親友と一緒に転生したんだけど、親友が好きなゲームの世界であって、僕は知らないよ?あと、なんで性別変えた? 作:柳 凉梛
島から出ることは初めてだ。
クーケン島も自然は多いが、ここはそれ以上な気がした。
魔物もいるはずなのに、透き通っている。
何にも無ければ完璧…。
「クラウがまた失踪したんだ!」
あぁ、やっぱり何か起こると思ってた。
これは原作の一部か?
「アガーテ姉さん、その人探してくるよ。」
「いいのか、ルウ。」
「任せてよ。アガーテ姉さん達は、こっちの人達を守りながら、良い結果を待っててよ!」
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうか。」
「じゃあ、行ってくる。」
レイのやつもライザ達とついて行ってるだろうし、見つけてくれるといいなぁ…。
モンスターと戦ってる暇ないし、威圧出しながらにしとくか。
弱いやつは逃げるだろ、多分。
「じゃあ、さっさと行きますか!」
待ってろよ、クラウさん!
っと、結構奥まで来たな。
そろそろいてもいい頃合いじゃ…。
「ー!!」
「ライザ姉?」
うん、絶対にライザ姉だよ。
「魔物!?」
威圧消さないと大変な事になるなこれ。
魔物と間違えて怪我したら大変だ。
「おー、ルウも来たかぁ…!」
レイのやつは威圧があっても分かるのか。
流石親友。
「えっ、ルウなの!?」
「そうだよ。あとレイ、僕はお遊びじゃない。アガーテ姉さんと話して決まった事。」
「真面目だなぁ…。」
「流れに乗らないとこの世ってのは生きていけない。僕は先に帰ってるよ。」
先に探しに来ていた人もいるしね。
「待って、ルウ!一緒に帰ろう!最近、あんまり話せてないじゃん!」
あー、確かに。
何かとすぐに村の人に助けてって言われるからなぁ…。
「僕も、昔みたいにまた一緒に本とかの話をしたい!」
「まぁ、双子って言われてたほどだったもんな。タオとルウは。」
タオ、レント兄…。
「クウ、最近あんたは1人で色々抱えすぎ。流れだかなんだか知らないけど、少しくらいは遊ぼうよ。」
「やっぱり、勝てないなぁ…。」
僕の親友は、凄く強い。
今回だって、勝てない。
一緒に帰るかぁ…。
「アガーテ姉さん、ただいま。あとお土産。」
「ライザ!?」
「あ、アガーテ姉さん…。」
あっはは、こりゃ説教だな。
「まったく、お前達悪ガキ四人組はどこまで人様に迷惑をかけたら気が済むんだ!」
「ごめんなさい…。」
レイがいたから、少しの対処は出来るだろうけど、モンスターを完全に倒すって考えると、経験の差が浮き出るからねぇ…。
あ、僕?
僕は護り手みたいになるために、外へ出るのは許可されてるから、沢山戦いの経験をしてるよ。
そういえば、クラウって人、クラウディアだからクラウって呼ばれているみたい。
僕はちゃんとクラウディアって呼ぼうかな?
「ラ、ライザ達を怒らないであげてください!四人が来てくれなかったら私は魔物に…。」
あ、ちゃんと功績は残してるんだ。
偉いなぁ…。
祝いにケーキ作るか。
「そうだな。私達は駆けつけるのが一歩遅かった。捜索を頼まれておきながら、不甲斐ない話だ。」
この人達には後でお礼をしないとだな。
どうせライザ達が迷惑かけたんだろうし。
手軽なお菓子でも持って行くか。
「でも、凄く強い魔物から私達全員を助けてくれたのもお二人ですよ。」
「そう、そうなんだよ!ドカーン!って凄かったんだから!」
ドカーン…?
「レイ、ライザが言ってるドカーンって何?」
「錬金術で作られた爆弾だね。結構な威力だったよ、見た目に反して。」
あぁ。なるほどね。
「錬金術ってことは、原作入り?」
「うん。ルウとも一緒に原作入りが果たせて嬉しいよ!」
「そっか。レイが嬉しいなら来て正解だったよ。」
そろそろ船が出る頃だろうし、話はおしまいかな?
「ルウ!アガーテ姉さんどうにかしてー!このままじゃ…!」
「今回はライザが悪い。しっかり反省しな。」
「ルウー!!」
けど、クラウディアさん助けてるんだよなぁ…。
「ま、人助けはしたんだし、ミオさんには少しだけ軽くするよう言っておくよ。」
「ありがとう!!」
本当、ライザには優しくしちゃうな。
にしても…錬金術か。
やってみたいかも。
「ルウ、私はリラさんに戦いを教えてもらう。だから、アンペルさんに錬金術を教えてもらって。なんかクウなら出来る気がするし!」
「そっか、わかった。」
じゃ、今度頼みに行くかぁ。