シェイキング・ワールド・ハザード   作:グレン×グレン

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 では変態回です。


第五話 変態と聞くとパンティーを被るイメージは多いのか少ないのか

 

総二Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イッセーさん、どうですか?」

 

「状況を探り切るまで我慢してほしいってさ。こっちの出方を探って不意打ち喰らうのを避けたいらしいぜ?」

 

 イッセーさんが通信の内容を伝えてくれるけど、歯がゆいな。

 

 ツインテイルズの戦いは、アルティメギルが動いてると分かったら即出撃するのがいつものことだしな。

 

 もちろんいろんな理由で出し惜しみをするってこともあるけど、既に仲間達が戦っている時に、俺が出ないってのはなかったしなぁ。

 

「たぶんだけど、L.L.はアルティメギルやリゼヴィムに備えて、経験値が豊富な俺達の意見を聞きやすくしてるんだろうな」

 

 と、イッセーさんはうんうん頷いている。

 

「そうだろう。付き合いが長いから言えるが、話に聞くリゼヴィムとやらはあいつと相性が悪い」

 

 と、乗っていた機体から顔を出して、C.C.さんも話しに乗っかってきた。

 

「理屈屋相手なら何を言うかまで読み切れる奴だが、感情重視で動きまくる手合いは奴の天敵だからな」

 

『あ~確かに。昔っからそういう奴相手だとしてやられてること多いわねー』

 

 紅月さんも納得してるけど、そうなのか。

 

 となると、アルティメギルとも相性が悪いよな。

 

 ……戦闘中でもためらうことなく、凄い要求をしてくることあるからなぁ。

 

 変態達の変態極まりない要求をされたからな~……。

 

『どうしたの、テイルレッド? なんかその……震えてるけど』

 

「そっとしてやってくれ、紅月さん。きっとあれだ、戦闘中に変態が変態大暴走なことを自分にされたりとかしたんだろうさ」

 

 イッセーさんがフォローしてくれるけど、もしかしてこの人も……?

 

「イッセーさんも、倒したやつが死の間際にテイルレッド(自分)で妄想する内容をしゃべられながら爆散したりしたんです……か?」

 

「いや、どっちかっていうと……味方が……ね……?」

 

『相棒ぉ。ファーブニルもそうだが、お前も大概だからな……?』

 

 イッセーさんに宿っているドライグが苦悩の声を上げるけど、そうなのか。

 

「そっちの気持ちも分かります。その……こっちも大変な時は本当に大変で」

 

「うむうむ。貧乳も大概なうえ、イエローも時折暴走するからのぉ?」

 

 したり顔で頷いてくれるブラックだけど、俺はちょっと返答に困った。

 

 すぐに取りなそうとしたけど、その前にイッセーさんはブラックに屈みこむと真っ直ぐ見据える。

 

「経験論だけど、たぶん君も同類扱いされてるぞ?」

 

「悪かったな! どうせツインテイルズの人気は、レッド以外はほぼ横ばいでイエローがちょっとリードしてるどまりじゃからな!」

 

「ふっ。つまるところ奇人変人の群れという事か。……そいつも大概だと思うが、皮を被るのが上手いのかな?」

 

 ブラックが自棄になっているのを聞いたC.C.さんがそんなことを言うけど、どういう意味だ?

 

 首をかしげてると、今度は紅月さんが顔上げると俺の方を見てちょっと困惑している。

 

「そういえばそうね。……その、アンタって凄い変人だし」

 

「そ、そりゃ俺はツインテールが大好きすぎて色々あったけど、ツインテールとの付き合い方をちゃんと見直してますよ!?」

 

 酷い話だ。

 

 そりゃツインテール馬鹿と言われて引かれていることも多い。だけど結乃との戦いでツインテールとの付き合い方は改めている。

 

「ちゃんと女の子の胸に触れたら反応できるようにはなってます。大丈夫ですから!」

 

「それはまともな男なら当たり前の反応だぞ?」

 

 C.C.さんが辛辣なことを言ってきたな。

 

 そして気づいたら、イッセーさんが崩れ落ちていた。

 

「酷い……誰だって、好きで童貞なわけじゃないんだぞ……。エロゲーやエロ本で発散すればOKなわけじゃないんだぞ……っ」

 

 というか、マジ泣きしてる。

 

 う、う~ん。俺はその辺はちょっと分からないけど、普通の男ってのはそういうもんなんだろうか。

 

「ふっ。まぁお主もいつかは機会に恵まれるじゃろう。今度いいエロゲーを教えてやるから泣くのはやめよ」

 

 ブラックが慰めるけど、エロゲーって人を慰める為にあるのか?

 

「やめてくれない? 女の子がエロゲーエロゲーとか、本当にやめてくれない?」

 

 イッセーさんも真顔で反応してたし。

 

 あれ、やっぱりイースナの対応って間違ってるのか?

 

「なんじゃと!? エロゲーを語り合いプレイしあうことこそ絆の第一歩じゃろう!?」

 

「女の子を一緒にエロゲーなんて、男にとっちゃ拷問だぞ!? ……というかまさか、レッドと一緒にやったんじゃないだろうな!?」

 

 あ、やっぱり間違ってるっぽいな。

 

「安心せい。きちんと初エロゲは万人向けでプレイしたわ!! なにせ総二はベッドの下にエロ本どころか女子(おなご)の裸もろくにない不健全男子だったからな!」

 

 胸を張って宣言するブラックだけど、そこにイッセーさんが掴みかかる勢いになってるんだけど。

 

「女の子と一緒にエロゲーってのはなぁ! 男にとって苦悶なんだよ!!」

 

 やっぱり間違ってたのか……。

 

 あとブラックがもの凄く戦慄しているけど、イッセーさんはそれに気づいてない。

 

 というか、何かに気づいてがくがく震えてるレベルだ。

 

「……ハッ! まさか全裸でやってないだろうな!? そんな頓珍漢なことやってないだろうなぁ!?」

 

「……え、そんなにダメなのか!? いつかレッドとやってみたかったのじゃが!?」

 

「ダメに決まってんだろぉおおおおお! あれが、あれがどれだけ俺達の心を困惑に叩き込むか、何も分かってないんだな!?」

 

 い、イッセーさんってもの凄く苦労してるんだろうか?

 

「大丈夫ですよ、イッセーさん」

 

 とりあえず、ちょっと俺からも言った方がいいだろう。

 

「俺はその頃性欲がツインテール属性に置換されてた時期ですから」

 

「「「……は?」」」

 

 なんか凄い勢いでドン引きされたんだけど。

 

『ちょ、C.C.? その、この子もしかしてめちゃくちゃヤバいんじゃない?』

 

『……私も長く生きていたが、ここまでの変人は経験がないな。佐世子の天然なら届くか?』

 

『あの人も大概よね……』

 

 紅月さんとC.C.さんに至っては、機体のハッチを占めて通信で話してるみたいだし。

 

「……なんと、共にエロゲーをすることが交流ではないのか!?」

 

「それは男同士でバカやる時だけだよ! っていうかコレのどこが万人向けだ! 変態上級者ご用達じゃねえか!?」

 

 そして何時の間にかエロゲー談義になっている!?

 

 というかイッセーさん、パッケージと裏面を見ただけでどういったエロゲーなのか判断してないか?

 

 なんていうか戦闘中って会話じゃないけど、なんか白熱して手は入れる気がしない。

 

 あれ、俺って何時の間にか孤立してないか……?

 

 後なんだろう。いつもの流れだとこんな時―

 

『……騒がしいところ済まないが、エレメリアンの反応が出てきたぞ。そろそろ出撃してくれ!』

 

 ―来るんだよなぁ、アルティメギル!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

才司Side

 

 

 

 

 

 

 

 

―五分前―

 

 

 

 

 

 

 

 ミスリルに着艦して様子を確認。

 

 仕掛けてきた敵機をいくつか撃墜したけど、問題は他にもありそうだ。

 

「五十鈴、そっちは?」

 

『一旦着艦してるわ。こっちは上部甲板に移動してるから、すぐに合流できるでしょうね』

 

 さて、あとはこっちに近づいてくる連中をどうにかするだけか。

 

 敵は既に教導隊の方々が十分対応している。

 

 これなら僕らの出番は薄いだろうけど、白兵戦力による奇襲がないとも言い切れない。

 

 本命部隊が出る幕無しで済ませるぐらいの気概を持った方がいい。

 

 ……と、思ったんだけどね。

 

「どちら様で?」

 

 振り返り、そして100mほど離れたところに5人の人影を確認。

 

 獣人に見えるけど、あの感じは違うな。

 

 目を凝らし、そして敵について悟る。

 

 あれは、アルティメギルか。

 

 それを理解した時、急に彼らはびしっと動くと―

 

「「「「「素敵なパンティー追い求め、次元を超えて幾星霜!」」」」」

 

 ―急に頓珍漢なことを言い出した。

 

「パンティーレッド、チワワギルティ!」

 

「パンティーブルー、マルチーズギルティ!」

 

「パンティーイエロー、ポメラニアンギルティ!」

 

「パンティーブラック、シーズーギルティ!」

 

「パンティーホワイト、トイプードルギルティ!」

 

 なんか戦隊ヒーローの名乗りをしてる。

 

「「「「「我ら、小犬戦隊ゴパンティー! パンツ求めてただいま推参!!」」」」」

 

 そして後ろで五色の爆発が起きたし。

 

「「「「「……貴方のパンティー、魅せて欲しい」」」」」

 

 ……うわぁ。

 

 思考が一瞬止まるけど、これはキッツイ。

 

 え、僕ってこれの相手するの……?

 

 いや、これの相手をしないといけないんだ。きっとそうなんだ。そうなんだよね? そうなんだろうさ!

 

 何とか気を取り直して、僕は躊躇なく光の槍をニ十本ぐらい出して発射する。

 

 一発一発が戦車のAPSFDS数本分の攻撃力。直撃すれば中級堕天使クラスなら当たり所次第で致命傷クラス。

 

 ただ、相手は素早くそれを全部弾き飛ばした。

 

 ただ弾き飛ばしただけじゃない。間違っても落として船に被害が出ないよう、上に打ち上げる気遣いすら示している。

 

「……ほう? 属性力無く我らに手傷を負わせうる攻撃を放つとは。首領自ら呼びかけるほどの事態なだけはある」

 

 チワワギルティとか名乗っていた赤いエレメリアンが、僕の攻撃に感心している。

 

 あ、これヤバい手合いだ。

 

 反応速度も速いし、軽々攻撃を弾き飛ばせる技量も瀬能もある。間違いなく、こいつらは強い。

 

 ただ、不幸中の幸いかな。

 

「……なんか濃い連中が来てるわね」

 

「戦隊ヒーロー! そんなのもいるんだ!」

 

 五十鈴と彩里がそれぞれ到着。これで人数は三対五。

 

 他の人達は人達で動いているし、ここは僕達の出番になるんだろうね。

 

「二人とも、戦える?」

 

 正直、間違いなく強いといえるからね。

 

 ただ、五十鈴は軽く肩を回しながら小さくにやりと笑っている。

 

「先を見越して出し惜しみしてたのが一人だけだとでも?」

 

「え゛」

 

 彩里が困惑しているけど、まぁそういう事なんだろう。

 

 お互い、あそこでいきなり全力を出すわけじゃないようだね。

 

 なら、行けるか。

 

「船を壊さない範囲で頑張ろうか」

 

 じゃぁ、そろそろ本腰でいきますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「敵はエレメリアン五体。戦隊ヒーローじみたことを抜かしているが、観た感じの実力はどう見る?」

 

 素早く映像データなどから観測を行いつつ、ルルーシュは既に出発しているテイルレッドに確認する。

 

 アルティメギルも実力にピンキリがあるらしく、上は凄まじいが下は軽く倒せるということが珍しくもないらしい。

 

 ゆえに、今映像に映っている変人がどれぐらいかを確認するのは必須といえるだろう。

 

 特に今回、メンバーが分散していることもあるので慎重さも必要だからだ。

 

『う~ん。たぶん四頂軍の構成員ぐらいだな。隊長とか副長ってレベルじゃないと思うけど、あいつらは時々凄い特殊能力を持ってたりするからな』

 

「なるほど。となると、何かの伏せ札がある可能性も考えるべきということか」

 

 精神力、それも趣味嗜好の類を極めた属性力を核とする精神生命体。ならばそれに類する形で異能を持ちえることがあるという。付け加えるなら、関係ない形で異能が出てくることも多いという。

 

 幼馴染属性で時間操作能力を会得するなど、もはや属性で能力を推定する方が困難。だからこそ、経験者の言葉はありがたい。

 

『それで大丈夫なんですか!? なんかやばい……いろんな意味でヤバい連中みたいですけど!』

 

 イッセーが少し慌て気味だが、テイルレッドは少し視線を逸らしていた。

 

『いや、イッセーさん。アルティメギル全体で観るとまだその……割と癖が強い程度です』

 

『『「……」』』

 

 思わず通信越しも含めて無言となった。

 

 あれで「割と」止まり。本格的な変態になるとどれだけ酷いのか。今から胃が痛くなる。

 

『くっ! ファーブニルが、ファーブニルがいてくれれば……っ!』

 

 そしてイッセーが明らかに不安を煽る事を言ってきている。

 

 同格以上がいるというのか。それを聞いてしまいそうになりつつ、答えを聞きたくないのでとりあえず今回は後回しにすることを本能が選択していた。

 

「高町一等空尉、皆本管理官。そちらは?」

 

 気を取り直し、陽動側に回ったメンバーに確認をとる。

 

 空中戦が十全に可能な戦力を持つメンバーなど、陽動部隊を編成しての対応も必要なことだ。

 

 LUNATWOという大戦力があるがゆえに、こういった分散も取れる。時間をかければ更に多数の艦隊を増援として送れるのも大きなポイントといえるだろう。

 

 そしてその上で、ルルーシュは映像を確認して……小さく笑った。

 

「ふっ。あれで最強格からほど遠いとは、な」

 

 あれなら間違いなく大丈夫だと、そう確信できる。

 

 だからこそ、先を見据えてデータの収集と解析に意識を集中した。

 




 とにかくD×D色を軽めにするべく、当面はイッセーSIDEを使わないように執筆中。

 そしてアルティメギルの変態っぷりは、銀魂を入れるのに負けないぐらい割と何でもありな気がする今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 
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