シェイキング・ワールド・ハザード   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 休日なのに鼻が詰まって寝だめができなかったグレン×グレンです。

 それはそれとして、この話はちょっとした練習というか実験作に近いところがあります。




 個人的に小説という文体で台本形式って、逆に話が分かりにくい気がしております。ゲームとかだとスパロボでたまにありますけど、あれだってキャラと表情がわかるからこそってところもありますしね。

 ただこの作品は登場人物も多いので、そのあたりの書き分けも大変。

 なのでちょっと変化球を入れた部分があります。ご了承を


第九話 似て異なる者は刺激し合う。ただしいい事とは限らない

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小惑星そのものを基地とした、蓮蓬族の拠点であるLUNATWO。

 

 本質的に宇宙基地である物体を、こんな空間で浮かべて活動しているとはね。

 

 多次元が混ざり合った非常事態。いやというほど痛感するよ。

 

 とりあえず少し休憩時間を頂いてから、僕達は会議室に集められた。

 

「……さて、藤堂から会議の全権を預かったのでこちらは大丈夫だ」

 

 そうL.L.と名乗っている青年が告げると、着ぐるみを着た男が僕達を見回した。

 

「では、これより会議を始める」

 

 そう告げたけど、あの着ぐるみに対するツッコミはないんだろうか?

 

 なんていうか、イッセー君のお得意様みたいな雰囲気だからスルーした方がいいんだろうか。凄い濃い人だね。

 

 と、そこで着ぐるみの人がこちらの方を見る。

 

「さて。とりあえず初めての者達はこのLUNATWOにようこそ。俺は君達の対応を任されている特別顧問のヅラザベス……否」

 

 と、そこで彼は着ぐるみを脱いだ。

 

 長髪がきれいに整っている、和服の男性。

 

 彼は無駄のない動きで着ぐるみを脱ぎ、そして席に座る。

 

「既に死した男の名を名乗ろう。桂小太郎という物だ。そして今はシャーデンフロイデを名乗るあのびっくり変人大軍団に立ち向かってる男でもある」{桂小太郎}

 

「まったくもって困った変人ですよね、あのもじゃもじゃ頭。頭の中も髪の毛みたいにあらゆる方向にひねくれるんでしょうねー」{トゥアール}

 

「もじゃもじゃ馬鹿にしてんじゃねえぞ白衣女。お前さんの方がよっぽとどうかしてんだろうが。この事案女」{坂田銀時}

 

 ……なんだろう、気づいた時には脱線しているような気がするよ?

 

「とりあえず話を戻してくれ。状況はかなりややこしくなってるみたいだからな」{カイ・キタムラ}

 

 と、話が戻されたところで映像が映し出される。

 

『では話を戻そう。とりあえずこれが、修正をかけてはいるが戦闘の記録映像だ』{アジュカ・ベルゼブブ}

 

 通信越しのアジュカ様が言う通り、戦闘の映像が映し出されている。

 

 結果的に大乱戦になりかけていたけど、どの勢力も本腰を入れてなかったら僕達は生き残っているようなものだ。

 

 事態を引き起こしたシャーデンフロイデ。

 

 事態に参戦した冥府連合。

 

 事態に乱入したアルティメギル。

 

 そして事態に巻き込まれた僕達が集うLUNATWO。

 

 更にシャーデンフロイデの最高幹部であるビーモスが言うには、この事態に正規参戦者が多数存在している。

 

 自分達の世界だけでも苦労していた僕達が、一足飛びに多次元世界レベルとはね。これは少し不安にもなるだろう。

 

「……では、まずこちらから情報を出すべきですね」{皆本光一}

 

 と、立ち上がった眼鏡の男性が口を開いた。

 

「ビーモスと名乗った存在ですが、僕達が戦っていたある男の成れの果て……というべき存在です。外見も意図的に似せているのでしょう」{皆本光一}

 

「確かに、あの男の能力がややこしいことを引き起こしている以上、そこはまず知るべきだろう」{ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア}

 

 当然の指摘に対し、皆本光一というらしい人は、記録媒体を挿入して映像を流す。

 

 そこには小さな子供やその成長した姿と思われる人たちが、同じように戦っている映像が映し出されていた。

 

「もとになった男はギリアムと言います。彼は僕らの世界における犯罪組織である黒い幽霊(ブラック・ファントム)の構成員であり、組織を掌握した男です」{皆本光一}

 

 そう説明する中、彼は此処で小さく首を振る。

 

「説明の為に話しますが、僕達の世界では超能力者(エスパー)の存在が実証されており、特に計測限界を超えた超度(レベル)7を筆頭に、高超度(レベル)のエスパーは国家戦略すら左右する存在となっています」{皆本光一}

 

「……難儀なことだな。我々の世界でも異形を知らない者達は、異能を持つ者を排斥する傾向がある。話を聞く限り、少数派に属するだろう超能力者は排斥されているのではないか?」{ゲオルグ}

 

 その言葉に、皆本さんは残念そうに頷いた。

 

「ああ。普通人(ノーマル)による超能力者(エスパー)排斥集団である「普通の人々」、逆に普通人(ノーマル)を滅ぼして超能力者(エスパー)だけの世界にすることを当初の目標に掲げていた「パンドラ」といった組織も存在していた。そして僕達バベルは、日本におけるエスパーの管理組織であり、エスパーの社会貢献によって超能力者と普通人の共存を目指している国家組織だ」{皆本光一}

 

 そこまで語るけど、そう簡単でもないんだろう。

 

 この手の問題は根深いしね。人間社会における差別は、長い年月が掛かっていても中々改善しない大きな問題だ。

 

 まして異形が確認されてないのなら、それは尚更だろう。

 

「……ですが、普通の人々はともかくパンドラは方針を転換している。元々あそこは被差別対象となっているエスパーの保護も行っているから、多くのメンバーに対しては日本で犯罪者扱いすることをしない方針をとっています。……その大きな要因ともいえるのは、黒い幽霊との戦いがきっかけになったとも言えます」{皆本光一}

 

 そう告げられると共に、映像が切り替わる。

 

「黒い幽霊の母体は、無自覚な超能力者だった妻が超能力者として生まれた胎児との共振で脳死状態となったある男。彼はそれをきっかけに闇に落ち、合法的な武器商人から超能力者を兵器として利用する犯罪組織へと転身。息子と娘が催眠能力(ヒュプノ)を持っていたこともあり、超能力者を洗脳するばかりか、子供たちの遺伝子を利用したクローンの兵器売買すらもくろんでいました」{皆本光一}

 

 壮絶な話だ。

 

 子を愛さない親がいることは知っている。道具のように使う者がいるのも知っている。

 

 そして、それに振り回される子供も知っている。

 

 だけど、そんな話の中でも指折りにどす黒い内容だろう。

 

 思わず握る手に力が入る中、皆本さんは首を横に振る。

 

「ギリアムは兄の方であり、妹であるユーリに比べると圧倒的に超度が足りなかった。その為、ユーリが薫達に接触を図りそれをきっかけに離反するまで幽閉されていた男です」{皆本光一}

 

 そう告げる中、同時にいくつもの情報が出る。

 

「だがその歪みと近しい側面を持っていたパンドラのボスである兵部京介。彼に対する固執が、兵部が方針を変換するほど心変わりをきっかけに爆発、あいつは頑なになって更なる凶行に走ってしまった」{皆本光一}

 

 そう語られる中、映し出されるのは皆本さんを含めたバベルの職員と思われるメンバーが、明石さんと達と対立している場面だった。

 

「ギリアムはその精神性から能力が変化。ただ精神に介入したりして操るのではなく、対象の抑圧している内面から自分に従う形にできる部分を核とする洗脳能力を獲得。応用発展形として、対象の真理に確かるある部分を色眼鏡のようにする思考誘導も会得して、薫や兵部に対する嫌がらせ的な方法で、僕達に攻撃を仕掛けてきました」{皆本光一}

 

 だけど、それをもってしても彼らは負けなかった。

 

 乗り越えたからこそ、彼らは此処にいるんだろう。

 

「そしてギリアムは持てる全て、それこそ自分の命までもを使ってビーモスと呼称される存在へと成り果てた。ESPネットワークと己の憎悪を利用し、影響範囲内の怨恨を活性化させ、それを取り込んで強大化するESP能力の塊そのもの……それがビーモスだった」{皆本光一}

 

『それが今は、ギリアムという青年の姿をとって現れている。新たな力を獲得したのかもしれないが、まぁそれは今調べられることではないか』{アジュカ・ベルゼブブ}

 

「提供されたデータを見るに、ESP能力は保有者の心の力ともいえますからね。属性力との関りで、己の憎悪を体現する姿を確立した……とも考えられます」{トゥアール}

 

 学者肌の人も多いからか、話は進んでいく。

 

 正直とても助かるよ。異世界の専門的知識だと、僕ではとても解釈が難しいからね。

 

「で? 奴さんは今までのやり方だと嫌がらせとしちゃ二流だからってことで……あれかよ」{坂田銀時}

 

 と、そこで映し出されるのは沖田総悟という少年。

 

 攻防に同じ人間を具現化して使用し、それによって深手を負ってから消滅する。

 

 個人に対する嫌がらせに特化しすぎてないだろうか?

 

「まぁ、能力を姉に由来する形でしか出せない弟とかもいるし、そこはいいんだけどさぁ?」{明石薫}

 

「問題だらけな気もするがな。そこのシスコンに変な情報を与えるなよ?」{C.C.}

 

「黙れ魔女。とはいえ、相手の精神性を誇張する形で従える上に、それに由来する特殊能力を付与するのは厄介な力だがな」{ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア}

 

 確かにそこは厄介だ。

 

「おそらくはギリアムの時の反省だろう。どこまで行っても本来の状態じゃないと兵部に切って捨てられたこともあり、普段抑えている側面ではなく元々見せている部分を底上げする形で操り、更にそれに由来する強化までしているんだろう」{皆本光一}

 

「それに、誇張されてるだけで本人そのままの性格じゃないんでしょう? 正気に戻ったら落ち込みそうだし嫌がらせが酷いよね」{高町なのは}

 

「ま、沖田さんは気にしないでしょうけどね。でも他の人の場合はそうじゃないかもしれないですし、酷い嫌がらせですよ」{志村新八}

 

 本当に厄介だ。

 

 人によってはダメージも少ないだろうけど、人によってはトラウマに近いことになるだろうね。

 

 リゼヴィムが復活して、彼と同じ最高幹部に据えられているだけはあるよ。性格の悪さが透けて見えるやり方だ。

 

 ただ、僕としても気になることはある。

 

「それはともかく、女子生徒の方はどうなんですか? 洗脳されているわけではないようですけど」{木場祐斗}

 

 沈着するタイプの塗料でボディペインティングって、どこから突っ込んだらいいのか。

 

 駒王学園生徒達だけど、何がどうしたらあんなことになるんだ?

 

 他の人達も多くが頭を抱える事態だけど、そこでため息が出てきた。

 

「……あの野郎の得意技なんだよ。短い時間で女を忠誠心溢れるペットにしやがるんだ」{坂田銀時}

 

「そんなことしてたアルか? 持ってておかしくなさそうだけど」{神楽}

 

「そういえば、神楽ちゃんは直接見たこと無かったっね。あの野郎やるんだよ」{志村新八}

 

 凄い確信を持った言い方をするね。

 

「……あいつはそういうことができるやつだ。なんたって他人がやっているギャルゲーの攻略キャラすらまとめて調教したこともあるからな。現実の女数人ぐらいやろうともえばやってやれるだろうよ」{坂田銀時}

 

「逆にどうやるのじゃ?」{イースナ}

 

 凄まじい内容が来たね。

 

「……それはもうハッキングだと思うんだが」{ユウキ・ジュグナン}

 

「何がどうしてそうなるんですか!?」{兵藤一誠}

 

 うん、これが正しい反応だと思う。

 

 ただ……ね?

 

「そこはいいんですよ。とりあえず戦闘能力が上がったり、ボディペインティングでどうにかしたりは別々にやってるんで問題ないです。奴はやります」{志村新八}

 

「問題しかなくない?」{リルカーラ・ボーグナイン}

 

「問題だらけじゃない?」{ティアナ・ランスター}

 

 本当にそうなんだけど、でも言いたいことは分かる。

 

「……つまり、敵に回ると厄介な者達に心当たりが多いんですね?」{木場祐斗}

 

「た、確かに! こっちだってリアス達が敵に回ったら……っ」{兵藤一誠}

 

 ああ、そこが懸念だ。

 

 リアス姉さんたちを含めて、まだ合流できてない味方には強い人が多い。

 

 それが敵に回り、更に追加で能力を会得する。そんなことになればどんなことになるか……っ

 

 ビーモス。彼は今までにない強敵といえるかもしれない……っ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

才司Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あまり会話には挟まれないけど、事態が不味いことは間違いないね。

 

 こちらの味方が、特殊能力を得たうえで敵に回る。これが厄介でなくて何だというんだ。

 

「……あの、一ついいですか」

 

 と、そこで手を挙げる人がいた。

 

 高町さんの部下でもあった、一緒に巻き込まれたスバル・ナカジマさんだ。

 

 注目が集まるけど、意外と気にしてない感じで首をかしげている。

 

「彼女達もそうですけど、あの冥府連合のニュクスって人も、イッセー君の対策をとっていたって言ってたけど、どういうことですか?」

 

 あ、そっか。

 

「言われてみればそうね。なんであの格好が対策になるのか」

 

「読心能力でも持ってるかのような言い回しもしていたな」

 

「ただ、それだけで女性陣がピンポイントでボロッカス位に言うかな。そりゃ、あんまりいい気分になる技じゃないけど」

 

 ティアナさんやユウキくん、観束君も首を傾げてくるね。

 

 ただ、これ言ってもいいのかな?

 

『当然と言えば当然だろう』

 

 と、そこで声を上げたのはボーヴァ君だ。

 

 ミニドラゴン形態でイッセー君のそばについていた彼は、胸すら張っている。

 

『偉大なる我が主は、対女人においては圧倒的な勝率を誇っている。敵対する者も積極的に女性を同じ戦場に出したりしないようにするほどでな。ふっ、ただでさえ悪魔の誇りといえるほどにお強いうえ、相手が女人なら更に強くなるのだ!』

 

「……まぁ、その内容が顰蹙を買うわけだけどね」

 

 と、そこで五十鈴が釘を刺すように言った。

 

「前からいるメンバーはもう知っているけど、こいつのスケベっぷりは一般人間社会では害悪そのものだったし」

 

『心外ですな。主の師とは言え、そこまで言うようなことがあるのですか?』

 

「いう事だと思うがな」

 

 と、反論しようとするボーヴァ君をゲオルグが切って捨てる。

 

「兵藤一誠に女が相対するのなら、あらゆる恥辱に耐える鋼の精神が必要不可欠の最低条件。女からすればそんな条件を戦う時に強制する相手など、不愉快の権化だろう」

 

 ため息をついたゲオルグは、もうなんというか呆れた表情になっていた。

 

「それを当たり前のように競技大会で使い、それが会場中を沸かせるというのは人間社会としてみると異常と言われて当然だ。抵抗のある人間の方が圧倒的多数派だろうさ」

 

「あはは……。ま、アザゼル杯みたいなお祭り企画じゃないと、一応「有利すぎる」から使用禁止だしね」

 

 デュリオ君もそこは否定しないけど、ま、そうだね。

 

「具体的に何ですか……はっ! 目にした女とうり二つの人形を作る能力とかですね! ズリネタ作り放題ですね!?」

 

 テイルホワイトの人が言うけど、イッセー君は流石に呆気に取られていた。

 

 というより、即座にその発想が出てくることに周囲はちょっと引いて―

 

「あんた天才か!?」

 

 ―超感心してたよイッセー君。

 

「オィイイイイッ! アイディア提供してどうするんだぁあああ! お前が作られてオカズにされるぞおおおおおおっ!」

 

 銀時さんが思いっきりツッコミを入れるけど、ホワイトさんは髪をかき上げていた。

 

「ふっ。この素敵なトゥアールちゃんのあられもない姿、興味がないわけがないでしょう。でもだめですよー。私をオカズにしていいのは総二様だけですので!」

 

 あ、この子あれだ。

 

 異形社会で思いっきりやっていけるタイプの子だ。

 

「……?」

 

 そして総二君分かってない。これ絶対分かってない。

 

 たぶん、思考が追い付いてなくて寿司ネタと勘違いしている。それって主食じゃないかとか思ってそう。

 

 たまにいるよね、そういう鈍感な子。ちょっと笑えないよ。

 

「……観束、ちょっと自分と周りを見つめ直そうな?」

 

 イッセー君もそれとなく指摘してるし。

 

 というか、すっごい実感籠ってるし。後なんか聞いてていたたまれなくなってるんだけど、僕{堕天使が原因なので当然と言えば当然である}

 

「はい、分かってます! これからも仲間達との絆を大事にした方がいいと、かつて戦ったアルティメギルにも言われてますから」

 

 真っ直ぐな目で頷いているけど、そうじゃないんだよ。

 

 思わずみんなうつむいたけど、観束君はきょとんとしてるし。

 

「いや何も分かってないから。それ絶対方向性が違うから! めちゃくちゃむかつくけどそれはそれとしてどうなんだよ!!」

 

 新八君もそう言うけど、これさっぱり分かってないよ。

 

 ま、とりあえずそれは置いといてだ。

 

「イッセー君はなんていうかその……技術とか使わずに属性力使っちゃってるところがある子なんだ。だから、その……ね?」

 

 僕はそれとなく説明するけど、やっぱり本題に入るしかないんだろうなぁ。遠回しだと絶対わからない技とかあるもん。

 

 これ、説明していいんだろうかという困惑が出て来くる。

 

 というか、自分の口から語るのはちょっと厳しい。凄くキツイ。

 

 誰か言ってくれないかなーと思ったその時。今度は観束君が目を見開いた。

 

「……ま、まさか」

 

 え、まさか気づいたの?

 

 あの発想がまずおかしい技を、イッセー君に慣れてない子が思いつくの?

 

 思わず固唾をのむ中、観束君は愕然とした表情でイッセー君を見た。

 

「相手のおっぱいから、その人の体や心の状態を悟ることができるんですね!?」

 

 もっと凄い技を想定してるよ!?

 

「………あの、どうやっても無理じゃないかな?」

 

 想いっきり高町さんが言葉を選んでる。

 

「いや、俺も相手のツインテールを見れば体調や心の迷いぐらいは感じ取れます。学園祭だとツインテール占い扱いされて怖いぐらい当たるって言われたんですよね……」

 

 やばい。観束くんが思った以上に上級者だった。

 

 当人はできて当然なつもりなのか、もの凄い不服っぽいけど。いやまぁ、髪質で健康状態を図ることは不可能じゃないかもしれないし、気分が乱れてると上方のセットにも影響出るだろうけど。たぶんそういう次元じゃないだろうし。

 

 一周回るまでもなく、ちょと凄いのが来てるよこれ。

 

「どんな原理で感じ取れるんだ……それは……」

 

 ユウキ君が限界っぽい!?

 

「違いますぅ! イッセー先輩はおっぱいと語り合えるんですぅ!」

 

 そしてギャスパー君が業を煮やして言っちゃったー!?

 

 と、観束君はちょっときょとんとしていた。

 

 あ、これは理解できてないのかもね?

 

「あ、そうなんですか。俺も自分の中のツインテールと語り合い、新しい力に目覚めたことがありますよ!」

 

 そして更に上を行ったぁああああ!?

 

「……己の中のツインテール……だと? ……つまり俺の中にもおっぱいがある……そういう事、なのか?」

 

 更にイッセー君が新しいアイディアを会得している!?

 

 これ止めた方がよくない? いや、事態が事態だから習得させた方がいいのかな?

 

「……話が進まないから俺から言おう。兵藤一誠は乳技とも呼ばれる独自の魔力運用法を持ち、その力で高い意外性と女性特攻能力を保有する」

 

 と、ゲオルグが別の意味で業を煮やしたみたいだ。

 

 素早く魔法陣を操作すると、更に映像を映し出す。

 

 ……いや、映像出すのってまずいんじゃない?

 

「女性の衣服を圧倒的効率で瞬時に破砕する洋服崩壊(ドレス・ブレイク)及び、女性の乳房に質問に答えてもらう乳語翻訳(パイリンガル)。この二つのコンボは禍の団の女性メンバーにとって脅威であり、我ら英雄派幹部のジャンヌがドーピング剤まで使って逃げに徹したにもかかわらず瞬時に無力化されたほどだ」

 

 ………映像に出さないでくれるかな!?

 

「……なんてことだ。そんなことが、出来たなんて……」

 

 そして観束君は崩れ落ちそうになるほどショックを受けていた。

 

「俺もまだまだな。やっぱり、ツインテールを極めるのはまだまだ遠いってことか」

 

 その方向性はどうなのかなぁ!?

 




 次元を超えるレベルの変態が二人であって少し、ついに本格的な共鳴が始まる……っ

 さて、どっちにも新技を作ってやるべきだけど、元L×L第三部でもやるつもりだからなぁ。その当たりも含めて設計しないと。

 とりあえず巨乳属性の属性玉を新たに一つ。何らかの形で確保しないといかんなぁ……。
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