。

もう少しで9時か、戻ったらペイターの書類仕事でも手伝わされるだろうけどまぁいいか、あんな化け物がいるエリアに長居するよりはよっぽどマシだ。

 

『その代わりにあなたには引き続きグリッド135の汚染市街であのヘリの調査を行ってもらいます』

 

「はぁん?」

 

 

 

am10:00

 

あれから2時間経過、ペイターにはACのデータを読み取るからとりあえずヘリを確認したら視界に捉えとけって言われたけどさぁ...暇すぎ。

とりあえず見通しのいい何かの施設だった広場的なところに陣取って市街地の方観察してるけど...やばいですね、30分おきくらいに現れてはMTとか目掛けて爆撃してどっか飛んでいってるんだけどそれ以外はなんにもない。

 

ペイターには午前中は見といてって言われたけどあと2時間も待機なんですか?

戦うのも嫌だけどここでぼーっとしてるのもなかなか辛いな、しかも目の前では解放戦線MTが定期的に爆撃されてるって...

てか封鎖機構と解放戦線って敵対してんの?

てっきり一緒に企業追い払おうぜ!って感じだと思ってたけど...政治って難しいなぁ...

 

愛用の保温機能付きの水筒に入れたフィーカも無くなっちゃったしどうしよっかな...ってあれ?

 

『いた.....報告.....あっ...機体.....』

 

『所属.....吐か.....ぞ...』

 

なんだか下が騒がしい、こっそり付けた盗聴ツールではこの距離だと途切れ途切れにしか聞こえないがそれでもかなり焦っているのがわかる。

障害物も多いしはっきり何が起きているかは分からないな...こういう時は1回離れたくなるんだけどそろそろあいつが動き始める頃なんだよな、下手に動いて見つかったら元も子もないし今は大人しくしてよう。

ペイターに報告して帰ろうとも思ったけどまだダメだよなぁ...せめて何が起きてるか分かればOK出るかもだけども。

 

引き続き市街地方向の観察を続けるもやはり街中の様子までは分からない。

もう少し近くで会話してくれれば無線も聞こえるかもだけどこの場所だとはっきりとは分からないよなぁ。

 

『SG.....サブジ.....が来.....ぞ...』

 

『.....構う.....退避...ろ..』

 

ここで大型武装ヘリくんも来ましたか、相変わらずえげつない攻撃力ですね。

上から見てても結構解放戦線のMTっぽいのが散り散りに逃げてるのがわかる、何が起きてるかは分からないけどかなり混乱している。

 

今なら混乱に紛れて市街地でスクラップ集め...じゃなくてモンキーくんの捜索も出来そうだけど爆撃に巻き込まれそうなので却下。

さっきペイターとの通信で一応ACの反応探ってもらったんだけどこのグリッド135の範囲だけで4機もいるらしい、市街地を中心に反応があるって言ってたけど絶対残骸だぞそれ。

 

一通り爆撃して満足したのか大型武装ヘリはどこかへ行ってしまった、こっちに気付かれなくて良かった。

退避するならどっかに飛んで行った今なんだよな、さっきから爆撃は30分周期で来てるっぽいしその間は何してるか分からないけど多分装弾しに戻ってるんだろう。

でもペイターになんて言えば良いんだろう、なんか解放戦線兵の様子がおかしいから帰りたいって言ってもダメだよなぁ...せめて原因が分かればいいんだけど。

 

『企業...で...ない!.....独立傭兵...か!』

 

『迎撃す...ぞ!』

 

先程よりもはっきりと聞こえる解放戦線無線、どうやらどこかの独立傭兵に手を焼いているらしい。

爆発やら銃声が聞こえる方へと視線を向けるとやはり解放戦線MTやヘリとACが戦っている様子が見える。

モンキーくんだったら帰れると思ったんだけど話に聞いていたACとは

 

全然違うフレームだったから人違いだろう、それにしても見たことないフレームだけどどこのだろうか、帰ったらカタログで探してみよう。

 

それよりも独立傭兵がこんなところで何をしているかだけど...考えられるのはベイラムの雇われ傭兵、この街は確かアーキバスもコーラルの捜索で目を付けていたし邪魔な解放戦線連中の露払いでも依頼されたのだろうか。

 

仮にベイラムの雇い勢力だったら面倒だな、同じAC製作企業っていうことで表立って殴りあってる訳では無いけど敵対してるのは確かだ。

相手は独立傭兵だし喧嘩を売ってくる可能性もある、敵対するアーキバスのACを落とせればラッキーだし逆に落とされても独立傭兵だからさほど影響は無い。

でもベイラムの雇われだったらデータにあるはずなんだよな、さっきからあのACを照合してるんだけど該当ないし...

 

どの道ここにいるのはとてもまずい、敵レーダーに捉えられててもおかしくないしスキャンもそろそろ届きそう。

ペイターには例のACとヘリのデータは送ったしさっさと逃げましょう、市街地とは反対方向に行けばヘリにも会わなくて済むだろうし謎ACとも高さ的にまだ余裕があるから距離が取れるはず。

回れ右をしてさっさと後退を始める、ブースト全開で逃げる必要も無いだろうし帰りも慎重に帰ろう、下手にブースト使って酔ったら嫌だし。

 

 

 

それにしてもこれなんの建物だったんだろ、相当デカいし巨大なケーブルやらホースが見られるからなんかの制御施設とかだったのだろうか...ってあれACの残骸か?

探してたモンキーくんのやつとは違うけど急いでなければ丸ごと持って帰ってもいいくらいには状態が良いACが輸送ヘリと共にクレーターの真ん中に横たわっている。

このパイルバンカーだけでも持って帰ろっかな、扱いにくいけどチャージすればとんでもない火力が出せるから一部の人にはすごい人気があるらしい。

輸送用のヘリは返しちゃったしな...仕方ないから抱えて帰るか、これどこ持てばいいんだろうな...変なとこ持って撃鉄起こしちゃったら最悪俺大破しちゃうで?そっと...そぉっと...

 

ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

 

「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

突然鳴りだす警報、咄嗟の判断でブーストを吹かす。

体制を崩して転がるように前方に吹き飛ぶ、その直後元々地面にミサイルが着弾する。

不恰好な避け方にはなったがなんとか回避することが出来た、どこかの戦闘狂との特訓の成果かもしれない。

 

それよりどこからのミサイルだろうか?

すぐさま体制を立て直し近くの建物の影に潜り込む、追撃が来ないことを考えると流れ弾って可能性もあるけど...あんなピンポイントで着弾しないよなぁ。

 

スキャンで周囲を索敵したけど1機反応がある...どこだ?

普通は壁越しでも敵位置がわかるんだけど見渡す限り敵影が無い...さっきのACの残骸に反応したかな...?

 

...いや違う、このパターンはあれだ。

再びブーストを吹かし横へスライドする。

 

ブレードが横を掠め地面を削る。

 

やっぱりなぁァァァァァ!

シミュレーターで何回もこの真上からの近接フィニッシュで叩き斬られとんねん!

フロイト隊長とのシミュレーターがほんとに功を奏している、彼に比べればまだ動きは荒削りだし何よりまだ俺が動きを捉えられている。

 

ただこの短時間で何度もQBをしたせいで少し頭が痛い。

距離を取りつつリニアライフルとミサイルで応戦しておく、パルスブレードで反撃するには少しタイミングが悪いし体調的にキツい。

 

リニアライフルは何発か命中したが手応えがない、ミサイルもQBと上昇で回避される、先程フロイト隊長ほどでは無いと言ったけどそれでもブーストもガンガン使ってるし速い、中身がフロイト隊長でなければ強化人間なのは間違いなさそう。

 

再び接近してくるAC、放たれた4連ミサイルに対する警報が鳴る。

これくらいならば引き付けて上昇で避けられる、ただ接近してきているところを見るにこれはブラフ、本命はパルスブレードだ。

あのアサルトライフルでは決定打に欠ける、視界的には邪魔だがそれだけだ、1対1での戦闘であればそこまで気にする必要は無いだろう。

 

予定通りミサイルは引き付けて上昇で回避する、アサルトライフルは気にしない、問題は空中であいつの接近をどう防ぐかだけど...

後退しながらリニアライフルとミサイルを撃ち続ける、だが相手も空中で自由の効かない今が好機だとQBで避けつつ急速接近する。

 

それでもやっぱり動きがフロイト隊長に比べて単調だ。

一直線に突っ込みブレードの攻撃動作に入る敵AC、動きが俺でも予測できる。

 

すかさず相手の侵入ルートの地面にグレネードキャノンを撃ち込む。

相手もこちらの動きを警戒して横にブーストを吹かしたがまさか地面に打ち込むのは予想外だったのか土煙が舞う中で振るったブレードは宙を切る。

この視界不良の中頼れるのはスキャンによる敵の検知、そしてこの状況を見越して着弾と同時にスキャンをしかけた俺に分がある。

 

映し出された敵影、すかさず右手のパルスブレードを叩き込む。

シミュレーターでも初見でフロイト隊長の腕を持って行ったコンボ、支援メインの任務が多いアセンでパルスブレードを組むのはこの為と言っても過言では無い。

 

振るったブレードは敵ACのCOREを貫く...

ことなく土煙を割いた。

 

え?避けたの?

あの状況で避けるとか反射神経化物かよ...

 

さて、あいつが体制を整て突っ込んでくる前にここで俺が取れる選択肢は3つ。

①全力で抵抗

②ただひたすらに逃げる

③公開無線で命乞い

 

賢い俺はまず①の選択肢を消す。

推定強化人間のこいつに俺が刃向かっても多分勝てない、市街地であの数の解放戦線MTを蹴散らして来た上に一応ACの俺に躊躇いなく攻撃しかけてきたんだ、強いに決まってるだろ。

それに見た感じ装備も俺の方が整っているはずなのに戦況は互角...しかもこっちは切り札のコンボもお披露目しちゃったしあとは押されるだけだろう。

 

②はありだが場所がな...こいつの攻撃を避けながら市街地突っ切らなきゃ行けないとか無理ゲーだろ、まだ解放戦線のMTも何機かいるだろうし最悪大型武装ヘリともかち合うんだぞ、ハイリスクすぎる。

 

ということで...

 

「助け...」

 

ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

 

再度鳴り響く警報、また反射でブースト吹かしちゃった、そろそろ吐きそう。

さっきよりもすごい破壊力...おそらくグレネードキャノンか、機体の制御系に若干ダメージが入ったのか少し反応が悪い。

てか人の話は最後まで聞けよ!スウィンバーンさんだったら即刻再教育センター送りだぞ!

 

あれ...でもあいつ肩にミサイルしか装備してなかったよな...腕もパルスブレードとライフルだったし...あっ...

 

凄まじい風きり音と共にクソデカ武装ヘリが現れる、ガトリングの銃口はこちらを向いている。

即座に遮蔽に飛び込む、あんなのまともに喰らえば機体が穴だらけになっちまうよ。

機体が動かなくなれば壁偵察も無くなっていいかもしれないがそれで死んじゃったら元も子もない、今はただ生き残ることを考える。

 

さっきのACはもう逃げただろうか、強化人間だろうしアサルトブーストを使えば振り切れそうではあるけど...

 

『そこのAC、聞こえるか?』

 

「うぉっ!?」

 

え?通信?

しかも公開無線とかじゃなくて簡易的な暗号無線、一応俺もアーキバス所属だからそういうのは弾くようになってるはずなんだけどな...貫通してくるとかどんな技術?

今度教えて貰えたりしないかな。

 

『こちらはハンドラー・ウォルター、そこのACの...代理人のようなものだ』

 

代理人?じゃあ別にベイラムの雇われって訳ではないのかな...じゃあこんな場所で何してるんだ?

なんて聞く暇がある訳でもないから今はいいか、さっきから建物の周りをぐるぐる回ってヘリの射線から逃げてるけどこれもいつまで続くか分からないし早く終わらせたい。

 

『単刀直入に言おう、あのヘリを落とすのに手を貸してほしい』

 

「あれを落とす?」

 

いやいや...無理だって...

そりゃあんたが代理人してるそのACが2機とか3機いるなら余裕かもだけど俺多分囮にもならないよ?なんならそっちに狙い言った瞬間逃げようとか考えてたし。

 

『あぁ、あれを落とさない限り俺達の目的が果たせない、それに...』

 

「それに?」

 

『貴様としてもこの状況、こいつを落とさない限り逃げ道がないのは理解しているはずだ』

 

わかってるやい!

頭ではわかってるんだよ、でも体がその理解を拒むんだ。

あのクソデカヘリの攻撃を見てた者からすればこの状況かなり絶望的だからね?

 

でもやるしかないよなぁ...

俺がやれることといえば後方支援くらいだけどその辺は大丈夫っしょ、見た感じあのACのメイン武器はパルスブレードっぽいし速度、反射神経も化け物だしそれなら前衛は任せられるっしょ。

 

「...後方支援しか出来ませんよ」

 

『問題ない、あいつが動きを止めるからその間お前は持てる火力をぶつけろ』

 

「わかりました、識別信号を送るので更新しておいて下さい」

 

『感謝する、【ストライプ15 ソーク】』

 

先程まで隠れていたのかあのACが一気にブーストを吹かし俺の頭上にいるヘリに向かって攻撃を仕掛ける。

 

俺は俺でヘリとの距離を取りグレネードキャノンを構える、ここまで弾薬はほぼ消費してないので気にせず使える。

問題は攻撃のタイミング、下手に攻撃してあのACを巻き込めば勝機はなくなるし何より裏切り者のレッテルが貼られるから嫌。

基本はリニアライフルとミサイルでの攻撃に絞り隙を見てグレネードをぶち込もう、あとはあのACが何とかしてくれるはずだ、俺はただ邪魔しないようサポートに徹する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

pm3:00

 

「...嘘じゃなかったんですね」

 

「嘘だと思ってたの?」

 

戦闘データを確認するペイター、どうやらヘリを落とした話を嘘だと思っていたらしい...失礼では?

いやまぁ確かに1人ならまず勝てるわけないし普通に死んでもおかしくなかったんだけどさ?

 

「えぇ、まさかあの惑星封鎖機構の大型武装ヘリを落とすとは...あの機体一体...」

 

「いやまぁ確かに凄かったね」

 

戦闘中の動きは凄かったな。

突っ込んで行ったかと思えばグレネードとかの致命打はちゃんと避けてたし、そのままの勢いでパルスブレードぶち込んでたもんな。

フロイト隊長が経験から来る強さだとすればあいつはすな素の強さだった感じ、単純に操縦のレベルが高い。

 

多分操縦歴...または実戦経験は少ないけどセンスがあるタイプなのかな、これから経験も積んでどんどん強くなることを考えると...末恐ろしい子...

 

「そういえばそのACの識別名等は確認しなかったんですか?」

 

「それが称号照合してもunknownって表示されてさぁ...終わったあとも近くのAC少し漁ったあと代理の人が一言お礼言ってどっか飛んで行っちゃってさ」

 

「そうでしたか、まぁこの惑星にいる以上また会うことになると思うので構いません」

 

「うち専属の傭兵になってくれないかなぁ」

 

「随分そのACにご執心ですね」

 

「そりゃあいつと一緒に仕事したら楽だろうしさぁ...」

 

「そんなことだろうと思いましたよ、機体も問題なさそうですし壁偵察、頑張ってくださいね」

 

「あぁ...嫌だァ...」




ぶっちゃけあのチュートリアルヘリってこんな感じで僚機いる流れでもおかしくない強さなんですねぇ...(By何時間も格闘してた人)

あと1日1話でやってるおかげで尺的に戦闘シーン全カットです、いやぁ...仕方ないですよね、うんうん。
べ...別に戦闘シーン書くのが苦手だからとかじゃないですよ?ほんとだよ?
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