宇宙世紀に転生憑依したのですが、失敗したうえにとんでもないことになってます~超?・機動戦士ガンダム   作:ひいちゃ

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宇宙世紀0079、サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に宣戦布告した。
その戦いで、全人類の半数が犠牲となり、人々は己の行いに恐怖した……。


Re:Act.05『救出戦線』

 月が明るく輝く夜更け―――。

 

 東南アジアの某所にある連邦軍基地が慌ただしく動き出していた。兵士たちが駆け回り、弾頭ミサイルのランチャーが所定の位置に移動していく。

 

 そして、そのランチャーに備え付けられた弾頭ミサイルが発射態勢に移行していくのを眺めているイーサン・ライヤーに、副官がレポートを片手に、粛々と、しかし戸惑いを浮かべつつ報告を行う。

 

「中将、発射準備は間もなく完了いたします。しかし、よろしいのですか? いくらなんでも短距離弾道弾を使うのは……」

「構わん。そもそも、核弾頭は抜いてある。何より、敵の新兵器が完成しつつある今、多少、道を外れた手を使うのも―――」

 

 イーサンはそれ以上は言えなかった。なぜなら次の瞬間、彼の身体はまばゆい光に包まれて消滅していたからだ。いや、彼だけではない。

 彼がいた司令部ビルだけでなく、基地全てが光の掃射を受けて消滅していく。

 

 兵器も、兵士も、建物も、何もかもが。

 

 そして光が消えた後には、消滅しきれずに残った残骸だけが転がる、かつて軍基地だった荒野だけがあった……。

 

* * * * *

 

「司令部に報告。掃射試験完了しました」

 

 コクピットの中で、その機体を操っていた女性パイロットは、そう司令部に報告を入れた。返事はすぐに来た。聞きなれた、彼女の一番親しい人の声だ。

 

「了解した。機体への影響はどうだ?」

「ミノフスキークラフトは問題なく稼働しています。ただ、メガ粒子砲本体と機体には、かなりの負荷がかかっている模様」

「そうか……。まだ改良の余地があるな。了解した。ただちに帰還しろ」

「了解……」

 

 そして通信を切ると、女性パイロット……アイナ・サハリンは深い憂いのため息をついた。

 

(これは、通常の戦闘でも、機体の試験でもない。ただの虐殺……。サハリン家再興のためとはいえ、お兄様はいつまでこんなことを……これの開発をしているの……?そして私は……)

 

 そしてアイナは、もう一度ため息をついた。しかし、そのため息を聞く者はいない。

 

 彼女の機体のはるか上には、大きな月が、ただ静かに優しい光を放っているだけだ。

 

* * * * *

 

 ブリッジにて、ホワイトベースに帰ってきたカイを歓迎したクルーたちの輪に入り、同じくカイを歓迎していたソフィーの眼に映ったのは、ブリッジの片隅からその様子をうかがっていた少女……ベルファストでソフィーと知り合った娘、ミハルの姿だった。

 

 だが、こちらの視線に気づいたのか、ミハルはすっとその身を隠し、そしてそのままブリッジから立ち去ったようだった。

 

 そして歓迎が終わったあと、居住区の通路で外を見ながら、ソフィーは激しい混乱と動揺の中にいた。

 

――どういうことですか? どうしてミハルさんがこの艦に……!

――気持ちはわかるが、とりあえず落ち着けよ。

――落ち着いてなんかいられませんよ。一体これは……!

――こんなことは言いたくないが……ミハルはもしかしたら、ジオンにスパイをさせられてるかもしれない。

 

 それを聞き、ソフィーの心を激しい動揺が荒れ狂っているのが、感情の波動からわかる。

 

――ミハルさんがスパイだなんて、そんな……!

――俺だってそう思いたいよ。だけど、彼女は連邦軍の軍服を着ていたし、何より、女性兵士の増員の話はなかったはずだろ? ということは、そういうことなんだろう……。

――そんな……。

――不幸中の幸いなのは、ジオン軍の正規軍のスパイではなく、あくまで民間人の協力者としてスパイをさせられてるってところか。それなら、場合によっては処分は軽くなるかもしれない。とりあえず、彼女を見つけてブライトさんのところに連れて行って、話を聞いてもらおう。すべてはそれからだ。

――はい……。

 

 そして窓から離れ、ソフィー(と俺)はミハルを探しに行くことにした。念のためにと、銃の安全装置を解除した音が重々しく聞こえた。

 

* * * * *

 

「なるほどな、話はわかった」

 

 そして艦長室内。そこで、ソフィー(&俺)、カイ、そしてミハルが、ブライトさんに相対していた。彼にはミハルについてのことを全て教えてある。

 

 彼女を見つけ出すことは簡単だった。艦内を探し回っていたところ、カイが不審な様子で居住区の自分の部屋に戻るのを見た俺たちは、その後をつけた。

 果たして。カイは自分の部屋にミハルをかくまっていた。そこに俺たちが踏み込んだというわけだ。

 

 二人とも動揺していて、いかにも抵抗しそうな様子だったが、一生懸命説得して、こうして連れてきた、というわけである。

 

「なぁ、ブライトさん。ミハルは悪くないんだ。ジオンに騙されただけなんだよ。だから……。どうしてもというなら俺を……」

 

 必死に言い募るカイに、ブライトさんが苦笑する。

 

「まぁ落ち着け、カイ。確かに軍法にのっとれば、独房に入れてジャブローまで連れて行き、軍法会議にかけて処分するところだが……」

「そんな……!」

 

 絶句するソフィーに、ブライトさんがまたもや苦笑。

 

「だが、彼女が潜入してきたことによる実害はまだないし、それに彼女は民間人の協力者にすぎん。ならば、軍法会議にかけるどころか、独房に入れる必要もあるまい。スパイをこれでやめるなら、だがな」

「……」

「どうだ? ミハルとやら。スパイをやめると誓うか?」

 

 まだ迷いの中にあるミハルに、カイとソフィーが口々に説得する。

 

「なぁミハル、スパイなんてやめろよ。そんなことをして稼いだお金でご飯を食べても、弟は喜ばねぇよ」

「そうですよ。それに私、ミハルさんとそんな形で別れるのは嫌だし、敵になってほしくありません」

「皆さん……はい……」

 

 そして、まだ若干の迷いを浮かべながら、ミハルはうなずき、懐から通信機を差し出した。

 

「うむ、確かに預かった。そして君の誓いも確かに受け取った。ならば改めて処分を言い渡す。ミハル、君にはホワイトベースのクルーとして働いてもらう」

「えぇ!?」

「まだこの艦は人手不足でな。一人でもクルーが増えてくれるのはありがたい。もちろん、その分の給料は出す」

「わ、わかりました……」

「監視はつけるが、任務以外では自由に動いてくれて構わない。臨時とはいえクルーだしな。ソフィー、君がミハルの監視を担当してくれ」

 

 それを聞き、ソフィーが安堵と喜びをミックスさせた表情を浮かべてうなずいた。

 

「わかりました! よかったですね、ミハルさん! これで後ろ暗いお金を稼げなくても、弟さんを食べさせられますよ!」

「ソフィーさん、カイ……ありがとうございます……」

「けっ、監視は俺でもできるのによ」

 

 喜ぶソフィー、悪態をつきながらも嬉しそうなカイを、ブライトさんはほほえましく見守っている。それは俺もだが。

 

 そこに、フラゥの声が聞こえてきた。

 

「艦長、ブリッジに来てください。連邦軍の連絡機が接近してきています」

 

* * * * *

 

 ブリッジに戻ってくると、さっそくスクリーンに、その連邦軍の連絡機、ドラゴン・フライが映し出されていた。

 それを確認して、ブライトがフラゥに問う。

 

「連絡機はなんと言ってきている?」

「はい。諜報部のレオン・リーフェイ少尉と名乗っています。本艦に臨時に協力していただきたいことがある、と。向こうからの身分証明に間違いはありませんでした」

「そうか。着艦を許可する、と伝えてくれ」

「わかりました」

 

 そして着艦した連絡機から降りてきたのは、ごく普通の軍人という感じの男だった。だがその雰囲気からは彼がいかにも諜報員だというのが感じられる。

 

「レオン・リーフェイ少尉であります。さすがこれまでの戦いを切り抜けてきただけあって、皆さん、歴戦の貫禄がありますな」

「いえ、まだまだ新米ぞろいですよ。歴戦だなんてとても。口がうまいですな」

「お世辞ではありませんよ。お世辞は苦手でして。それに……」

 

 そこでレオン少尉は俺……じゃなくてソフィーのほうを向いた。なんだなんだ?

 

「どうやら、特別な素養をお持ちの方もいるようですな。これはこの後の活躍も楽しみだ」

 

 ま、まさか、俺がソフィーの中に憑依していることに気づかれている!? さ、さすが諜報員だ……。

 

――あの……諜報員とは関係ないと思います。

――そ、そうか……。

 

 そして、俺の動揺を知らず、ブライトさんがレオン少尉に話を振ってきた。

 

「雑談はここまでにしましょう。協力していただきたいこと、というのは?」

「これは失礼しました。実は先日、我が軍の極東方面軍所属機械化混成大隊本部が、何者かの攻撃を受けて消失してしまいまして」

 

 その衝撃的な言葉に、アムロが思わず声をあげる。

 

「消失ですって!?」

「はい。消失です。前線で任務についていた第07、08、09小隊と、前線視察に来ていたコジマ大佐は難を逃れましたが、本部に待機していた他の小隊や基地スタッフは、基地司令のイーサン少将とともに戦死したとのことです」

「それはとんでもないことだ……。それでそちらの用件は、この攻撃と関係があるということでしょうか?」

 

 ブライトさんの言葉に、レオン少尉は真剣な表情のままうなずいた。

 

「はい。情報やデータの収集、解析により、この攻撃を行ったのは、我が諜報部が優先度Aで追跡していた新兵器によるものの可能性が高いと結論が出ました。ジオンが拠点の大規模攻撃のために開発されたと思われる兵器です」

「なるほど……合点がいきました。つまり、その新兵器の追跡、捜索、そして可能なら破壊に手を貸してほしい、と」

「その通りです。既にレビル将軍に、協力してもらう許可はとってあります。なにとぞ、歴戦の皆さんの力を貸していただきたい」

 

 レオン少尉の要請を聞き、ブライトさんはしばし考え込む。しかし、考え込むのは数瞬の間だった。

 

「了解しました。その兵器、放っておいては連邦軍の脅威となりうるもの。それを阻止するのに手を貸すのはやぶさかではありません」

「ありがとうございます。よろしくお願いします」

 

 ブライトさんの答えを聞き、レオン少尉は真摯に頭を下げた。諜報員とは言うものの、かなり信頼できる人柄のようだ。

 そこでブライトさんは、操舵席のミライさんに指示を飛ばす。

 

「よし、ミライ。方向転換、ロシアを通り、ペキン経由で東南アジアに向かう」

「了解」

 

* * * * *

 

 一方、大西洋沖のマッドアングラー。

 

「スパイからの定時連絡はまだ来ないか?」

 

 シャアの問いかけに、副官は神妙な面持ちで答えた。

 

「はい。こちらからの緊急送信にも応答はありません。どうやら、スパイだということを見抜かれてしまったようです」

「そうか。やはり、民間人の素人を潜入させたのは誤りだったか」

「その通りです」

 

 副官の答えに、シャアは苦笑を浮かべて独り言ちる。

 

「ふ……認めたくないものだな、自分の若さゆえの過ちというものは」

「いえ、認めてください。それを糧とするのが大人の特権だと誰かが言っていましたよ」

「う、うむ……。それはそれとして、木馬の様子は? やはり大西洋を抜けようとしているのか?」

 

 シャアの問いに、副官は戸惑ったような表情を浮かべて応えた。

 

「いえ、そこから折り返し、アジア方面に向かっているようです」

「なに? このままジャブローに向かうのではないのか? 何か特別な任務が入ってきたのか。しかし、我々の受け持ちは大西洋だ。手出しはできんか」

「はい。ですが、確か太平洋には……」

 

 副官の言葉に、シャアはうなずいた。

 

「そうだったな。クレイジー・モーレイのフラナガン・ブーンがいたはずだ。よし、それではフラナガンに木馬の動向調査、可能なら攻撃を要請してくれ」

「了解しました」

 

* * * * *

 

 そして、ホワイトベースは、ロシアを横断し、中国を越え、東南アジアに入りつつあった。そこで。

 

 警報が鳴り響く!

 

「どうした!?」

 

 ブライトさんの質問に、慌ただしくフラゥが答えた。

 

「救援信号です! 敵と交戦中、こちらの弾薬の消耗著し、応援求むと!」

「どの部隊からかわかるか?」

「はい。極東方面軍所属機械化混成大隊第08MS小隊からです! 位置はここから南東130km!」

「よし、ただちに急行するぞ! ミライ!」

 

 ブライトさんの号令を受けて、ミライさんが力強く答える。

 

「了解! 全速!!」

 

 そしてホワイトベースは最大戦速でそこへと向かった。

 

* * * * *

 

 一方そのころ、救援信号が発信された地点では、第08MS小隊の陸戦型ガンダム二機が、ザクやグフからなるMS部隊と激戦を繰り広げていた!

 

 その一機に乗るテリー・サンダースJr軍曹から、思わず弱音が漏れる。

 

「くそっ、弾薬がもはや……! 隊長は行方不明になるし、俺はやはり……!」

「弱音吐いてるんじゃないよ! 自分が死神と嘆く暇があるなら、敵に対しての死神となりな!」

 

 もう一機に乗るカレン・ジョシュワ曹長の叱咤に続き、別の叱咤が飛ぶ。彼らの上官、コジマ大佐からだ。

 

「その通りだ、サンダース軍曹! 貴官がそんなことで、アマダ少尉が戻ってきたらどう思う! おい、救援信号に返事は来たか?」

「は、はい! ノイズが大目ですけど、受諾してくれたことは確認できました!」

「聞いての通りだ、もうすぐ応援が来る! それまで持ちこたえるんだ!」

「了解!」

 

 そして必死に抵抗を続ける第08MS小隊。しかし。

 

「弾が!」

 

 サンダース機のマシンガンの弾が切れた!

 

「くっ、くそっ!」

 

 カレン機の左腕が、バズーカの直撃で吹き飛ばされた!

 

「このままでは……! 俺が突撃して時間を稼ぎます。曹長と、大佐たちは早く撤退してください!」

「バカなこと言うんじゃないよ! そんなこと、あの甘ちゃん坊やが聞いたら何て言うと思う!?」

「しかし、このままでは……」

 

 その時、接近してくるザクが上空から放たれたビームに貫かれて爆散した!

 それを見たコジマ隊長が言う。

 

「おぉ、やっと援軍が来てくれたか!」

 

 そして、モニターを見た隊員のエレドア・マチスが驚いたような声をあげる。

 

「おいおい、こいつぁ……」

 

* * * * *

 

 ホワイトベースから発進したソフィー(&俺)のGM(リフター付き)のビーム・スプレーガンが、見事ザクを貫いた!

 一方のアムロのガンダムも、降下しながらビームライフルで敵MSを攻撃していく。なお、カイのガンキャノンとハヤトのガンキャノンも、セイラさんのGファイターと、新しく入ったスレッガーさんのコア・ブースターに乗って降下している。

 

「間に合ったみたいですね……。ミハルさん、大丈夫ですか?」

「は、はい……」

 

 そう、出撃するときもミハルを監視する必要があるとのことで、彼女のGMに、ミハル用のコ・パイロットシートを増設してもらったのだ。担当することは何もないがな!

 

 さて、ソフィーのGMは、第08MS小隊のMSの前方に着地して……。

 

――さっそくザクが突っ込んできたぞ。気をつけろ!

――は、はい!

 

 そのザクのヒートホークをシールドで受け止め、頭部のバルカンでそのモノアイを撃ちぬく!

 そして、奴がよろめいて後退したところに、ビーム・スプレーガンを発射して撃破した。

 

 一方のガンダムも、見事な動きで敵の攻撃をかわしながら、ビームライフルで敵を撃ちぬいていき、ガンキャノンたちもキャノン砲で支援砲撃を行っていく。

 Gファイターとコア・ブースターは上空からビーム砲で対地攻撃をしていく。

 

 そうしていくうちに……。

 

 グフがこちらに突っ込んできた! グフの奴が撃ってきたフィンガーバルカンをシールドで防ぐ。ビーム・スプレーガンを撃つが、グフはそれをジャンプしてかわし、ヒートロッドを放った!

 

「くっ!」

 

 ヒートロッドは、ビーム・スプレーガンに絡まり、電撃を浴びせた。ソフィーのGMがビーム・スプレーガンを放した瞬間、銃が暴発して四散した!

 

――気をつけろ、あのグフ、おそらくかなりのエースかベテランだ!

――は、はい!

 

 グフがフィンガーバルカンを放ったり、ヒートソードを振るったりするのを、ソフィーは防いだりかわしたりする。

 こちらも反撃の機会をうかがうが、その隙のない攻めになかなかそれを見いだせない。そこに。

 

 グフが突然背後からの銃撃を受けてのけぞる。そこにソフィーのGMが飛び込み、ビームサーベルでグフの胴を薙ぎ払って撃破することができた。

 

 そのグフの後方には、左腕を失ったガンダムもどきの一機が。かの機体が援護してくれたのだ。

 

「ありがとうございます。おかげで助かりました……」

「礼はいいよ。こっちは助けてもらった立場だからね。借りを返しただけさ」

 

 そうしているうちに、ジオン軍は撤退を開始し、俺たちはなんとか友軍を救出することができた。

 

* * * * *

 

「極東方面軍所属機械化混成大隊大隊長、コジマ大佐だ。救出してくれて感謝する」

「同大隊第08MS小隊隊長代理、カレン・ジョシュア曹長だ。驚いたね。どんなベテランかと思ったら、こんな若かったとは」

 

 カレンと名乗った女性兵士にそう言われて、ブライトさんは苦笑した。

 

「ご期待に沿えなくて申し訳ない。そういえば、代理と言いましたが、隊長のほうは?」

「あぁ、そのことなんだがね……」

 

 カレンさんの話はこうだ。

 

 極東方面軍所属機械化混成大隊のほうでも、例の新兵器の情報はつかんでいたらしい。それの調査に向かっていたところ、本部基地がその新兵器の襲撃を受けて壊滅してしまった。

 

 そして彼らは、事もあろうに、引き返してきたその新兵器と、その撤退を援護しに来たMS部隊(それが先ほど彼らが戦っていた部隊だ)と遭遇してしまった。

 その戦いのさなか、彼らの隊長であるシロー・アマダ少尉は、新兵器によるさらなる攻撃から、隊員たちを守ろうと、その新兵器にしがみつき、そのまま暴走した新兵器とともにどこかに飛んでいってしまった……。

 

「……ということなんだよ」

「そうか……。無事ならいいのだが……」

 

 ブライトさんの言葉を受け、コジマ大佐もしかめっ面をして口を開く。

 

「まぁ、所属機の各機には非常用ビーコンが備え付けてあるから、捜索するのは難しくないとは思うが……」

 

 そう厳格に言うが、その口ぶりにはシロー隊長を心配する気持ちがにじみ出ていた。うちのブライトさんに勝るとも劣らぬ上司みたいだ。

 そこで、レオン少尉が横から話に割り込んできた。

 

「申し訳ない。それでそちらのほうでは、新兵器については何かつかめたでしょうか?」

「あぁ。とりあえず、とんでもないビーム砲を積んだモビルアーマーだというのはつかめたよ。うちの索敵員がシルエットを写真に収めることにも成功している。これだ」

 

 そしてカレンさんが見せてくれた写真には、ずんぐりした機動兵器と……その背後に光るX字に展開された金属板のようなもの。

 

 まさかこれは……ガンダムXに出てきたサテライト・キャノン……!?

 

 また宇宙世紀に存在するはずのないものが……! 一体どういうことなんだ……!?

 

 




そこには二人の男女がいた。

仲間たちとともに良き未来を築くために戦う男と、罪の重さに押しつぶされんとしている女。

彼らに助けが来たとき、二人はどのような道を歩むのか?

Re:Act.06『救出への制限時間』

君たちは生きのびることができるか?

※次の更新は、12/2の予定です。お楽しみに!!

テテテUCのフロンタル、原作UCフロンタルの記憶を受け継いでてほしいですか?

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