雄二「さて、行くか」
食事を食べ終わり片付けた後、
女子が風呂からあがるまで部屋で食後の休憩中、雄二が突然立ち上がる。
貴浩「どこに行くんだ?」
康太「・・・・・・覗きなら、任せておけ」
明久「覗きって…雄二…」
秀吉「お主ら…風呂には楓と命がいるのじゃぞ。ワシが行かせるとでも?」
光一「ああ、秀吉の言うとおりだ」
明久「……今回僕も同じ意見だね」
貴浩「もし、そうならお前らブチのめすぞ?」
風呂には楓だけじゃなく命や優子、愛子それに砂原や椎名、霧島だっているんだ。
そいつらに迷惑かける訳にはいかない。
ついでに姫路と島田もいるからな……
刀麻「お、おい黒いオーラが見えるんだが……」
雄二「ち、違うバカ!!お、俺が行こうと言っているのは翔子の部屋だ」
明久「えっ? 何で?」
霧島の部屋? ま、まさか……
貴浩「雄二……最低だな……」
雄二「おい貴浩…何考えてるんだ?」
貴浩「えっ? だって雄二これから霧島の部屋の物を物色しに行くんだろ。
そして気になったものをこっそり持って帰るんだろ?」
雄二「ち、違うわっ!! そんな変態なことするかっ!!
ってお前俺がそうなことすると思ってたのか!?」
貴浩「ジョウダンジョウダンデスヨ。ハハハハ」
雄二「なんか棒読み臭ぇがまあいい。翔子の部屋に行くのは、
さっきの話にあった模擬試験の問題を盗み出すためだ」
……やっぱりか
貴浩「正直俺としては盗む必要なんてないけどな」
康太「・・・・・・それより、覗きが大事」
明久「それは違う気がするよムッツリーニ」
貴浩「ムッツリーニなのはの体が見たいなら本人に言え」
康太「・・・・・・ブンブン////」
明久「正直僕もどこまでやれるのか試してみたいからあまり賛成できないなぁ」
雄二「本当にそう思うか?」
明久「雄二何が言いたいのさ」
雄二「予想されるテストの順位を考えろ。上位の人間から相手を選んでいくとなると」
1、霧島 2、姫路 3、楓 4、貴浩 5、八神 6、優子
7、光一 8、砂原 9、愛子 10、刀麻 11、椎名 12、雄二
13、命 14、明久 15、秀吉 16、康太 17、島田
光一「という順位になると予想されるな。
明久と命、秀吉、康太は今までの勉強会で成績が上がってるはずだから
少し変わるかもしれないが……」
明久「霧島さんは雄二を選ぶとして…」
光一「八神はムッツリーニだろうな」
康太「・・・・・・まさか」
ムッツリーニは驚きながらも納得している感じだ。
貴浩「ふむ・・・まあ雄二……今回も助けてやるよ」
雄二「本当か!?」
貴浩「さすがに俺も今回の試験は真面目に受けてるからな。
それに明久にとっても重要なことだからな。
玲さんが残るか残らないかが明久の成績によって決まってしまうんだ。
だから協力してやる」
雄二「ありがとう」
刀麻「だがどうするつもりなんだ?」
貴浩「いや、簡単な話…試験前だから余計なことするなって言うだけだな。
まあ霧島には雄二が負けたら後日1日買い物に付き合うって言うがな」
雄二「お、おい…」
貴浩「そっちのほうがいいだろ? もし一緒に寝て何かあって一生縛られるより
1日自由が無くなるほうがマシだろ?」
雄二「た、確かに……」
貴浩「霧島さえ押さえればあんな約束なくなるしな」
光一「そうですね。砂原は面白がってるだけだし、
楓、命、椎名はあまり乗り気じゃない。
優子も工藤もAクラスだけあり常識はある。
問題は姫路と島田だが……」
貴浩「もし暴走したら外に放り出せばいいさ」
雄二「相変わらず2人には厳しいな」
貴浩「……まあそうだろ。俺はまだ完全にあいつらのこと信用してないからな」
その後は女子が風呂から上がるまで持ってきていたトランプで遊んでいた。