横須賀鎮守府の日常   作:イーグルアイ提督

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第二次カレー洋作戦 後編

作戦開始1時間前・・・会議室に今回の攻略艦隊、支援艦隊が集合している。

 

「作戦内容はみんな理解できたか?」

 

一応確認だけはしとかないと・・・

 

「大丈夫よ」

 

「私も大丈夫!」

 

全員大丈夫そうだ。

 

「よし・・・これだけは言わせてくれ。支援艦隊も攻略艦隊にもだ」

 

一息ついて続ける。

 

「本作戦は攻略艦隊、支援艦隊の全員が五体満足で帰還することで成功とする。必ず帰って来い。それ以外は絶対に許可しない!以上!」

 

「隊長が珍しく真面目なこと言ってる・・・今日は大嵐だね」

 

「うっさいわ!!」

 

このやろう、空気を壊しおって。

 

「とにかく、必ず帰って来るんだぞ!」

 

「はーい」

 

「了解」

 

「了解!」

 

みんな言い返事で返してくれる。

こいつらなら安心だ。

 

「さあ、時間だ。全艦出撃!」

 

 

 

 

~電~

 

<<鎮守府より攻略艦隊へ、まもなくポイントA、警戒を厳とせよ>>

 

「了解なのです!」

 

「長門より提督、赤城艦載機より敵艦見ゆ、だそうだ」

 

<<了解、各艦の交戦を許可する!>>

 

<<こちら支援艦隊、いそかぜです。ケストレルさんの機関に異常発生、そちらの交戦までに支援攻撃位置に付けません>>

 

「了解なのです、ケストレルさんの具合はどうなのです?」

 

<<今は修理も完了、全速で回してます。次の海域には間に合いますので次海域より支援攻撃を開始します>>

 

「了解なのです!」

 

「電探に感あり・・・敵艦だ」

 

さすがミズ-リさん・・・見つけるのが早いのです・・・

長門さんが少し不機嫌そうな顔をしていた。

 

「まもなく主砲の射程距離だ、砲撃用意!」

 

「まさかミズ-リさんと一緒に戦うなんて思いませんでした」

 

「私もだ。大和と敵艦とでなく味方でとはな・・・私としてはかつての敵が今は味方というのは胸熱で好きだがな」

 

大和さんとミズ-リさんは仲がよさそう。

長門さんは微妙な顔してるのです・・・

 

「彩雲より報告!軽巡1、重巡2、駆逐3を認む!」

 

「距離は分かりますか?」

 

「距離約20km!敵艦はまだこちらを捕捉できていないそうです!」

 

「了解しました、旗艦大和より全艦へ、対水上戦闘用意!赤城さんは攻撃隊を発艦させてください!」

 

「了解!第一次攻撃隊、発艦してください!」

 

「第一艦隊全艦へ!砲撃用意!」

 

今は水雷戦隊の出番はなさそうなのです・・・

 

「北上さん、大井さん、雷撃用意をお願いします!」

 

「はーい、やろう大井っち」

 

「はい!甲標的は出撃開始!」

 

駆逐艦は・・・出番なさそうなのです・・・

 

「全戦艦は砲撃開始です!」

 

「了解だ!」

 

「りょうかいっ!」

 

「第一第二主砲!斉射、始め!!」

 

「全主砲、斉射!てー!!!」

 

「痛いのをブッ喰らわせてやれ!撃てー!!!」

 

「пушка стрелять!!(主砲、撃て!!)」

 

全身の骨の髄まで響くような砲声と衝撃波・・・あんなの食らいたくないのです・・・

 

「水観より報告・・・着弾!敵重巡撃沈、軽巡大破!」

 

「よし、もう一発いくぞ!」

 

「了解、次弾装填!」

 

最初の砲撃を命中させるなんて・・・みんなすごいのです。

 

「甲標的・・・敵駆逐艦一隻を撃沈!」

 

「艦載機が残りの艦を全艦撃沈!」

 

・・・これ完全に水雷戦隊要らない子なのです・・・

とにかく、先に進もう。

水雷戦隊はみんな装甲が薄いからもし被弾すればただではすまない。

遠距離砲撃で片付くほうがこちらとしても安心だ。

 

「ポイントA・・・オ-ルクリアなのです!」

 

「了解しました!先に進みましょう!」

 

次の海域では脅威はないらしい・・・

一応、いつでも撃てるようにしておこう。

 

「提督、ポイントBに到着します、DとE。どちらに進めばいいですか?」

 

<<ポイントDに進んでくれ!敵戦艦に注意せよ!>>

 

「了解、進撃します!」

 

大和さんの合図でDに向け進撃する。

大和さんとミズ-リさん・・・それに長門さんやソヴィエツキ-さん・・・戦艦が4隻もいると心強いのです。

 

「まもなくポイントD・・・警戒しましょう!」

 

「・・・偵察機から報告!敵艦見ユ!!」

 

「了解!全艦、砲雷撃戦よーい!!」

 

「敵艦、発砲!!」

 

「発砲!?もう発見されているの!?」

 

「わかりません!ですが偵察機が・・・」

 

「くっ・・・回避だ!急げ!!」

 

距離から考えて敵戦艦だろう。

私達、駆逐艦や軽巡が被弾すればただではすまない。

 

「敵艦捕捉!全主砲、薙ぎ払え!!」

 

大和さんの砲が火を噴く。

 

<<こちら前衛支援艦隊!攻撃開始します!>>

 

「了解なのです!」

 

<<トマホ-ク、攻撃始め!!>>

 

<<ラ-ズグリ-ズ、出撃!>>

 

支援艦隊が到着・・・これなら・・・

そんなこと思っていると遠くの空から何かが降って来る。

敵の砲弾だ。

 

「敵弾、来る!!」

 

長門さんの叫び声とともに周囲に着弾する。

しかし遠距離のため着弾位置はかなりずれている。

だが・・・

 

「ぐっ・・・!!」

 

ミズ-リさんの体が爆炎に包まれている。

被弾!?

 

「大丈夫か!!」

 

「くっ・・・!!戦艦が簡単に沈むか!!」

 

ミズ-リさんは小破・・・

だが、作戦続行に支障はなさそうだ。

それよりも・・・戦艦が簡単に沈むか!ってなんだかカッコいいのです!

 

「主砲、てー!!!」

 

「撃ち方始めぇ!!てーっ!!」

 

「撃ちまくれぇ!!!」

 

長門さん達も砲撃を開始、爆音がお腹に響く。

 

「響お姉ちゃん・・・これ私達出番あるのです・・・?」

 

「ハラショー・・・」

 

あ、ダメだ、お姉ちゃんキラキラした目で見てて話聞こえてない・・・

心なしか体もキラキラしてる。

 

「着弾!初弾・・・命中!敵戦艦中破!!」

 

<<トマホ-ク、着弾まであと10秒!>>

 

「了解!」

 

上空を轟音を響かせて黒塗りの戦闘機と4発の巡航ミサイルが飛び去っていった。

 

「だんちゃーく・・・今ッ!!」

 

「彩雲より報告・・・敵艦隊の旗艦撃沈!敵艦隊撤退を開始したようです!大和さん、追撃しますか?」

 

「はい!主砲、ショックカノン・・・じゃなかった、主砲、次弾装填!」

 

ショックカノンって何なのです・・・?

とりあえずそんなことは置いといて。

 

「大和さん、敵はもう戦う気がないはずなのです!無理に撃破しなくても・・・」

 

「でも・・・敵本体に合流されると危ないですし・・・」

 

「敵の命も助けたい・・・っておかしいですか・・・?」

 

「・・・・分かりました。全艦砲撃準備中止!最大戦速で敵本体に向かいます!」

 

「ありがとう・・・なのです」

 

「いえ、あんな純粋な目で言われて砲撃を行うほど私も鬼ではないですよ」

 

「大和さんカッコいいのです!」

 

「え、か、カッコいい・・・?わ、私が・・・?」

 

「はい!」

 

「・・・・」

 

「ま、まぶしっ!」

 

一瞬で物凄いキラキラになった・・・

 

「ポイントGに向かいます!」

 

最大速力で向かう。

キラキラMAX状態の大和さんはGについた瞬間全主砲を斉射、一瞬で敵艦隊を殲滅した。

・・・どんだけキラキラなんですか・・・

 

<<攻略艦隊へ、状況は?>>

 

「状況・・・順調に進んでます!」

 

<<被害は?>>

 

「ミズ-リさんが小破、ですが戦闘に支障ありません!」

 

<<了解、もし中破することがあれば即時撤退だぞ!>>

 

「了解です!」

 

あとは敵本隊だけ・・・

たぶん本隊は夜戦になるだろう。

頑張らないと・・・

 

「まもなく本隊です!戦闘用意!」

 

<<こちら決戦支援艦隊!いつでも撃てるよ!>>

 

「了解しました!そちらの判断で攻撃してください!」

 

<<了解!雑魚はボクらに任せて!>>

 

「全主砲、薙ぎ払え!!」

 

「全主砲、斉射!てぇー!!!」

 

大和さんから続いてどんどん砲撃を始める。

ここからなら着弾まで一分程度・・・命中することを祈る。

 

「敵艦より艦載機発進!空母姫だそうです!」

 

「了解しました!照準を空母姫に合わせ!」

 

「巡航ミサイル・・・着弾!敵戦艦、空母を撃沈!空母姫は健在!」

 

周りの脅威は排除・・・一安心なのです。

今の時刻はもう夕暮れ・・・暗くなり始めている。

 

「日没ですね・・・」

 

「はい・・・日没のため、艦載機帰還します」

 

「水雷戦隊のみなさん、あとはお願いしますね」

 

「はい!お任せなのです!!」

 

やっと私達の時間!

・・・あれ、なんだか川内さんの気分に・・・

 

「あとは敵空母姫だけです!さきほどの砲弾が一発だけ命中しましたが被害はそれほどでもないそうです・・・」

 

「了解なのです!魚雷装填!」

 

暗闇に乗じて一気に接近を試みる。

日没の影響で回りがすぐに暗くなり始める。

 

「探照灯・・・照射!!」

 

6隻の艦から探照灯を空母姫に照射する。

・・・これある意味に嫌がらせなのです。

 

「酸素魚雷・・・撃ち方始めなのです!」

 

「ypa!」

 

魚雷をばら撒く。

北上さんや大井さんも魚雷をばら撒き何十本もの魚雷が空母姫に殺到する。

空母姫は避けようにも逃げる場所がない。

それより探照灯のせいで目が開けれないだろう。

 

「魚雷・・・命中!!空母姫・・・撃沈を確認!」

 

「提督!敵本隊撃破!!」

 

<<了解!よくやった!!だが、家に帰ってくるまでが任務だぞ>>

 

「そんな遠足みたいに言わないでください・・・」

 

そんな会話を聞きながら回りを警戒しているとふと一隻の船影が見えた。

 

「あれ・・・艦娘なのです・・・?」

 

「ん?どれだい?」

 

「あれなのです」

 

指を刺す方向を響お姉ちゃんも見る。

 

「本当だ、空母かな?」

 

「あ、こっちにくるみたいなのです」

 

大和さんたちもそれに気づいて一応警戒する。

その空母はすぐ近くまで来た。

 

「雲龍型航空母艦の三番艦、葛城よ!」

 

「大和です。雲龍型ですか・・・」

 

「今対空砲台とか思ったでしょ・・・」

 

「ち、違います!!」

 

少し賑やかな空母が増えた。

私達は作戦を無事終え、12隻から一隻増え、13隻で鎮守府へと帰還した。

被害はミズ-リさんの小破だけ。

疲れたのです。




ちょっと投げやりになった気がする・・・
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