アーキバスの一般AC乗り(休止)   作:ルビコーン

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超天才美少女独立傭兵さんからのお便りです。
Q 「なぜ誰も《44-142 KRSV》を使ってくれないのでしょうか...弾数も増やしたというのに...理解できません...」
A「確かに理解できないっすね...なんでこれでOK出したのか...」


8日目

 

am8:00

 

おはようございます、朝からオキーフ長官に呼び出しを食らってしまったソークであります。

...いやなんで?

 

オキーフ長官って言ったら情報部門のトップで諜報活動とか内部のありとあらゆるデータやら情報を取り扱っておりスネイル閣下に次ぐ忙しさを誇る人。

しかもその激務の中でV.IIIの肩書きを背負い続けているんだからやばいよねほんと...

 

そしてそんなに忙しいオキーフ長官から直々に呼び出しを受けた俺...余程のことがない限り呼び出されることは無いと思うんだけど...

もしこれでスパイの証拠が揃ってるんだ、今すぐファクトリーに送ってやるぜとか言われたら多分泣くわ...

 

「オキーフ長官に呼ばれて来たソークですけど...」

 

「お話は聞いております、あちらへ」

 

手で差された方向には宇宙港とかの保安検査場で見られるようなゲートと警備員と思われるマッチョメンが控えていた。

そりゃまぁ機密情報の塊みたいな部署だもんなここ、先進局の兵装の設計図とかコーラルの実験記録とかもあるしベイラムやら惑星封鎖機構に流れたらやばいからねぇ。

 

持っていた端末やらお気に入りの金属製のペンを預けゲートを通過する、ちなみにこの先はカメラとかメモをすることすら許されないためそれらはここを出るまで没収されることになる。

ちなみに俺は強化人間じゃないからいいけど強化手術を受けた者の中には記憶力を底上げされた者だったりなんなら物理的にカメラを埋め込まれた者もいるらしいから強化手術施行済みの人は検査が厳しいらしい。

 

マッチョメンに連れられ部屋の奥へと案内される。

少しでも変な動きをすれば後ろにいるマッチョメンに即刻鯖折りとかにされそうなのでよそ見はしない、前を歩くマッチョメンの背中だけを見つめる。

...いい筋肉やな。

 

 

 

そんなこんなで案内されたのは指紋やらコードやらの認証装置が付いている扉の前、アニメとか映画の世界の代物だったけどあるんだこんな装置。

 

「俺たちはここで待機する、終わったらまた呼べ」

 

「え?中まで着いてきてくれないの?」

 

「この先は長官殿に指定された人物以外入れん、無論何かあればすぐ突入できる手筈になっている」

 

もし仮にオキーフ長官に手を出そうものならこのゴリラ2人が入口から突撃してくるってことか...想像するだけで怖いな。

まぁ強化人間に俺みたいな真人間が勝てるわけが無いんだけどね、筋強化とか器官強化がされてなければまだ勝機はあるかもだけど確かオキーフ長官って9世代の強化手術受けてたはずだしその辺も強化済みだろう。

俺が刃向かったところでオキーフ長官相手なら逆にボコられるし入口から突撃して来るゴリラに捻り潰される未来しか見えない。

 

警備員の1人がコードを入力しカメラに顔を近づける。

認証が通ったのかピッと音を立て扉のロックが外れる、警備員2人が扉の両サイドに付き正面に構える。

一方の警備員が中々動かない俺に向かい顎で扉の方を指す、さっさと入れってことだろう。

 

「失礼します...」

 

部屋の中は紙の匂いとフィーカの匂いに包まれていた、壁一面に今どき珍しい書類と思われるものが閉じられたファイルだったり本が収納されている。

部屋の中も明るすぎず暗すぎず、それでいてフィーカのいい匂いもするもんだからなんだか心が落ち着く...ことも無くむしろそれらの文書が全て機密情報の塊であることを思い出してしまいより緊張してしまう。

 

「来たか、ソーク」

 

そんな部屋で書類処理をするオキーフ長官、フィーカの香りは彼の机に置いてあるカップから漂っているものでありとても良い匂いだ。

その容姿と所作が相まってフィーカをすするその姿はとても様になっている、イケおじと言う言葉をそのまま体現したかのようなその姿はやはりかっこいい。

 

「呼び出しと言うことで伺いましたが...一体どう言ったご要件でしょうか?」

 

「まぁそう急ぐな...お前フィーカは飲めるな?」

 

「え...えぇ、先日頂いたフィーカの粉もとても美味しかったです」

 

「そうか...なら少し待っていろ」

 

そう言い部屋の一角にある湯沸かし器でお湯を沸かしカップやサーバーの準備を始めるオキーフ長官、目上の人にコーヒーを入れてもらうのは如何なものかと思うけどオキーフ長官の場合はこれが正解な気もする。

 

...というより先に要件を言って欲しい。

これじゃせっかくのフィーカタイムが楽しめないよ、別にやましいことがあるわけじゃないけどさ...怖いもんは怖いんだよ。

 

部屋に漂うフィーカの香り。

最近飲みすぎてるから少し控えてたんだけどオキーフ長官が入れてくれたものは飲まないのは失礼だしシンプルにその辺の缶のやつとか自分で作るやつよりダントツに美味いから飲みます。

わっ、しかもあのカラフルで美味しそうなものはなんだろ...パンにしては硬そうだし小さい、膨らんだフリルのような生地の間にジャムのようなものが挟まっている、イケおじのオキーフ長官が選んだお菓子だ、美味しいのは間違いなさそうだ。

 

 

 

差し出されたカップには部屋の暗さも相まってか濁りのない綺麗な黒1色のフィーカが注がれている、もちろん無糖。

一緒に出された色とりどりのこのお菓子も見た目が可愛らしく美味しそうである。

 

「ミルクや砂糖は無いが大丈夫か?」

 

「はい、問題ありません」

 

初めはミルクとか砂糖入れなきゃ飲めなかったけど今じゃブラック一択になっちゃったもんな、お菓子があるならば尚更だ。

ほろ苦いフィーカと食べる甘いお菓子がたまらなく美味しいんだよな、だから酸味のあるフィーカより苦めの方が好みに合っている。

 

「少し冷ます間に要件でも話すか」

 

今?今すか?

こんな言いに香りをさせたフィーカと色とりどりの美味しそうな謎のお菓子を目の前に待てだと...これがオキーフ長官の尋問って訳ですか?

 

「先日お前が会敵した例のACについて教えて欲しい」

 

例のACって...あぁ、昨日のやつか。

出会い頭にミサイルとブレード叩き込んで来たAC、その後代理人やらが登場して一緒に大型武装ヘリ落としたんだっけなぁ...俺ただ後方から撃ってただけだけど

 

照会してもunknownだったからもしかしてとは思ったけどここでも情報が無かったのか、となると密航者とかそのへんだろう。

たまにいるんだよな...コーラル目当てでこの惑星に突撃してきて「来るんじゃなかった...」とか言ってる独立傭兵くん。

 

「教えて欲しいと言われても...データに残ってる以上のことは何も無いですよ?」

 

「現場にいたお前にしか分からないことだってある、データが全てじゃない」

 

情報部門のトップが言っちゃうのね。

まぁこちらとしても昨日の出来事を話せばこのフィーカとお菓子が食べられるなら喜んで引き受けるけどね。

 

「それならまぁ...」

 

 

 

am10:00

 

あれから昨日の作戦中の出来事やらの聴取を終えた俺はペイターに頼まれている仕事があると告げそそくさと逃げ出した、実際仕事は頼まれているが...まぁ今日は暇だしやってあげるとするか。

フィーカとマカロンとかいうお菓子は頂きました、美味しかったです。

 

話した例のACについては今後も調査を続けヴェスパー内でも共有するとのこと、普通の密航者ならまだしもあれは流石になぁ...

近くで見てたからわかるけどほんと意味わからん強さしてるんだよなぁ、てか技術云々を抜きにしても戦い方がすごいんだよな、普通あんな弾幕の中突っ込むなんて余程自信があるか恐怖心そのものが欠落してないとできないっすよ。

 

しかも1人の独立傭兵にオペレーターが付いているのも不思議だよな、本人は代理人って言ってたけど。

複数人雇ったりするならまだわかるけど...え?もしかしてあのレベルのACを何機か雇ってたりするのか?怖っ。

 

まぁその辺は情報部門とヴェスパーが何とかしてくれることを信じて俺は久しぶりにペイターからの仕事を確認する。

傭兵雇用関係と作業完了報告の処理か...うん、前者だな。

作業完了報告処理だけは嫌...作業内容やら勤務時間を確認してそれにあった支払額を出すんだけどこれがまぁめんどくさい。

1人1人の報告書を確認してこっちはこっちで別の報告書に日にちごとにまとめて打ち込まなきゃ行けない、二度手間だし結構辛いどうにかして欲しい。

 

 

 

というわけで未登録の募集案件だったり履行済みの任務の確認して行くとしますか。

最近サボり気味だったこともあってそれなりに更新されている、この前俺も着いて言った武装採掘艦の破壊だったりベイラムの補給拠点の破壊といった戦闘系の任務から基地の補強や資材配達といった支援系のものもある。

 

戦闘が苦手な人向けにサブ的な任務も用意しているのはさすがだと思うしペイターのデキル男レベルがまた上がってしまう、まぁその分報酬は少ないけど機体の修理とかが少ないことを考えると俺が戦闘系の任務受けるくらいなら1日2件くらい配達の任務受けて回ってる方が効率はいいのかもしれない。

 

さてと、まずは履行済みの任務確認して会計部門に報告するかね、あまり遅くなると受けた人に失礼だしスウィンバーンさんに教育されてしまう。

端末から専門のページを開き達成状況を確認する、戦闘系の任務は進行中のものはあれど達成済のものは無かった。

 

それもまぁ仕方ないというか今うちで出してる依頼ってグリッド135の解放前線集団の掃討とベイラムのテスターAC襲撃、そして例の武装採掘艦の破壊だからね、集団にボコられるか後味の悪い任務を受けるかレーザーで焼かれるかですよ?どれも一般のAC乗り向けではないよね。

なんならテスターACに関しては訓練を受けてるらしいからメーテルリンさんみたいに才能がある系のパイロットなら負ける可能性があると来た、やってらんねぇ!

 

支援系は達成済みがちらほら見える、砲台設置作業だったり前哨基地への貨物の配達、惑星封鎖機構基地の偵察など様々。

こっちは基本次から次へと依頼が入るしどんどん消化して行ってくれるのはありがたい。

 

任務ごとに添付された報告書と写真を見て任務達成を確認したら会計部門に転送!確定登録!次!

確か明後日辺りが支払日だったはずなので全力で処理しまくる、今頃会計部門に通知が飛びまくってるだろうけど前みたいに前日じゃないだけ褒めて欲しい、まぁ今回もやることあったら明日でいいやとか思ってたけどね。

 

朝から美味しいファーカを飲んだおかげかすこぶる調子がいい、いつもより集中力というかやる気があるしこれならば午前中に終わるかもしれない。

やっぱ俺って褒められたりご褒美があると伸びるタイプなのかもしれないな。

 

 

 

pm3:00

 

ーーーー該当無しーーーー

 

調子になりましたね、全然午前で終わらなかったわ。

そういや今週って星外拠点から物資シェルパめっちゃ来てたんだっけ、ホーキンスさんとかがその配達手配で忙しそうにしてたもんな。

 

朝のオキーフ長官が入れてくれたフィーカに比べれば泥水みたいな味がする自分で入れたフィーカを飲み干し食堂へ向かう。

昼飯抜いて作業してたからお腹が空いた、一度集中すると最後までやらないと気が済まない...というより俺の性格的に一度集中切っちゃうとしばらくエンジンかからなくなっちゃうんだよな。

 

この時間だと生き残りのパンがあるかも怪しい、食堂に行くにしろ最近はペイターも忙しそうだし奢って貰えてない、俺より稼いでるストライプ組に奢ってもらうのも手だけどほとんど後輩だから嫌、プライドが許さん。

というわけでいつもの1COAMうどん、いやまぁ普通に美味いからいいんだけどさ...金無い時とかはいつもこれだしたまにはトッピングくらい欲しいというか...ね?

 

そんな願いも虚しく今日も券売機で[うどん(素)]のボタンを押しておばちゃんに渡しできるのを待つ、この時間ならば人も少ないからすぐ呼ばれるだろう。

いつもは賑やかなこの食堂もこの時間は...

 

「何してるの!?」

 

「すみません!すみません!」

 

人の少ない食堂で響く聞き覚えのある2人の声。

横目でそっちを見ると卓上の調味料をぶちまけている二ーとそれをせっせと拭き取っているニッカがいた。

 

2人ともストライプでありもちろん俺よりも階級が上、しかも例によって例のごとく年下、ほんと肩身が狭い。

つい最近も中央氷原探査に行ってたらしい、良くもまぁあんな寒いところにいられるよな...物資も全然行き届いてないから現状数日間だけ強化人間のAC乗りが交代で探索をしている状態。

しかもあそこには惑星封鎖機構の艦隊が停泊する宇宙港もあるらしくペイター曰くまじで魔境との事。

 

まぁ何はともあれ見つかると厄介なことになる気がするのでさっさと食って逃げるか、別に人見知りとかじゃないし...

モニターに券の数字が映し出されたので受け取りに行く、人が少ない上に何も乗っていないただのうどんだからすごく早かった。

さっさと食べて部屋に戻るとしよう、この前注文した《VP-20C》も明日届くらしいから格納庫空けておかなきゃ行けないしそろそろ偵察に向けて機体組んで起きたいしなぁ...

 

券と引き換えに受け取ったうどんは湯気が出ており暖かい、この惑星ってあちこち雪だらけで中央氷原ほどでは無いけど寒いんだよね。

こっちに来て結構経つからある程度慣れたけどやっぱ格納庫とかに行くと結構冷える、この後その格納庫で作業だから体を温めるには最高だね。

 

さて、無料の薬味も頂いたしさっさと席に戻ろう。

暖かいものは温かいうちに食べるに限る、まぁうどんなら行ける気もするけど。

 

「すみません!なにか拭くものを...あれ?先輩?」

 

あっ...お決まりのやつっすね...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

pm10:00

 

「あの無礼者...完了報告は余裕を持ってとあれほど...」

 

毎月恒例の支払い処理を終え唸り声をあげているV.VIIとその側近たち、強化人間で集められたその集団も1ヶ月分の作業完了報告をまとめるのには骨が折れるらしい。

今回はペイターが忙しく報告するのはあいつしかいなかったためほんとに1ヶ月分丸々の報告が一気に送られてきた。

 

「部長...いい加減あいつどうにかしてくださいよ...」

 

「それが出来たら私も貴様らも今頃帰れていたさ...」

 

強化手術に関しては閣下も何か考えている様子だったし私から何か手出しするのは止めておこう、下手に首を突っ込んでその首を切り落とされるのはごめんですし。

なにか理由をつけて再教育を行った後配下に加えようとも考えていたが今回は手を引くとしよう、他にも候補はいるしな。

 

そんなことより通知が来てからずっと支払処理をしていたのでさすがに疲労を感じる、今日くらいはゆっくり休むとしよう。

夕飯は...いらないな、もうさっさと布団に潜り込んで寝てしまおう、まともな睡眠などしばらく取れていなかったが今日はあの悪夢にうなされることもないだろう、それほどに疲れた...

 

「部長!フロイト隊長がまた無断でベイラムのパーツを買ったとの連絡が!」

 

「部長!ストライプの連中から予算回せと暴動を起こしています!」

 

「部長!」

 

「部長!」

 

「...クソっ!どいつもこいつも!指導だ!指導!」

 

アーキバス会計部門の夜はまだまだ続く。




貴方はもしかして… 納期直前まで仕事に手を付けないタイプですか?

ヒン



てかオリキャラ出しといて全然掘り下げないってどういうことすか?
というわけで僕のメモも兼ねて少しだけ今出てるオリキャラまとめておきますね。

ストライプ
S.Ⅹ ブルーム
・軽量二脚AC
・クール系青年
・ラスティ君の部下ポジ、主人公君との交流は少ない

S.ⅩⅠ チェイ
・中量二脚AC
・ッス系後輩君
・主人公君が教育担当した子

S.ⅩⅡ ニッカ
・中量二脚AC
・ツッコミ役
・頼れる姉貴です(なお主人公君より年下)

S.ⅩⅢ フィアット
・ガチタンAC
・物静かな子
・静かなのにすげえ火力で敵をスクラップにしていくので主人公君が一方的に怖がってる

S.ⅩⅣ 二ー
・重量二脚AC
・ドジっ子
・困った時は爆発オチ担当にします

今後出るかもしれないモブ
補給基地モブ
・夢はACパイロット
・ただいま訓練兵
・若いっていいね

再教育センターのてえてえカプ
・絶対出す
・挟まるな危険
・お幸せに

再教育センター子供モブ
・幸せになって欲しい
・でも鬱ルートも見たい

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