シェイキング・ワールド・ハザード   作:グレン×グレン

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 ふぅ。一番物故んでおかないといけない、イッセー更生計画も何とか終わった。

 さて、ここからシリアスが()()()()戻ってきます!



第十二話 とりあえず銀魂一つ入れるだけで割と何でもありになる

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう、えっと……」

 

鈴乃屋五十鈴(すずのや いすず)です、赤龍帝」

 

 そっか、五十鈴っていうのか。

 

 俺はそんな五十鈴さんに、心の底から感謝を覚えた。

 

「ずっと思ってた悩みが氷解しました。ありがとうございます!」

 

 ああ、俺はずっと疑問だった。

 

 なんで俺は同性愛のケなんてないのに、女子はどいつもこいつもホモ同人のネタにするんだ。

 

 しかも英雄派の入団試験で採用されるってどうなんだよ。どっから流通したってんだ。

 

 だけど、なんでそんなに人気なのかはよく分かった。女の生態がそもそもそうなら仕方がない。

 

 そっかぁ~。そういうことか~。

 

 そして俺にとってのホモ同人が、俺たち男の(さが)ってことだったのか。そりゃ嫌われる。

 

「本当にありがとうございます! これからはそのあたり気を使います! 頑張ります!」

 

 ああ、それがわかれば問題ない。

 

 悲しいけど、悔しいけど、すごくつらいけど、俺は我慢するしかない。

 

 なにせ異世界交流までしてるしさ? さすがに異形のノリを人間側に持ってくのはまずいと思ってたけど、俺の場合それ以前の問題だったってわけか。

 

 おっぱいドラゴンがひんしゅく買ったせいで連携が取れなくなったなんてまずいしな。我慢しよう。

 

「じゃ、ちょっと薬剤師の方さがしてきます! ドライグに使ってたドラゴン用の心を落ち着ける薬、大量生産してもらうので!」

 

(ヤク)漬けにならなきゃ我慢できないんかいぃいいいいいっ!?」

 

 銀さんとかいう人がツッコミを入れてくるけど、何言ってんだ?

 

 無理に決まってるだろ。男が女を我慢するんだぞ?

 

 ただでさえ俺は変態なんだ。自慢じゃないが、山籠もりをしていたら精神がやばいところに行きかけた自覚もあるし。

 

 薬なしで耐えられる自信がない。前もって用意するのは当り前さ!

 

 心の底から意味が分からず首をかしげてると、

何故かかなりの人達に引かれている。

 

 数少ない引いてない側の観束は、もの凄く納得している感じだったけどな!

 

「……分かるぞ。俺もツインテールを我慢し続けろなんて言われたら、心を病む自信があるしな」

 

「いや、君も何言ってんの? それ明らかに変人とかアレな人の共通点だからね?」

 

 観束に志村がツッコミを入れるけど、さすがにそれは反論したいな。

 

「何言ってんだ? 俺達は同類だろ?」

 

 おかしなこと言ってんじゃねえよ、まったく。

 

「俺はおっぱい、観束はツインテール。そして志村、お前はアイドル! 俺達は似たもの同志じゃねえか」

 

「悪かったなゴラァアアアア!」

 

 う~ん。俺達は分かり合える気がするんだよなぁ。

 

 なんていうか、同類? 同類的な?

 

「えっと、そろそろいいかな?」

 

 ……あ。

 

 思いっきり脱線してた。

 

 えっと高町さんだったっけ。ちょっと困り顔で待っててくれて、こっちも罪悪感が。

 

「すいませんでした! あの、じゃぁお話を続けてください!」

 

「そうだね。じゃ、そろそろいいかな?」

 

 と、高町さんは苦笑しながら話を戻してくれた。

 

「……複数の世界観移動が技術的に確立されている側として、質問があります」

 

 と、俺達全員を見渡したうえで、高町さんは思案顔にになっている。

 

「これだけの規模の多重強制転移は、管理局が知りうる技術では困難です。皆さんの世界ではどうなんですか?」

 

 あ、そうか。

 

 同時多発的にいくつもの世界、それも次元が違うってレベルからこうして転位させまくってるわけだしな。

 

 どう考えても、それができる技術がファーデンフロイツとかいうのにはある。

 

 そこってどうなんだ?

 

「ギャグ展開でもめったにねえな。ま、惑星間移動ってのは天人(あまんと)間じゃ当たり前に使われてるけどよ」

 

 と、銀さんが言うとカイ少佐やテイルブラックも首を横に振った。

 

「転移技術そのものを当たり前に運用できる組織には心当たりがいくつかあるが、こういった次元転移になると無いな。並行世界間移動はそれらとは比べ物にならない難易度と聞いている」

 

「こちらにとってもその通りじゃ。専用の船を用意してならともかく、個人を意図的に引っ張り込んだりなどをこれだけの規模などありえん」

 

 なるほど。科学技術が進んでいる世界でもそういったレベルってことか。

 

「そもそも空間転移という技術が存在しないといってもいい。……ギアスなら可能か?」

 

「ないな。思考エレベーターと呼ばれている遺産はあるが、それとて限度がある。いくら何でも技術が飛躍しすぎだろう」

 

 と、藤堂さんにC.C.さんが返事をしているけど、どうやらそっちも難しいらしいな。

 

「……似たような経験はあるけど、あれってかなりの偶然だしなぁ。たぶん無理だと思う」

 

「科学的に再現するという形なら間違いなく不可能だな。……こちらの世界に関与するとは思えない」

 

 と、明石も皆本さんも首を振っている。

 

 となると、俺達……?

 

 その場の俺達側の視線が、全員揃ってゲオルグの方に向いた。

 

「確かに我が霧なら似たようなことはできるだろう。だがそれらに特化した禁手になって業魔人(カオス・ドライブ)を使ってなお禁呪に匹敵する反動が必要だろうな」

 

 う~ん。ゲオルグでそこまで言わせるのなら、俺達側ってのも難しいか。

 

「付け加えるなら、それでも俺たちの次元に限定される。……これだけの規模の場合、どう考えても不可能だ」

 

 あ、そういう事か。

 

「……極めれば小国を単独で瞬時に滅ぼせるとされる、転移と結界の神滅具(ロンギヌス)絶霧(ディメンション・ロスト)でそれじゃ、こっちでも無理だね」

 

「でも、だったらどうやってってことになりますね」

 

 デュリオや鈴乃屋さんも困惑しているけど、そこで手が上がった。

 

「あ、聞きたいことがありますけど、いいっすか?」

 

 そこで手を挙げたのは、カイ少佐が連れていた少年だ。

 

 年齢は俺よりちょっとしたぐらいか?

 

「どうした、アラド?」

 

「あ、ちょっと思ったことがあるんですけど。その、今回みたいな大規模じゃなければ、似たようなことができる力はあるんスよね?」

 

 カイ少佐にアラドって呼ばれた少年は、首を傾げながら俺達を見渡した。

 

「だったら、組み合わせたりって事じゃないッスか? ほら、繋がるだけとか、たくさん転移させるだけなら心当たりがあるなら、そういった連中が手を組んだり……とか」

 

 う、う~ん?

 

 言いたいことは分かるけど、そんな簡単にできることでもないんじゃないか?

 

 ちょっとその辺が疑問符だったけど、逆にハッとなってるやつがいた。

 

「……あり得るだろうな」

 

 ゲオルグが、何故か俺を見てからそんなことを言ってきた。

 

 いや、なんで俺見てるの?

 

『なるほど、その可能性はあり得るな』

 

 そしてなんでアジュカ様も納得してるの!?

 

『俺が多少手を加えたとはいえ、兵士の駒が持つ昇格機能と併用することで、イッセー君が到達した赤龍帝の三叉成駒(イリーガル・ムーブ・トリアイナ)真紅の赫龍帝(カーディナル・クリムゾン・プロモーション)。神器の可能性は非常に高く、そういったこともあり得るだろう』

 

「付け加えるならあやかり元を取り込んで後天的に神滅具に昇華された停止世界の邪眼(フォービドゥン・バロール・ビュー)や、無き同胞より取り出された因子を受け、只の禁手でなら兵藤一誠と競りあえる木場祐斗の聖魔剣。そもそも業魔人も似たようなものだ。後天的に神滅具化した転移に連なる神器、それを異次元の力で昇華させれば、あるいは……?」

 

 え、俺や木場やギャスパーが例になってるの?

 

 いや、言われてみるとイレギュラーの権化だしな。俺もギャスパーも木場も、神器の歴史で考えると異例の進化とかしてるしな。

 

 つくづくリアスの巡り合いの才覚は凄まじい。俺もその一端だっていうけど、それにしたって凄いって。

 

「ふむ、その件だが少しいいだろうか?」

 

 と、そこでヅラザベスさんが手を挙げた。

 

 俺達の視線がそこに集まると、ヅラザベスさんはモニターを操作し始める。

 

「そもそも我々LUNATWOがこの次元で活動している理由、それは五月雨達との戦いで会得した、あるものが関わっている」

 

 そういいながら、ヅラザベスさんは一つの映像を映し出した。

 

 格納庫というより、実験設備。そこの機材に組み込まれる形で、たくさんの宇宙船に混ざるように巨大な物体が映し出されている。

 

「現在常に起動中のこれが、おそらく事態のカギを握っていると思うのだが……心当たりはあるか?」

 

 その映像を見て、俺は面食らった。

 

 厳密には違う、でもそっくりなそれは―

 

「あの時の!?」

 

 俺達が呼ばれる理由になった、出所不明の空飛ぶ船と似通っていた。

 

 間違いない。厳密には違うけど、仲間と言われたら納得できるような船だ。

 

「デュリオ、ゲオルグ!」

 

「ああ、そっくりだね」

 

「おそらくは、製造元が同一とみるべきだろうな」

 

 デュリオもゲオルグも頷いているし、これは間違いないだろう。

 

『俺は映像と外部からの観測データしか見ていないが、イッセー君達が同系統と思われる物体を探る為に派遣されていた。俺も通信でデータを見ていたからな』

 

「ちなみに私達も派遣されてたよー。これ、クロじゃない?」

 

 アジュカ様もエルシアさんって人もそう言ってるし、これ間違いなしでいいんじゃないか?

 

 と、高町さんが手に持っているネックレスに何か呟くと、空中に映像が投影された。

 

 あ、なんか滅茶苦茶ボロいけど、そっくりな船がたくさん映ってる。

 

「古代魔導文明に由来する遺物、ロストロギア。これはその一種でもあるナヴィマーだと思われます」

 

 相当の事態なのか、高町さんは緊張すらにじませている。

 

「時空管理局も、既に機能の大半が失われた廃艦みたいなのしか見つけられてなかった艦船群。空中、水中、宇宙、次元航行すら可能とされてます」

 

「……これだけ破損が少ないモデルが、そんなところで二隻も見つかるなんて……っ」

 

 高町さんの後ろに控えていた人が、かなり絶句している。

 

 たぶん専門家なんだろうけど、それがびっくりするってことは相当のことなんだな。

 

 機能の大半が失われた物しか見つかってない。つまり、俺達が見つけたそれはほぼ無事な状態で発見されたってことなのか。

 

「殆ど廃艦ばかりなので解析も進んでないですが、次元航行能力がけた違いに高い船です。……それだけでこれだけの事態が起こせるとも思えませんが―」

 

「―裏を返せば、これを端末として使用したのなら難易度は下がるという事か」

 

 皆本さんがそう言いながら、眉間にしわを寄せ始めている。

 

「……ゲオルグ君といったね。君はやりようがある言い方だったけど、あのナヴィマーを媒介とすればそれは可能かい?」

 

「ハードルが三つは取り除かれる、とだけ言っておこう」

 

 ゲオルグそう言うなら、こりゃ行けるんじゃないか?

 

 そもそも観束が戦っているアルティメギルってのも異世界を侵略し続けているらしいしな。他にも近い技術があるなら、そういったこともできるんだろう。

 

「……ヅラザベスといったか。そういえば、宇宙海賊五月雨とかいうのと戦っているようだが、奴らがそのナヴィマーとやらを使っているのか?」

 

「奴らの輸送艦隊がこれらを運んでいるのは既に確認している。おそらく五月雨だけでも十隻は確保しているだろう」

 

 カイ少佐にヅラザベスさんが応えると、その上でヅラザベスはモニターを操作した。

 

「五月雨は我らの世界において五指に入る規模の宇宙海賊だ。頂点に立っていた春雨が事実上崩壊したこともあってな。その混乱を掻い潜る形で勢力を大きく伸ばしている」

 

 そう言いながらモニターに移したのは、宇宙艦隊同士の戦いだった。

 

「その過程でこのLUNATWOの前身である宇宙傭兵部族蓮舫が開発した、白き衣計画の要たる人型機動兵器「頑侍(がんさむ)」の技術が流出。五月雨が活動範囲としている辺りでは、どの勢力も運用されている主力兵器となっている」

 

「何技術盗まれてるんですか。パクリ技術がパクられてどうすんですか。素直にガンダムシリーズ出せばいいだけでしょう!」

 

 志村が我慢できずにツッコミを入れたけど、ズラザベスさんは首を横に振る。

 

「銀魂を出しておけば大抵の無茶は通るからな。事実あの辺りでは多種多様な頑侍の開発が進められている。相転移装甲*1や相転移炉*2や、特殊な粒子を発生させる半永久機関*3やら精神エネルギーを変換する近接特化仕様*4とか」

 

 なんか技術発展してるんだなぁ。

 

 あと志村がプルプル痙攣している。なんかやばいんだろうなぁ。

 

「もうGジェネじゃん! 最初っからGジェネとクロスすればいいじゃん!!」

 

 よく分からないツッコミを入れる志村に、銀さんがポンと肩に手を置いた。

 

「落ち着け八っつぁん。Gジェネとか今から揃えるの大変だし、苦労してクリアするのもヤバいだろ? なら最初っから俺らに押し付けた方が便利じゃねえか?」

 

「銀魂に色々責任を押し付けすぎだろうがぁあああああ!」

 

 その、なんか大変だなアンタ。

 

 でもとっても頼りになりそう。一人いると凄く便利というか、縁の下の力持ちになりそう!

 

「……この性能の兵器が大量に展開されてるなんて、そちらの世界って凄いんですね」

 

 高町さんが感心していると、隣でアラドってのも覗き込んで感心してる。

 

「さっすが宇宙文明。いろんな兵器が出てきてるんだなぁ」

 

「ちょっとアラド、距離が近いから離れておきなさい」

 

 あ、相方っぽい女の子に引っ張られてる。

 

 年もさほど変わらない感じだけど、おっぱいが大きい子だったなぁ。

 

 ……白音ちゃんと会わせたら、凄く落ち込みそう。そして俺がお仕置きされそう。

 

 いや、そこは置いといてだ。

 

「……後で一機貰えませんか? なんていうか、こんなことを知ったら凄いことになりそうな知り合いがいて」

 

 俺はシーグヴァイラさんのことを思い出しながら、念の為それだけ言っておく。

 

 ただ、これは凄いレベルだよなぁ。

 

「俺達の世界も神々の世界とかあるし、何なら異世界が実証されたばかりだけど。宇宙大戦争ができるレベルってのも凄いよなぁ」

 

 ちょっとそんなことを言っちゃうけど、スケールが違いすぎてちょっとピンとこないかも。

 

 ただ、問題は大きいみたいだしな。

 

 なんかいくつもの星が映し出されてるし。

 

「そしてそんな春雨が関与している中、質の悪い集団がその星系で動き出している」

 

 そういいながらヅラザベスが捜査して映し出された文字が、「新月」。

 

「……我らの世界の地球は、天人達にある事情から侵略を受けていてな。俺とそこにいる銀時は攘夷志士として反旗を翻した過去もあるが、結果は敗北。その後攘夷志士達は俺も含めて様々な未来を選んだが、その一つの成れの果てがこれだ」

 

 そこから映し出される映像は、凄惨な戦争の写真が映し出されていた。

 

「奴らは同様の形で被害を受けていた惑星や国の連中に刺激を与え、反乱運動の助長をする組織だ。元凶ともいえる天導衆が滅びた後も同様の活動を行っているが、活動範囲がそもそも政情不安定地帯や独裁的な制圧活動を個なっている者も多い為、地球で問題になることは少なかった……が」

 

 ただ、そこに映し出されているのは頑侍とかいうなんか不安になるあれだった。

 

「近年、五月雨の活動範囲と接触して以来派手になっていてな。俺も元攘夷志士として無視はできんし、蓮蓬の技術が勝手に登用されていることもあり、色々と動いていた。あの波間とかいうのもそれで手に入ったものだ」

 

「桂さん、ナヴィマーです」

 

「桂じゃないヅラザベスだ」

 

 志村のツッコミに変な返しをしてから、ヅラザベスさんはため息を吐く。

 

「その研究中に相当のエネルギー機関になることも分かり、内部の格納庫に半ば一体化させていたのだ。調べるにつれて「多次元混同」などという単語があり、半信半疑でこのLUNATWOの安全を図っていたのだが、よもやこのようなことになるとはな……」

 

 ……本当に、俺達がこうして集まれたのはかなりギリギリなことだったんだな。

 

 もし、何かのピースがひと欠片でもずれてたらと思うと、ぞっとするぜ。

 

「となると、当面はこのル……LUNATWOを拠点として探っていくしかないという事か?」

 

「仕方ないだろうな。これだけの異常事態、まずは可能な限り情報を集め理解しなくては、躓いた勢いで自滅することになりかねんだろう」

 

 カイ少佐がため息交じりに言ったことに、ルルーシュがこれまたため息交じりに頷いていた。

 

 ま、確かにな。

 

 まったくもって訳が分からないし、しかも状況もさっぱりだ。

 

 こんな状態だと、まずは色々と調べないといけないんだろう。大変だよなぁ。

 

『その辺りは俺も手伝おう。解析の類は得意技でな。それにやれることが当面それしかない』

 

 アジュカ様もそう言ってるなら、少しは安心できそうだな。

 

「……ヅラザベスさん、ちょっといいっスか?」

 

「ヅラザベスじゃな……いや合ってた。なんだ?」

 

 いや、ちょっと確認したいことがあった。

 

「ここって色々な施設があるみたいですけど、トレーニング設備ってありますか?」

 

「元々蓮蓬は傭兵部族故あるが、なんでいきなり?」

 

 あれ、そんな疑問符浮かべられるようなこと言ったろうか。

 

 あれ、なんか周りもちょっときょとんとしてる感じだけど……あれ?

 

「いや、俺ってそういう時にはさっぱり役に立たないですから。なら動く時までしっかり鍛え直しとこって思いまして」

 

 俺って基本的に、目の前の敵を倒すかその為に鍛えるが基本だしなぁ。

 

 帝釈天にもその辺痛いところを突かれたしな、リアスと違って参謀がいないと作戦立てられないって。

 

 ついでにそういったこともできたとも言われてるけど、今すぐに頑張ってどうにかできることでもないだろうし。

 

 そもそも、こういった解析とか戦略的なプランの立て方には不向きだ。自分でもそういったことに向いてるとも思わねえし。

 

 なら、いつも通り備えておくしかないって感じだったんだけどな。

 

「……ほら、それに俺、毎日仲間と一緒に鍛えてるんで! こういうのは下手に休むとすぐ鈍るし、ならここで鍛えられるといいなーって……ダメっすかね?」

 

 えっと、問題だったかな?

 

 そう思ったけど、なんかパラパラと拍手されたよ。

 

 あれ、そんないいこと言ったか?

 

「すげえじゃねえか。お前さん、そりゃ英雄なんて言われるわけだな」

 

「そうだね。そういうこところ、凄くいいと思うよ?」

 

「心構えも立派だな。ふむ、いくつもの戦いを潜り抜けたわけだ」

 

 銀さんも高町さんもカイ少佐も、なんか評価してくれてる?

 

「……確かにそうだな。何時動くことになるか分からないからこそ、何時動いてもいい様に備えるのは当然だ」

 

 ルルーシュもなんか感心してるし!

 

 え、えっと……あれ?

 

「へぇ~。いいじゃん、頑張り屋さんって感じで!」

 

「そうだな。俺達も何が起きてもいい様に、備えておくってのは大切だよな!」

 

 と、明石や観束もなんか感心してるし!?

 

「……うん、君は本当に、僕らの世界の英雄だよ」

 

「ま、普段が女の敵だったんだしこれぐらいはね?」

 

「う~。曹操を負かしたのは伊達じゃないよね」

 

 と、鈴乃屋さん達もなんかすっごく、眩しいものを見ているかのような感じだし!?

 

 え、えっと……なんかハズイな!?

 

「ま、俺達も結構大変だけどね!? その、これが起きる直前になんか揉めてる人達がいたって話だし!?」

 

 そういえばそんなこともあったと反射で思い出したよ。

 

 ……あれ、三人揃ってなんか微妙な顔に―

 

「「「すいませんでした!」」」

 

 ―アンタらかい!?

 

 

 

 

*1
SEED

*2
鉄血

*3
00

*4
Gガン




 ようやくオリ主側の情報をある程度は明かせる段階に入ったぜぇ……。


 それはそれとして、実はこの段階だとやれることがあまりないのが過酷な現実。

 なにせLUNATWO側もここまでのことは想定外なので、まず周囲の安全確保という、現場の実働が担当できることじゃないことから始めないといけないもので。

 そういう意味では、日常パートという形で相互理解を進める流れになるかと思われます!
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