横須賀鎮守府の日常   作:イーグルアイ提督

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最強の不運

くそう・・・実弾を込めておくべきだった・・・

 

「少し提督と二人にしていただけるかな?」

 

「あ、ハイ。分かったのです」

 

え・・・やめて、こんなのと二人きりはヤダ

 

「さて・・・本題なんだが」

 

「A-10のことですか?」

 

「あぁ。あと君の艦隊についてだ」

 

ハイ来たー。デリンジャ-隠し持ってて良かったぜ

 

「うちの艦隊がどうかしました?」

 

「いや、普段あまり出撃していないようだね」

 

「まぁ、のんびりやってますからね」

 

「そこでだ。君の艦隊の戦闘を見物したんだが・・・」

 

「航空機からならいいですよ」

 

「ふむ・・・そうしよう。一応私はパイロット免許を持っているから自分で操縦するよ」

 

・・・キタ。撃墜のチャンス・・・ふふふ・・・リボン付きの死神、円卓の鬼神、亡霊などと呼ばれた働きをしてやろう・・・ふはははは!!地獄に落ちろベネ・・・大尉!

 

「さて、では早速行きたいんだが・・・」

 

「あ、では機体を用意しますよ。大尉は先に格納庫へ行っててください。」

 

「分かったよ」

 

よし・・・ここでこの前入手したあの筋肉妖精を呼ぶ

 

「何か用か?」

 

「今出て行った豚の機体に爆弾を仕掛けておいてくれ。もし俺が撃墜できなければ爆破するんだ」

 

「タイミングは?」

 

「空がドンパチ賑やかになったらだ」

 

「任せろ提督」

 

妖精は窓から筋肉式スカイダイビングをして格納庫へ走っていった。

てか、あれ妖精って言うか妖怪だよね。筋肉妖怪。

なんてくだらないことを考えながら自分の機体に乗り込む。今日はF-15で行こう。

すでに主力の戦艦隊が錬度向上のために出撃している。

 

「大尉、これより上がりますので着いてきてください」

 

<<OK。ああ、そうだ。上がってからでいい。無線の周波数を118に合わせてくれないか?>>

 

「はぁ・・・まぁ了解です。」

 

何話す気だ?

とりあえず離陸する

 

「V1・・・ローテート・・・V2」

 

機体は離陸速度に達して離陸する。

 

「ポジティブレ-ト。ギア、アップ」

 

あとはチェックするだけ・・・

さてと、何する気か知らんが周波数を合わせるか

 

<<合わせてくれたのか。よし、君に話しておかねばならないことがある>>

 

「なんですか?」

 

<<私の噂話・・・聞いたことはあるだろう>>

 

「はぁ・・・まぁ・・・」

 

<<確かに艦娘は他人から見れば酷使してるようにしか見えんだろうな・・・私は運がものすごく悪くてな。どんなに楽な海域でもものすごい勢力と衝突することがしょっちゅうだ。>>

 

「それで回避しつつ逃げ帰るのに疲労が溜まって・・・って事ですか?」

 

<<まぁ、そうなるな・・・あと轟沈のことだ>>

 

「・・・あれは本当ですか?」

 

<<・・・私の不運のせいで主力級の敵勢力が来ることがあってな・・・そのせいだ。正直言うともう派遣なんてされたくないんだ。私のせいで艦娘が轟沈する・・・そんな罪悪感で夜も眠れんよ・・・>>

 

「・・・」

 

本当なのか・・・?噂のせいで信じがたいが・・・

 

<<今日、君に撃たれただろう?あれで沈んだ私の艦娘、ほかの提督の艦娘に会えると思ったよ。>>

 

本当ならこの大尉、相当不幸だな。

 

<<海軍だって辞めたいが、親父のせいでやめれないよ・・・>>

 

なんて事話してるとレ-ダ-に反応があった。

 

「あ~・・・大尉?お話の最中申し訳ないんですが・・・敵ですね」

 

すると先行している艦娘から

 

<<提督!まずい!戦姫級がいる!撤退許可を!!>>

 

「戦姫!?このオリョ-ル海にはいないだろ!!」

 

<<いや!それでも今目の前のいるんだ!!>>

 

「分かった!長門さっさと撤退しろ!援護する!」

 

急降下して長門たちに上空を通過する。確かに・・・戦姫級がそこにいた

 

「マジかい!」

 

<<やはり・・・呼んでしまったか・・・>>

 

「あんた魔法使いかなんかか・・・」

 

<<とにかく応戦しよう。これ以上沈没する艦娘を見たくない>>

 

「そこには同意だ!」

 

大尉のF-16Cは戦姫に向けて急降下する

それに続き降下する

戦姫は艦載機を発進させた

 

「お~・・・いっぱいきたね~」

 

レ-ダ-に点がいっぱいだ

 

「ロックオン・・・FOX2!」

 

ミサイルは正確に目標に命中する。

長門たちも撤退しつつ艦砲射撃をしてくれている

 

「スプラッシュワン!」

 

戦闘機を一機撃墜した

 

「大尉、そっちはどうですか?」

 

<<・・・まずいかもな>>

 

声と一緒に警報の音が聞こえる

 

「被弾ですか?」

 

<<主翼をやられた。鎮守府には帰れないだろうな>>

 

「ベイルアウトを」

 

<<無理だ。キャノピ-が飛ばない・・・イジェクションシ-トも・・・たぶんダメだ。いいか提督、艦娘を絶対に轟沈させるな。させたら私が化けて出るからな>>

 

「・・・・」

 

<<提督、あとは私がやる。君は逃げろ>>

 

「しかし大尉」

 

<<大丈夫だ>>

 

いや、不運すぎて大丈夫じゃない。

 

<<帰ったら私の好きなハッピ-タ-ンを用意しててくれ>>

 

「大尉!」

 

それ脂b・・・死亡フラグっす

大尉の機体はまっすぐ戦姫向かっていく

 

<<これ以上は進ませんぞおおおおおおお!!!!>>

 

やだカッコいい

とか思ったり。

 

<<うおおおおおおおおおおおおお――――――>>

 

大きな水柱が立ち無線も途切れる。

体当たりか・・・墜落地点に敬礼をする

 

「大尉・・・無茶しやがって・・・!」

 

ちょっと泣きそうになったがふと墜落地点を見ると・・・

 

「・・・外れてる」

 

100mくらい東の方角に突っ込んでる・・・

 

「あ、待てよ・・・・・・俺の機体返せ豚野朗があああああああああああああ!!!!!」

 

悲しみより勝手に人の機体で突っ込まれたことに怒りが・・・FUCK

ちなみに戦姫はこのあと別艦隊の砲撃でボコボコにされたとか

大尉は・・・最後の最期まで不運だったね。南無。

まぁ・・・良いヤツだったよ(小並感

 

 




クソみたいなヤツを無駄にかっこよくしてみたけど失敗した。
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