海と旅行と夏休み
肝試しが終了し俺達は夏休みを充実していた。
と言っても俺は明久や雄二たちと1日中ゲームしていたりしただけだけど。
そして俺達は今、光一の使用人の運転するバスに揺られて海に向かっている
どうして海に向かっているかといえば、
それは数週間前のこと・・・
『海?』
今日は最後の補習(Fクラスのみ)の日なので学校に来てる。
そしてAクラスから霧島や優子、愛子、久保、刀麻、砂原、椎名たちも
自己学習しに一緒にFクラスの補講を受けていた。
そして休み時間に
貴浩と明久がふと皆に、みんなで海に行かない?っと聞いてきたのだ
明久「うん、光一がね、夏休みどこにも行けないのは寂しいからって
海につれてってくれるらしいんだ」
貴浩「それで皆も一緒にどうかなって思ってな。宿と車も準備してくれるらしいし」
明久「でも、皆の都合があえばだけど……」
雄二「そりゃあ、ありがたいな。行こうぜ」
翔子「・・・・・・雄二が行くなら行きたい」
楓「そうですね。皆で遊びに行くの楽しそうですしね」
秀吉「そうじゃな。皆で海に遊びにいけるとは楽しみじゃ」
命「いいですね海。今年は熱くなりそうですし丁度いいですね」
康太「・・・・・・行かない理由が無い」
なのは「康太君が行くなら私も行きたいですっ!」
砂原「なら私も行くよん♪ こんな面白そうなこと見逃せないよ!」
椎名「……私も行きたいです」
貴浩「後は優子と愛子、久保に姫路、島田だな。どうする?」
俺はまだ答えていないメンバーに聞くと
愛子「もちろんボクも行くよ♪」
貴浩「あ、愛子!? なんで抱きつく!? 離れろ////」
すると愛子が俺に後ろから抱きつきながら参加する事を言う。
優子「アタシも参加するわ。アタシだって楽しみたいし」
貴浩「……うん、行くのは分かったがなんで優子は俺の手を握ってるんだ?」
優子は何故か俺の手を繋ぎながらそう言っていたのだ。
明久「……貴浩鈍感(ボソッ)」
姫路「そうですね。皆で遊びに行きたいですし」
島田「いいわね、うちも行きたいわ」
明久「うん、じゃああとは久保君だけかな?」
久保「……僕は……」
貴浩「一緒に遊びに行こうぜ久保。
折角の夏休みなんだ。少しくらい羽を伸ばしても罰はあたらないだろ」
久保「貴浩君……うん、じゃあ僕も参加しようかな」
貴浩「決まりだな」
優子「それよりこんな大人数大丈夫なの?」
全員で18人もいるからな
明久「それはそうだね。大丈夫光一?」
光一「それは大丈夫ですよ。安心してください」
そして冒頭に戻る・・・
なのは「康太君、気分悪いなら寝てる?」
目的地の別荘まで光一の自家用バスで言ってる最中、
ムッツリーニがバス酔いを起こしていたので隣に座っていたなのはが
自分の膝をポンポンと叩き頭をそこに乗せるよう促す。
ムッツリーニは乗り物に酔いしやすいからな…強化合宿のときも電車で酔っていたし……
康太「……すまない。ありがとう」
コテンっとムッツリーニが横になってなのはの膝に頭を乗せる
貴浩「クッ……見せつけてくれるじゃないか……」
愛子「羨ましいな……」
優子「ええ…そうね……」
ちなみに席は───
運転席
愛子・優子| |貴浩・光一
命 ・明久|通|康太・なのは
翔子・雄二|路|椎名・砂原
刀麻・久保| |秀吉・楓
姫路・島田| |
後ろは荷物
という感じだ。
優子と愛子もなのはの好意を羨ましそうに見ている。
明久「2人もさっさと貴浩に想いを伝えないと貴浩は気づかないよ。
まぁこの旅行中がチャンスだよね」
優子・愛子「「・・・」」
翔子「・・・・・・私も雄二に膝枕する」
雄二「ちょ?! 翔子、俺は…」
砂原「代表~膝枕ってするのもいいですけどしてもらうってのも悪くないと思うよん♪」
翔子「!・・・なるほど、流石、鈴歌」
砂原「いえいえ~」
雄二「おい、砂原!……はぁ…まぁこれくらいならいいか…」
雄二もだいぶ霧島に甘くなってきたな……もうゴールは近いのかもしれないな。
楓「どんなところなんでしょうね?楽しみですね」
楓が楽しみっといった感じに話し出す
久保「羽鳥君、僕達がこれから行くところはどういうところなんだい?」
光一「まだ内緒だ」
秀吉「まぁつまりは着いてからのお楽しみ、というわけじゃな」
明久「そうだね。聞いたら楽しみが半減しちゃうから
これ以上は聞かないでおこうか…」
貴浩「さて……どんな旅行になるのか楽しみだ」