「やっぱり東京に・・・TPex発射始め!」
一応射程圏内だが当たるかどうか・・・いや、当てる!
<<いそかぜ、スタンダ-トを発射します!>>
「わかりました、もし迎撃できたら解毒は私が」
<<了解です、SM-2攻撃始め!>>
後ろのほうで爆音が聞こえた。
敵艦まであと10000・・・
「敵艦からミサイル攻撃がない・・・罠?」
余裕でハ-プ-ンの射程圏内なのに発射してこない。
すると・・・
<<いそかぜ!海中からミサイル出現!これは・・・迎撃ミサイル!?>>
「敵潜からですか?」
<<はい!>>
「こちらでも捕らえました・・・なんで潜水艦が・・・」
するとアポト-シスが直撃する寸前で撃墜される。
だが、このアポト-シスは迎撃されても炸裂し、強力な電磁波を発生させる。
ただ敵は海中・・・爆発は空中だったので効果は薄いかもしれない。
「アポト-シス炸裂を確認・・・敵潜は・・・?」
リマを駆使して敵の状況を探る。
すると効果があったのかさっきまで聞こえていた音がすべて聞こえなくなっている。
「敵潜の停止を確認!今です!!」
<<なのです!>>
<<雷様の本気を見せてあげる!>>
各艦が突撃を開始する。
するとそのとき敵の機関だろうか・・・異音が聞こえ始める。
「何・・・この音・・・」
まるで何かが溶けているような音とガス漏れの音が聞こえる。
すると無線が・・・
<<やる・・・な・・・だが、GUSOHは迎撃に失敗したようだ>>
「え・・・」
レ-ダ-を見ると反応が残ったままだった
・・・そんな・・・
<<俺が・・・ただで沈むと・・・思うな>>
私はそんな無線を無視して提督に連絡する
「司令官!迎撃に失敗しました!GUSOHは東京に・・・」
<<分かっている。ただ幸いなことに・・・ミサイルは俺の鎮守府の真上を通るみたいだ>>
「何が幸いなんですか!早く避難勧告を東京に・・・!!」
<<俺の鎮守府はな、スタンダ-ドやCIWS、パトリオット・・・防空装備のオンパレ-ドだ>>
「でもGUSOHは迎撃されても・・・」
<<洋上で必ず落とす。そのあとの解毒は頼んだぞ>>
そういい無線はプツリと切られる。
それと同時に遠くで大爆発が起き、白い霧のようなものが発生する。
あの霧はたぶんGUSOHだろう。
それと・・・あの爆発は原子炉が暴走して起きた可能性がある。
電磁波で制御回路を損傷して暴走・・・爆発したようだった。
放射能漏れが心配だ
「あっけない最後・・・ですね」
いつの間にかア-レイバ-クが隣に来ていた。
「あ~あ、結局私たちの出番なかったわね」
「そ、そんなこと言っちゃダメなのです!」
第六駆逐隊は皆本当に中がいいな・・・
そんなことを思っていると・・・
「え・・・なにこの音・・・」
「?私は何も聞こえませんよ?」
私にはハッキリ聞こえる・・・
この音は・・・魚雷!!
「魚雷推進音!!」
「魚雷!?」
「方位2-2-0・・・敵原潜!?」
「そんな!今沈んだはずじゃ・・・」
そんなことを言ってる間に魚雷はすぐ目の前まで迫っていた。
・・・コ-ス上にいるのは・・・電。
「電!避けて!!」
私のそんな声と同時にア-レイバ-クが動いていた。
直後に大きな水柱・・・
「キャアアアアアア!!!!!」
「ア、ア-レイバ-ク・・・さん・・・?」
電はいきなりのことに水面に座り込んでいた。
「うっ・・・大丈・・・夫・・・?」
「わ、私は・・・でもア-レイバ-クさんが!」
「左舷に・・・大破孔が出来た・・・だけ・・・です」
「そ、そんな事言っても・・・血が・・・」
私が・・・もっと集中してれば魚雷に気づけたのに・・・!
でも今自分を責めても何も始まらない。
まずは解毒をしないと・・・
「TPex・・・発射!」
GUSOHが散布された区域を熱殺菌しないと・・・
「ア-レイバ-クさん・・・なんで・・・なんで私を・・・」
「仲間を・・・助けるのが・・・仕事・・・ですから・・・」
「でも・・・大破して・・・」
「私は・・・装甲は・・・薄・・・い・・・ですけど・・・ダメコンは・・・」
「でも・・・でも・・・・!」
ア-レイバ-クは苦しそうにしゃべる。
だが、損傷は確かに大破だがダメコンのおかげで沈没することはない
「とりあえず、帰還しましょう。曳航できますか?」
「わ、私が・・・私がするのです!」
電がア-レイバ-クと縄で繋がり、曳航を開始する。
被雷した位置は機関部だ。たぶん、機関停止だろう・・・
「警戒は私に任せてください。急いで帰りましょう」
TPexが着弾、蒼く眩しい炎を上げているのを尻目に帰還を開始した。
~提督~
「ドックをすぐに開けろ!資材は何でもいい!早く作れ!!」
俺は急いでドックを空けさせる。
・・・それにあと10分でGUSOHが俺の鎮守府の射程内に入る。
遠隔操作で迎撃を試みる。
一応、ケストレルの艦載機、横須賀鎮守府でスクランブル待機していた機が迎撃に向かっている。
「東京に着弾すればいくらの犠牲が出ることやら・・・」
いそかぜの話によれば1リットルで東京を壊滅させることが出来るらしい。
弾頭に搭載してある量は500ml・・・
東京が半壊することになる。
「隊長、ケストレルさんの艦載機・・・戦闘機隊はラ-ズグリ-ズですよ?大丈夫です」
臨時の秘書艦となっているアンドロメダは落ち着いてPCを弄っていた。
対空ミサイルなどの火器管制のためだ
「そうだがな・・・」
「スクランブル待機の皆も優秀な子たちです。必ず撃ち落せます」
「そう・・・だな」
ここは部下を疑わずに信じよう
「GUSOH・・・射程まであと2分、迎撃機到着します」
「よし、いいかお前ら!もし失敗してもまだ基地の防空網がある!変に気構えて落ちるなよ!」
<<りょうかい!>>
<<りょーかい、へへっいい声だぜ>>
各機がミサイルに群がっていく。
そして・・・
「・・・命中・・・?命中!GUSOH撃ちゅッ・・・撃墜!!」
アンドロメダが噛んだ。
「・・・噛んだな」
「かかかかか噛んでなんてないですぅぅぅぅ!!!」
顔を真っ赤にして抗議してきた。
とりあえず原潜は沈没、放射能漏れは確認できていないらしい。
呉の生活も終わりだな。
「提督、全作戦終了だ。ア-レイバ-クが大破してるが・・・沈没の心配はない」
「うぅ~・・・よかったぁぁぁ・・・・」
涙声で言ってくる。
「帰ったら思いっきり褒めてやれ。俺もお礼言わないと・・・」
「入渠ドックは開いてますし・・・資源も一応大丈夫・・・」
あとは帰ってくるのを待つだけ・・・
ふぅ・・・あとはいそかぜに頼んで解毒してもらわないと・・・
<<隊長、艦載機は全員帰ってきたよ>>
「了解、そのまま横須賀に帰投してくれ」
<<は~い、懐かしの横須賀だねぇ~>>
スクランブル待機の機体にも損害はナシ・・・
ただ、最初の艦隊に撃たれたGUSOH・・・あれは下手に解毒できないため、まだ艦娘たちがGUSOHの霧の中に閉じ込められたままだ。
・・・艤装内の妖精の生存は絶望的だろう。
艦娘も気を失ったままだ。
しかし幸いなことにGUSOHは風で流されない性質のため、東京に毒素が降り注ぐことはない。
自然消滅まであと2日・・・艦娘が耐えれるかどうかが唯一心配だった。
とりあえず原潜沈めました!(キリッ
まぁ今回は面白いと思うお!
ただ、亡国色が濃い気がする・・・