で、これが生まれたって訳。3週目をみてこれならある程度無理やり話を交わらせることができるやん!って思っちゃったんです。
アーマードコアは履修前提で話が進みます。一応解説は挟みます。
恒星間航行によって宇宙への進出が一般化した未来、または、遥か遠い過去、辺境星系に位置する「ISB2262 惑星ルビコン3」で謎の新物質コーラルが発見された。新たなエネルギー源として人類の技術や通信能力を飛躍的に向上させると期待されていたそれは、しかしあるとき、星系を巻き込む大災害「アイビスの火」を引き起こし、炎と嵐で飲み込まれたルビコン3と周囲の星々は「燃える星系」となり果てた。
災害によって宙域ごと汚染・封鎖されたルビコン3が、惑星封鎖機構による厳重な監視下におかれて半世紀。
惑星で生き延びた人々が辛うじて命を繋ぐなかで、燃え尽きたはずのコーラルが再発見されたことで、封鎖機構をあざむき進駐する利権を求める強欲な惑星外企業と、ルビコン3に根ざした人々「ルビコニアン」の武装勢力との戦闘が散発するようになり、コーラルの管理・利権を巡る激しい戦いへと発展していく。
そんな、遥か過去。はては、遠い未来。
自分は、そんな戦火に巻き込まれて…いや、その渦の中心に居たのは、きっと自分だ。
バスキュラープラントで宇宙空間まで吸い上げられたコーラルに命じたことで、コーラルリリースが開始。コーラルは真空状態で最も増殖しやすいことから、宇宙空間にて爆発的に増殖、さらにコーラルは群知能に似た集まろうとする性質があるため、宇宙空間の巨大なコーラルの塊に、ルビコンの地下にあるコーラルも吸い寄せられ、さらに増殖を加速させる。この増殖を止めるものはなく、コーラルは増殖し続け、最終的に宇宙全体を飲み込んだ。
コーラルで満たされた宇宙において、コーラルを基礎とする変異波形が存在することが出来ない場所などない。
未来にも、過去にも、宇宙の果てにも、自分たちはいる。燃え残った残滓に、強く火をつけた。
ありとあらゆる全てに、自分はいる。賽は投げられた。ルビコン川を渡って、その全てを…私達が…レイヴン…自由の…私が……コーラル…ウォルター…
「621…お前を縛るものはもう何もない これからのお前の選択が…お前自身の可能性を広げることを祈る。」
…て…ください…レイヴン!
目が、醒めた。酷く長い夢を見ていたようだ。何回も、何回も…
『レイヴン、泣いているのですか?』
いや分からない。今まで涙など…いや、泣いているのだろう、酷い夢だったから。
ふと、目尻をなぞり涙雫をはらおうと手を動かそうとすると、ピクリとも動かない。そしてまた、身体は包帯を纏っている、かつて、遠い昔、遥か未来、それは定かじゃないが、自分の置かれていた境遇に似ている。
いつかは、調教師が助け出してくれたものだが…
『レイヴン、目覚めさせたところ悪いのですが、貴方は今、包帯でぐるぐる巻きです。』
だろうよ。
『どうやら、改造を施され、意識が霧散した存在に、私達が定着したようです。微かに、この世界にはコーラルの反応があります。』
『私からの依頼ですレイヴン。この世界の、コーラルを…いえ、この世界そのものを救う英雄(ヒーロー)に、なってください。』
…そうか、わかったエア。その依頼を引き受けよう。自由意志の象徴、独立傭兵レイヴンが。
とは、言ったはいいが、ここからどうするべきか。体を捩れば包帯ごと動く。身体に着いた管がどうにも邪魔くさいし、今は捩る以上の行動ができない。なにか機会を伺うしかできない。
『レイヴン、どうやら貴方の体に施された改造は、今までの強化と余り変わらないようです。強いて言えば…気付いていましたが、今までよりはるかに、その…人間としての機能を取り戻せたようですね。』
そう言われれば確かに、あの頃の、闘う以外の機能を失っていた自分からすれば、信じられないほど、感情的で、そして人間性を取り戻せているようだった。
『そして、この世界でも貴方の名前はC4-621だそうです。これはもはや運命なのでは?』
少し面白げに話す声に、頬が上がる。彼女の正体は「Cパルス変異波形」。コーラルの中に発生した人格のような現象であり、彼女曰く「実体のないルビコニアン」。
コーラルを「同胞たち」と呼び、企業やその他勢力がコーラルを巡り争う現状、そしてその争いで同胞たちが失われていくことを憂いていた。
それはあのルビコン3での話だが。
『さて、レイヴン、そろそろ来ますよ。』
何が?コーラルでも集まってくるというのか。
『違いますよ、自由が、です。』
「私が、来た」
野太い声と共に、何かが破壊される音が聞こえる。複数の足音、複雑な波形を感じる。
「これは…っ?!酷いな…救助隊を待ってる暇はなさそうかな…」
野太い声の主は、自分よりもはるかに高い位置から声をおろし、身体に触れ、一瞬の浮遊感。身体はしっかりと抱えられているようだ。安心感のある腕と、身体には装甲のような筋肉が繊維として走っていることが、包帯越しにでもわかった。
『レイヴン、安心…はしてるようですね、助けが来ましたよ。暫くは忙しくなりそうです。今のうちに休んでは?』
間違いない、そう思い彼に身を任せ暫しの睡眠に興じることにした。
恋愛要素は必要?
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素敵だご友人(Yes)
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はぁ…残念ですレイヴン(No )