場所は女子風呂へと続く廊下
音をたてない様に靴もスリッパもはかず、靴下でその場を駆け出していると
布施「君達、止まりなさい!」
レイブン「そこまでだよ」
その前方から、化学教師の布施先生と世界史の烏丸先生ことレイブンが姿を現した。
布施「更衣室にカメラが設置されていたと聞いて警戒していたら
……まさか本当に覗き犯がやってくるとは思いませんでした」
レイブン「さすがにここから先は行かせられないわよん」
秀吉「どうするのじゃ?」
秀吉の言葉に、雄二は躊躇いもなく……
雄二「構わん!ブチのめせ!」
布施「そこはかまいなさい坂本君!私たちは一応教師ですよ!?」
刀麻「了解!」
布施「不知火君も、了解じゃないでしょう!あなたはAクラスの生徒ですよね」
明久「この前の補習の恨み、受けて貰ういます」
布施「ひぃぃぃいいっ! さ、サモンッ!」
そこで、突如現れた小さな体が明久の腕をはじいた。
明久「…………っ!」
雄二「しょ、召喚獣だと!?しかも今……教師用の召喚獣は、物に触れるのか!?」
あまり成績の良くない生徒が呼びだしても、人の数倍の力を持つ召喚獣。
教師の点でならその力は計り知れないが、
普通は“観察処分者”である明久の召喚獣以外は、物に触れる事は出来ない筈である。
レイブン「吉井が観察処分者に認定されるまでは、雑用は自分達でやっていたからね。
だから物質干渉ができる方が都合が良いのさ」
貴浩「なら、布施先生は雄二と刀麻と秀吉が、俺と明久がレイブンをやる。
明久、俺が召喚獣を相手にするからお前はレイブンをぶちのめせ!」
明久「了解」
レイブン「了解じゃないよ!何怖い事言ってるんだい、お2人は!?」
貴浩「雄二、召喚獣が物理干渉できるって事はフィードバックも作用するはずだ。
だから召喚獣を殺れば一石二丁だ」
雄二「そうか!わかった」
布施「いや、わからないでください!!」
そこはよくババアの実験の手伝いをしてたからババアから聞いたことだ。
布施「でも負けるわけにはいきません『試獣召喚(サモン)!』」
レイブン「『試獣召喚(サモン)!』」
雄・秀・刀「「「『試獣召喚(サモン)!』」」」
貴・明「「『試獣召喚(サモン)!』」」
≪ 化学 ≫
布施先生 589点 VS 坂本雄二 182点
木下秀吉 96点
不知火刀麻 253点
≪ 世界史 ≫
烏丸先生 652点 VS 織村貴浩 401点
吉井明久 215点
刀麻「げぇ!?なんだあの点数は?」
明久「まさか点数を操作したとか?」
雄二「レイブンならそうかもしれないな」
レイブン「・・・・・・俺って信用ないのね」
秀吉「でもどうするのじゃ、点数で負けておるぞ」
雄二「人数はこちらのほうが上だ。数の差で押し通せ」
貴浩「なら行くぞ明久!」
明久「了解!」
貴浩「グラビトン!!」
俺は腕輪の能力を使いレイウンごと押しつぶす。
今回はたまたま世界史で400点超えたが・・・・・・・次回はどうだろうな。
貴浩「今のうちだ明久」
明久「わかったよ!いくよレイブン!『殺劇』!!」
明久の召喚獣が木刀を投げ捨て一気にレイブンの召喚獣の後ろをとり
拳と蹴りによる連激を浴びせる。
明久「はっ!せいっ!はぁ!せやっ!はぁぁぁ!!『舞荒拳(サツゲキブコウケン)』!!」
最後に力を込めた拳で殴り突つけた。
レイブン「ッ!キクねこれは・・・・・」
明久は上手く俺のほうへとレイブンの召喚獣を飛ばしてきた
貴浩「なら俺も『殺劇舞荒剣(サツゲキブコウケン)』!!」
明久の技に続いて俺も技を繰り出す。
貴浩「おりゃりゃりゃりゃりゃ、おりゃぁ!!」
貴・明「「トドメッ!!」」
俺と明久は吹っ飛んだレイブンの召喚獣に前後から刀と拳を突き刺した。
これでレイブンの召喚獣は消滅した。
レイブン「っ!!」
布施「烏丸先生!?」
貴浩「こっちは終わりだ。明久は雄二たちの援護を」
明久「うん、わかった」
明久にそういうと俺はレイブンい近づいた
貴浩「レイブン、なんで手を抜いたんですか?」
いかに俺たちでも教師相手だと普通はこうはいかない。
こう簡単にいったのは先生が手を抜いた以外考えられない。
レイブン「う~ん。今日は調子が悪くてね」
貴浩「・・・・・・・・そうですか。ならコレで」
俺は自分の召喚獣の腕にナルトの螺旋丸位の大きさの重力の玉を生成する
レイブン「え?それどうするつもり?」
貴浩「もちろん、決まってますよ・・・・・くたばれ!!」
俺はレイブンの腹にその玉で殴りつけた。
その威力でレイブンは気絶した。
明久のはTOXのジュードの殺劇舞荒拳で
貴浩のはTODのスタンの殺劇舞荒剣でした。