演習という名目の蹂躙が終わり日も暮れてきた。
本部から明後日まで舞鶴に居ろとのことだった。
「綺麗な夜空ですね」
「そうだなぁ・・・どうせなら電と一緒に見たいよ」
「電?」
「俺のケッコンした艦だよ」
「ケ、ケッコンされてるんですか!?」
「お、おう。どした?」
「私も相手がほしいです・・・」
「すぐ見つかるさ」
そんな話しながら空を眺めていると流れ星が過ぎていった。
「あ、流れ星」
「え、どこですか!?」
「もう行ったよ」
「見たかった・・・」
「また来るだろ。俺はあまり流れ星は好きじゃないよ・・・」
「どうしてですか?あんなに綺麗なのに・・・」
「1994XF04・・・」
「?」
「そういや、アンタは生まれてないか・・・」
あの死が降る空・・・20年前の光景を思い出してしまう。
「こんな名前を聞いたことないか?ユリシ-ズって言う名前を」
「あっ・・・」
「ちょうどあの時もこんな夜空だったよ」
忘れもしないあの光景・・・
120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲・・・通称「ストーンヘンジ」によってユリシ-ズ迎撃が行われるもすべてを迎撃できず地球に死が降り注いだ。
それだけなら良かった。
アイアンボトムサウンドに落下したユリシ-ズの影響なのかは分からないがその日から深海棲艦が地球上に出現した。
それとほぼ同時に艦娘も。
二つとも何故出現したのか今でも不明だ。
艦娘本人も気がついたら艦娘になっていたという。
「大佐は・・・あの日を経験したんですよね」
「ああ、ユリシ-ズの厄災も大陸戦争も・・・」
ちなみにユージア戦争時には深海棲艦と艦娘の影響力は無いに等しく、人類側である程度抵抗が出来ていた。
しかし時がたつにつれ、通常兵器は効かないようになってくる。
唯一効く通常攻撃といえば、宇宙空間から鉄の矢を落としピンポイントで深海棲艦を文字通り潰すしか無かった。
しかし制空権を取られ、宇宙空間にSSTOを打ち上げようにも迎撃され、衛星兵器に物資が届かなくなってしまう。
そのため現存する衛星兵器はすべて本拠地攻略にそなえ温存されているがこの前の原潜のように弾道ミサイルなど、ミサイルを発射する深海棲艦が現れて来たら回避能力や迎撃能力を持たない衛星兵器など止まっているハエを叩き落すようなものだ。
「・・・すみません」
「いいや、大丈夫さ。お、また流れ星」
「あそこにも!」
「・・・多いな」
「綺麗です・・・」
少将は感動しているようだった。
この子にはあんな悲劇を経験してほしくない・・・俺はそう思った。
「さて・・・司令部に帰ろう」
「もう少し・・・眺めてます」
「そうか、風邪引かないようにな」
「はい!」
そう言って司令部に帰ろうとした瞬間、空が赤く光り、一直線に降って来る
「冗談だろ・・・」
その光りは街に落ちていった。
それも一つや二つではない。
「20年前の光景をまた見るなんて・・・」
「い、いまの何なんですか!?」
「隕石・・・クソ・・・!」
街のほうで爆発音が聞こえる。
「いったん司令室に、大本営と通信を取ろう」
「はい!」
急いで司令室に戻る。
「大本営!こちら舞鶴!聞こえたら応答しろ!」
<<こち----営---通---->>
「聞こえない!」
<<こちら大本営だ!>>
「良かった・・・今の隕石の被害は!」
<<日本中に落下している!>>
「冗談だろ・・・」
そんな通信をしていると電話が鳴った
少将がそれを取った
「もしもし?はい、大佐なら・・・」
「何だ?」
「アンドロメダ・・・って方からです」
「代わってくれ!」
「は、はい!」
電話を代わる。
「アンドロメダ!」
<<隊長、お願いです、今から話すことを落ち着いて聞いてください>>
「分かった、何だ?」
<<メガリスが・・・敵の泊地になり・・・稼動しています>>
「冗談・・・だろ・・・?」
メガリス・・・エルジアが開発していた、軌道上に残存する小惑星ユリシーズの破片を落着させるロケット(ミサイル)の発射センターとして、首都ファーバンティ南方のトゥインクル諸島近辺に建設された巨大要塞。要塞から南に伸びるミサイル搬入路の側面に構築された発射機群には、軌道上に残る小惑星の破片と結合し、地上に向かって落下させる機能を持つロケットが多数配備されている。ロケットは要塞から照射される誘導用レーザーによってコントロールされる。この特殊ロケットの他に、中央サイロには大型ミサイル、その東西のランチャーに4発の中型ミサイルが格納されているが、これらが隕石落着機能を持つものなのか、単なる弾道ミサイルなのかは不明だった。メガリスは通常の航空攻撃では破壊が困難な高い堅牢性を持ってはいたものの、開発途中だったためか防衛用対空火器が一切配備されていない状態であった。首都陥落によるエルジア政府降伏後、開発中であったメガリスは降伏に従わないエルジア軍将校団によって占領され、大陸に再び隕石を落下させ始める。
俺はそのメガリスを内部から破壊したはずだった。
なのに・・・
「そのメガリスは・・・深海・・・棲艦・・・なのか?」
<<分かりません・・・衛星からの写真によると形はそのままで周りには敵艦が・・・>>
「了解した・・・」
俺はその情報に耳を塞ぎたくなる。
<<隊長・・・あともう一つ・・・>>
「何だ?」
<<ストーンヘンジが・・・深海棲艦の手によってコピ-されて・・・泊地になっています>>
「・・・冗談もいい加減にしてくれ・・・」
スト-ンヘンジ・・・基本構造は火薬による発砲と電磁加速を併用したハイブリッド式地対空レールガンである。正式には「120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲」と呼ぶ。射程は約650nm(約1200km)、砲弾によってはその圏内で高度2000フィート以上を飛行する航空機に対しても絶大な破壊力を有している。
使用される砲弾には隕石内部に侵入後炸裂・破砕するAPE弾(Armor Piercing Explosive Ammunition、徹甲榴弾の意)、命中率を重視した榴弾、法的な使用制限があるものの広範囲の破片を処理できる特殊砲弾が存在する。
サンサルバシオン南部の砂漠に円形に広がる巨大な施設に8基の旋回式砲塔が円状に設置され、360度の全天の迎撃や交互発射による複数隕石への対応、同時発射による大型隕石の破砕が可能となっている。またこれらの砲塔を効率的に統合制御するために、施設地下には秒間90億回の浮動小数演算が可能なスーパーコンピューターが8台×1024セット、計8192台設置されている。この総合で1秒間に100兆回もの演算が可能なシステムを使い、人工衛星を含む大陸各地の観測所からのデータを基に大気状況をシミュレート、隕石の落下軌道を割り出し照準する。
これらの設備が必要とする多大な電力を賄うため、専用の原子力発電所が備わっている他、砲塔が消費する瞬間的な大電力をチャージするため、施設敷地内の20%を占めるほどのコンデンサーが設置されている。施設北東には専用の空港が建設されており人員や物資の輸送の他、エルジア軍による占領以前はF-15戦闘機を中心とした18機のUTO軍航空機による警備体制がとられていた。
しかし、2003年・・・エルジアはスト-ンヘンジを軍事転用。大陸の制空権を握った。
だがこいつも俺が叩き潰した・・・はずだった。
「こいつも破壊したはずなのに・・・」
<<隊長・・・どうしますか>>
「泊地はどこからだと一番近い」
<<・・・舞鶴からです>>
「はぁ・・・呉もだったが舞鶴も巻き込むことになるか・・・分かった、みんなを舞鶴へ」
<<作戦のほうは?>>
「そんなもん放棄だ!!こっちのほうを優先的にやる!大本営がなんと言ってこようが構うな!あの悪魔の兵器をまた地獄に連れ戻してやる・・・!」
<<了解しました。最低限の警備を残しそちらに向かいます>>
「そうしてくれ、現代艦は全員頼む!」
<<了解>>
そういって電話は切られた
「すまん、少将・・・少し巻き込むことになる」
「いえ!お手伝いできることがあれば何でも仰って下さい!」
「ありがとう・・・」
俺は記憶を頼りにスト-ンヘンジ、メガリスの攻略法を出来る限りメモに書き残した。
メガリスもスト-ンヘンジも敵の手に・・・降って来る隕石を迎撃できる手段が無いに等しい。
横須賀の街は俺の鎮守府から発射した迎撃ミサイルである程度被害は抑えれているがほかの鎮守府にあるのは対空砲程度・・・しかも手動のものばかりだ。
音速を超える速度で落ちてくる隕石を迎撃など不可能に近い。
艦娘も同じように戦艦娘でも迎撃できるか分からない。
大和の徹甲弾ですら破壊できるか分からない。
今は隕石の落下が止んでいる。早いうちにとめないと隕石なんて弾数無限に等しい。
スト-ンヘンジも高度2000ft(約600m)以下の物はすべて破壊する砲弾を発射できる。
スト-ンヘンジを破壊するまで高度2000ft以上の制空権は敵の物だ。
最優先で破壊・・・もしくは占領しないと地球がクレ-タ-だらけになってしまう。
ロマンチックな内容だと思ったでしょ?残念でしt(ry
AC04を久々にやったらこんなことになった。
???「大変だジャン・ルイ!敵は全員リボン付きだ!」
???「ああっ!ジャン・ルイがやられた!!」