バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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目覚めて

俺が目を覚ましたのは、倒れてから30分たった後だった

楓「あっ、兄さん目が覚めました?」

秀吉「おぉ!大丈夫じゃったか。うわ言を言ってた時は心配したのじゃ」

雄二「貴浩、もう大丈夫なのか?」

貴浩「あぁ……多分大丈夫だと思う」

姫・島「「??」」

姫路と島田の2人はわけがわからず首を傾げていた

雄二「さて、それじゃあ次の作戦を伝えるぞ」

島田「次ってBクラスなの?」

雄二「ああ、そうだ」

島田「何度も聞いてるけど目標はAクラスじゃないの?」

雄二「正直に言おう。どんな作戦でもうちの戦力じゃAクラスには勝てやしない」

雄二らしくもない降伏宣言か……無理もないか、Aクラスは格が違うしな。

それに、優子も含め成績トップの10人は格が特に違うらしいからな。

雄二「どんな作戦でも代表を倒せない限り勝利はない…」

楓「それでは最終目標はBクラスに変えるって事ですか?」

雄二「いいや、そんな事はない。Aクラスをやる」

姫路「それってどういうことですか?」

雄二「クラス単位では勝てないと思う。だから一騎討ちに持ち込もうと思う」

明久「一騎討ちに?どうやって?」

雄二「Bクラスを使う。明久、下位クラスが負けたらどうなるか知っているな?」

明久「え!?えーと……」

そこへ命が素早く明久の耳元でどうなるか説明して明久はなんとか答える事ができた。

雄二「つまりはBクラスならCクラスの設備になるわけだ」

命「逆に上位クラスが負けると設備が入れ替わるんですよね?」

雄二「そうだ。そのシステムを利用して交渉する」

秀吉「交渉なんぞに応じてくれるかのう…」

雄二「交渉内容については考えてある。俺に任せてもらう」

秀吉「じゃがそれでも問題はあるじゃろう。そもそも一騎討ちで勝てるのじゃろうか?」

貴浩「それもそうだな。こちらに楓や姫路がいることは既に知られているだろうしな」

雄二「それに関しても考えがある…心配するな。

   とにかくBクラスをやるぞ!細かいことはその後だ」

貴浩「了解だ。雄二に任せる」

雄二「で、明久」

明久「ん?」

雄二「今日のテストが終わったらBクラスに行って宣戦布告して来い。

   時間は明日の正午からだ」

明久「こtー」

命「駄目ですよ坂本君。この前、明久君が行ったんですから

  今度は坂本君が行ってください!」

明久が断る前に横から命が軽く雄二を睨んで口出ししてきた。

雄二「しかしだな…」

命「駄目です!」

涙目になりながらも命は一歩も引こうとはしなかった。

貴浩「雄二、命がここまで言ってんだ。今回くらい聞いてやれよ」

秀吉「雄二よ…命がここまで頼んでおるのじゃ。

   ……まさか、雄二は命の願いを無碍にはせぬよの」

秀吉、笑っているけど目が怖んだが。

それになんか後ろから黒いオーラが見えるんだが・・・

雄二「わかった。わかった。明久の使者の件は取りやめる」

命「ほ、本当ですか!?」

そういうと、命はすぐ泣き止んだ。嘘泣きか?

雄二「はぁ~。じゃあひとまずは教室に戻るとするか」

そうして俺達は教室に戻り、俺は楓が作ってくれた

デザートのアップルパイを食べ午後の試験を受けた。


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