バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Bクラス戦前 部隊

午前中、俺達は授業を受け終え

昼休みに入る前にFクラスはBクラス戦の打ち合わせをしていた。

 

雄二「さて皆、午後はBクラスとの試召戦争に突入するが殺る気は充分か?」

 

「「「「「「おぉおおおおおおおお」」」」」」

 

Fクラス男子の雄たけびが教室内に轟く。

 

雄二「今回の戦争は敵を教室に押し込むことが重要になる。

   その為、開戦直後の渡り廊下戦は絶対負けるわけにはいかない。

   それで、前回はそこまで役割というのを決めてはいなかったが

   今回からは部隊を決めようと思う。

   今から言う奴らは部隊の隊長とその副隊長だ。

   一度しかいわないから良く聞けよ」

 

雄二はそう言うと一度周りを見渡し、部隊を告げて言った。

 

雄二「まず1番隊隊長は吉井明久、その副隊長に木下命、部下として7名加えた計9名。

   1番隊の役割は主に最前線で戦ってもらうつもりだ。

   2番隊隊長は木下秀吉、副隊長に織村楓、部下として7名加えた計9名、

   2番隊には中堅として前線部隊の援護をしてもらう。

   次に3番隊隊長は織村貴浩、副隊長に近藤、部下として7名加えた計9名、

   3番隊は遊撃部隊だ。敵に奇襲をかけたりしてもらう。

   4番隊隊長は須川亮、副隊長に島田美波、部下として7名加えた計9名、

   4番隊は臨機応変に使うが、大体は味方の援護を行ってもらう。

   最後に俺を総大将にし、その近衛部隊として11名をおき、

   姫路とムッツリーニはその戦況に応じて使い分ける」

 

F「「「「「「了解」」」」」」

 

雄二「なら今からメシを食べ、戦争に備えろ。開始30分前に集合しろ。解散」

 

そして皆、飯を食べに散らばっていった。

 

そして俺は命に目で合図し明久に話し掛けた。

 

明久「さて、今日は贅沢にシュガーウォーターでも食べるとするかな」

 

いやいや、シュガーウォーターって、それよりも……

 

貴浩「おい、明久」

 

明久「ん?どうしたの貴浩?」

 

貴浩「お前そんなものなんか飲まずにちゃんと栄養つけろよな」

 

明久「だってそうは言っても今月お金がなくて」

 

俺は一度ため息をついた

 

貴浩「もうちょっと趣味にかかる金減らせよ……

   午後からBクラス戦なんだから栄養があるもの食べろよ」

 

明久「そういうなら、何かおごってよ」

 

貴浩「奢りはしないが、別のものを用意しておいた」

 

明久「なんかくれるの?」

 

明久は目を輝かせて、こっちに迫ってきた。

 

貴浩「俺がじゃない。命がだ」

 

俺はそういうとそばにいた命を明久の前に押し出す。

 

明久「え?命が?」

 

貴浩「あぁ…俺が昨日頼んでおいた。どうせこんなことになると予想してな」

 

命「はい、貴浩君に昨日頼まれて作ったんですけど…食べてくれますか?」

 

明久「も、もちろんだよ!命ありがとね」

 

命「い、いえ。明久君あの、一緒に食べても良いですか?」

 

明久「え、うん、もちろんだよ」

 

明久は物凄く上機嫌だった。

命も明久に弁当を食べてもらえるみたいで嬉しそうだった。

 

貴浩「それじゃあ、俺はここで」

 

俺は明久と命と離れ、自分の席で飯を食べた。

 

 

 

        ☆

 

 

 

雄二「さて、皆集まったな。開戦前に最終確認だ。

   まず姫路に前線に出てもらい、

   渡り廊下を俺達の手中に入れ、敵を教室に押し込む。姫路しっかり頼むぞ」

 

姫路「がッ頑張ります」

 

雄二「野郎共、きっちり死んで来い!」

 

《キーンコーンカーンコーン》

 

そこで開戦のチャイムが鳴り響いた

 

雄二「よし、行ってこい!!!目指すはシステムデスクだ」

 

F「「「「「うおぉおおおおおおお」」」」」

 

Fクラスの雄たけびのもと、Bクラスとの戦争が開始された。


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