江戸川コナンが性的に狙われる世界に転生した 作:猿蛇合戦
米花町の犯罪件数が増加したみたいだが、それは全てコナンが変態に狙われたからだったようだ。
性的に変態に狙われているコナンがギリギリな場面にやたらと遭遇することになった俺は、毎回毎回コナンを助けていて、コナンにはいつも助けてくれる人と認識されているらしい。
俺が通りすがった瞬間、変態に襲われていても助かったという顔をするようになったコナン。
今日もやたらと強くて頑丈な変態に押し倒されているコナンは、俺を発見して「助けて金剛さん!」と助けを呼ぶ。
今生の俺の名は、金剛鉄也という名前であり、コナンには「金剛さん」と呼ばれることが多い。
このまま俺が助けずに放置して立ち去ったら、コナンがどんな顔をするのか気になるところではあるが、流石に可哀想なので普通に助けておくとしよう。
変態に拳を叩き込んで気絶させた後は、手慣れてしまった通報で警察を呼んで、変態を引き取ってもらった。
監視カメラがある場所でも躊躇わずに犯行に及ぶ変態達は、男女揃って「あの少年を見るとムラムラして性欲を抑えられなかった」とか言っていたりするみたいだ。
変態を引き寄せてしまう何かがコナンにはあるのかもしれない。
コナンが居るところには必ず1人は変態が居るんじゃないかと思うほど、毎回変態に襲われているコナンと遭遇することが多かったな。
多い時には週5で変態に襲われているコナンは、相変わらず半泣きになっていたが、バリエーションが豊富な変態には慣れることがなかったようである。
コナンの保護者の毛利親子とは連絡先を交換しているので、変態に襲われていたコナンを助けた後は毎回連絡していた。
明らかに性的に狙われていたコナンの保護者である毛利親子は、コナンが襲われる度に毎回気にしているようで、特に娘の毛利蘭の精神面がヤバイ状態になっているらしい。
やたらと強くて頑丈な変態に敗北して、コナンを守れなかったことも1度ではなかった毛利蘭は、精神的に追い詰められていたな。
「あたしが弱いからコナンくんが」と思い詰めた様子だった毛利蘭を必死に慰めようとするコナンは「蘭姉ちゃんは悪くないよ!」と言っていたりもした。
それでも気にしている毛利蘭は、このままでは精神を病むかもしれない。
流石にそれは避けた方が良いだろう。
見聞色の未来視を用いて、競馬で大金を稼いでいる俺は、まだ働いてはいないので時間には余裕がある。
世間一般的には遊び人の無職という駄目な20歳かもしれないが、時間に余裕がある俺がコナンの護衛を引き受けることで、変態達の襲撃を迎撃することが可能となった。
俺という護衛が居る時にも変態達は襲いかかってきたが、念入りに叩き潰して通報しておき、変態は警察に引き渡す。
たまに変態が武器を持っていたりもしたが、武装色と見聞色に「六式」が使用可能な俺を相手にするには、力不足だった。
武装色と鉄塊拳法・大金剛が使える俺に傷をつけるには武装色と覇王色を纏わせた攻撃が必要になるだろう。
ただのナイフや拳銃だけでは何回攻撃されようと、かすり傷にもならない。
拳銃で撃たれたりもした俺をコナンは心配してくれたが、俺が無傷だと知るとあり得ないものを見るかのような眼で俺を見ていたな。
そんなこともありながらコナンの護衛として変態を迎撃する日々を過ごしていると、此方に近付いてくる男を発見。
明らかに強い金髪で長身の男は、これまでの変態とは強さの格が違う。
こいつも変態なのかと思っていると、金髪の長身の男はコナンを全く見ておらず、俺だけを見ていることに気付いた。
とりあえず俺に何か用があるのかと話しかけてみると「お前、シールドか?」と俺に問いかけてきた金髪の男。
「シールド」は俺の前世の名前であり、その名前を知っているということはONE PIECEの世界の人間である可能性がある。
そして俺の名前を知っているのは、ロジャーとガープとその知り合い以外だとサイファーポールの関係者となる筈だ。
サイファーポールなら敵だな、と思った俺が拳を構えると「お前とやり合う気はねぇよ、見知った覇気を確認しにきただけだからな」と言ってきた金髪の男は、俺と戦うつもりはないらしい。
金髪の男をよく観察してみるとONE PIECEの世界よりも身長は低く、特徴的な白いひげも生やしていないが、白ひげに似た顔をしているように見える。
試しに白ひげか、と聞いてみると「ようやく気付いたか、今はエドワード・進藤って名前だがな」と言ってきた金髪の男。
どうやら金髪の男は白ひげだったようだ。
とりあえずコナンを毛利探偵事務所まで送り届けてから、コナンが俺に付けた盗聴用の機械を壊しておき、手頃な喫茶店で茶でも飲みながら白ひげと詳しい話をすることにした。
ヴァイクと俺が相討ちのような状態になった後、俺が殺されたことに激怒したロジャーとガープによってロックス海賊団は僅かな数人を除いて壊滅させられたらしい。
それからはほぼ原作と同じような流れで、海賊王となったロジャーは処刑され、ワンピースを求める海賊が増えた大海賊時代が来たようだ。
捕まったエースを助ける為に海軍と白ひげの頂上戦争も起こり、弟を庇ったエースと、黒ひげ達の攻撃でとどめを刺された白ひげが死亡。
気付くとこの世界に生まれ変わっていた白ひげは、アメリカ人と日本人のハーフなエドワード・進藤として生きてきたようである。
グラグラの実の能力が無くとも強い白ひげは、物騒な米花町には引っ越してきたばかりみたいだ。
米花町で見知った俺の覇気を感じ取った白ひげは、実際に確認してみようと思ったらしい。
そこで俺と出会った白ひげは、俺に前世の記憶があるかを確認する為に、前世の俺の名前を聞いてみて反応を確かめた。
前世の記憶が無ければ、白ひげは立ち去るつもりだったみたいだが、俺に前世の記憶があるなら少し話してみたいと思っていたようだ。
様々なことを白ひげと話したが、白ひげでも犯罪が頻繁に起こる米花町には戸惑っていたな。
もしエースやロジャーが生まれ変わっていたら、白ひげに教えると約束して白ひげと連絡先を交換した俺は、家に帰ることにした。
俺以外にも生まれ変わっている人間が居るとは思っていなかったが、もしかしたらONE PIECEの世界で死んだ人間が、この世界には生まれ変わってきているのかもしれない。
白ひげなら問題を起こすようなことはないだろうが、ロジャーは問題を起こしそうな気がするな。
まあ、ロジャーが生まれ変わっているかはわからないが、他にもONE PIECEの世界で死亡した人間は大勢いるだろう。
そんな連中がこの世界に生まれ変わって何をするかは、まだわからないが、ろくでもないことをやりそうな奴等は間違いなくいる。
とりあえず俺の手が届く範囲は守るつもりだ。