バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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VS教師陣⑥ 愛と勇気と地位と謀略とだまし討ち!?

俺は雄二の召喚獣に攻撃を加えるため腕輪で強化した状態で魔人剣を放つ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・これで目的は達した。

 

 

雄二は俺の攻撃をかわすと、

その攻撃は雄二の召喚獣の後ろにいた高橋先生の召喚獣に直撃した。

 

貴浩「『グラビトン』!!」

 

そして俺はすぐさま腕輪を発動させ高橋先生の召喚獣に重力をかけ動きを封じる。

 

貴浩「今だ!!ムッツリーニ!!」

 

康太「………了解!!」

 

そこでムッツリーニの召喚獣が高橋先生の召喚獣の真上から

降りてきて高橋先生の右腕を切り落とした。

 

高橋「っ!!」

 

明久「作戦通りだね雄二!」

 

雄二「ああ!良くやってくれたムッツリーニ!」

 

康太「……皆が気を引いてくれたからできたんだ。

   それにライダーのおかげでもある」

 

ライダー「私は康太をただ高橋女史の召喚獣の真上に運んだだけですよ」

 

貴浩「ライダーも良くやってくれた」

 

高橋「今までの仲間割れは演技だというのですか!?」

 

そう今までの行動は演技だったのだ。

 

敵の数が多い上に高橋先生のあの点数だ。

それに高橋先生以外にも教師がいる。だからまともにやっても勝ち目が薄い。

そこで途中で俺達にのみできる目線での会話で

俺と明久、雄二、秀吉の4人で仲間割れをしてるフリをして、

その途中でライダーにムッツリーニの召喚獣を高橋先生の召喚獣の真上に

連れて行ってもらうよう指示する。

ムッツリーニはネックレスの力『気配遮断』を使い隠密行動に徹し

チャンスがくるまで待ってもらった。

後は雄二か秀吉が高橋先生の召喚獣のまん前に立てばいい。

その後は俺が攻撃するフリをして後ろにいる高橋先生に攻撃し、

腕輪の力を発動し高橋先生の召喚獣の周りの重力をかける。

 

そしたらムッツリーニの召喚獣が真上から降りてきて高橋先生を攻撃すればいい。

ムッツリーニの点数が低かろうと真上から無防備な状態な相手に、

しかも重力も加わった攻撃だ。その威力はハンパではないからな。

 

 

≪ 総合科目 ≫

  高橋洋子 2719点  ※右腕なし

 

 

雄二「今だ!貴浩!トドメをさせ!」

 

貴浩「任せろ!『重力丸』!!」

 

俺はすぐ近くにいる高橋先生に攻撃を当てる。

高橋先生は防ごうとするが右腕がムッツリーニによって切り落とされているので

防ぐ事ができず、俺の攻撃が直撃した。

 

 

≪ 総合科目 ≫

 

 織村貴浩 4200点  VS 高橋洋子  0点

 土屋康太 1098点

 

 

 

貴浩「Fクラス、織村貴浩!高橋先生を討ち取ったぁ!!!!」

 

「「「「「おおぉお!!!凄ぇえええ!!!!」」」」」

 

F「本当に先生を倒したぞ!!」

 

F「しかも高橋先生だぞ!!」

 

貴浩「俺達の武器は!」

 

秀吉「愛と」

 

明久「勇気と」

 

雄二「地位と」

 

康太「謀略と」

 

貴浩「だまし討ち!」

 

優子「……最後は最低ね…」

 

楓「に、兄さん…」

 

高橋「・・・・・すみません皆さん。油断してしまいました」

 

鈴村「仕方ない。まさかアレが演技だとは思わなかったからな」

 

リリス「そうですよ。あとは私達に任せてください」

 

貴浩「よし、この調子で先生達を倒すぞ!!皆は他を抑えてくれ!!」

 

F「任せろ!!」

 

F「俺達だってやってやる」

 

F「やってやるぜぇええええ!!!」

 

貴浩「明久、雄二。少し俺は別の相手をやるから先生達を抑えていてくれ」

 

雄二「わかった」

 

明久「了解」

 

鈴村「そう簡単にはいかないぞ」

 

康太「………俺が相手だ」

 

鈴村「土屋が相手か。良いだろう、お前の得意としている保健体育でやってやる。

   ついて来い!!」

 

 

≪ 保健体育 ≫

 

  鈴村瀬名 698点  VS  土屋康太 589点

 

 

鈴村「教師に挑む度胸は買ってやるが……あまり教師を───舐めるなよ」

 

康太「……負けない」

 

鈴村先生とムッツリーニは高橋先生のフィールドから出ると保健体育で戦い始めた。

 

 

 

千葉「なに鈴村先生は勝手にやっているんだよ!」

 

明久「先生の相手は僕ですよ。せっかくですし先生の教科でやりましょうよ」

 

千葉「なんだとぉ! 生意気だよ! いいよ、受けて立つよ!!」

 

明久と千葉先生も高橋先生のフィールドから出ると美術・家庭科で戦い始めた。

 

 

≪ 家庭科・美術 ≫

 

  千葉琥珀 589点  VS  吉井明久 491点

 

 

秀吉「では、ジュディス先生とリリス先生はワシらがお相手いたす」

 

雄二「この前みたいに簡単にはいかねえぞ」

 

≪総合科目≫

 

 坂本雄二 2124点   VS  ジュディス 5321点  

 木下秀吉 1271点       リリス   5491点

 

 

それぞれで戦いが始まっていく。

 

 

 

 

その時、俺はというと

 

貴浩「お前らの相手は俺がしてやるよ姫路、島田!!」

 

≪ 総合科目 ≫

 

  織村貴浩 4200点  VS  姫路瑞希 4221点

                  島田美波  451点

 

 

島田「ウチら相手を1人でやるっていうの!」

 

姫路「いくら織村君でも私達2人相手に勝てるわけないじゃないですか!」

 

貴浩「余裕だよ。お前らごときを相手するのは」

 

俺はそう言うとすぐ様島田に攻撃を仕掛ける。

 

島田「そう簡単にはやられないわよ」

 

島田は応戦しようと武器を構えて突進してくる

 

貴浩「………」

 

俺は島田の攻撃を余裕でかわしそのまま胸を貫いた。

 

貴浩「そう簡単には何だって?」

 

島田「う、うそ、こんなあっさり」

 

姫路「み、美波ちゃん!!」

 

俺は今度は姫路に攻撃を仕掛ける。

さすがに真正面から行ったので受け止められるが

 

貴浩「『重刀』!」

 

俺は刀自身に重力を加え、攻撃力を上げる

 

姫路「えっ!?」

 

姫路はその攻撃に耐えられず武器を落としてしまう。

 

貴浩「終わりだ」

 

俺はすぐ様、重力を解除して姫路の召喚獣の首をはねた。

 

貴浩「……弱いな」

 

島田「何なのよアンタは!」

 

姫路「そうです。なんで私達の邪魔をするんですか?」

 

島田「ウチらは覗きをしようとしたアキにお仕置しないといけないのに!!」

 

貴浩「………完全に不合格だな」

 

姫・島「「えっ!?」」

 

貴浩「お前らもう今後明久に近づくな」

 

島田「な、なんでよ!?」

 

姫路「そうです。理由を教えてください!」

 

貴浩「理由?良いよ。教えてやるよ!

   今回の事は最終確認だったんだがお前らは見事に期待を裏切ってくれたよ。

   お前らは今回の件で、何故明久に事情を聞かなかった。

   それどころかお前らがやったことは事情を聞くどころか先に攻撃を仕掛けてきた。

   ってことはお前らは明久の事を全然信用してないって事だ。

   そんなヤツが明久の近くにいて欲しくない!いや、俺達の近くにいて欲しくない!!」

 

島田「っ!で、でも」

 

姫路「でも、それなら翔子ちゃんや木下さん達だって同じじゃないですか!?」

 

貴浩「あいつらは俺達の事情を知っているからな。

   それとあいつらをお前ら2人と一緒にするな!!

   あいつらはまず先に事情を聞いてきたし手を出していない。

   霧島にいたっては雄二を信じ守ろうとしたんだ!

   それと今回の件であいつらが誰かに手をあげたか?

   上げてねぇだろうが!!召喚しただけで攻撃は一切していないだろうが

   そんなヤツらとお前らを一緒にすんじゃねぇ!!」

 

島・姫「「ひっ!!」」

 

俺は声を上げ怒鳴る。

 

貴浩「目障りだ!!今後俺達に近づくな!!さっさと目の前から消えろ!!」

 

姫路「そ、そんな…」

 

俺は泣き出した2人を放って雄二たちの元へ向かう。

 


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