横須賀鎮守府の日常   作:イーグルアイ提督

79 / 131
平凡な夏日

偵察も無事終わり新しい仲間が入った日の午後、俺は仕事の休憩がてら鎮守府を散歩していた。

 

「いい天気・・・っていうか暑いな・・・」

 

もう気温は夏だ。

海が目の前のおかげで潮風がありいくらかマシだがそれでも日差しが強い。

 

「ん・・・クズネツォフ?」

 

工廠の前でキョロキョロと落ち着きのないクズネツォフがいた。

よし、後ろから近づいて驚かせよう。

 

「どんな声上げてびっくりするやら・・・」

 

そんなゲスい事思いながら近づく。

相手は気づいてない。

よし、誘拐犯みたいな事してみよう。

 

「う~ん・・・提督さん居ないとダメですよね・・・」

 

俺を探しているのか。

ゆっくりと近づき、口をふさぐ。

 

「んぐっ!?」

 

「動くな」

 

ちょっと声を低めにしてみる。

クズネツォフは冷や汗をダラダラ流しながら震えている。

 

「動いたら・・・分かるな」

 

「んんんん!!」

 

ちょっとどんな顔になってるか気になる・・・

まぁ十分楽しんだしネタ晴らしするか。

口から手を離し、振り向かせる。

 

「うぇっ・・・ひ、ぐ・・・」

 

めっちゃ泣いておられました。

・・・ヤバイ、やりすぎた。

 

「お、おーす・・・」

 

「ていとく、さん・・・・?」

 

「お、おう」

 

「ぐすっ・・・うわああああああああああああああん!!!」

 

「ちょ、ちょい待て、そんなに泣くなって!」

 

「ど、どれだけびっくりしたと思ってるんですかぁぁぁ・・・うええええええん!!」

 

「悪かった!悪かったから!!お詫びにアイス買ってやるから!」

 

「うああああああん!!!アイスなんかじゃヤダぁ!!」

 

「駄々こねんな!!」

 

「うえええええんん!!憲p・・・」

 

急いで口をふさぐ。

 

「むぐううううう!!!」

 

「・・・それ以上言わない。OK?」

 

「むぐっ!むぐっ!!」

 

頷いてくれたからまぁいいか。

 

「驚かせて悪かったって」

 

「ひぐっ・・・ぐすっ・・・」

 

「艦載機作ってやるから・・・な?」

 

「かん、さい、き・・・?」

 

「ああ、作ってやるから、な?」

 

「・・・うん・・・泣き止む・・・」

 

ようやく泣き止んだ。

なんでコイツは艤装外すとこう・・・幼くなるんだ・・・

 

「まぁつーわけで艦載機作って」

 

「お、おう・・・ま、まぁ任せてよ。一回?」

 

「ああ、まぁ一回で」

 

「はいよー!」

 

資材を中に運んでいく。

 

「艦載機・・・何ができますか・・・?」

 

「そうだなぁ・・・まだ分からんよ」

 

そんな話していると。

 

「できたー!はい!」

 

「どれどれ?」

 

九六式艦戦

 

「ハズレか・・・もっかい!」

 

九六艦戦

 

「もっかい!!」

 

九六艦戦

 

「もっかい!!!」

 

九六艦s(ry

 

「もっか(ry」

 

九六(ry

 

「(ry」

 

(ry

 

「ファアアアアアアアアアアアアック!!!!!!!!」

 

チクショウ!ふざけやがって!!あと一回分しか資材ねぇ!!

クズネツォフはまた涙目になってきた。

 

「艦載機・・・できないです・・・」

 

「だあああああ!!泣くな!!」

 

「あと一回作れるドン!」

 

「うるせぇ!!!はやく資材ぶち込め!!」

 

「ちぇ・・・ちょっとくらいノってくれたっていいのにぃ・・・」

 

そういいながら妖精さんは資材を運んでいく。

 

「できたー!」

 

「どうせまた九六なんだよね・・・知ってる・・・」

 

そういいながら書類を見る。

すると・・・

 

 

 

Su-33 シュトリゴン隊

 

 

 

「フリャンカアアアアアア!!!」

 

クズネツォフがものすごい声を上げていた。

 

「やったやった!!提督さんありがとう!」

 

「お、おう」

 

とりあえずご機嫌になったみたいで良かった。

というわけで散歩も終え、司令室に帰ってくる。

 

「ただいま~」

 

「あ、お帰りなさいなのです!」

 

「ただいま、外は暑いな・・・」

 

「そうですね・・・冷たいお茶用意するのです」

 

「ありがとう」

 

出された冷たい麦茶を飲みつつPCでマイケルマ-フィの情報を登録する。

鎮守府の艦娘管理のためだ。

 

「ん、そういえば明日給料日か」

 

「あれ、もうそんな日ですか?」

 

「せっかくだし、みんなに休暇やるかな、ここのとこロクに外でれてないだろうし」

 

「そうですね・・・ただ いそかぜさん と うらかぜさんは何があろうと平常運転でしたけど・・・」

 

「うん・・・まぁ・・・」

 

ちなみに今は部屋を防音設備が施された部屋に変更したが、前の部屋では他の艦娘と鎮守府の関係者から「あの部屋、喘ぎ声が毎晩絶えなくて寝れない」と苦情が来ていた。

鎮守府内にも提督以外に男の職員もいっぱい居るが「あの部屋の近くは最初行くと最高に天国だったがもういろいろ激しすぎて最近は息子も萎える」とワケの分からん苦情まで入っていた。

 

「あいつらいつか過労死すんじゃねーの・・・」

 

「それが一番の心配なのです・・・」

 

そんな話しながら給料の計算をしていった。

もちろん、艦娘たちのだ。

いろいろ手当をつけて手取り25万くらいだ。

初任給は13万だったがな。

 

「とりあえず・・・計算はすぐ終わるな。あとは・・・」

 

後の仕事を確認する。

えっと・・・

 

「鎮守府内の装備の補給・・・午後には弾薬積んだ輸送機が来るしそろそろ給料計算終わらせるかな」

 

「私があとを引き継ぎますよ?」

 

「ん~・・・頼めるか?」

 

「はい!お任せくださいなのです!」

 

「すまん!と、そろそろ輸送機来るし俺は滑走路に行ってるよ」

 

「はい、お気をつけてなのです」

 

確か今日くるのは・・・CIWS用の弾薬と鎮守府の航空機用の弾薬だったかな。

ああ・・・日焼けしそう・・・

夏はどうも嫌いだ・・・

そんな事思いながら滑走路に向かった。




まぁまぁ普通の日常風景書けたかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。