シェイキング・ワールド・ハザード   作:グレン×グレン

19 / 27
 はいどうもー! 最近収入が増えるけど、出費も増えるのでトントンなグレン×グレンでっす!

 さて、一回戦闘モードに入りましたー。ここからも動いていきますよー?


第四話 何考えてるかわからないは考えるやつの天敵

彩里Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 転移反応が確認された直後、いきなりおっきいのが出てきたよ!?

 

 確かジガンスパーダだったっけ。いきなり飛び上がって、大砲を向けてる。

 

 これってまずいんじゃ―

 

「舌を噛むんで口を閉じててくださいっす!」

 

 ―え?

 

 そう思った瞬間に、Gがすっごいかかった。

 

 たぶん、普通の人だったら失神してるかも。

 

 そう思った時には、もうジガンスパーダの目の前に出てきたよ!?

 

「こういう時は先手必勝!」

 

 その瞬間、アラド君は機体の右腕を叩きつける。

 

 右腕に取り付けられた武装が相手の装甲にめり込んだ直後、それが一気に回転した。

 

「こういう武装は俺好みってね!」

 

 ドリル! ドリルが武装についている!

 

 この状況じゃなかったらはしゃいでるよ。というか、すっごくはしゃぎたい。

 

 そんな火花が飛び散り装甲に穴が入ると共に、アラド君は引き抜いて更に照準。

 

「そして、こいつも!」

 

 その瞬間、大量の散弾が近距離で叩きつけられて、盛大に爆発が起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを映像越しに確認しながら、L.L.ことルルーシュは舌打ちをしていた。

 

「想定済みだがやはり来たか。転移がある以上こういう時は厄介だが……やはり半分は囮に使ったとみるべきか」

 

 素早く情報を解析しつつ、ルルーシュは情報を解析してすぐに取り込んでいく。

 

 ゲシュペンストMk-Ⅱ改タイプA

 

 ATX計画という開発計画において作られた、アルトアイゼン及びビルドビルガーという機体。両機の設計思想を「普通の精鋭止まり」が扱えるように再設計したゲシュペンストMk-Ⅱ改用の換装ユニットだ。

 

 左腕には射撃戦での自衛用の三連装のマシンキャノン。

 

 右腕には主武装として、互いが逆方向に回転するツイストドリルで構成される主武装のドリルスティンガー

 

 更に背部には短砲身の400mmリニアショットガンを四門搭載。

 

 重武装かつ重装甲だが、高出力追加ブースターにより直線加速度なら各種換装モデルでもトップクラス。その分乗り手をかなり選ぶ部類となっている。

 

 内心でルルーシュは「これで使いやすくしている」という事実に呆れているが、それを見せることなく素早く対応している。

 

「カレン、C.C.。準備は整えて欲しいが、まだ出なくていい」

 

『伏兵の可能性ってこと?』

 

 同じく転移に巻き込まれた、相応に付き合いのあるカレンに指摘されるが、それは当然といえる。

 

「初手で大火力兵器を叩き込むのは戦術的に有効だが、奴らの戦力なら包囲圧殺もできるだろう。遊びが多い手合いを最高幹部に据えていることと言い、どんな悪ふざけをしてくるか分からんからな」

 

『方向性は違うが、そういったタイプはお前の苦手な相手だしな。警戒は念入りにしておいて損はないだろう』

 

 C.C.に指摘される通り、ルルーシュはそういったことをする相手を苦手としている。

 

 即興での作戦立案はできるし入念な準備があれば絡め捕とることも可能な天才的戦略家。更に基本的に劣勢な状況で相手を大きく揺るがすことにも長ける。それがルルーシュというずば抜けた戦略家だ。同じ土俵での勝負なら、相手の思考を完全に読んだ詰将棋を仕掛けることもできる。

 

 だが同時に、そうでない相手との戦いは苦手としているのも事実。彼の敗北とは基本的に、「強い感情で動く、行動力と戦闘力が共に高い相手」が関わっていることが非常に多い。

 

 ことずば抜けた戦闘能力を持つ敵がいる場合が苦手と言え、かつての戦いにおいては戦略で勝ちを確定させたと思った途端にひっくり返されたことが多々存在している。

 

 また組織の長として優れた能力を持っているが、それは実務が主体。人心掌握においては結果を見せることで強引に納得させている節があり、一度心が離れるとそれを解決する点において非常に不得手。

 

 結論として、ルルーシュはリゼヴィム・リヴァン・ルシファーを「自分にとって相性が悪い」と結論付けている。

 

 悪意のままに不必要な遊びを入れ、自ら動くフットワークの軽さを持つリゼヴィム。こちら側の三強を完封しかけない相性を持ち、かつ戦闘能力も三強と同様。加えて扇動の鬼才であり、不満を爆発させることに長ける。

 

 思考が読みづらく行動力も高く、個人で戦略をひっくり返す力量と対抗馬にマウントをとれる相性を持ち、不満分子を上手くそそのかして暴発もさせれる。

 

 三重の意味で自分と相性が悪い存在。そんな男を警戒しない理由がない。

 

 加え、そんな男を最高幹部に据えている以上、盟主も程度はともかく似たようなものだろう。少なくとも、合理的な理由で悪事を働かない手合いでないのは確定といってもいい。

 

 加えて他の正体が分かっている面々も問題だ。

 

 無駄な血を流すことが大好きで、趣味の一環で人質を取った上での殺害すら行うアーチボルト・グリムズ。

 

 属性力を核として生まれているが故、己の好みを偽らず行動する傾向にあるエレメリアン。

 

 どちらもリゼヴィムとは毛色が異なるが、ルルーシュが策を読んで立ち回るのは困難だろう。

 

 だからこそ、自分は主導する立場につかない方がいい。

 

 ただでさえ自分自身が人類史に永く名を残すだろう悪逆皇帝だという付け入る隙もあるのだ。最低でも首根っこを押さえられていると思わせるぐらいはしないといけない。

 

 ゆえにあくまで後方の指揮に徹しているが、だからこそ警戒心が立っている。

 

 いくら遊びが多いとはいえ、この奇襲をたった一機で敢行するのは意義が薄い。

 

 確信を持って言える。敵は遊び心をもって動いており、この段階での殲滅を考慮していない。

 

 ゆえに壊滅的打撃を受けることはないだろう。だが無視できない精神的苦痛を与えたがるだろう。

 

 警戒は必須以外の何物でもなかった。

 

「……兵藤一誠。リゼヴィムが既にミスリルに潜伏し、仕込みを終えている可能性はあるか?」

 

『……いや、たぶんないと思います』

 

 返答は、若干の思考時間はあったが確信に満ちていた。

 

『だったら今頃名乗ってますよ。あいつ、その辺りは本当に糞野郎ですから』

 

「そうか。ならまだ待機して、もし奴が動きそうな展開になったらすぐに伝えてくれ」

 

『分かりましたけど、出なくていいんですか?』

 

 目の前でに非常事態が起きていることを考えているのか、赤龍帝は不安げな表情を浮かべている。

 

 個人としては好感の持てる人物だが、今は耐えてもらわないと困る。

 

「こういう時は、あえてすぐに出さずに手札をちらつかせるのも策のうちだ。現状の戦況では、迂闊に出すとそれを基点に戦略的に仕掛けられかねん」

 

『……分かった。ただ、ヤバそうだったら我慢できないからな?』

 

「……いいだろう。現状ではそれが精一杯か」

 

 だからこそ、冷静かつ冷徹に俯瞰して行動しなければならない。

 

 圧倒的な戦闘能力を持つ存在による、アドリブ必須な状況の変化。

 

 自分の苦手分野をきちんと考えつつ、ルルーシュは情勢の把握に努めていた。

 

 

 

 

 

 

 

才司Side

 

 

 

 

 

 

 

 状況が変わっているけど、こっちもそれなりに忙しいね。

 

「ああもう、アラドったら! 他に人がいるのにあんな加速して!」

 

「まぁ、魔王末裔だし彩里は大丈夫だと思うよ? こっちも同じぐらいは行けるから安心して?」

 

 まぁ、僕も彩里もあの加速なら大丈夫だと思う。

 

 だからこっちも大丈夫。連携前提ならこっちも大変だろうけど、それなりに訓練も積んでるからしのげる自信はある。

 

 なので本気で動いても大丈夫だと告げるけど、ゼオラちゃんは戦闘態勢を取りながら首を横に振った。

 

「V型はそこまで酷くないです。癖の強い部分はほぼ削れているので……来ます!」

 

 っと、無駄話をしてる余裕もないか。

 

 モニターに映る鉄器が攻撃を放つけど、それを素早く回避して撃ち落とすという流れがスマートに行われていく。

 

 不安定な姿勢のこっちに配慮までしてくれている。やはりできる子のようだ。

 

 となると、こっちも足を引っ張ってばかりはいられない。

 

「空いたタイミングでちょっとだけハッチを開いてくれる? こっちも何もしないつもりはないからね」

 

 そう、物見遊山出来たつもりはない。

 

 それにあのままミスリルが落とされるなんてオチは絶対に避けたい。

 

 民間人を保護していることもそうだけど、どうもこの船、今後の新型戦術研究も兼ねて新任が大半で構成されているらしい。

 

 流石にこんな訳の分からない事態に、いきなり巻き込まれて死ぬのは可哀そうだ。

 

 と、いうわけで―

 

「ハッチ開けます、十秒!」

 

「2秒でOK!」

 

 ―こっちもひと仕事をしますかねっと!




 ATX計画は量産されてないけど、たぶんコアなファンは多いだろうからこういったモデルは需要あると思うんだよ。

 そんなこんなで、アラド及びゼオラ機は現状「ATX計画の機体を一般精鋭パイロットでも扱えるレベルにでチューンしたモデル」採用。ちなみにビルガーとファルケンは魔改造予定です。

 で、タイプAはアルトやビルガーのような突撃近接仕様。アルト寄りにしていますが、激発をタイミングよく入れる必要のあるステークは、肩にクレイモア地雷を乗っけるという尖り切った部分を丸めてみました。ドリルを前もって回転させてからぶつけたり、四門のショットガンである程度カバーしやすくしたり。頭部の角はピーキーすぎるので廃止です。

 ……これでもとがってるよね? でも丸くしてみて入るんだよね。




 そしてタイプAの丸くしてるのにとがってる点に軽く会呆れつつ、ルルーシュは先を想定しながら対応。

 性質上リゼヴィムのようなタイプは詰将棋のように相手の戦術や戦略を読むタイプのルルーシュにとって苦手枠と判断しました。作戦にすら遊びや気まぐれをたた入れるため、下手に策を二重三重にすると逆にドツボにはまりかねないですし。
 付け加えると組織運営において結果と能力便りな傾向があるルルーシュにとって、リゼヴィムの扇動スキルは別の意味で天敵であるとも判断です。
 加えてリゼヴィム自体強いので、策で絞殺すのもまた困難。これに比べると、ほかの超越者クラスはまだ強い以外はハメやすいので()()()楽だとは思うんだよなぁ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。