「「もっと! もっと! ラジオ〜!」」
「皆さんこんにちは、MOREMOREJUMP!の桐谷遥です」
「同じくMOREMOREJUMP!の桃井愛莉よ、今日はこの2人でお届けするわね」
「最近は暖かくなってきて、すっかり春って感じがするよね」
「そうね〜、でもそうやって油断してると急に寒くなったりするから風邪をひかないように注意しなくちゃいけないわ」
「それに花粉もかなり増えてきたってニュースで見たよ、愛梨は花粉症だったっけ」
「そうなのよ……もう本当にくしゃみと鼻水が止まらなくって、オマケに目も痒くなるし……今も鼻声になってないか不安なのよね」
「大変そうだね……まぁ私は何も無いけど」
「……それは遠回しな自慢かしら?」
「やだな、そんなわけないじゃん」
「よかった、まぁ流石にそんな事言わないわよね」
「直接的な自慢だよ」
「こいつ!!!!!!!!」
「ふふ、それじゃあもっともっとラジオ、スタートです」
「ちょっと待ちなさい! アンタ今日という今日はほんとうに……」
□■□■□■□
「まったく……次同じこと言ったら瓶いっぱいに詰めた花粉を鼻から流し込んでやるんだから」
「それはすっごく嫌だなぁ」
「アンタもはやく"こっち側"に来なさい。大丈夫、怖いのは最初だけよ」
「愛梨が危ない宗教勧誘みたいになったところで、最初のコーナーに行っか」
「そ、そうね、流石に脱線し過ぎてたわ……上手く逃げられたような気がしないでもないけど」
「『ペンギン! ペンギン? ペンギン!』」
「拍手〜」
「このコーナーは、リスナーの皆さんに街中で見かけたペンギンっぽいものを教えて貰い、それが100ペンギン満ペンギン中何ペンギンかを採点していくコーナーだよ」
「何回聞いてもよく分からないコーナーね」
「今日は一体どんなペンギンが届いてるかな」
「……アンタ今すっごいキラッキラした目してるわよ」
「ふふ、今日はどんなペンギンに会えるかな」
「曇り無き眼ってこういうのを言うのね、どちらかと言うと狂信っていう扱いな気もするけれど」
「まず一通目はこちら、ラジオネーム、ペンギンの"ンギ"の部分さんから頂きました。遥ちゃん、愛梨ちゃん、こんもあ〜」
「「こんもあ〜」」
「いつも楽しくラジオを拝聴させてもらってます。私が見つけた街角ペンギンは、醤油差しです!」
「醤油差し……ってあのお寿司屋さんとかにあるやつよね? あの反対側を指輪で抑えると出る量を抑えれるやつ」
「あの柔らかな曲線を描くボディと黒い立ち姿、特に後ろ姿がかなりペンギンだと思います」
「あーーー……まぁ、言わんとしてることは、わかる……のかしら?」
「あの醤油を垂らしてる姿も、まるで子ペンギンに魚を与える親ペンギンの様に見えてきますよね!? 見えてきますよね!?」
「2回言ったわね」
「ペンギンソムリエ遥ちゃん! これは何ペンギンでしょうか!? とのことです」
「どうなのよペンギンソムリエ遥ちゃん」
「うーん、たしかに後ろ姿はかなりペンギンな気もするね」
「そうかしら?」
「それに醤油を垂らしている所……っていうのもペンギンの親子愛を感じられてとてもいいと思う」
「そうかしら???」
「ということでこちらの醤油差しは……」
「だかだかだかだかだかだか……ねぇこのドラムロールなんでキャストが口でするの? 台本にすっごいでっかく赤文字で書いてあるんだけど」
「80ペンギン! です!」
「随分高いわね、ポイントはどこだったのかしら?」
「やっぱり後ろ姿だね、特にその前にお寿司を置くと……ほら、白いシャリが赤ちゃんペンギンに見えてこない?」
「あーー」
「見えてこない?」
「…………いややっぱり見えな」
「見えてこない?」
「見える! 見えます! ここが北極だったのね!」
「ふふ、そうだよね、よかった」
「怖い、この後輩怖いわ」
「あとペンギンがいるのは南極だよ愛梨」
「やめなさいよこの流れで普通に恥ずかしいミス指摘するの!」
「ふふ、可愛いなぁ愛梨は」
「はっ倒すわよあんた」
「という訳で、ぺんぎんの"ンギ"の部分さん、お便りありがとうございました、ナイスペンギン」
「ありがとございました〜」
「それじゃあ次のお便りに行くね、ラジオネームアイドル界のコタツ(志望)さんから頂きました」
「なんだか聞き覚えのあるフレーズね、みので始まってりで終わる子みたいな」
「遥ちゃん! 愛梨ちゃん! こんもあ〜!」
「「こんもあ〜!」」
「私が思うペンギンさんは、遥ちゃんです!!……私?」
「なんだか本当にみのりみたいなこと言ってるわ」
「遥ちゃんがペンギンラブなのはもはや周知の事実なのですが、もはやそのペンギン愛が強すぎて遥ちゃん自身がペンギンに見えてくるときがあるんです!」
「ちょっとわからなくもないのが無性に悔しいわね」
「特に最近もあもあハウスに居ると、配信がない時なんかはペンギンさんのなりきりパジャマを着てる遥ちゃんに遭遇したりして、もう心臓が口から飛出て海に飛び込んじゃうかと思ったよ〜!!」
「飛距離長すぎるでしょ! てかこれやっぱりみのりじゃないの!!」
「それに多分これ無意識だと思うんですけど、遥ちゃんって何もしてない時よく足の間にクッションとか置いてるの、絶対親ペンギンだと思うんです!!!! 母性が溢れちゃってる〜〜!! えっ嘘私そんなことしてる?」
「あー……ホントだ、たしかに思い返すとちょくちょくやってるわ」
「ということで、私の街角ペンギンは、ペンギンが好きすぎてもはやペンギンそのものになりかけている遥ちゃんでした! そうなんだ……本当に無意識だったからちょっと恥ずかしいな……あ、まって、PSがついてる」
「それ見逃しかけるってちょっと動揺しすぎじゃない? 思ったより恥ずかしがってるわよこれ」
「えー、PS」
「無理やり流したわね」
「愛梨うるさい、PS、実はこのお便りを書いたのは……私! 花里みのりでしたー! スタッフさんと協力してドッキリ的なのやってみたんだー!」
「バレバレよ!!! ラジオネームの時点で隠す気無いじゃないの!」
「でもやっぱりお便り書くのすっごい楽しくって、やっぱり私は心根がオタクなんだな〜と再確認しました」
「まったく……帰ったらお説教ね」
「ふふ、まぁでも企画としては面白かったんじゃない? 」
「あーまぁそうね、私達のミニ暴露みたいなのをこういう形でするのはちょっと面白いかもしれないわね」
「例えば愛梨が動画の中の猫に話しかけて」
「わー! わーーー!!! 何言ってんのよあんた!!」
「?」
「『?』 じゃないわよ! そんな綺麗すぎるすっとぼけ顔してもラジオじゃ伝わらないでしょうが!」
「でもこういう事だよね?」
「ぐっぬぬぬぬぬぬぬ……あーもう一旦曲行くわよ!!!」
「みんなもお便りありがとう、色んなペンギン待ってるね」
□■□■□■□
「次のコーナー行くわよ!」
「はーい」
「『何を? デリバリー!』」
「ぱちばちぱち〜」
「これは、愛をデリバリー! っていう私のキャッチフレーズにちなんで、みんなが最近貰った、あげたものを紹介するコーナーよ!」
「デリバリーといえば、この間モアモアハウス決定記念にピザをデリバリーしてピザパーティーをしたよね」
「たのしかったわね〜! ……まぁその後の減量は本当に大変だったけれど」
「ピザなんてカロリーの爆弾食べたらそりゃあいっぱい運動しないとね」
「ま、たまにはああいうのも悪くないわよね、皆でするランニングも楽しかったし」
「ふふ、そうだね……それじゃあそろそろお便りにいこっか」
「えぇ、まずはラジオネーム白ヤギさんからのお便りよ」
「よく食べるの我慢できたね」
「愛梨ちゃん、遥ちゃん、こんもあ〜!」
「「こんもあ〜!」」
「私には黒ヤギさんという友達がいるのですが、此の前その黒ヤギさんからお手紙が届きました」
「うんうん」
「しかし私はあろうことか、ついお手紙を食べてしまったのです! ……我慢できてないじゃないの!」
「ふふ、まぁ目の前にごちそうがあって、それを我慢するのは大変だよね。私も我慢できるかわからないや」
「ストイックお化けがよく言うわ……えっと、それで私は黒ヤギさんにお手紙を食べてしまった旨と謝罪の言葉、そして何を送ってくれていたのかもう1度教えて欲しいと書いた手紙を出しました」
「ちゃんと正直に悪かったことを言えるのは立派だね」
「そして改めて黒ヤギさんからお手紙が届き、今度こそ食べないでちゃんと読むぞ! と強く思うことで、今回は食べずに読むことができました!」
「ちゃんと我慢できたんだ、偉い!」
「その手紙を読んでみると……届いたお手紙を読まずに食べてしまった、ごめんなさいと書いてあったのです!」
「ふふ、お揃いだね」
「やっぱり僕達はすごく似ているなと、改めて思いました……とのことです!」
「可愛らしいお便りありがとう」
「仲のいい友達って、知らず知らずのうちに似てきたりするわよね〜」
「あ、それすっごくわかるな」
「ほんと? 何か実感できるエビソードがあったのかしら」
「この前友達が風邪をひいちゃったことがあって」
「ふむふむ」
「すっごくしんどそうにしてたし、ちょうどその日は仕事も1日無かったから、付きっきりで看病してあげてたんだ」
「桐谷遥のつきっきり看病……その子も運がいいんだか悪いんだか……」
「丁度その次の日くらいに気付いたんだ」
「風邪を引いた時に見つけた共通点、一体どんなのかしら」
「……なんか、私も体調悪くなってきたんだよね」
「ってあんたそれただ風邪が移っただけじゃないの!!!!」
「実は今も……」
「ギャー! あんたなんでかぜっぴきのまま仕事してるのよ!!」
「ちょっとでも、希望……とどけ、たくて……ゴホッゴホッ」
「あら立派な志……ってなるわけないでしょ! 今でこそあれだけど数年前なら大問題よ桐谷遥!!」
「ぷっ、ふふ」
「いいからマスクしてのど飴舐めて……帰ったら生姜湯作ってあげるから飲みなさいね」
「う、うん……ふふっ」
「ってあんた、何笑ってるのよ」
「いや、ぷっ、ごめ、ふっふふ……」
「ま、まさかあんた……」
「ごめんごめん、冗談だよ」
「こいつーーーー!!!!」
「あまりにも愛莉があっさり信じるからつい」
「まぁ私もまさかあのストイックが服を着て歩いてるみたいなあんたが風邪を引くなんてとは思ったけれど……ホントに大丈夫なんでしょうね?」
「うん、あれから毎日熱計ってるけど微熱すらなし、ちゃんと健康だよ」
「ならよかったわ……はぁ、びっくりして損したわ」
「ふふ、見事な悲鳴だったね、ギャーって」
「あ、あんたねぇ! 大体」
「心配してくれてありがと、愛莉」
「……へ?」
「いっつも愛莉が誰よりも私達の体調を気遣ってくれてて、寒くなりそうな日はブランケットをわざわざ持ってきてくれたり、色々してくれてるの、すっごく助かってるんだ」
「え、い、いや、それは」
「愛莉のそういう目に見えないところにまで気が利くの、尊敬してる」
「も、もう……急になんなのよぉ……」
「いつも本当にありがとう」
「べ、別に、あんた達に体調崩されると私が困るってだけだし……」
「これからもよろしくね……お母さん」
「えぇ、もちろ……ってだれがお母さんよ!!!!!!」
「ふふっ、あははは!!」
「ほんとに!! ほんとにあんたってやつは!!!」
「それじゃあ今日はここら辺で終わりかな」
「あ、ちょっと! 勝手に閉めるんじゃないわよ!!」
「みんなも大事な人への感謝は忘れずにね、ばいばい」
「待ちなさい桐谷遥!! 今日という今日は先輩としての威厳を分からせてやるんだから! 覚悟しなさいよ!! だいたいあんたはいつもいつも……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『まだまだ続く』とあるラジオ視聴者M希のひとりごと『蛇足とは言わせない』
「わー! はるあいだーー!!! この2人、掛け合いがホントに面白いんだよね〜! もうほぼ漫才コンビって感じ! ってこれは失礼か」
「わかる〜! 花粉症ホントに辛い!!」
「うっ……遥ちゃんとこの苦しさを共有したい気持ちと、こっちには来ないで欲しい気持ち……心がふたつある〜」
「流石だなぁペンギンソムリエ遥ちゃん……(遠い目)」
「あ、アイドル界のこたつ(志望)!?!?!? 一体何里みのりちゃんなんだ……っ!!」
「ぐっ、くっ……うぅ……動揺が隠しきれない遥ちゃん……生で見たすぎる……」
「愛莉ちゃん、可愛すぎる……ありがとう……本当にありがとう……」
「何だこのお便り可愛すぎるでしょ」
「遥ちゃんの付きっきり看病!?!?!?!?!?!?!?!? 前世でどんな徳を積んだらそんな事が!?!?!?!?!?!?」
「生姜湯って……愛莉ちゃんが今日もママすぎる」
「遥ちゃん……恐ろしい娘っ!」
「愛莉ちゃん可愛すぎるんですけど!! こんなのと親友とか絵名ずるい!!!」
「あっはっはっはっは!! フェードアウトする愛莉ちゃん可愛すぎる!」
「最高、本当に神回、ありがとうMOREMOREJUMP、一生推します」