バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Dクラス戦②

俺達がDクラスとの戦場へと向かうと

 

貴浩「ん?…あそこいるのはDクラス代表の平賀か。

   作戦通り、俺たちは周りの近衛部隊を相手にするぞ。2人とも準備はいいか?」

楓・命「「はい」」

貴浩「Fクラス織村貴浩がDクラス近衛部隊に勝負をしかける」

楓「Fクラス織村楓がDクラス近衛部隊に勝負を挑みます」

命「Fクラス木下命がDクラス近衛部隊に勝負を挑みます」

「「「試獣召喚サモン」」」

叫んだ直後、足元に現れる魔方陣。

そして現れる黒い甲冑をまとい日本刀と拳銃を装備した俺の召喚獣。

楓「それが兄さんの召喚獣ですか?かっこいいですね」

貴浩「ありがとう楓。楓の召喚獣はかわいいな」

楓の召喚獣は着物を着ていて弓を装備していた。

貴「命の召喚獣もかわいいな」

 

命の召喚獣は巫女服と十文字槍を装備した召喚獣だった

命「ありがとうございます」

貴浩「じゃあ、やるか」

 

今はフィールドには現代国語が展開されている

【現代国語】     

 

Fクラス            Dクラス

  織村貴浩 143点    VS  近衛部隊×5人 平均 100点

  織村楓  395点

  木下命  295点

D「げぇ!?なんでFクラスなのにこんなに点数高いんだよ」

D「ひるむなっ!取り囲んで一気にたたくんだ!」

貴浩「じゃあ俺が前に出るから、2人共援護頼む」

楓「了解です兄さん」

命「わかったよ貴浩君」

今回の戦闘の目的は平賀から近衛部隊を引き離すこと。

もう1つは楓と命が召喚獣の操作に慣れることの2つだ。

 

 

俺達はDクラスの近衛部隊と戦闘を繰り広げている中、少しずつ後ろに後退していく

 

さて予定通りに近衛部隊はこちらに向かってきたな。

なぜ、引き離したかというと。

 

Fクラスの切り札の1つである──

貴浩「姫路そっちは任せたぞ」

D「は?」

やっぱりこいつ何を言ってるんだ、みたいな顔されるよな普通。

姫路「あ、あの…」

平賀「え?あ、姫路さん。どうしたの?Aクラスはこの廊下は通らなかったと思うけど」

姫路「いえ、そうじゃなくて……Fクラス姫路瑞希です。

   Dクラス平賀君に現代国語勝負を挑みます。」

平賀「……はぁ。どうも」

姫路「あの、えっと……さ、試獣召喚サモンです」

 

 

【現代国語】

 

 Fクラス          Dクラス

   姫路瑞希    VS    平賀源二

   339点          129点

 

 

平賀「え?あ、あれ?」

姫路「ご、ごめんなさいっ」

相手に反撃を一度も許さずにに一撃でDクラス代表を倒し、Dクラス戦は終わった。

F「「「「「うぉおおおおッ!!」」」」」

F「凄ぇよ!!本当にDクラスに勝てるなんて!」

F「これで畳や卓袱台ともおさらばだ!!」

 

F「やっぱり坂本は凄い奴だったんだな!!」

F「坂本万歳!!」

雄二「あーまあなんだ。そう褒められるとなんつーか……///

そういうと雄二は頭をポリポリかいて照れていた。

F「坂本!!握手してくれ!」

F「俺も」

明久「雄二!!」

雄二「ん?明久か」

明久「僕も雄二と握手を!!」

そう言って明久も雄二に駆け寄っていき

雄二に握手しようとする前に雄二が明久の手首を押さえた。

明久「雄二……握手なのになんで手首を押さえるのかな……!」

雄二「押さえるに決まっているだろうが…ッ!フンッ!!」

そう言って明久の腕を捻り上げると

明久「ぐあッ!!」

明久が悲鳴をあげると同時に包丁が床に落ちた

明久「・・・・・・」

雄二「・・・・・・」

明久「……雄二、皆で何かをやり遂げるって素晴らしいね」

明久は何事も無かったかのように雄二に話しかける。

 

雄二「・・・・・・」

明久「こんな素敵な事だなんて今まで知らな関節が折れるように痛いいッ!!」

明久が言っている途中で力強く腕を捻りあげた

雄二「……今何をしようとした?」

明久「もッもちろん勝利を祝うための握手を手首がもげるほどに痛いいッ!!」

雄二はさらに力強く関節を捻りあげた

雄二「おーい誰かペンチを持ってきてくれー」

さて面白そうだけどそろそろ止めるか。

そう思って雄二を止めようとしたら

命「もう坂本君!明久君をいじめちゃ駄目ですよ!

  それにペンチなんて何に使うんですか?」

そこへ俺が行く前に命が明久を助けに行った

雄二「簡単だ。爪をはがす。すぐに終わるから少し待て」

命「だ、駄目ですそんなことしちゃ駄目です!明久君が可哀想です!」

雄二「しかしだな命、こいつは俺を刺そうとしたんだぞ」

命「明久君がそんな酷いことするわけありません!なにかの間違いですよ、きっと!」

いや…雄二の言うとおり明久は雄二を刺そうとしたな。

命「もうやめてあげてください。お願いします」

と命が雄二に涙目かつ上目使いで頼み込むと

「「「「「ぐはッ」」」」」

 

それを見た男子達(俺・秀吉・雄二・明久除く)が鼻血をだしながらバタバタ倒れて行った。

俺・秀吉・雄二・明久も倒れてはいないが顔を真っ赤に染めていた。

命「駄目ですか?」

そう言ってもう一度頼み込む

雄二「わッわかったわかった。命に免じて今回は明久のことを許してやる///」

 

雄二はそう言って顔を背けた。

雄二が命に押し負けたのだ。

命「よかったね明久君♪」

うれしそうに明久のほうに振り向いた

明久「う、うん。ありがとう///」

秀吉「…なぜ。命は明久を・・・…(ボソッ)」

秀吉が何かブツブツ言っていたがあえてスルーすることにした。

しばらくして落ち着き、雄二とDクラスの平賀が戦後対談している


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