バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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有名と融合と攻略

雄二「さて、操作技術の高い貴浩と……そうだな……現代国語が得意な椎名に行かせる」

 

優子「えっ?」

 

愛子「嘘!?」

 

椎名「私ですか?」

 

雄二がそういうと優子と愛子は驚きの声をあげ

椎名は自分が呼ばれるとは思っていなく聞き返す。

 

雄二「ああ、翔子と砂原に聞いたんだが椎名は現代国語は腕輪持ちって聞いてるからな。

   なら貴浩の操作技術と合わされば勝てるだろうからな」

 

貴浩「了解。さていくか椎名」

 

椎名「はい、ではよろしくお願いします」

 

俺と椎名ペアが出ていく時、怨念の視線が集中していた。

それの多くはFクラスの男子だろうが…

何故か優子と愛子や女子連中が落ち込んでいたが何故だろうか?

 

 

 

        ☆

 

 

 

チェックポイントに進んでいく中

 

貴浩「そういえばあまり椎名は怖がってないよな」

 

椎名「コレくらいならへっちゃらです。これならバ○オのほうが怖いですよ」

 

貴浩「いやいや…さすがにアレと比べたら……」

 

もしコレをアレレベルにしたら今驚いてる連中は失神モノだぞ。

ってかそんなレベルだと一般公開できないだろうよ。

そんな雑談をしながら進んでいくとチェックポイントにたどり着く。

 

貴浩「じゃあ椎名行くぞ」

 

椎名「はいです」

 

「「試獣召喚(サモン)」」

 

 

【現代国語】

 

2-F  織村貴浩  &  椎名雪

     292点     412点

 

     

貴浩「おお、さすが点数高いな。それに腕輪もあるしな。

   それに召喚獣の姿は雪女か?」

 

椎名の召喚獣は雪女の姿をしていた。

 

椎名「そうみたいですね。そういう織村君のは天使ですか?」

 

貴浩「ああ、そうみたいだ。ウリエルっていう天使らしいぞ」

 

3年「さすがだな。Fクラスなのにその点数か」

 

3年「2年のエースは凄いな」

 

貴浩「あれ? 俺のことご存知なんですか先輩方は?」

 

3年「ああ、お前のことは有名だぞ。

   何たって清涼祭の召喚獣個人戦で優勝したり、

   教科合宿で教師相手に立ち回ったらしいじゃないか」

 

貴浩「あらま」

 

まさか強化合宿の件まで知ってるとは……

 

3年「さてでは勝負と行きますね」

 

貴浩「わかりました」

 

それを合図に勝負が始まった。

 

3年生方の召喚獣はいったん木綿と猫娘みたいな召喚獣だ。

 

貴浩「……そういえば椎名。召喚獣の腕輪って使えるのか?」

 

俺は戦闘中ふと気になり椎名に聞いてみる。

実際、椎名は400点以上あるので腕輪持ちに値するからな

 

椎名「腕輪自体はありますね。ではやってみますね」

 

椎名がそういうと雪女の腕につけられている腕輪が光りだす。

そして、雪女から氷の息吹みたいな攻撃が繰り出される。

 

3年「おわっ!?」

 

3年「なんだ!? 召喚獣の足が地面にくっついてるぞ!?」

 

貴浩「……召喚獣にちなんだ能力に変わるみたいだな」

 

椎名「そうみたいですね。私の元々の能力は武器の変換ですからね」

 

貴浩「それはそれで便利だな」

 

明久が今持っている腕輪と同じ能力か。

 

椎名「はい! 私は気に入ったます!」

 

貴浩「なら俺も腕輪使うか。椎名召喚獣借りていいか?」

 

俺は妖怪長から貸してもらった腕輪を使うため椎名に尋ねる。

 

椎名「……なんだかわかりませんがどうぞ。使ってください」

 

貴浩「ではお言葉に甘えて『融合(ユニゾン)』!!」

 

俺はキーワードを告げると俺と椎名の召喚獣が融合した。

その姿は、俺の召喚獣(天使)をベースにしており

髪型が椎名の召喚獣と同じストレートヘアーにかわり羽も氷の羽へと変化した。

 

 

織村貴浩(+椎名雪) 694点

 

 

3年「なんだその姿と点数は?」

 

3年「しかも召喚獣が融合しただと!?」

 

椎名「こ、これは凄いです。融合しましたよ! 私感動しました!!」

 

貴浩「こうなるのか……しかも腕輪付か。なら一気にいくか!」

 

俺は腕輪を発動させると右腕に装備していた剣から炎が燃え上がり

羽からは氷の破片が出現した。

そしてそのまま炎の剣で相手を切り裂き氷の破片を射出して相手にトドメをさした。

 

貴浩「よしっ! 俺達の勝ちだな」

 

椎名「はいそうですねっ! 勝利の鍵は友情と努力と──」

 

貴浩「運だな」

 

椎名「運ですか!?」

 

貴浩「まあ冗談だけどな」

 

そこで俺と椎名はハイタッチを決めチェックポイントを通過し皆のところへ戻っていった。

 

Fクラス攻略完了。

俺と椎名は一旦待機所に戻り、次のEクラスに向けての作戦会議が始まった。

 

貴浩「ただいま」

 

椎名「ただいまです」

 

砂原「二人ともおかえりん♪」

 

なのは「タカ君も雪ちゃんも凄かったですよ」

 

刀麻「ああ、アレは本当に凄かったぞ」

 

俺と椎名は帰ってくるなり皆から賞賛された。

 

貴浩「さてと、次のEクラスだが……」

 

雄二「明久、行って来きたらいいんじゃないか?」

 

明久「う~ん。そうだね。そうしようかな?」

 

貴浩「いや、明久は少し待って欲しい」

 

雄二が明久に提案し明久もそれを受けようとしていたところで俺が待ったをかける。

 

雄二「どうした貴浩?」

 

貴浩「明久と雄二はなるべく出るのを避けて欲しい」

 

刀麻「なんでだ?」

 

貴浩「2人は予約があるだろ。あの常夏にな。

   あの2組はおそらくAクラスにいるはずだ。

   だからその前までに脱落になったら話にならないだろ」

 

雄二「そういうことか」

 

刀麻「それなら心配いらないんじゃないか?

   明久と雄二なら滅多なことが無い限り叫ばないと思うし」

 

貴浩「確かに俺達なら滅多なことが無い限り声は出さないだろうが

   ペアの相手は絶対とは言えないだろ……まあ霧島は大丈夫だろうけど」

 

光一「確かにそうだな。もしもということがあるしまだ始まったばかりだからな」

 

貴浩「そういうことだ」

 

雄二「ならEクラスは……」

 

「「「俺たちに任せとけ!」」」

 

そこでFクラスの面々が前に出る

 

雄二「……一応そのつもりだ。まだ始まったばかりだからな。

   数を減らすわけにはいかないしな」

 

明久「それでチェックポイントはどうするの?」

 

雄二「そうだな。Eクラスは英語のチェックポイントがあるからな。まあ砂原は確定だな」

 

砂原「OKだよ!英語は得意だからねん♪で、相手は誰なのかな?」

 

雄二「成績や操作技術を考えれば貴浩や刀麻、明久、光一なんだが、

   貴浩と刀麻、光一は英語の点数は低いからな。

   明久もさっきの話からするともう少し後になるな。

   まあ相方は今のところは保留だな」

 

砂原「そうなんだね♪ まあ楽しみにしているよ」  

   

そこで俺達は出発したメンバーたちの状況をみるため画面に目を向けた。

 


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