横須賀鎮守府の日常   作:イーグルアイ提督

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最後の方に集中力切れてめちゃくちゃになってるかもしれないけど許してね(๑>؂•̀๑)テヘペロ
あと作中に出てくる「たまちゃんハンバーグ」というのは作者が後期の新隊員特技課程を受けてた札幌の丘珠駐屯地のメニューだよ(*´ω`*)
これがまた美味いんだ!あと丘珠駐屯地のゆるキャラみたいなのに「たまちゃん」というのがいるんだぞ!
なんか、ヘリコプターの妖精らしい(・∀・)


イタズラ好きの潜水艦

あの事件から2週間たった。

鎮守府は何とか機能を回復しつつある。

だがそれも飛行場地区と資源庫などだけだ。

防空能力は陸軍の高射特科から借りたレーダーと短SAM、パトリオットしかない。

あとは87式自走高射機関砲だ。

今日は電が先に部屋を出て執務室に行っていた。

1人だと居室が広く感じる。

 

「さて、仕事に向かいますかー」

 

着替えようとロッカーを開けたら・・・

 

「やべ、制服全部クリーニングに出してるんだった・・・米軍時代の迷彩服しかないしこれでいいか」

 

久々に来たデザート迷彩服は少し小さかった。

ま、いっか。

のんびりと廊下を歩いて執務室に向かう。

それにしてもまだ10月なのにまだ暑い。

そんな事思いながら執務室に入る

 

「おっす、お疲れさん」

 

「あ!司令官さん!おはようなのです!」

 

「おはようは朝言ったけどな」

 

「えへへ、そうでしたね。そういえば今日は迷彩服なんて珍しいですね」

 

「あぁ、クリーニングに出してたの完全に忘れててな」

 

「あらら・・・」

 

「まぁこれでも仕事は問題ない!んで、今日は何がある?」

 

「えっと・・・鎮守府修理のために使った資材のお金関係ですね」

 

「まぁいつも通り書類って感じか」

 

「そうですね・・・100枚以上ありますけど」

 

「殺す気か」

 

机に積み上がった書類をみて嘆く。

ハンコ押すだけだが・・・

 

「まぁいいや・・・やるか」

 

「あ、それとお手紙なのです」

 

「ん?どれどれ」

 

差出人は大本営。

内容は・・・

 

「んーと・・・鎮守府の服務関係の一斉点検・・・あ〜・・・ついに上もブラック鎮守府潰しに来たか」

 

「どういう事なのです?」

 

「服務点検ってのは普通は営内の整頓状況とか見るんだが・・・たぶん上は艦娘の疲労状況とかチェックするつもりだろうな」

 

「あ、私たちが酷使されてないか確認するためですか」

 

「そゆこと。まぁウチは大丈夫だと思うが」

 

「大丈夫なのです!みんな司令官さんの事信頼してますし!」

 

「はは、そう言ってもらえると助かるな。とりあえず書類片付けたらこの部屋軽く掃除すっか」

 

「なのです!頑張るのです!」

 

そこから怒涛のハンコ押しが始まった。

多すぎだろ量!!

 

「うおおおお!!!押しても押しても増えてきてる気がする!!!」

 

「司令官さん、これ追加なのです」

 

「のおおおおおお!!!」

 

途中で他の部署に呼ばれた電がダンボールいっぱいの書類を持ってきた。

司令官泣きそう。

 

「これだけ俺にハンコ押させる書類作るとか殺す気か!?俺の地位でも奪いたいのか!?」

 

そんな事叫びながらハンコ押して昼飯行ってハンコを押すという簡単なお仕事をしていたら課業終了ラッパが鳴った。

 

「お、終わった・・・」

 

これマンガならプシューとかいう効果音と共に頭から煙出てると思う。

 

「電・・・飯行こうか・・・」

 

「お・・・お疲れ様なのです・・・」

 

今日は久々に食堂に行こう。

メニューなんだっけな

 

「今日の食堂のメニューなんだっけ」

 

「えーっと・・・今日は全国の基地メニューで、陸軍の丘珠駐屯地のメニューって書いてますね」

 

「丘珠って・・・札幌か」

 

「確か近く通りましたよね」

 

「そういやUH-1がよく飛んでたな」

 

なんて旅行の思い出に浸りながら食堂に向かうとハンバーグのいい匂いがする。

 

「お!今日はハンバーグか!」

 

メニューには、タマちゃんハンバーグと書いてあった。

挽肉と玉ねぎをほぼ同量使っているらしい。

 

「こりゃ美味そうだな」

 

トレーをもって並んでいると後ろからケストレルに呼ばれた。

 

「隊長!珍しいね」

 

「お、ケストレルか。今日は何となく気分でな」

 

「ねえねえ、後で執務室行ってもいい?」

 

「ん?何で?」

 

「いやー面白そうなDVD借りたから皆で見ようかと思って」

 

「あー・・・まぁ片付けしてくれるなら・・・」

 

「やった!じゃあまた後で行くから!」

 

「ほいほい」

 

また騒がしくなりそうだな・・・

 

「司令官さん、このあと執務室行く用事あったのです?」

 

「あ〜・・・あ、そうだ銃の手入れして無いからしないと」

 

「私も行っていいですか?」

 

「んな許可取らなくても大丈夫だよ。むしろ来てくれ」

 

「えへへ、了解なのです」

 

トレーに晩御飯を取り、席に向かう。

 

「和風ハンバーグなのか、ふかし芋もあるし美味そうだな」

 

「美味しそうなのです!」

 

「じゃ、いただきます」

 

「いただきますなのです!」

 

見た目通りの味と言うか、とにかく美味しかった。

すぐに完食してしまった。

 

「ふぅ、ごちそうさま」

 

「司令官さん早いのですー!」

 

「んな急がなくてもゆっくり食べればいいよ」

 

俺はのんびりと椅子にもたれる。

・・・また食べたいなこのハンバーグ。

 

「ごちそうさまなのです!」

 

「お?食べおわったか?」

 

「なのです!」

 

「んじゃ居室帰るか。風呂入ったら執務室に行くぞ」

 

「了解なのです!」

 

食器を返却し、居室に向かう。

部屋に入り冷蔵庫のコーラを開けた。

 

「かぁー!仕事終わりのコーラは美味い!!」

 

「あはは、おじさんみたいなのです」

 

「む、おじさんとは失礼な」

 

「じゃあ・・・・お兄さん?」

 

その瞬間俺の脳内に一つの欲求が生まれた。

電にお兄ちゃんと呼んでほしい。

 

「電、お願いがある」

 

「な、なんですか?なんで真剣な顔してるのですか?」

 

「お兄ちゃんと呼んでくれ」

 

「はにゃっ!?ど、どういう事なのです!?」

 

「そのままの意味だ。ほら頼む!ハリー!」

 

「え、えぇ・・・じゃあ・・・お、お兄ちゃん?」

 

「もっと可愛く!」

 

「も、もっとですか!?う、うーん・・・お兄ちゃんっ」

 

「あ〜^癒される〜」

 

「一体なんなのですか・・・」

 

その時、部屋から別の声が聞こえた。

 

『提督ってそんな趣味あったんですか・・・』

 

「ん?何だって?」

 

「どうしたのです?」

 

「なんか今変な声が」

 

「司令官さん?」

 

「まぁいいや。空耳だろ」

 

「・・・?とりあえず私お風呂行ってきますね」

 

「あいよー、その後俺も行くよ」

 

「あの・・・一緒に入るのです?」

 

「へっ!?ど、どした!?」

 

「な、何となく聞いただけなのです!」

 

「お、おう、そうか」

 

「わ、私先に行きますね!」

 

電が風呂に入るとまた声が聞こえた。

 

『まるで童貞みたいな反応するんですねこの提督・・・おもしろっ』

 

「おい!誰だ今俺を童貞とか言った奴!!」

 

「司令官さん?どうしたのです?」

 

「あ、あぁ、何でもないよ」

 

そろそろアレかな・・・疲れ溜まってるのか・・・

なんて事思いながらコーラを飲み干した。

のんびりテレビを見ていると電が出てきた。

 

「お次どうぞなのです〜」

 

「はいよー」

 

さっさと汗を流して湯船に浸かる。

 

「はぁ・・・極楽極楽・・・ってじいさんか俺は」

 

風呂場でそんな事呟きながらのんびりと1日の疲れを取る。

 

「ふぅいい湯だった。電、執務室行くかー」

 

「もう行くのです?」

 

「ケストレル達が来るって言ってたしな、なんかDVD見るとか言ってたからお前もどうだ?」

 

「私も見たいのです!あ、そうだ。お菓子とか持っていきますか?」

 

「あー・・・執務室に残ってただろ。あれで大丈夫じゃないか?アイツらも持ってくるだろうし」

 

「なら大丈夫ですね、じゃあ行くのです!」

 

「そだな」

 

執務室の鍵を取り、向かう。

俺は下が陸軍が陸上自衛隊だった時の迷彩服、上はODシャツと言うかラフな格好だ。

 

「なんか司令官さんのその格好似合うのです」

 

「ん?そうか?」

 

「はい!なんか軍人さんって感じするのです!」

 

「そっか、ありがとな」

 

なんて会話しながら執務室に入る。

部屋の中はまだ若干暑かった。

 

「軽くエアコン入れるか」

 

「温度どれくらいにするのです?」

 

「んーと、25℃くらいでいいぞー」

 

「了解なのです!」

 

「えーと、お菓子お菓子・・・トッポとポテチか。まぁこんなもんでいいだろ。あと皿は・・・」

 

ケストレル達が来てもいいように準備してやる。

賑やかなアイツらを見てるのはこっちも楽しいしな。

 

「さて、電はのんびりしてていいぞ」

 

「じゃあ司令官さんの近くで、手入れを見とくのです」

 

「んな面白いものでもないけどな」

 

俺は執務室のロッカーからMk18を取り出す。

引き出しからもP226を取り出す。

 

「もう一ヶ月くらい手入れしてないから油乾いてそうだよなぁ」

 

分解して遊底部から清掃していく。

綿棒には埃がかなりくっついた。

 

「うわ、汚ぇ・・・」

 

油を染み込ませたウエスで拭いていく。

なんて事してたらケストレル達がやってきた。

 

「入るねー!」

 

「あいよー」

 

「失礼します」

 

結構な人数が入ってきた。

ケストレルにバーベットにマーフィにいそかぜ にうらかぜ にアンドロメダに・・・あと珍しく511の姿もあった。

 

「お?ゆー、珍しいな」

 

「私も・・・DVD見たいです」

 

「あとからクズネツォフも来るよー」

 

「なんだよ現代艦しか来ないのか」

 

「ゆーもいるじゃん」

 

「まぁそうだな」

 

「ゆー、忘れられてた・・・」

 

「違うから!大丈夫!悲しい顔すんな!」

 

するとまた声が聞こえた。

 

『あー、提督こんな小さい子泣かせたー。鬼ですね。いや悪魔です』

 

だからお前誰だよ。

とりあえず置いといて。

 

「ケストレル、何借りてきたんだ?」

 

「ん?あ、これこれ!」

 

手にしたのはホラー映画だった。

しかも話題の超怖いやつ。

 

「ゆ、ゆー怖いの苦手です・・・」

 

「大丈夫だよ、映画なんて作り物だし!」

 

「まぁ騒ぎすぎない程度にな」

 

「はーい」

 

なんて話してたらクズネツォフも来た。

 

「ケ、ケストレルさん!ごめんなさい!遅くなりました!」

 

「あ〜いいよいいよー。さ、座って座ってー」

 

「何見るんですか?」

 

「ん?これ」

 

「はうっ・・・か、帰ります」

 

「逃がさないわよ?」

 

「マーフィさん離してください!私帰るんですぅ!」

 

ほぼ強制的に座らされていた。

可愛そうに・・・

 

「さて、俺も続きやるかなー」

 

俺も自分の事にとりかかる。

 

「んじゃスタート!」

 

相変わらず元気なケストレルとどういうDVDか見た瞬間一言も喋らなくなったアンドロメダとバーベット。

この2人怖がりか。

内容は幽霊屋敷の謎に迫るみたいなベターなものだった。

しかしそこは和製ホラー、ベタな展開なんて気にならない仕掛けをしてくる。

 

「キャァァァァァ!!!」

 

「ひぃぃぃぃ!!」

 

「アラーアクバル、アラーアクバル」

 

和製ホラー始めてのマーフィがいきなりぶっ壊れた。

突然アラーアクバルしか言わなくなった。

お前の方が怖い。

 

「ど、どうせ作り物だしぃ!!」

 

「そそそそそうよ!アメリカのゾンビのほうが100倍怖いわ!」

 

「いや、貴女さっきからアラーアクバルとかしか言ってないじゃない」

 

「貴女も何か今までの罪を懺悔してたじゃない!」

 

「な!何聞いてんのよ!!」

 

なんでホラー映画見てるだけで昔の罪懺悔してるのか気になって仕方ない。

ふと電の様子をみると青ざめた顔をしてカタカタ震えつつも画面を見ていた。

怖いもの見たさって感じか。

 

「観察してるのも楽しいな」

 

なんてしてる間に整備が終わり組み立てる。

チャージングハンドルを引いて動作チェックも行う。

 

「キャァァァァァ!?!?なに?なんの音!?」

 

「あ、すまん。俺だ。」

 

「貴方ねぇ・・・張り倒すわよ!」

 

「いや・・・すまんかった」

 

マーフィに本気で怒られた。

てかコイツ地味に怖がりなのね。

なんて事してる間に映画は終わった。

 

「なかなか怖かった・・・」

 

「アンドロメダ・・・」

 

「なんですかバーベット・・・」

 

「トイレ行きましょ」

 

「私も行きたいです・・・」

 

バーベットとアンドロメダが震えながら出ていった。

時刻は10時過ぎ。

外は真っ暗だ。

 

「大体こういうの見てると本物来るっていうよな」

 

「ひぃっ!?そ、そんな事言わないでください!」

 

「あ、すまん」

 

「ししし司令官さん、今日一緒に寝ようなのです」

 

「いや・・・いっつも一緒に寝てるだろ・・・」

 

「ゆ、ゆーも誰かと寝たい・・・」

 

どんだけ怖がってんだよ・・・

 

「司令官さんは怖くないのですか?!」

 

「あー・・・まぁ幽霊よりも怖いもの沢山見たしな」

 

戦場なんてそんなもんだ。

むしろ幽霊のほうが怖くない。

 

「とりあえず、もう2200だ。寝る準備しとけよ」

 

「はーい」

 

なんて事してると・・・

 

「キャァァァァァ!!!」

 

外からアンドロメダ達の悲鳴が聞こえた。

俺はすぐに銃に弾を込める。

 

「どうした!大丈夫か!」

 

銃をもって廊下にでると腰を抜かした2人がいた。

 

「どうした、何があった」

 

「あ、あ、あぁ・・・」

 

窓の外を指さしたまま固まっている。

窓を見るが何もいない。

 

「で、出た・・・出たんですぅぅ!!」

 

「はぁ?見間違いか何かだろ。とりあえず大丈夫か?立てるか?」

 

「あ、ありがとうございます・・・」

 

執務室に入った瞬間、今度は停電した

 

「おっ?」

 

「はにゃぁぁぁ!?」

 

「ひいいいい!!!」

 

まるでホラー映画だな。

なんて事思ってた。

 

「あれ、ブレーカーは落ちてないな」

 

執務室のブレーカーを見たが異常は無かった。

変だな。

 

「とりあえず回復を待つか」

 

俺は無線機を取って業務班に連絡する。

 

「提督より業務班、停電したっぽいんで確認願えるか送れ」

 

《こちら業務班、停電ってどこですか?》

 

「執務室が停電してるんだが・・・」

 

《え?ここから執務室見えますが停電してませんよ?》

 

「は?」

 

《え?》

 

その瞬間、無線機から物凄いノイズが聞こえた。

 

「おい!聞こえるか!業務班!!」

 

だが無線機からはノイズしか聞こえない。

敵の電子攻撃か?

 

「警報!現在鎮守府は電子攻撃を受けている可能性あり!対処班ーーー」

 

《アハハハハハハ》

 

「誰だ!!」

 

突然子供のような笑い声が聞こえた。

なんか洒落になんねーぞ、これ。

 

「どどどどどうしましょう!?」

 

「とりあえず落ち着け、お前らも・・・」

 

他の連中は震えて座り込んでいた。

 

「とりあえず原因を探る必要がある、全員で電気室にいくぞ」

 

「ゆ、ゆー、腰抜けちゃったぽいです」

 

「だらしないわね・・・」

 

マーフィが立たせようとするが・・・

 

「あれ?私も腰抜けちゃったわ」

 

「それキョトンとした顔で言うセリフじゃねーだろ・・・」

 

その時、扉が物凄い勢いで叩かれる。

 

「ひぃぃぃぃ!!」

 

俺は銃を構えて誰何する。

 

「誰か!!」

 

だが反応がない。

まだ扉は叩かれている。

 

「おい!ふざけるのもいい加減にしろ!」

 

ドアを蹴破るとそこには誰もいなかった。

足音も聞こえない。

天井にも床にも何も居なかった。

 

「おいおい・・・嘘だろ」

 

「ゆ、幽霊さんなのです!?」

 

「そそそそんなわけないじゃないですかかかか!!」

 

「アンドロメダさん声震えてるのです・・・」

 

「とりあえず移動しよう。マーフィはまだ車椅子だから執務室に残れ。銃は撃てるな?」

 

「ちょっと待ってよ!私1人!?」

 

「仕方ないだろ」

 

「提督の鬼!悪魔!ビンラディン!!」

 

「最後のおかしいだろ!!!」

 

わけの分からない罵倒をされた。

とりあえず電気室に向かう。

執務室からはマーフィが震え声で早く帰ってこいという感じの言葉が聞こえた。

 

「しかし・・・どういう事だ・・・俺たち以外に誰もいないぞ」

 

「なのです・・・」

 

「う、うらかぜ・・・肩つつかないでください・・・」

 

「へ?私何もしてないよ?」

 

「え?」

 

「え?」

 

「どした?」

 

ふとうらかぜ達の方を向くと・・・

 

「あ・・・」

 

血まみれの男が立っていた。

出た。

 

「あぁぁぁぁぁ!!!!出たァァァァァ!!!」

 

「もうやだぁぁぁぁぁ!!!」

 

「あ!いそかぜ!!待って!!」

 

絶叫していそかぜが逃げていった。

この状況では1人になると危ない。

 

「いそかぜ!うらかぜ、アイツを頼む!」

 

「了解っ!!」

 

その間に血まみれの男は消えた。

電気室まではあと少し・・・

 

「電、大丈夫か?」

 

「あわわわわわわ」

 

「・・・・おーい電ー」

 

「あばばばばばば」

 

「なんてこった」

 

電がいろんな意味で再起不能になった。

とりあえず担いで執務室に戻ろう。

 

 

 

 

〜マイケル・マーフィ〜

 

ホント、女の子をこんな所に1人とか何考えてんのあのバカ提督!!

 

「あーもう頭に来るわねぇ!!」

 

1人執務室で怒鳴っていると・・・

 

『あははは、すっごい怒ってますね』

 

「まったくよ!って・・・なんですって?」

 

『お久しぶりです、マーフィさん』

 

「・・・」

 

目の前に懐かしい顔が出てきた。

でてきた。

出た。

 

「ひゃわぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

 

『ひっ!?』

 

「やらぁぁぁぁ!!!いやぁぁぁぁぁ!!来ないで!来ないれぇぇぇぇえ!!」

 

『そこまで驚かれると逆に面白いですね。てか、私の事分かってます?』

 

「いやぁぉぁぁ!!お願い!やめてぇぇ!!来ないでぇぇぇ!!何でもするから!何でもするから来ないでぇぇ!!」

 

私は頭が真っ白になって叫ぶ。

 

『ん?今何でもって?』

 

「お金でもお菓子でも何でもあげるからぁぁぁ!!」

 

『いやあの、そろそろ私に気付いてくださいよ』

 

「ひぃぃぃぃ!!しゃべったぁぁぁぁ!!」

 

『いや最初から喋ってるじゃないですか。ていうかなんですか?アレですか、お化け苦手ですか』

 

「うえええええん!!やだぁぁぁぁ!!・・・あ・・・」

 

『あ、漏らした』

 

恐怖のあまり失禁してしまった。

恐怖より恥ずかしさが上回る。

 

「うわぁぁぁぁぁん!!見ないでぇぇぇぇ!!」

 

『いやー、見ないでって言っても私こんな体なんでマーフィさんの自慰行為とかも見ちゃいましたしー』

 

「うええええええん!!!」

 

『ていうかそろそろ落ち着きましょう?それよりも何かマーフィさんめっちゃ可愛いんですけど・・・』

 

「もうお嫁に行けないぃぃぃ!!」

 

『私が結婚してやんよ!・・・なーんて、また言いたいセリフ言えました。んで、いい加減私の事分かってください。シンビルスクですよ』

 

「ふぇぇぇぇんん!!シンビルスクはもういないのぉぉぉぁ!!」

 

『いや、目の前に居ますから。幽霊ですけど』

 

「うぇ・・・目の前・・・?」

 

『あ〜・・・ようやく泣きやみましたか・・・』

 

「ふぇ・・・え・・・?シンビル・・・スク・・・?」

 

『はい、シンビルスクです』

 

目の前にはSEALsの部隊記章を付け、DDG-112と書いた帽子を被ったシンビルスクがいた。

私が棺に入れたものを身につけている

 

「なんで・・・なんで・・・あなた死んじゃったのに・・・」

 

『ほら、何か幽霊になれたんですよね、それに貴女が身につけている・・・ダイヤモンド。私はそこに居ます』

 

「へ・・・?これ・・・?」

 

『1度伝えたかったんですよね、ダイヤモンドを見るたびに貴女が寂しそうな顔をするので。私はそのダイヤモンドとなってずっと貴女と居ます。だから悲しまないでください。ビビるのはいいですけど』

 

「な、なに言ってるの?ビビってないわよ」

 

『へー・・・じゃ、その床の染みはなんですか?』

 

「え・・・?」

 

私は床を見る。

私の下半身から小さな湖が出来ていた。

 

「・・・」

 

『マーフィさんの貴重なお漏らしシーンバッチリ目に焼き付けました。』

 

私は無言で腰の拳銃を抜いた。

 

「さよなら」

 

『わぁぁぁぁぁぁ!!!ストップ!!やめてください!!』

 

「やだぁぁぁぁ!!離して!!離して!!死ぬのぉぉ!!」

 

『命を大事にしてくださいー!てか物理干渉できた私すごい!!』

 

そんなやり取りを10分ほどした。

私も疲れて冷静さを取り戻した。

 

「はぁ、はぁ・・・で、なんで鎮守府はこんなになってるのよ・・・」

 

『あ、それですか?私と防空司令部の方達でイタズラしちゃいました。てへっ』

 

「はぁぁ!?」

 

『いやー、まだ防空司令部の方達って現世に残ってるのでイタズラしちゃおうって話になっちゃいまして』

 

「なんでそんな事すんのよ!」

 

『面白いじゃないですか!あ、あと今この空間現世から切り離してます』

 

「何そのサラッとすごい事出来てるの!?」

 

『いやー皆さん、気合い入れちゃいまして』

 

「えぇぇぇ・・・」

 

『あ、たぶんもう提督さんにもネタバレされてるかも知れませんよ』

 

私はこの状況がとりあえず飲み込めない。

なに?イタズラでこんな事になってんの?

なんてしてると・・・

 

「どっこいしょ!」

 

「あばばばばばば」

 

「提督!?てか、電どうしたの?」

 

「あぁ、ちょっと・・・な・・・な・・・なぁ!?」

 

『初めまして、シンビルスクです』

 

シンビルスクはペコリとお辞儀をした。

半透明の体で。

 

「なぁぁぁぁぁぁ!?出たァァァァァ!!」

 

『あーこの反応みると皆に会ってないですね』

 

「あばばばば・・・あ・・・ここ・・・」

 

『あ、この娘が電さんですか。よろしくお願いします。シンビルスクです』

 

「幽霊なのに丁寧ね貴女・・・」

 

シンビルスクを見た電さんは・・・

 

「にゃぁぁああああああああああああ!!!」

 

そのまま気絶した。

提督も地味に震えている。

 

『あははっ!ここ面白いですね!皆さんもう出てきていいんじゃないですか?』

 

『だとよ、行くか。お久しぶりです、提督』

 

「あばばばばば」

 

『これ俺ら認識出来てなくね?』

 

『そうだな』

 

認識とか以前に周りを幽霊に囲まれたら誰でもそうなると思う。

 

『おーい、提督ー』

 

「あばばば・・・あ?あれ?お前らどっかで見たような」

 

『あ、やっと意識戻りましたか?防空司令部の連中ですよ』

 

「え、何、俺連れていかれんの?」

 

『あー、リア充なんでそうしたいですね』

 

洒落にならないこと言ってる。

そして提督にドッキリでしたと言う事を伝えていた。

すると提督は・・・

 

「つまり・・・なんだ?お前らの遊びだと・・・」

 

『そっすね』

 

「そうか・・・ところで・・・」

 

提督は拳銃を取り出す。

 

「墓にはなんて・・・刻んでほしい?」

 

『ちょいちょいちょいちょい!!!』

 

『提督落ち着いてください!!』

 

「提督落ち着きなさいって!」

 

「うるせぇぇ!!てかお前小便臭いんだよ!」

 

「・・・ぶっ殺すわよ?」

 

『やっちゃっていいと思いますよ?』

 

私は問答無用で提督の顎に1発アッパーを食らわせた。

提督はそのまま崩れ落ちた。

 

『さて、十分楽しめたのでそろそろ元の現世に戻しますか』

 

『せやな。楽しかったぜ嬢ちゃん』

 

もとの現世に戻る・・・そうなるともうシンビルスクとは会えないのかな・・・そう思っていると

 

『もう会えない・・・そう思いました?』

 

「え、分かるの?」

 

『顔をみたら。でも大丈夫です。そのダイヤモンドに私は居るんです。気が乗れば貴女の夢にでも出ますね。あ、たまに枕元に立ちます』

 

「それは怖いからやめて」

 

『あははは!漏らしちゃいますもんね!』

 

「こんのぉ・・・」

 

『まぁこれくらいにして、じゃ現世に戻しますね』

 

そうシンビルスクが言うと突然の眠気に襲われた。

 

「ん・・・ん?」

 

目を覚ますと執務室だった。

提督はまだ気絶している。

 

「みんな居る・・・」

 

まるでさっきまでの事が嘘だったみたいにDVDを見る前に戻っていた。

時間も2200だ。

 

「シンビルスク・・・」

 

私はダイヤモンドを握りしめた。

すると声が聞こえた。

 

『私はいつも貴女を見守っています。だから安心してくださいね』

 

「シンビルスク?!」

 

その後の声は聞こえなかった。

でもダイヤモンドの中にいてくれる。

そう思うだけで心強かった。




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