横須賀鎮守府の日常   作:イーグルアイ提督

85 / 131
グレ-スメリア奪還

B7Rの制海権確保・・・よし!

 

「電、調子はどうだ?」

 

<<良好なのです!これからグレ-スメリアに突入するのです!>>

 

「了解!全力で叩き潰してやれ!」

 

<<電の本気を見せてやるのです!>>

 

無線が切られる。

グレ-スメリアにはもうエメリア軍が攻撃を開始している。

 

「作戦は成功する・・・戦況は常に俺たちの味方だ」

 

自分に言い聞かせるように呟いた。

 

 

 

 

~いそかぜ~

 

<<フォックス2!フォックス2!>>

 

<<ビンゴ!>>

 

<<敵電子戦機撃墜!グレ-スメリアの制空権を確保!>>

 

<<スティ-ルガンナ-ズ、滑走路に接近>>

 

<<正面から堂々の凱旋だぁ!邪魔するヤツは容赦しないぞ!!>>

 

無線から士気マックスの味方の声が聞こえてくる。

今はグレ-スメリア空軍基地を奪還に向かう戦車隊の援護のために射程圏内に近づいている。

 

「みなさん!これより湾内に進入、艦砲射撃を行います!」

 

「了解なのです!」

 

「まず何から撃とうかしら?」

 

<<こちらゴ-ストアイ、敵艦隊は湾内に展開。駆逐艦が主な水雷戦隊だ>>

 

「了解しました!」

 

水雷戦隊・・・キャビテ-ション魚雷を持っていない事を祈ろう。

 

「電さん、水雷戦隊を任せてもいいですか?」

 

「はい!」

 

「私は戦艦を狙います!」

 

「分かったのです!」

 

目標敵戦艦・・・トマホ-ク発射用意!

 

「トマホ-ク発射・・・はじめ!」

 

「私はどうしようかしら」

 

「私と敵戦艦・・・いえ、敵空母をお願いします!」

 

「了解!」

 

分散して攻撃を開始する。

湾内には敵艦隊が最低でも10隻以上・・・でも私はイ-ジスだ、やれます!

 

<<スティ-ルガンナ-ズ、滑走路にさらに接近・・・行けるぞ!>>

 

<<こちら赤城!艦載機を上げます、近接航空支援はお任せください!>>

 

赤城さんたちの第二艦隊が到着したようだ。

続々と艦娘が到着している。

今はもう敵艦より数が上回っている。

 

「油断は禁物・・・ですね」

 

私は注意深くレ-ダ-で索敵する。

その時無線が混線・・・いや・・・混線じゃない・・・

 

<<われらの偉大なる提督は・・・>>

 

これは・・・プロパガンダ放送?

深海棲艦にもこんなことするヤツが・・・

だがその瞬間陽気な音楽が流れる。

今度は何だ?

 

<<電波ジャックなら俺たちに任せろ!本日も最高のビ-トをお届けするぜぃ!俺は自由エメリア放送のDJゼッド!>>

 

陽気なDJが無線をジャックしたようだった。

戦場で電波ジャックした挙句ラジオ放送って・・・どんだけ肝座ってるんですか・・・

 

<<敵対空砲撃破、イエロ-ジャケット、行け!>>

 

<<了解!ラジオ局を奪い返す!>>

 

ラジオ局奪還も始まったようだ。

 

<<こちらドラゴンバスタ-ズ、議事堂を奪還する!>>

 

<<ドラゴンバスタ-ズ、新たな敵増援・・・ビルの間から敵が湧いてきている>>

 

<<敵って・・・あれは女の子じゃ・・・>>

 

「それは深海棲艦です!!容赦しないでくだい!」

 

艤装を外した深海棲艦は厄介だ。

見た目は華奢な少女なので油断したり攻撃を戸惑ってしまう。

そのせいで返り討ちに会うことが少なくないのだ。

 

<<くそっ・・・撃て!!>>

 

<<こちらスティ-ルガンナ-ズ!滑走路に到達!残りを片付ける!>>

 

<<スティ-ルガンナ-ズ、こちらゴ-ストアイ。残敵は撤退開始、追撃する必要はない>>

 

<<了解!グレ-スメリア空軍基地を奪還したぞ!俺たちの滑走路だ!>>

 

さっそく空軍基地を奪還したようだ。

私は湾内の敵撃破に集中する。

 

「こちらいそかぜ、援護を必要としている部隊はありますか?あったら応答してください!」

 

<<こちらアバランチ!敵機が少なくなったが・・・対処しきれる量じゃない、落してくれ!>>

 

「了解しました!」

 

イ-ジスシステムを駆使し敵機を補足する。

 

「撃ちー方ー始め!」

 

<<こちらイエロ-ジャケット!ラジオ局に突入部隊を降下させる!>>

 

<<くそっ・・・この建物はもう持たない!勇士よ、最期まで勝利を信じ、深海に命をささげよ>>

 

<<逃げるんなら俺のスタジオのレンタル料置いていきなぁ!>>

 

ラジオ局の奪還も時間の問題だろう。

あとは湾内と議事堂・・・

でも湾内はあと駆逐艦が数隻だ。

 

「撃沈!これで・・・!」

 

<<湾内の敵を殲滅、マリ-ゴ-ルド、艦娘は湾内に進入しろ>>

 

<<了解した、湾内への侵入を開始する。エメリアのエ-ス・・・いやエメリアのエースと小さな天使に感謝する>>

 

小さな天使か・・・ちょっとうれしいな

 

<<いくぞ・・・ペイバックタイムだ!>>

 

<<アルファ1突入!>>

 

<<ドラゴンバスタ-ズ、議事堂に接近。情けは無用だ、敵を殲滅しろ!>>

 

怒涛の快進撃・・・少し順調に進みすぎて不安になった。

でも、順調に進む事が悪いことではない。

 

「作戦は順調に進行・・・あとちょっとですね」

 

<<上空の敵機は全滅っぽーい!>>

 

<<こちらゴ-ストアイ、了解>>

 

レ-ダ-にも敵機影なし・・・

あの量をどうやって落したのか気になるけど聞いちゃダメな気がする。

 

「あとは・・・あの港!」

 

私のすぐ目の前にある港。

あれが最後だ。

 

<<こちらドラゴンバスタ-ズ、議事堂を奪還した!自由の象徴を奪い返したぞ!>>

 

<<よくやったドラゴンバスタ-ズ。あとは港だけだ>>

 

<<こちらダガ-!艦娘隊を援護する!>>

 

<<了解した。艦娘隊、これより作戦を終了した部隊の一部を艦娘隊の援護に回す。必要に応じ支援要請を行え>>

 

「了解しました!さっそくですが、港付近に展開する砲を排除してください!」

 

<<ダガ-了解!ミサイルを叩き込む!>>

 

<<こちらメビウス1!いそかぜさん!私たちも行くよ!>>

 

「了解しました!これより港に突入します!みなさんは私と単縦陣に組みなおして突入します!」

 

<<了解!>>

 

皆が集まってくるのを待つ。

その間に港の砲台が次々とつぶされていく。

 

「これで全員ですね!これより突入します!」

 

「なのです!」

 

「ypa!」

 

「やるっぽーい!」

 

速力を上げ港に向かう。

港からは敵の最後の艦隊が出現した。

 

「敵艦隊!戦艦2、重巡4!」

 

「砲雷撃戦はじめー!」

 

「90度左旋回!T字に持ち込みます!」

 

「了解!」

 

左に急旋回して敵艦に横を向ける。

これで最大火力を発揮できる・・・と言いたいが私とマイケルさんは砲が一門のみ。

第六のみんなや川内さん、夕立さんが力を発揮できる。

 

「てーっ!!」

 

「ypa!」

 

魚雷や砲を斉射する。

私たちも対艦ミサイルを発射する・・・が私はトマホ-クがもう弾切れだ。

砲と短魚雷で応戦する。

 

「撃ちー方ー始め!!」

 

敵艦隊も負けじと砲撃を始める。

 

「敵弾来る!」

 

「回避してください!」

 

何十発という砲弾が飛び交う。

 

「きゃっ!」

 

「暁お姉ちゃん!大丈夫なのです?!」

 

「小破・・・この程度大丈夫よ!」

 

被弾する艦を出てくる・・・だけど・・・損害軽微!

 

「敵戦艦撃沈!」

 

「あとは重巡だけです!」

 

「雷撃で仕留めるよ」

 

「了解なのです!」

 

あとは損傷を受けた重巡洋艦のみ・・・やれます!

 

「てーっ!」

 

一斉に酸素魚雷を発射する。

魚雷に気づいた敵艦は回避しようとするがもう手遅れだ。

 

「遅い!」

 

次の瞬間、敵艦を大きな水柱が覆う。

撃沈だ。

 

「撃沈確認!港の敵勢力を撃破!!」

 

<<こちらゴ-ストアイ、グレ-スメリアに展開する敵性勢力を殲滅・・・首都を取り返したぞ!>>

 

<<ついにやった・・・俺たちの街だ>>

 

<<やった!やったぞ!>>

 

「ふぅ・・・終わりました」

 

「疲れたのです・・・」

 

「もうすぐ間宮さんが来てくれるそうですよ」

 

「間宮さん!?アイス!アイス!!」

 

私も疲れた・・・アイスが食べたいです。

そんな勝利に浸っていた。

 

<<ん・・・?レ-ダ-にアンノウン・・・>>

 

「え?」

 

私もレ-ダ-を確認する。

確かにアンノウンが表示されていた。

 

<<地上部隊、アンノウンを確認できるか?>>

 

<<待ってくれ・・・えーと・・・------->>

 

<<おいどうした!応答しろ!>>

 

爆発音が一瞬聞こえ、無線が途切れる。

 

<<データ照合・・・エストバキア機の増援を確認!>>

 

<<エストバキア!?クソ!アイツらまだ諦めてないか!!>>

 

<<全機、エストバキア機を迎撃しろ!>>

 

<<こちらアバランチ!弾切れだ!燃料も少ない!>>

 

<<こちらダガ-!私もだ!>>

 

<<ほかの航空部隊も弾薬不足・・・>>

 

どういうことだ・・・?

私は混乱していた。

深海棲艦ではない敵がここに・・・?

 

<<クソ・・・今武器が撃てるのは湾内に展開する艦娘隊だけだ!>>

 

「え・・・?」

 

その時混線で敵の声が聞こえた。

 

<<全機に次ぐ、グレ-スメリアを再び我らの手に>>

 

<<了解>>

 

敵は間違いなく人間だ。

 

<<艦娘隊!聞こえるか?!ただちに迎撃しろ!>>

 

<<対空戦闘!!>>

 

<<おい!弾薬はまだか?!はや------------->>

 

<<3-1応答しろ!チクショウ!>>

 

味方の損害が拡大している。

でも・・・相手は人・・・

私たちが船だったときトリガ-を引くのは人だった。

でも・・・今は私自身だ。

・・・人を・・・殺せるのか・・・。

 

<<艦娘隊!これは命令だ!迎撃しろ!>>

 

私は震える手で砲を上空に向ける。

他のみんなも一緒だ。

砲を向けているのは私とマイケルさんのみだが・・・

全員震えている。

 

「はぁ・・・はぁ・・・・」

 

撃てない。

今の私に人は殺せない。

 

<<艦娘隊!聞こえないのか!!撃て!!>>

 

<<くそ!さらにエストバキア機の増援確認!>>

 

レ-ダ-にさらに光点が増える。

数は10以上・・・

 

「はぁ、はぁ・・・!」

 

息が荒くなる。

今、砲を向けているのは深海棲艦じゃない。

人間なんだ。

その感情を捨てたいが捨てれない。

捨てたら何かが終わってしまいそうだ。

 

「撃てない・・・撃てない・・・!」

 

私はたぶん情けない声を出しているだろう。

その時混線・・・いや明らかにこちらの無線周波数であの増援機から無線が入る。

 

<<シュトリゴン12、進路2-5-0。機器の感度も良好だ。始めよう>>

 

<<・・・ジェントルマンがこんなに集まるとは・・・壮観だな>>

 

<<全機いいか。グレ-スメリアに展開する敵性勢力を排除する>>

 

<<了解した、エメリア軍を''援護''する!!>>




たぶんうまく書けたと信じたい。

たまりにたまった感想を頑張って返さないと・・・
ホント申し訳ない!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。