横須賀鎮守府の日常   作:イーグルアイ提督

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デート Ⅱ

商店街を抜けてすぐのところに電が行きたいと言った店があった。

 

「ここなのです!」

 

「どんなぬいぐるみがほしいんだ?」

 

「ううんっと・・・特に決めてないのです」

 

「そか」

 

とりあえず自動ドアをくぐり中に入る。

 

「はわ~!」

 

そんな可愛い声を上げると同時に急ぎ足で店の奥に行った。

電はいろんなぬいぐるみを手にとって抱いてみたりしていた。

 

「これも可愛いのです・・・ああ、これも!」

 

「迷ってるのか?」

 

「ううん・・・迷ってる・・・のです?」

 

「いやなんで疑問形?」

 

電はほぼ身長くらいある熊のぬいぐるみとリアルサイズのウサギのぬいぐるみを前にして悩んでた。

値段は二つとも5600円と同じだった。

 

「司令官さん、どっちがいいと思うのです?」

 

「う~ん・・・いっしょに寝たりするなら熊かな~」

 

「うう・・・でもウサギも・・・」

 

迷ってる姿も可愛いのぅ・・・

 

「あううう・・・決まらないのですうう・・・」

 

俺はふと財布の中身を見る。

残金は3万5000円ほど。

 

「電はどっちがいいんだ?」

 

「抱きついて寝たいのですが・・・でもウサギも~・・・」

 

「ウサギだと抱きつきにくくないか・・・?」

 

「あ、確かにそうなのです」

 

「熊にするのか?」

 

「ううう・・・でもお部屋にウサギさん欲しいのです~・・・」

 

あううう・・・とうなってる姿が可愛い。とにかく可愛い。

 

「決めたのです!」

 

と言うと熊のぬいぐるみを担いでレジに向かっていた。

・・・さて俺も買い物だぜ。

ウサギのぬいぐるみをつかみ電と少し離れたレジに並ぶ。

熊のぬいぐるみでこっちは見えていない。

 

「はうぅ~・・・買えたのです~・・・」

 

「いやお前それ・・・でかすぎだろ・・・」

 

「お、重いのです・・・」

 

「はぁ・・・持ってやるからお前はこれを持て」

 

とさっき買ったウサギのぬいぐるみを出す

 

「これ?・・・って、ええ!?いつの間に買ったのです!?」

 

「さっき。」

 

「い、いやその!悪いのです!」

 

「いいの、いっつも秘書艦としてがんばってくれてる電にプレゼント」

 

「で、でも・・・」

 

「うれしいなら素直にうれしいって言う!OK?」

 

「ありがとう・・・なのです!」

 

「よし!」

 

電は鼻歌を歌いながら歩いていた。

 

「さてと・・・次はどこがいい?」

 

「ええっと・・・ゲームセンタ-・・・いいですか?」

 

「おう、いいぞ」

 

「やったのです♪」

 

ここの近くのショッピングモ-ルのゲ-ムセンタ-に向かう。

・・・・ただここDQN多いから電を一人にするとヤバイよな~・・・

なんて思いながら中に入る。

 

「司令官さん!あのUFOキャッチャ-してもいいですか?」

 

「ああ、ふな○しーのか。取れそうか?」

 

「が、がんばるのです!」

 

そのUFOキャッチャ-の台から甲高いヒャッハアアアア!って音声が鳴りまくっている。

電は100円を入れさっそくUFOキャッチャ-をはじめた

 

「そこ・・・もうちょい・・・なのです!」

 

すると見事にアームが引っかかる。

・・・二体取れてるやん。

 

「司令官さん!取れたのです!やったのです♪」

 

「まさかのダブルゲットだな」

 

すると電はふな○しーを・・・

 

「これは司令官さんにあげるのです!」

 

「いいのか?」

 

「二つあるし・・・おそろいなのです♪」

 

「そか。ありがとな」

 

「いえいえなのです!」

 

ちなみに電のヤツ妙のUFOキャッチャ-上手い。とりにくそうなものもほぼ2プレイで取っている・・・。

すごいな・・・

 

「し、司令官さん・・・ちょっとおトイレ行きたいのです・・・」

 

「んじゃ、荷物持ってそこのベンチにいるよ。」

 

「ありがとうなのです!」

 

と電はスタスタと歩いていく。

とりあえずトイレの前のベンチに腰をかけて待つ。

 

「ふあああ・・・ねむ・・・」

 

中部海域のときはろくに寝てなかったからな・・・

あの司令部め・・・何で資源使い切ったくらいで激怒すんだよチクショウ。

そんなことを心の中で愚痴っていると電がトイレから出てきた。

ついでにチャラそうなDQNも男子トイレから偶然出てきて・・・

 

「お、嬢ちゃん一人?」

 

「今から俺らと遊ばねぇ?楽しいとこ連れってってやるよ」

 

「え、ええっと・・・」

 

なんでこうギャルゲに出てきそうなシ-ンになってんの・・・

 

「あ、あの・・・私はあの人と来てるので一緒は無理なのです!」

 

「あ?あの人?何々?彼氏?」

 

「は?あれが?いやいや、俺らのほうが百倍イケメンっしょ」

 

うっわ・・・めんどくせえ・・・

すると案の定こっちに来やがった。来んな。

 

「ねえねえ、お兄さん、俺らさぁ、今からあのこと付き合うから手え引いてくんないかなぁ?」

 

「はぁ?何で?」

 

「あ?何その言い方。行っとくけど痛い目見たくないでしょ?」

 

なんでそんな小物セリフ吐けるの・・・しかも2人でこっちくんな。むさい。

 

「痛い目?へぇ~・・・どうやって?」

 

とりあえず面白いから挑発しておこう。

 

「あ?マジでやんの?」

 

「来いよ。」

 

「てめぇ殺すぞ!!」

 

といってまさかの拳銃を出してきおった。トカレフってお前・・・

 

「これ本物の拳銃なんだけどさ。殺されたくないでしょ?」

 

「別に。見慣れてるしな」

 

「はぁ?余裕ぶっこいてんじゃねえぞコラ!」

 

「いやお前・・・余裕ぶっこくつってもな・・・」

 

だってトカレフのハンマ-が動いてないし・・・それ初弾送りこんでんの?

 

「まぁ・・・本物ねぇ・・・」

 

「そうだよ。助けて欲しけりゃ財布の中身全部置くかあの娘置いてけや」

 

「・・・」

 

「おお?ビビっちゃった?」

 

「・・・別に」

 

と言うのと同時に腰のホルスタ-に差しておいたM92Fを抜く。初弾装填済みだぜ。

 

「は?オモチャだろ?」

 

「どうだろうな」

 

そして少しからだを動かして銃と密着させる。

これでトカレフはスライドが少し動いたためハンマ-がファイアリングピンを叩くことが出来ず発砲できない。

 

「おら、撃てよ。」

 

あえて挑発してみる。

てか、この最中に電はどこ行ったの。

と思った瞬間だった・・・

 

「ぐげっ!!」

 

ものすごい悲鳴を上げてDQN1ダウン。

 

「・・・司令官さんに手を出す悪い人はアナタですか・・・?」

 

「えっ?」

 

あら~・・・何かプラズマモ-ドオンになってるし・・・

ちなみにこのあとDQN2もダウン。二人そろってトイレにほうりこんでケツの穴に大根突き刺しておいた。大根さん、こんなことに使ってごめんなさい。

 

「電、怪我はないか?」

 

「大丈夫なのです!」

 

「う、うん・・・元気そうだね」

 

「さてと・・・時間もいいし帰るか?」

 

「そうですね・・・ちょっと疲れちゃったのです。」

 

「じゃあ、帰るか。」

 

「艦隊帰投なのです!」

 

「ここは海じゃないぞ」

 

「えへへ・・・」

 

夕暮れの中、帰路についた。

電は電車の中で少し眠そうにウトウトしていた。

またこれが可愛い。すごく可愛い。

そして鎮守府の近くの駅に降りる。

 

「あの・・・司令官さん」

 

「ん?どした?」

 

電は突然止まり・・・

 

「あの・・・そのっ・・・あのっ!!」

 

「だからどうした」

 

「て、手・・・」

 

「手?」

 

「手を・・・つないでもいいです・・・か?」

 

「あ、あぁ。いいぞ」

 

キエエエエエ!!!!!(心の叫び

そして電と手をつなぐ。

やわらかい感触がなんとも・・・

 

「ふふっ・・・司令官さんの手、大きいのです」

 

「電も手も小さくてやわらかいな」

 

ちなみに心の中ではキエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!とずっと叫んでいた。叫んでないと気が狂いそうだぜ・・・可愛すぎて。

そして司令室に入ると午後7時を過ぎていた。

さすがに疲れたな~・・・

 

「電、お茶でも飲むか?」

 

「飲むのです!」

 

「じゃあ、ソファーにでも座っててな」

 

俺は部屋を出てお茶を汲みに行く。

 

「何茶にするかな~・・・ええっと・・・ん?何これ」

 

手にとったのは・・・

 

「・・・スガ茶・・・?」

 

しかもとんこつ味とか書いてある。

 

「わ、わけが分からないよ・・・どこで買ってきたんだ・・・」

 

とりあえず無難に番茶を入れる。

 

「お~い帰ったぞ~。」

 

と扉をあけると・・・

 

「す~・・・くぅ~・・・」

 

なんとも気持ちよさそうに寝ていた。

幸せそうな顔だな。

 

「どんな夢見てるんだろうな~・・・」

 

と隣に座り頭を撫でてやっていると・・・

 

「うみゅ・・・しれいかんさん・・・」

 

寝言か?

 

「えへへ・・・しれーかんさん・・・大好き・・・なのです・・・すぅ~・・・くぅ~・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

俺は電の頭をそっと置き・・・

ドアを蹴破る勢いで外に出て海に向かった・・・。

そして・・・

 

 

 

 

「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

と奇声を上げていた。

電ちゃんマジ可愛い。天使。ケッコンしたい。

 




タイトルがハリウッド映画っぽいいちゃいちゃスト-リ-part2だぜ。


・・・・・・・・・・電は俺の嫁ええええええええええええええええええええええええ!!!!
キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!
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