バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Aクラスにて

Aクラスにて各自、好きな席に座り勉強を始めた。

明久は命と、雄二は翔子と、秀吉は楓と、康太はなのはと

姫路と島田は明久の席から離れて座っている。(俺の睨みにより)

 

俺は・・・・

 

貴浩「……なんでこうなった……?」

 

なぜか俺の周りには明久や雄二たちではなく

 

「あの~織村君。ここ教えて欲しいんだけどいいかな?」

 

「ねぇ織村君。ここの数式なんだけど~」

 

「この間の料理についてなんだけど・・・」

 

砂原「ね~ター君。何か面白そうなネタ無い?」

 

「私はここなんだけど─」

 

「今度は私の番よ!で、織村君。ここの計算なんだけど─」

 

Aクラスの女子に囲まれていた。

1人おかしいのがいたが・・・・・・

 

明久「なんか貴浩、Aクラス女子に囲まれているね」

 

命「大変そうですね」

 

雄二「大方、合宿の時の点数を皆が知ったんで教えてもらおうってとこだろうな。

   それに貴浩は顔も悪くないし、基本誰にでも優しいからな」

 

秀吉「それは言えておるのじゃ」

 

雄二「でトドメに。合宿最後の料理だ。あれで人気が出ないほうがおかしい」

 

明久「そうだね。で、優子さんと工藤さんは貴浩のところ行かなくて良いの?

   このままだと貴浩、誰かに告白されちゃうよ」

 

優子「うっ」

 

愛子「やっぱりそうだよね」

 

秀吉「逃げてばかりでは行かんぞ姉上と工藤。

   今は大丈夫じゃが。いつ貴浩の心が動くか分からないのじゃ」

 

楓「そうですよ2人とも」

 

命「頑張ってお姉ちゃん、愛ちゃん」

 

優子「う、うん・・・・・・・・って

   あなたたちもアタシたちの好きな人・・・・・」

 

秀・楓・命「「「知って(おる)るよ」」」

 

愛子「僕達ってそんなに顔に出てたのかな?」

 

明久「顔っていうか、行動に出まくりだったよ」

 

優・愛「「/////////」」

 

明久「鈍感な貴浩だから気づいてないけど、皆気づいているよ」

 

雄二「お前が言うか?」

 

明久「え?」

 

雄二「まあ明久たちの言うとおりだな。

   振り向いて欲しければ行動あるのみだ!」

 

翔子「…私のように」

 

刀麻「なんか説得力あるな」

 

明久「ってか今の貴浩危ないんじゃ──」

 

明久が貴浩の身を案じていると

 

須川『諸君。ここはどこだ?』

 

F『『『最後の審判を下す法廷だ』』』

 

須川『異端者には?』

 

F『『『死の鉄槌を!』』』

 

須川『男とは』

 

F『『『愛を捨て、哀に生きるもの!』』』

 

須川『宜しい。これより、KMF団による異端審問会を開催する』

 

貴浩「なにぃ!?」

 

F『とりあえす・・・デストロイ』

 

いきなりそんなことを言いだし殴りかかってきた。

俺は身の危険を案じて、ひとまず距離をとった。

 

貴「いきなりなんだ!俺達は同士だろ!?」

 

近藤「だまれ男の敵め!」

 

須川『こいつの罪状を読み上げよ』

 

F『はっ。須川会長。えー被告、織村貴浩は

  我が文月学園第2学年Fクラスの生徒でありながら、

  この者は我らが教理に反した疑いがあります。

  現在この者は我が文月学園のAクラス女子生徒数十名と一緒に勉強するという──』

 

須川『御託はいい。結論を述べたまえ』

 

F『女子に囲まれているので羨ましいであります』

 

須川『うむ。実にわかりやすい報告だ』

 

貴浩「いや、ま、待ってって」

 

シュッ

 

何かが横を通り過ぎて行った。

ゆっくりその方向を見てみるとカッターが壁に突き刺さっていた。

 

須川『判決の時間だ』

 

貴浩「チクショー」

 

そう言い、俺はすぐさまAクラスから逃げ出した。

 

須『追え!逃がすな』

 

F『我らKMF団の名にかけて貴浩を捕まえろ』

 

明久「やっぱりか」

 

雄二「大変だな貴浩は」

 

刀麻「いつもああなのかFクラスは?」

 

明・雄「「うん(ああ)」」

 

刀麻の質問に即答する2人。

 

優子「って、悠長に話しているけど貴浩君は大丈夫なの!?」

 

愛子「そうだよ。早く助けないと!」

 

雄二「ああ、それなら大丈夫だろう」

 

秀吉「そうじゃな」

 

明久「あと10分もすれば戻ってくるよ」

 

優・愛「「え!?」」

 

 

10分後

 

 

貴浩「ハァハァ……疲れた」

 

楓「お疲れ様です兄さん」

 

雄二「いつも大変だな」

 

貴浩「お互いな」

 

雄二「だな」

 

俺と雄二、明久の3人はFクラスのヤツらに追いかけられているからな。

 

優子「本当に帰ってきたわね」

 

愛子「でも疲れているみたいだよ」

 

明久「2人とも。はい、これを貴浩に持っていってあげなよ」

 

明久は優子と愛子にスポーツドリンクとタオルを渡した。

 

明久「貴浩は走り回ったり応戦したりして疲れているからこれでも渡してきなよ。

   これで少しでも好感度をあげるといいと思うよ」

 

愛子「え?」

 

優子「良いの?」

 

明久「うん、前言ったじゃないか。僕も手伝うって」

 

愛・優「「ありがとう吉井君(明久君)」」

 

そうして2人は明久から物を受け取り貴浩の元へと向かっていった。

 

命「明久君優しいんですね」

 

明久「まあ、貴浩のためかな。でもこれで好感度上がるかな」

 

命「少しは上がるんじゃないかな?」

 

明久「そうだよね」

 

雄二「でも明久が良くこんな事思いついたな」

 

明久「ああ、これは前に僕が皆に追われてた時、

   命がやってくれたからね。それを真似しただけだよ」

 

命「/////」

 

明久「(あれ?それなら命の行動って……ま、そんなことあるわけないか)」

 

明久が命の行動に疑問を持つと思いきやいつもの天然でスルー。

 

貴浩「はぁ~マジで疲れたぜ。優子に愛子2人共ありがとうなコレ。本当に気が効くな」

 

優子「別にいいのよ。気にしないで」

 

愛子「そうだよ」

 

貴浩「ってせっかくの自習なのに勉強なんてもったいな。なぁ明久ゲームやろうぜ」

 

俺はそういうと鞄からP○Pを取り出した。

 

明久「あっ!いいね」

 

俺に続いて明久もゲームを取り出す。

 

雄二「俺も混ぜろよ」

 

秀吉「ワシも休憩がてらやるのじゃ」

 

明久に続いて雄二と秀吉もゲーム機を取り出した。

 

そしてやるゲームはモン○ン3rd

 

雄二「で、何を狩りに行くんだ?」

 

貴浩「俺はアルバに行きたいな。アイツの翼膜が欲しいんだ。何回も行くんだが出なくてな」

 

秀吉「ちゃんと部位破壊しておるのか?」

 

貴浩「当たり前だ」

 

明久「物欲センサーだね」

 

雄二「だな。アレは本当にやっかいだよな」

 

貴浩「だろ。で、皆は何に行きたいんだ?」

 

秀吉「ワシは火竜じゃな。紅玉が欲しくてのう」

 

雄二「俺はディアブロ黒の上質な黒巻き角だな」

 

明久「僕はジョーかな?素材が全体的に欲しくて」

 

貴浩「今のだけ聞くとどれもメンドイな」

 

そこへ

 

優子「ってあなたたち何普通にゲームをしようとしてるのよ」

 

刀麻「一応自習中だぞ」

 

明久「まぁいいじゃない。息抜きだよ」

 

刀麻「いや、よくないだろ」

 

明久「それにAクラスの人だって……」

 

刀麻は明久の視線の先を見てみると

 

貴浩「椎名もやるだろ?」

 

椎名「もちろんです!」

 

なのは「私もする!」

 

康太「……俺も忘れてもらっては困る」

 

命「私も少し息抜きに……」

 

明久「ね?」

 

刀麻「椎名に八神……」

 

優子「命まで……」

 

結局、優子と刀麻の意見を押し切り8人でゲームをすることになった。


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